2026/03/05 17:00

平家七人塚 は、大分県宇佐市院内町の山あいに静かに佇む、平家ゆかりの史跡です。
壇ノ浦の戦いの後、この地に落ち延びたと伝わる平家一門を祀った塚であり、地域の人々によって長く守り継がれてきました。
中でも特筆すべきは、平清盛公とその弟・教盛公が兄弟で合祀されている点で、日本でも極めて珍しい存在とされています。教盛公は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場し、その人物像は広く知られています。さらにこの地は古くから龍神信仰が息づく霊山に位置し、歴史と信仰が重なり合う特別な空間です。
能楽の題材にもなった平家の物語は、単なる敗者の歴史ではなく、誇りと美学を今に伝えています。平家七人塚は、そうした想いを静かに語り続ける、かけがえのない場所なのです。



