自己紹介
初めまして。
広島県漁業協同組合連合会内にある広島かき生産対策協議会事務局です。
広島県内には、58の漁業協同組合(以下『漁協』)があり、その内、牡蠣養殖業者(約250経営体)が所属する漁協は40漁協あります。
その漁協を構成員として、牡蠣の生産・出荷方針、業界全体の問題・課題について、協議・対策を行う団体です。
広島県は、全国一の牡蠣養殖を行っており、全国シェア60%以上を占めています。
今年度は、10月20日から出荷開始と定め、水揚げを開始した所、呉市~東広島市を中心に大量のへい死が把握され、現状は江田島市や廿日市市等、西側にも影響が出始め、広島県全域で5~9割の牡蠣に影響が出ております。

牡蠣養殖は、各経営体において一定数の従業員が必要で、地元雇用の一環を担う基幹産業です。この度の大量へい死は、生産者に大きな被害を与え、改善の見込みが立たないとなれば、廃業も余儀ない状況です。牡蠣養殖業者が減ることは、地域雇用を担う場所も無くなることにも繋がり、水産業界・地域全体の衰退にも繋がってしまいますので、是非ともご協力の程、よろしくお願いいたします。
横田広島県知事へ要望書提出
このプロジェクトで下記2点を取組んでいきたいと考えております。
➀牡蠣大量へい死によるカキ殻大量発生に対する活用資金。
②漁業者自ら海の調査・把握を行うため、器具(計測器)の購入・メンテナンス。
プロジェクト立ち上げの背景
【プロジェクト内容➀】
かき殻は鶏の餌や農業の土壌改善の肥料として活用されて来ましたが、近年、鳥インフルエンザの影響等により、需要と供給のバランスが崩れ、牡蠣殻が余る状況が続いております。
海中に『堆積場』という牡蠣生産者がむき身作業やへい死した牡蠣殻を保管する施設があります。この度の大量へい死によって、例年以上に牡蠣殻が大量発生し、堆積場の容量を超える可能性があり、容量を超える様な事態となれば、むき身生産を中止せざるを得ない状況にもなりかねません。
生産者としても、牡蠣殻の活用に向けて海底の底質改善や干潟を作る際に活用する等、取組んでいますが、この度の大量へい死によって、売上(収入)が減少しており、運搬費や牡蠣殻代等の経費負担を賄うことが困難な状況です。
【プロジェクト内容②】
今回の大量へい死について、報道でもある様に【高水温】【高塩分】【貧酸素】等、一つの要因だけではなく、複合的な要因によって起こったと考えております。
環境変化の把握に向けて、広島県と連携を取り、水温センサー等の設置を行い、海の環境調査・把握に向けて整備を進めている状況でした。
うみログ本体

漁業者自ら日々の海中状況(水温・酸素量や塩分値)の推移・把握することで、将来今回と同様の被害が起きた際でも比較・活用出来るデータになると考えております。
また、海の状況を把握することは、かき養殖業者だけではなく、魚が育つ環境かどうかを把握する情報となり、水産業界全体の向上に繫がる物と思っております。
しかし、測定器に関しては、1台が高額な物となっており、安易に購入することが出来ないという状況となります。
現在の準備状況
【プロジェクト内容➀】
牡蠣殻は、多孔質で炭酸カルシウムであるため、海底のヘドロ(有害物質)を付着・分解させ、海底改善に活用されております。
牡蠣殻が活用されるためには不純物(針金や養殖パイプ等)が入らないことが前提であり、各生産者の作業場において、分別・混入防止に努めております。
また、道路工事(コンクリート製品に活用)や民間企業における牡蠣殻活用案件にも活用出来る形を進めています。


【プロジェクト内容②】
大量へい死について、日を追うごとに影響の範囲や規模が大きく変化しており、県内全体の情報収集・把握に努めると共に、鈴木農林水産大臣を始め、広島県選出の国会議員の方々、横田広島県知事も現場にて漁業者の現状を知って頂いております。
漁業者側も、国や県に向けて要望・協力要請を行い、既存センサー設置箇所の見直し・追加購入出来た際の設置案について、県水産課・研究機関含め、協議・検討を進めている状況です。

リターンについて
広島県漁業協同組合連合会において、広島かきの冷凍・常温商品の加工・製造・販売を行っております。
その中から、商品4種類を少量ではありますが、準備させて頂きましたので、広島の味を味わって頂ければ幸いです。
〇かきカレー
盛り付け例
〇かきの土手鍋セット
調理例
〇広島産大粒かきフライセット
盛り付け例〇かきづくしセット
盛り付け例
最後に
広島県産の旬の牡蠣を食べることをお待ちしている全国の消費者の方々に対し、提供出来ない事態も発生しており、心苦しい気持ちで一杯です。
また、被害については、瀬戸内海全体に広がり、広島県だけの問題ではなくなってきております。その中でも、この度の原因究明・対策に向けて漁業者全体としても積極的に取組み、課題を乗り越え、今後も牡蠣養殖に励み、皆様方へ安心・安全な商品提供が出来るように取組んで参りたいと思っております。








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