1. はじめに / Introduction
廃棄された陶器を「救う」段階は、もう終わりました。
私たちが今回つくるのは、廃棄を生まないところから始まる光です。

はじめまして。
照明ブランドgram eight(グラムエイト)です。
私たちはこれまで、「コーヒードリッパーから生まれた、美しい光。」をテーマにORIGAMI LAMPプロジェクトを手がけてきました。
中でもポータブルランプのプロジェクトでは、目標比801%という大きなご支援をいただき、多くの方の暮らしに灯りを届けてきました。
コーヒードリッパーを使ったポータブルランプ ORIGAMI LAMP
前回の「Re:Light」プロジェクトは、検査基準に満たなかったドリッパーをそのままの姿で救い出す試みでした。
偶然生まれた個体差を個性として受け入れ、「廃棄されるはずだったもの」にもう一度役割を与える灯りです。
廃棄という闇から、新たな輝きへ ORIGAMI LAMP Re:Light
そして今回。
私たちは、もう一段深い場所へ踏み込みます。
一度焼かれた磁器を粉砕し、土に戻し、再び焼き上げる。
この循環の仕組みを開発したのが、ORIGAMIブランドを展開する株式会社ケーアイと、製造を担う美濃焼メーカー・光洋陶器株式会社。
産地を牽引する二社が実装した、
その循環製造プロジェクトの名は「ReWork(リワーク)」。
世界中のバリスタに愛されるORIGAMIドリッパーの造形美はそのままに。
素材そのものが循環することで生まれた、和紙のようにやさしく光を透かす、新しいORIGAMI LAMP。
これは、単なる新色でも、
限定仕様でもありません。
製造のあり方そのものが更新された灯りです。
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本プロジェクトは、美濃焼メーカーの現場から生まれた循環の取り組み「ReWork」を、照明というかたちで届ける試みです。
ReWorkの考え方や背景については、ORIGAMI公式サイトでも紹介されています。
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2. ReWorkが生まれた背景 / Why ReWork?
メーカーとしての覚悟
「作る責任」から始まった循環

気候変動により、2050年にはコーヒー栽培に適した土地が半減すると言われる「コーヒー2050年問題」。
実は、美濃焼の産地でも、よく似た問題が静かに進行しています。
陶磁器の原料となる「土(鉱山)」が、確実に減り続けているのです。
作れば作るほど、資源は減っていく。
規格に満たなかった製品は、廃棄されていく。
そんな現実の中で、ORIGAMIブランドを展開する株式会社ケーアイは、一つの問いに向き合いました。
「メーカーは、ただ作り続けるだけでいいのか?」
その答えとして彼らが選んだのが、規格外品を「廃棄物」として処理するのではなく、未来へ循環する資源として捉え直すという選択でした。
自社工場で発生した規格外の磁器を粉砕し、新しい土に20%練り込み、再び焼き上げる。
それが「ReWork」プロジェクトです。
粉砕した磁器を、ふるいにかけて細かい粉にする
リサイクル磁器の粉を純粋な磁器土に混ぜる
他社から廃棄を集めて再生するのではありません。
自分たちが出したものを、自分たちの責任で循環させる。
効率も、コストも、決して良いとは言えない。
それでも未来を選んだ、美濃焼メーカーとしての、静かで覚悟のいる決断でした。
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その「姿勢」に、光を当てる
私たちgram eightが、初めてReWorkドリッパーに触れたとき、惹かれたのは「環境配慮」という言葉ではありませんでした。

釉薬をかけない、マットな質感。
灯りを通したときに浮かび上がる、再生された土の粒子の表情。
そこには、再生素材だからこそ生まれた、美しさが確かに宿っていたのです。
だからこそ、私たちは思いました。
この素材を、一杯のコーヒーを淹れる道具だけで終わらせていいのだろうか。
コーヒーは、飲み終えれば時間が終わる。
しかし灯りは、毎晩、静かにその素材と向き合う時間をつくる。
ReWorkという循環の思想を、最も長く、無言で、暮らしの中に伝えられるのは照明ではないかと。
ケーアイが始めた「作る責任」のバトンを、私たちは照明という形で受け取る。
このプロジェクトは、メーカーの覚悟と、私たちの光のデザインが交差して生まれた、循環の続きを灯す試みです。
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3. 製品の特徴 / Product Features
1. 再生された土がつくる、やさしい透け感
ORIGAMI LAMP ReWorkの最大の特徴は、釉薬をかけない無釉(むゆう)仕上げにあります。
表面は艶を抑えたマットな質感。
素焼きの陶器や、和紙のような、触れたくなる静かな温もりを持っています。
灯りをともすと、
土に練り込まれた再生磁器の粒子が、光をやわらかく受け止め、内側からにじむように空間を照らします。
それは均一な明るさではありません。
小さなムラや揺らぎを含んだ、自然な表情です。
夜、部屋の照度を落としたとき。
目に入る光が少しだけやさしくなる。
ReWorkの灯りは、空間を照らすというより、時間の速度を静かに落とします。
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2. 暮らしに馴染む「生成り色」
カラーは一色のみ。
素材そのものの色を活かした、生成り(きなり)色です。
いわゆる真っ白ではありません。
わずかにグレーやベージュを含んだ、土の記憶を感じさせる、あたたかな白。
点灯していない日中も、オブジェのように空間に佇みます。
木製家具、真鍮、植物。主張せず、それらの素材を引き立てる色味です。
流行に合わせた色ではなく、
時間が経っても古びないことを前提にした色。
暮らしの背景として、
長く使われることを想定したORIGAMI LAMPです。
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3. 20本のリブが描く、光の陰影

ORIGAMIドリッパーの象徴である、20本の縦溝(リブ)。
本来は、コーヒーの抽出速度を安定させるための極めて機能的なデザインです。
その造形を照明として使うことで、リブは「光を制御する構造」へと役割を変えます。
点灯すると、20本の陰影が柔らかなグラデーションを描き出し、壁やテーブルの上に、静かなリズムをつくります。
1灯でも美しい。
複数灯を並べれば、陰影が連なり、空間に心地よいリズムが生まれます。
これは装飾ではありません。
機能から生まれた造形が、そのまま光の表現になる。ORIGAMIならではのデザインです。
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4. 「再生素材」だから生まれた、個体差という表情

ReWorkドリッパーには、一つひとつ異なる、わずかな表情の違いがあります。
それは、一度焼かれた磁器を粉砕し、土に戻し、再び焼き上げるという再生の痕跡です。
均一であることを目指さなかったからこそ、一つひとつに、わずかな違いが生まれます。
本プロジェクトでは、その素材をシェードに用いることで、再生素材ならではの表情を、灯りとして引き継ぎました。
その不完全さを含めて、この灯りは完成します。
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5. 照明というかたちを選んだ理由
コーヒードリッパーは、使う時間が限られた道具です。
一方で、灯りは違います。
毎日、同じ場所で、同じ時間帯に、何度もその存在を意識する。
ReWorkの思想を、もっとも長く、
自然に暮らしに置けるのが照明でした。
この灯りは、「正しさ」を主張するためのものではありません。
ただ、美しいから使い続ける。
その結果として、資源が循環している。
ORIGAMI LAMP ReWorkは、
そんな距離感を大切にした灯りです。
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4. ラインナップ・仕様 / Lineup & Specifications
ORIGAMI LAMP ReWorkは、同じシェードを使いながら、異なる時間帯・距離感で光を使う3つのかたちを用意しました。
どれを選ぶかは、
あなたが「どんな時間を大切にしているか」で決まります。
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1. ReWork Pendant Lamp(リワークペンダントランプ)
空間の重心をつくる灯り

ダイニングテーブルの上。
カウンターの一角。
人が集まり、会話が生まれる場所。
ペンダントライトは、空間の中心ではなく、時間の中心を照らします。
ORIGAMIの20本のリブが生み出す陰影は、テーブルの上に静かなリズムをつくり、食事やコーヒーの時間を、少しだけ長く感じさせます。
1灯で、凛とした存在感。
複数灯を並べれば、
陰影が連なり、空間全体が整っていく。
部屋を「明るくする」ための灯りではありません。
集まる理由をつくる灯りです。

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2. ReWork Candle Warmer(リワークキャンドルウォーマー)
夜の深さを楽しむための灯り

一日の終わり。
言葉も、思考も、スマートフォンも手放して、ただ空気を整えたい時間。
キャンドルウォーマーは、そんな夜のための「スイッチ」です。
火を使わず、
ハロゲンランプの熱に照らされたキャンドルは、溶け出すとまるで水面(みなも)のようにゆらりと輝き、やわらかな香りを広げ始めます。
タイマー機能もついているため、そのまま眠りに落ちても大丈夫。
「何もしない時間」を肯定する灯りです。
キャンドルウォーマーは下方に光が集中するため、透け感はやや弱いです
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3. ReWork Portable Lamp(リワークポータブルランプ)
いちばん近くで使う灯り

この灯りは、部屋のためではなく、あなた一人のためにあります。
コードレスで、持ち運べる。
ベッドサイド、ソファの横、バルコニー。
場所を決めず、その日の気分で使う灯りです。
メタルパーツとリサイクル磁器シェードの対比は、素材の違いを際立たせながら、決して主張しすぎません。
手を伸ばせば届く距離で、
光の粒子や陰影を、最も近くで感じられるモデル。
ReWorkの思想を、いちばん個人的な距離で使いたい人に。

3種のどれも、
「用途」ではなく「過ごしたい時間」から選ぶ灯りです。
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5. プロジェクトスケジュール / Schedule
本プロジェクトは、クラウドファンディングの特性を踏まえ、初期のご支援状況をもとに製造計画を前倒しで進行します。
プロジェクト期間中であっても、生産数の見込みが立ち次第、2026年3月上旬〜中旬より国内での製造を開始します。
終了後は速やかに検品・発送工程へ移行し、
準備が整い次第、順次リターンをお届けします。
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スケジュール
・2026年3月10日 クラウドファンディング開始
・2026年3月中旬〜下旬 製造開始
・2026年4月12日 プロジェクト終了
・2026年4月15日以降 順次リターン発送開始
・2026年5月上旬 一般販売開始予定
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なお、想定を上回るご支援があった場合や、
製造・物流上の状況により、発送時期が前後する可能性がございます。
その際は、活動報告にて速やかに状況をご報告いたします。
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6. リターンについて / Rewards
本プロジェクトでは、一般販売に先がけて、
CAMPFIRE限定の価格で各種リターンをご用意しました。
ReWorkドリッパーとORIGAMI LAMPの表情を、生活の中で無理なく取り入れていただける内容です。
いずれのリターンも、一般販売予定価格より割引した設定となっています。
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▶ 限定セット
ReWorkの世界観をより深く体験いただけるよう、数量限定のセットプランをご用意しました。
■ 灯りと珈琲セット(Cafe Set)|限定30セット
ReWorkポータブルランプとReWorkドリッパー、ドリッパーホルダーを組み合わせたセットです。
灯りとコーヒー、どちらも「循環する素材」から生まれたプロダクトを、日常の中で同時にお使いいただけます。
ポータブルランプ(ブラス左またはコッパー右)+コーヒードリッパー+ドリッパーホルダーのセット
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■ ペンダント2灯セット(Dining Set)|限定30セット
ダイニングやカウンターなど、多灯吊りに適したペンダントライト2灯のセットです。
ORIGAMI特有のリブが生み出す陰影を、より立体的に楽しめます。
ペンダントランプ2灯セット(コードカラーはブラウンとホワイトから選べます)
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■ ReWork コンプリートセット(Complete Set)|限定5セット
ポータブルランプ、ペンダントライト、キャンドルウォーマーの3種すべてを含むセットです。
住空間全体をReWorkの灯りで揃えたい方に向けたプランです。
ポータブルランプ、ペンダントランプ、キャンドルウォーマー
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▶ 単品リターン
各照明は単品でもお選びいただけます。
すでにORIGAMI LAMPをお使いの方や、まずは1点から取り入れたい方におすすめです。
■ ReWork ペンダントライト
超早割 10セット|早割 20セット
■ ReWork キャンドルウォーマー
超早割 10セット|早割 20セット
■ ReWork ポータブルランプ
超早割 10セット|早割 20セット
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詳細な仕様、価格、選択可能なカラーについては、各リターン欄をご確認ください。
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7. よくある質問 / FAQ
Q:表面に小さな穴や黒い点がありますが、不良品ですか?
A:不良品ではありません。ReWorkドリッパーは粉砕した磁器を再び土に混ぜて成形しているため、黒点や凹凸、ピンホール(小さな穴)が生じます。これらは汚れではなく、再生素材特有の表情です。あらかじめご理解ください。
Q:従来のORIGAMIドリッパーとサイズは同じですか?
A:はい、同じMサイズを使用しています。ただしリサイクル磁器を使用しているため、従来のORIGAMIドリッパーとサイズが若干異なる場合があります。
Q:お手入れ方法を教えてください。
A:日常のお手入れは、乾いた柔らかい布での乾拭きしてください。汚れが気になる場合は、固く絞った布で軽く水拭きしてください。水拭き後は、表面の水分をしっかりと拭き取り、十分に乾燥させてください。
Q:防水仕様ですか?(ポータブルランプ)
A:防水仕様ではありません。水のかからない場所でご使用ください。
Q:PSEマークはありますか?
A:はい。法令に基づき、必要な表示を行っています。
・ペンダントライト、キャンドルウォーマー:PSEマーク表示済み
・ポータブルランプ:本体はPSE対象外ですが、付属のACアダプターはPSEマーク表示済みです。
Q:配送方法を教えてください。
A:宅配便にてお届けします。
Q:海外発送は可能ですか?
A:本プロジェクトでは、海外発送は承っておりません。
Q:保証はありますか?
A:商品発送日から1年間の保証をお付けしています。
Q:不良品の場合は交換できますか?
A:点灯不良などの機能的な不具合があった場合は、交換または修理対応を行います。なお、色ムラや黒点、質感の個体差など、ReWorkドリッパー特有の外観差については交換対象外となります。
Q:生産国はどこですか?
A:各工程を専門とする拠点で製造し、日本国内で最終仕上げを行っています。
・磁器シェード:日本(岐阜県・美濃焼)
・照明パーツ:中国(企画・設計は日本)
・組み立て・検品:日本(東京都墨田区)
Q:プロジェクト終了後の販売予定はありますか?
A:2026年5月上旬より、公式オンラインストア等での一般販売を予定しています。
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8. 最後に / Message
一度完成した製品を砕き、土に戻し、もう一度焼き上げる。
それは正直に言えば、「捨てる」よりもはるかに手間がかかり、合理性からは遠い選択です。
それでも私たちは、この工程をやめませんでした。
効率の先にあるものではなく、効率を手放した先にしか現れない価値があると信じているからです。
メーカーが長い時間をかけて向き合ってきた「土」。
再生というプロセスの中で、私たちが見出した「素材の表情」。
そして、この灯りを暮らしに迎え入れるという、あなたの静かな意思。
この三つが重なったとき、資源は単なる循環を超え、意味を持ち始めます。
あなたの部屋を照らすこの光は、
どこかで不要とされたものに、もう一度役割を与え、産地の記憶と技術を、未来へとつなげています。
この灯りは、主張しません。
けれど確かに、選ばれたという事実そのものが、
世界のあり方を少しだけ、穏やかな方向へ押し出しています。
使うこと。
灯すこと。
そして、長くそばに置くこと。
そのすべてが、すでに答えです。
gram eight
竹中トモヤ
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9. リスク & チャレンジ / Risk & Challenge
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に達しなかった場合でも、計画を実行し、すべてのリターンをお届けします。
ReWorkドリッパーは、粉砕した磁器を再び土に混ぜて成形・焼成する再生素材です。その特性上、色味や質感、黒点、わずかなサイズ差などに個体差が生じます。これらは品質不良ではなく、素材の成り立ちに由来するものとしてご理解ください。
また、製造工程や資材調達の状況により、デザインや仕様が一部変更となる可能性があります。その場合でも、ReWorkの思想や灯りとしての本質が損なわれない範囲で判断を行います。
本プロジェクトでは、初期のご支援状況をもとに製造計画を前倒しで進めていますが、想定を大きく上回るご支援があった場合や、製造・物流上の事情により、お届け時期が前後する可能性があります。進捗や変更が生じた際には、活動報告を通じて速やかに共有します。
本プロジェクトは、素材の個体差や工程上のリスクを含めたうえで成立しています。
それでもなお、この灯りの背景と思想に共感し、受け取っていただける方とご一緒できればと考えています。
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