[ 僕はずっと、限られた時間の中で財布を作ってきました ]
革を無駄にできない。失敗すれば家計に響く。作れる時間は、仕事前の早朝と家族が寝た後の深夜。そんな環境でもやめられなかったのは、この手で何かを生み出すことで家族との時間を増やし、経済的に安心させたかったからです。この財布は、僕自身、そしてこの財布を使う皆の日常を豊かにするために設計されました。
毎日の作業時間はam0〜6時の間で2〜3時間。自宅の一室を物置兼工房として作業しています。
工房があるわけでもない、潤沢に設備、道具があるわけでもありません。革を漉く機械も専用のミシンもありません。工程を増やせば、お金もかかり、完成までに時間もかかる。
だから僕は、1枚の革から直線パーツだけで切り出す構造に辿り着きました。
作る時間を削るための設計は、そのまま使う人の時間を守る構造になりました。
一つの長財布を作るのに必要なパーツは5枚の長方形のみ。後述するミニモデルは4枚。
[ ボタンは一つだけ、不要な金具、装飾もありません ]
決済のたびに、ほんの数秒時短になる。ボタンを開ければ、お札もコインもカードも、直感的に出し入れできる。この財布は、毎日の中で少しずつ時間を稼ぐ道具です。
[ 一針ずつ、すべて手縫い仕上げ ]
国産の本革を使い、すべて手縫いで仕上げています。
高級に見せたいからではありません。一針ずつ確認しながら進められる。革がもったいないから失敗も許されない。作業途中で止めても、翌日そのまま続けられる。それが、限られた時間しか持てない僕が作り続けるための唯一の方法でした。限られた時間で“一度のミスもなく最高品質を作り続けられる製法”だったからです。
手縫いならではの風合いを活かした、ステッチ、糸の太さ。耐久性と作業効率から必然この形になりました。
コバ磨きも徹底。工程を省くとはいえ、妥協はどこにもありません。
[ 2mm厚で統一されたベジタブルタンニン鞣しの国産牛革 ]
表面はブラック。使い込むほど、下地のブラウンが現れます。
この財布は消耗品ではなく、時間を刻み楽しむ道具です。
全パーツを2mm厚のレザーで統一。丈夫ながら厚みのゴワつきもない独自設計。
カードポケットは2つ、取り出しやすい形状で2枚ずつ収納。他にもカードは手前のフリーポケットに充分収納可能。
折り返しのパーツがなく革の劣化を軽減、お札も余裕を持って収納可能。
コインポケットも大容量、見やすく出し入れしやすい設計。
[ 革の切り出し中に気づき、生まれたミニモデル ]
生き物から頂く有限の素材であり、一つ一つ形もサイズもバラバラ。直線的とはいえ端革を出さずに切り出す事に限界を感じました。そこで完成品自体を小さくするミニモデルに至りました。これで端革の無駄をより減らす事ができました。
使う素材もデザイン、仕立ても同じ仕様。
カードケース、コインケースとしても使える便利なサブアイテム。
ミニモデルに必要な革はこの4枚のみ。
[スケジュール]
2月:革、金具仕入れ、3月リターン品製作開始
3月:4月リターン品製作開始
4月:5月リターン品製作開始
5月:6月リターン品製作開始
※本革の特性上、仕上がりに個体差があります。また本革の風合いを活かすため、革の表面に余計な加工はしていないため、シワや革本来の模様があります。一つ一つ手作りの魅力と捉えていただければ幸いです。
製作に遅れが出たり、仕様の変更がある場合は即時、活動報告欄よりご報告いたします。
[ 最後に ]
この挑戦がうまくいかなければ、私は“ブランドを持つ”という夢を諦めようと思っています。
頼まれたときだけ作る、趣味の延長の世界に戻ります。それが、家族をこれ以上不安にさせないため決意した選択です。
でも、もしこの財布が誰かの手に届くなら、それは、一人で作り続けてきた時間が間違っていなかったという証明になります。
高級な財布ではありません。これは、僕と同じように時間を大事にして生きたい人のための財布です。
皆様には、今の当たり前に感じる時間、今一緒ににいてくれる人、家族を大切にしてほしいです。
どうか、あなたの毎日にこの財布を加えてください。
今までたくさん失敗を繰り返し至った覚悟です。
ご支援の程、よろしくお願いいたします。
横井マサカズ






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