能登に移住して5年、『ブルーテック合同会社』代表のKDこと、北出 弘紀(きたで ひろのり)と申します。 石川県加賀市に生まれ育ち、釣り具の開発等を仕事にするほど、釣りまっしぐらの⼈⽣を過ごしてきました。(詳細はプロフィールで)海外での単身赴任中、様々な国の海や川での釣りも経験してきましたが、かねてから親しんできた地元・石川県の【能登半島】が、魚種の多様性において、釣り人にとって世界に類を見ない圧倒的な魅力を持っていることにあらためて気づかされ、パンデミックでラパラを退社した後、自分の終の棲家として、能登に移住しました。
移住後、コロナ禍では海に関わる仕事を続けていたのですが、苦しい時期を乗り越え、さてこれから次のステップに向けて歩んでいこうとしていた矢先、ご存知の通り、2024年1月1日に能登半島で最大震度7の大地震が発生してしまいました。今も多くの人が生活再建に困難を抱える中、復興のスピードに疑問を感じ、能登を忘れて欲しくない思いで能登半島発の新たな釣りブランド【NOTOMON】を立ち上げる決意をしました。
能登の復興を後押しするため、記念すべき第1弾として、『サーフで投げて巻くだけでイカが釣れるキャスト専用エギ』を開発し、お届けします!

近年、大人気のエギング。 エギ(餌木)という日本古来の擬似餌が進化し、餌を使わない手軽さや独特の存在感、その美しさから女性にも人気急上昇中の釣りジャンルです。しかし、アオリイカを狙う初心者にとっては、ベテランのように竿を煽ることは難しく、「最初の1杯が遠い」と感じる人も多いと想像します。
従来のエギングは、岸でも船でも、明るい昼間に釣りをすることが多いと思います。ところが、実はアオリイカは【夜行性】。昼間は、少し深場の水底に近い障害物や藻の間に身を潜め、夜に備えて休んでいる状態です。そこにエギをゆっくりと沈めて着底させ、竿を激しく煽ることでイカを目覚めさせるわけですが、エギをシャクった後に沈ませる時、ライン(釣り糸)にテンションがかからないため、従来のやり方では「アタリ」を得られる感触が分かりにくく激ムズなのです。
その苦難さを魅力に感じるファンも多いと思いますが、「最初の1杯が釣れる前に心が折れそう!」「もっと簡単にイカを釣りたい!」 という声にお応えすべく、「泳ぐ」特徴を備えたエギ『NOTOMON スイムマスター』を開発しました。

従来のエギングでは、昼間、アオリイカが潜んでいそうな場所を狙う「ピンの釣り」ですが、 先述した通り、イカは元来「夜行性」です。今回ご紹介したいのはイカが活発に海を泳ぎ回り、餌を喰いまくっている夜の時間帯を狙う釣りです。え?それだけ?と疑う人もいるかもしれませんが、イカが元気にその場所を泳いでいれば、エギを投げて巻くだけで釣れるのです。
ただし、夜の海は慣れていないと大変危険です。そこで、比較的エントリーも容易で安全、駐車場やお手洗いも確保しやすい砂浜、いわゆる『サーフ』の釣りを私はお勧めします。
サーフでのルアー経験者は分かると思いますが、夜にシーバスを狙っているとアオリイカがルアーを襲ってくることは珍しいことではありません。そもそもシーバスも夜行性で餌を摂るために岸に寄ってくるわけですから、餌を食べたいイカが、同じベイトフィッシュを狙って岸に寄ってくることは、理にかなった現象です。
今回ご紹介するエギは、ボディー全体に水を受けることで、いわゆるS字に軌道を取る設計となっており、 巻いて使うルアーのようにリップがなくても「泳ぐ」機能が備わっているため、餌を求めて活発に動き回っているイカに向けて強くアピールすることができます。

NOTOMONスイムマスターの特徴はコレだ!
基本スペック(フローティング) サイズ3.1号(全長95mm) 重量17g

エギを巻いてくる時にしっかり水流を受けとめるため、通常よりも太めに設定しています。通常のエギは、エギをしゃくって頭を下にしてゆっくり沈ませる、という機能を最優先しており、あえてエギが泳がないように作られています。しかし、NOTOMONスイムマスターは、夜間にイカが餌を求めて元気に泳いでいる時を狙うため、S字軌道で「泳ぐ」設計に。さらにウエイトやカンナ(針)の重量バランス、その他細かい設定の結果「投げて巻くだけで泳ぐエギ」が実現しました。

NOTOMONスイムマスターのサイズは【3.1号】、フローティングモデルは【17g】、シンキングは平均的な3号に⽐べると少し重めの【19g】を設定、本体内部には⾵の影響を受けにくい「重⼼移動システム」が搭載されています。このシステムは、まさにサーフなど⾶距離が必要なフィールドで使⽤するミノープラグなどに採⽤されている実例が多く、⾵の影響を受けやすいサーフでは強い味⽅になることは間違いありません。エギで採⽤してるメーカーはまだ少ないため、是非その差を体験してみてください!

夜間は海の表層近くにいたアオリイカも、日没前や夜明けの明るい時間になると、海底の近くを泳ぐ傾向が強まるため、しっかり底までエギを沈めて巻いてくることも有効となります。障害物の少ないサーフでは、比較的根掛かりが少ないメリットがありますが、それでも底に障害物がある可能性も考慮したいところ。
NOTOMONスイムマスターのアゴの部分には、先端まで繋がったシンカー(オモリ)が装着され、エギが底の障害物に引っかかりにくい構造になっています。シンキングモデルの場合、前方下部に重量を集中させ、かつシンカー底部の形状をフラットにすることで海底での座りが良くなることは、底を意識しているイカを誘惑する「最高の武器」になるということもお伝えしておきましょう。

エギを使ったイカ釣りの原点は「引っ張り」という横の動きでイカを誘う手法が一般的でした。その後、ルアーアングラーが見出した竿の煽り(ジャーク)によるエギの瞬間移動がアオリイカの狩猟本能のスイッチを入れ、ダートした後にゆっくり沈む「フォール」でイカがエギに抱きつく、これが近代エギングの基礎です。
この一連の動作の流れは揺るぎなきものであり、様々なエギの進歩が続いているとは言え「シャクって沈める」ことはエギングのスタンダード。しかし、年々増加するイカ釣りファン、同じ動作の繰り返しなのか、この基本ルーティーンに陰りが見えてきたことは多くのエキスパートが感じているはず...
やはり時代は巡る?偶然も続けば必然となる?ではないですが、いよいよ時代はエギの「横移動」の時代に突入してきたと感じ、このスイミングマスター誕生の起源となりました。そしてNOTOMONスイムマスターのシンキングタイプは、巻きの釣りにも適していますが、シャクればダートしゆっくり沈下。一般的なエギと同様の使い方もできます。
しかし、フローティングタイプはエギの常識を逸したタイプで、水面直下を泳がせるために作りました。ここはやはり釣りの難しさであり面白さでもありますが、早く巻くほうが良い場合、遅く巻く方が良く釣れる日もあり、表層付近を攻める時はフローティングタイプは大きなアドバンテージを生みます。
明るい時間帯の浅場攻略、今までは諦めていた場所でも、フローティングタイプなら根掛かりを極限まで回避して攻めることができる。これは人の手が入っていない場所の攻略という意味でも大きなアドバンテージとなります。
今回はこの「唯一無二」のフローティングタイプを、是非とも「巻きの釣り」で使ってみて頂きたく、リターン品のメインアイテムとしてご用意させて頂きました。(シンキングタイプはクラファン終了後に公式ページより販売を開始する予定です)

サーフでのエギングがはじめての方に向けて、実際にこのエギを使う際のポイントをお伝えします!

夜通しの長時間釣行は、様々なリスク回避の観点からお勧めはできないため、夕方から夜、もしくは夜から日の出に向けた「マヅメ時」の短期決戦をお勧めします。いずれにしても暗い場所で釣りをするわけですから、特に初めての場所は明るいるいうちに下見をして、周囲の状況をしっかり把握しておきましょう。

特に、夏~初秋にかけては、砂浜にいるシロギス等が餌になることも多いので、「投げて巻くだけ」とは言いながら、水面から中層、底に至るまで、様々な層を探ってみると更にアオリイカに出会える確率が上がります。それと、もう一つ試してみてほしいのは、底を狙う時には、カニやエビが跳ねるイメージでチョンチョンと底でエギを動かすこと。これがメチャクチャ有効な時があります。
ただしこれには少しコツがあり、イカが追いかけてきてエギをしばらく観察してから抱くことが多いので、動かした後はしっかりポーズを入れて止めることが肝になります。


⼀つは、「サーフエギング」の普及です。
近年、釣り業界は、⼥性ファンも急増し、専⽤アパレルブランドも続々誕生するなど、人気が高まっています。 しかしながら、⽔辺の迷惑駐⾞・夜中の騒⾳問題・ゴミのポイ捨てなど、一部の心無い人によるマナー、配慮の欠如から「釣り⼈お断り」「⽴ち⼊り禁⽌」となってしまった場所が増えています。
それに伴って直⾯しているのが「アオリイカを釣りたいけど、場所がない」問題。 そして、この問題の緩和⽅法の1つとして提案したいのが「サーフエギング」の普及です。
サーフは⽂字通り砂浜で、海⽔浴場や公共施設を伴っている所も多いので、⽐較的、駐⾞場やトイレが確保されている場所でもあります。今まで、アオリイカのエギングにおいて全くノーマークだった砂浜の海岸ですが、これまで述べて来たように十分可能性を秘めた釣り場です。

もう一つは、釣具の材料に「鉛を使わない(LEAD FREE)」という考え⽅です。釣具の中でも特にルアーは餌の⼀つであり、障害物の多い⽔中で使えばロストすることがあります。釣りのベテランともなれば、技術の蓄積でルアーのロストはほとんど回避できますが、それでもゼロにはなりません。
ルアーのロストを完全には防げないからこそ、できる限り、海や、魚を⼝にする全ての生き物への負担が少ない道具を提供することが、NOTOMONのミッションと考えています。エギやルアーはプラスチックや金属を使った工業製品ですから、自然に影響のある材料を全くゼロにすることは不可能ですが、これから作っていく全てのルアーには、生物への影響が大きいと言われている鉛を使わないことをブランドポリシーとしていきます。
重心移動システムに使用するウエイトはタングステン合金、エギのアゴ部分に装着しているシンカーはフローティングタイプ、シンキングタイプ共に、比較的毒性の低いジンク(亜鉛合金)を使用しています。


今回のクラウドファンディングでは、世界初となる「フローティングタイプ」のエギを中心にリターン品をご用意させて頂きます。今後は、クラウドファンディングが終了した後も、NOTOMONブランドとして商品を販売していく予定ですが、その際、一般的に流通する「NOTOMONスイムマスター」は、シンキングタイプのみであり、フローティングタイプは公式サイトのオンライン販売に限定することになります。
これはエギのフローティングタイプが一般的でないため、特徴を知らずにお客様が購入されてしまうアクシデントを避けるためで、当面は公式オンラインショップのみの扱いとなることもあり、この度のクラファンではフローティングタイプを中心にリターン品として提供させて頂くことをご理解願います。
特にクラファン限定スペシャルカラーとなる5色の製作には、かなりの原価がかかってしまっており、「限定」とは言いながらコスト面での負担も大きく、今回のリターン品限りにさせて頂きます。それゆえに気合の入った能登、石川の和を感じて頂ける仕上げとなっていますので、この機会に是非ともお求めを頂ければと思っております。

クラファンスタートを記念し、今回リターンとしてお送りする【10,000円のセット】は、上記スペシャルカラーの中から1色をお選び頂き、今後発売となる、以下の基本カラー10色から4色をランダムにピックアップした合計5本セットでお届けをさせて頂きます。(なるべく色目が被らないようにセットしますが、カラーの指定はできませんのでご了承ください。)
基本のカラー名などの詳細は、活動報告の中で随時追加していきますので、お楽しみに!

リターンのセットは全てNOTOMONスイムマスターの真骨頂であるフローティングタイプとなりますが、もしも早期に目標金額を達成し、ご用意している基本カラーのフローティングタイプが上限数に達した場合、もしくはシンキングタイプのご要望が多かった場合、達成までもう一息!のタイミングや、ストレッチゴールの設定と同時に、新リターンとして「シンキングタイプ」を追加する可能性もありますので、その場合はぜひご検討をお願いします!
能登半島はイカに限らず、多種多様なターゲットが生息する「釣りの聖地」。半島の西部から北部にかけては、荒波が押し寄せる外海が広がり、北部から東部にかけては、穏やかな浅瀬・七尾湾と、最大深度1,200mに達する深海・富山湾が広がっており、この複雑な地形がもたらす魚種の豊富さは世界トップクラス-「天然の生簀」とも言われています。砂浜・磯場・防波堤と釣り場のタイプも多様で、特定の魚種や釣り方に絞った専門的な遊漁船も多く、年間を通して、全国から熱心な釣り人が訪れています。
しかし、2024年1月1日16時10分、石川県能登地方で最大震度7を記録する大地震が発生しました。海沿いでは津波が襲来し、輪島周辺の港や海岸線の陸地が最大約4m隆起したことは、ニュース等でご存知の方もいると思います。直接死228名に加え、今もなお災害関連死の数は増え続けており、これまでに全半壊となった被災家屋も約3万棟にのぼります。公費解体が進む一方で、見渡す限り空地が広がる地域もあり、復興には10年かそれ以上かかると言われるほど、能登半島地震の復興は簡単ではないと見込まれています。
特に、地震後の調査により、驚異的な地形変化が起こったことが明らかになりました。地球規模の地殻変動は、海流にも影響を及ぼし、本来であれば追いかける漁業ではない能登の定置網でも、今までの場所が通用しない大きな変化が起こっています。長年、漁師さんや釣り人が蓄積してきた地形的なデータは、ほぼリセットされてしまったと言っても過言ではありません。
しかしながら、地形が変わったから魚やイカがいなくなったわけではなく、そのリセットされたフレッシュな状態から、また新たに宝を探し出すやり甲斐も感じながら、日々のフィールド開拓に取り組んでいます。この2年間で能登半島を以前にも増して徘徊していますが、新たに発見したポイントは多数あります。
これからもフィールド開拓を楽しながら新しい釣り方、新しい道具の開発を続けていきます。
地震発生当時、私は⾥帰りのため県南部にある実家(加賀市)におり、そこで感じた揺れですら⼈⽣最⼤級でしたから、震度7、6という能登の揺れは相当なものだったと容易に想像ができます。幸い、能登にある⾃宅は「準半壊判定」で⼤きな被害は免れましたが、事務所は今も仮設水道のまま。何度も目の当たりにしてきた奥能登地域の悲惨さは、発⽣から2年が経過した今⽇においても、住⺠に⼤きな影響と負担を与えています。
そんな中、自分がこれまで歩んできた釣りというキャリアで、能登の復興を後押しできる可能性も感じました。能登発信のプロダクトを自分が手がけることで、能登への思いを失わないで欲しい... 還暦過ぎの老兵ではありますが、この能登半島で釣りのブランドを⽴ち上げる決⼼に⾄りました。
このプロジェクトでは、元来釣りのメッカである能登半島を「イカの聖地」としてさらに全国に知らしめるために、最新の釣具を、今の能登のリアルなフィールドで研究開発し、その成果を全国に届けることによって、釣りを通じて再び多くの人が能登を訪れてくれる、そんな未来の復興を拓きます。そしてその先に、能登半島全体が、釣具の原産地となること、ひいてはそれが地域の産業となって世界に広がり発展していくことが、私の一つの願いです。
BLUETECH合同会社 北出 弘紀
【スケジュール】
1月6日頃 クラウドファンディング開始
1月上旬 公式ホームページ公開
1月16日〜18日 パシフィコ横浜 釣りフェス2026 出展
1月31日 クラウドファンディング終了
3月中 アパレル 販売開始
4月中 リターン発送
5月 エギ オンライン販売開始















コメント
もっと見る