プロジェクトの実行者について
「もし自分や大切な人が、住んでいる場所の違いだけで、受けられる医療が変わってしまうとしたら——。」
私は医学生として学ぶ中で、この問いから目を逸らすことができなくなりました。病気そのものの重さだけでなく、「どこで生きているか」が、その後の人生を左右してしまう現実が、確かに存在しています。
はじめまして。
私は四国地方の国立大学医学部に在学している5年生の岡田と申します。
このページを開いてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。私は将来、地域に根ざし、どの土地でも「ここで診てもらえてよかった」と思っていただける医師になることを目標にしています。その原点となる学びの場として、今回、沖縄中部病院での研修に挑戦したいと考えています。
私は幼い頃から、「誰かの役に立てる人間になりたい」という思いを漠然と抱きながら育ってきました。特別なきっかけがあったわけではありません。ただ、困っている人のそばに立ち、その人の不安や苦しみを少しでも軽くできる存在でありたい——その気持ちだけは、いつも自分の中にありました。
18歳のとき、私は医師ではなく、まず薬学の道を選びました。都内の大学の薬学部研究科コースに進学し、小児がんや精神疾患など、「運」や「環境」によって罹患してしまう病気、そしていまだ治療法が確立していない疾患に対して、新しい薬を通じて貢献したいと考えたからです。
在学中の3年間、指導教員のもとで新規抗うつ薬の基礎研究に携わり、国内留学として他大学の研究室も経験しました。研究に打ち込む日々は充実していましたが、同時に、次第にある違和感を抱くようになりました。
新薬の研究・開発には、多くの制限があります。研究テーマは個人の「救いたい」という思いだけでは決められず、社会的な需要や流行、資金の問題が大きく影響します。「本当にこの研究は、目の前で苦しんでいる患者さんに届くのだろうか」「今、助けを必要としている人の力になれているのだろうか」——そう考えるほど、研究者としての自分の進路に迷いが生まれていきました。
悩み続ける中で知ったのが、医学部編入学という制度でした。医学部以外の学部を卒業した人間が、医師を目指して医学部に進学できる道がある。その事実を知ったとき、「患者さんのそばに立ち、直接向き合える医療をしたい」という、自分の中にずっとあった思いに、ようやく正直になれた気がしました。
大学卒業後、1年間必死に勉強し、現在の医学部に入学することができました。
医学部での学びを重ねる中で、私の目標はより明確になっていきました。それは、地域に根ざした医療を担う医師になることです。地方では、医師不足や医療資源の偏在が深刻で、患者さんが「住んでいる場所」によって受けられる医療が左右されてしまう現実があります。だからこそ、地域の現場を知り、限られた環境の中でも最善を尽くせる医師になりたいと強く思うようになりました。
その思いから、私は沖縄中部病院での研修(実習)を希望しています。沖縄中部病院は、地域医療の最前線でありながら、若手医師や学生への教育に力を注ぎ、患者さん一人ひとりに真摯に向き合う医療を実践している病院です。ここで学べることは、教科書や講義だけでは決して得られない、現場の医療そのものだと感じています。
しかし、沖縄での研修には、渡航費や滞在費など、学生にとっては決して小さくない経済的負担が伴います。そこで今回、このクラウドファンディングを通じて、皆さまのお力をお借りしたいと考えました。
皆さまからのご支援は、私にとって単なる金銭的な援助ではありません。「この経験を、将来必ず医療の現場に還元してほしい」という期待と応援だと受け止めています。沖縄中部病院で得た学びを、自分の中だけに留めるのではなく、将来出会う患者さんや地域医療のために、必ず活かしていくことをお約束します。
まだ未熟な医学生ではありますが、これまで迷い、悩みながらも、自分なりに「人の役に立つとは何か」を考え続けてきました。この挑戦が、医師としての原点になると信じています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
どうかこの一歩に、温かいご支援・ご声援をいただけましたら幸いです。
このプロジェクトで実現したいこと
私が沖縄中部病院で学びたいのは、単なる疾患の知識や手技だけではありません。限られた医療資源の中で、どのように優先順位をつけ、チームで判断し、患者さんにとって最善の医療を選び取っていくのか、その「思考の過程」を現場で体感したいと考えています。
沖縄中部病院は、救急医療・総合診療を軸に、年齢や臓器、疾患にとらわれず、まず「目の前の患者さん全体」を診る医療を実践している病院です。診断がつく前の段階から患者さんに向き合い、複雑な背景や生活環境まで含めて判断する姿勢は、将来地域医療を担う医師にとって欠かせない力だと感じています。
特に私は、救急外来での初期対応や、複数の問題を抱える患者さんへの総合的なアプローチ、多職種と連携しながら診療を進めていく現場を間近で学びたいと考えています。教科書通りにはいかない状況の中で、「何を優先し、何を守るのか」という判断を積み重ねる経験こそが、医師としての土台になると信じています。
沖縄中部病院での研修を通して、知識や技術だけでなく、医師としての姿勢や覚悟を学び、それを将来、自分が働く地域医療の現場に必ず還元したいと考えています。
1. 地域医療への貢献についての具体化
「実習で得た知見をレポートにまとめ、地域医療の課題や対策を示す活動を行います。」
2. 広く共有できる学びの可視化
実習で得た経験や学びを、医療関係者や学生を対象としたレクチャーやオンライン報告会で共有。
プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトを立ち上げた背景には、私自身の進路の選択と、医療現場を知る中で強くなっていった問題意識があります。
私はもともと、医師ではなく研究者として医療に関わる道を選びました。薬学部で研究に携わり、新しい治療薬の開発を通じて患者さんを救いたいと考えていたからです。しかし研究を続ける中で、新薬開発には多くの制約があり、必ずしも「今、目の前で苦しんでいる人」に届く医療ではないことを痛感しました。その経験から、患者さんのそばに立ち、直接向き合いながら医療を提供できる医師という立場に、強く惹かれるようになりました。
医学部に編入学し、臨床の学びを深める中で、もう一つ大きな現実に直面しました。それは、住んでいる地域によって、受けられる医療の質や選択肢が大きく異なるという事実です。地方では医師や医療資源が限られており、「診られない」「選べない」状況が日常的に起こっています。この現実を知るほど、将来は地域医療に携わり、どの土地でも患者さんに安心してもらえる医師になりたいという思いが強くなっていきました。
その中で出会ったのが、沖縄中部病院での研修という選択肢です。沖縄中部病院は、地域医療の最前線でありながら、救急医療や総合診療を中心に、限られた資源の中で最善を尽くす医療を実践してきた病院です。ここで学べるのは、疾患の知識や技術だけでなく、状況に応じた判断力、チームで医療を進める姿勢、そして患者さん一人ひとりと向き合う覚悟だと感じています。
しかし、沖縄での研修には、渡航費や滞在費など、学生にとって大きな経済的負担が伴います。医学部の学業と並行して十分な資金を準備することは容易ではなく、それでもこの貴重な学びの機会を諦めたくないという思いから、今回このプロジェクトを立ち上げることを決意しました。
このプロジェクトは、私個人の経験のためだけのものではありません。沖縄中部病院で得た学びを、将来、自分が関わる地域医療の現場に還元し、その先で出会う患者さんや地域社会に繋げていくことを目的としています。その第一歩として、皆さまと共にこの挑戦を形にしたいと考えています。
これまでの活動と準備状況
これまで私は、医学生としての土台を築くことを第一に、日々の学業に真摯に取り組んできました。講義や実習を通じて、疾患の成り立ちや診断・治療の考え方など、基礎的な医学知識の習得に力を注いできました。特に「なぜその判断に至るのか」という思考過程を大切にし、単なる暗記ではなく、臨床で活かせる理解を意識して学んでいます。
また、大学外でのボランティア活動にも継続して参加し、地域医療の現場に触れる機会を重ねてきました。そこでは、医療者の視点だけでなく、患者さんやご家族の立場から医療を見ることの大切さを学びました。限られた時間や資源の中で、不安を抱える患者さんにどのように寄り添うのか、言葉や態度一つひとつが医療の質に直結することを、現場で実感してきました。
こうした経験を通じて、「知識や技術だけでは、良い医療は成り立たない」という思いが、私の中でより強くなりました。だからこそ、患者さん全体を診る姿勢や、チームで判断を重ねていく医療を実践している沖縄中部病院で学びたいと考えるようになりました。
今回の沖縄中部病院での実習に向けては、可能な限りの準備を進めています。これまでの講義内容や臨床実習で学んだことを振り返り、基礎的な知識や診療の流れを再確認するとともに、救急医療や総合診療に関する文献や資料にも目を通しています。ただ実習に参加するのではなく、現場での一つひとつの経験を確実に自分の糧にするための準備です。
この実習を「特別な経験」で終わらせるのではなく、将来の地域医療につながる確かな一歩にしたい。その思いを胸に、学びを受け取る準備を整えてきました。
リターンについて
500円リターン:地域医療の実態報告と学びの共有
詳細情報
実習終了後に地域医療の実態や学んだことをまとめた内容を以下の形で支援者の皆様にお届けします。
・内容
①オンライン報告会への参加権
②沖縄中部病院での経験をもとにした講演会(支援者限定・オンラインも可)
・提供方法:
オンライン報告会および講演会は、Zoomなどのオンラインツールを使用して実施
・開催日時(オンライン報告会および講演会):
2026年 7月 18日,19日(予定)
※詳細な日時は後日ご案内いたします。
・有効期限:
オンラインイベントは26年8月31日までにご参加ください。
・注意事項:
オンラインイベントへの参加リンクは、登録されたメールアドレスにお届けいたします。
安定したインターネット環境をご準備ください。
イベント内容は変更となる場合がありますので、事前にご確認ください。
スケジュール
2026年5月下旬 クラウドファンディング終了
6月8日 実習開始
7月3日 実習終了
7月 リターン発送
最後に
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
私が沖縄中部病院で学びたいと願っているのは、特別な称号や経歴のためではありません。将来、地域で医療を必要とする人の前に立ったとき、「この人になら任せたい」と思ってもらえる医師になるためです。そのために今、現場でしか得られない学びに、全力で向き合いたいと考えています。
皆さまからのご支援は、私にとって大きな勇気であり、責任でもあります。いただいた想いを決して無駄にせず、沖縄中部病院での経験を、将来出会う患者さんや地域医療へと必ずつなげていきます。まだ道半ばの医学生ではありますが、この一歩が、誰かの支えとなる医療へ続くと信じています。
どうかこの挑戦に、未来の医療を育てる一歩として、温かいご支援と応援をお寄せいただけましたら幸いです。




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