「はじめに、ご挨拶」
はじめまして。
「平田こうじ店」5代目店主の平田剛(ひらた ごう)と申します。
私たちは北海道東川町で、大正13年の創業以来、家族経営でこうじと味噌づくりを続けてきました。
大雪山山麓から湧き出るおいしい水と、北海道産の米・大豆を使用し、添加物を一切使用しない伝統的な製法で、こうじと味噌をつくり続けてきました。
私自身はもともと、家業とは別の道でビジネスマンとして働いていました。
家業を継がずに生きていく選択肢もありましたし、先代である父からも「継いで欲しい」とは一度も言われませんでしたが、
それでも10年前、会社を辞めて店に戻ったのは、102年間変わらぬ製法でつくり、地域に愛され続ける”本物の味噌”を、自分の代で終わらせたくないと思ったからです。
5代目店主 平田 剛
「平田こうじ店の味噌は、他と何が違うのか」
一般的に、安価な大量生産の味噌は熟成期間が短く、加熱処理によってこうじの動きを止めています。
一方、1年間じっくりと熟成させ、加熱処理を行わず、「こうじが生きたまま」お届けする当店の手づくり味噌は、旨みが深くて口当たりが良く、お湯に入れるとさっと溶けてしまうほどのやわらかさ。
大人の数倍味覚が鋭いともいわれる子どもに人気なのも特徴です。
給食としてもご提供していますし、「子どもがこの店の味噌の味噌汁しか飲まないから」と、遠方から買いに来られる方もいらっしゃいます。
創業から変わらない製法の、「仙年みそ」
「小さな蔵が直面している現実」
こうした本格的な味噌をつくる蔵は、かつては日本各地に、当たり前のように存在していました。
しかし今、物価の高騰、後継者不足、低価格な大量生産の味噌の台頭などを背景に、閉業する蔵が相次いでいます。
平田こうじ店も、例外ではありません。
糀は4日かけて作る。それを360日続けています。
「どれだけ高くなっても、平田の味噌を買うよ」と言ってくださるお客さまがいる一方で、
原材料費の高騰による価格改定をきっかけに、離れていってしまったお客さまがいることも事実です。
このままでは、本格的な味噌の文化が、静かに失われていく。
そんな危機感を、私たちは常に持っています。
「今回の挑戦 ― 味噌汁スタンドについて」
私たちはこれまで、伝統を守るだけでなく、味噌やこうじを軸にした新商品の開発や、幼稚園児たちと一緒に味噌を仕込む食育の取り組みなどを続けてきました。
本格的な味噌の味に触れる機会を、できる形で増やしていくこと。
それが、これまで一貫して取り組んできたことです。
そして今回、私たちが新たに取り組みたいのが、「テイクアウトの味噌汁スタンド」です。
いまは物価が上がり、味噌を「試しに買ってみる」ということが、以前より難しくなっています。
寒い日の多い東川の地で、仕事や観光の合間に車で立ち寄り、コーヒーのように気軽に味噌汁を手に取り、「ホッ」と一息ついてもらう。
そこで本格的な味噌の味を知ってもらい、自分に合う味噌を見つけてもらう。そんな場をつくりたくて、選んだ企画です。
コロナ前の試作品。
実は数年前、より多くのお客さまのご要望に応えるため、店舗や工場の改装を含めた計画を進めていましたが、突如襲ったコロナ禍により、計画を止めざるを得なくなりました。
今回の取り組みは、その計画を再び動かすための第一歩でもあります。
ただ、飲食店営業の許可をとるためには、換気扇、水回りなど、店舗の改装が必要となります。ぜひ、皆様のお力をお貸しください。
「リターンについて」
私たちの挑戦を応援してくださる方への感謝の気持ちとして、普段は品薄になりがちな商品や、通常販売していないクラウドファンディング限定のセット・体験をリターンとしてご用意しました。
代々守り続けた、確かな味わいをお届けします。
味噌づくりの工程上、ごくわずかしか生まれない希少な「たまり汁」や、
数量に限りがありすぐに売り切れてしまう「ヨーグルトに入れる甘いもの」をはじめ、
・初めての方向けのシンプルなセット
・料理好きの方向けの詰め合わせ
・店主と直接交流できる体験型リターン
・世界に一つだけの「あなたの味噌」を仕込む特別プラン
など、
これまで平田こうじ店を支えてくださった方にも、
初めての方にも選んでいただける内容を揃えました。
詳細は、リターン一覧をご覧ください。
「今後の予定」
2026年
1月:クラウドファンディング開始
2月:店舗改装着手・完了
3月:飲食店営業許可申請・取得
4月:味噌汁スタンド(仮称)営業開始
5月~:リターン品発送※
※一部リターン品は性質上、発送までにお時間を頂戴します。
「最後に」
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
私たちは、伝統的な製法の本格的な味噌文化を守りたい、そして、家族の真ん中に味噌汁がある暮らしを次世代につなぎたい、そう思っています。
味噌汁を飲んだ時、「ホッ」として、たとえ夕食の時間がバラバラでも、離れて暮らしていても、なんとなく家族のつながりを感じられる。
日本に昔から根付くこの感覚が、子や孫の代までつながりますように・・・
平田こうじ店、102年目の挑戦をぜひ応援していただけましたら幸いです。
2026年1月5日、店舗前にて。




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