

こんにちは。JICA青年海外協力隊としてタンザニアで環境教育をしている宮﨑あかねです。
地域の小学校を巡回して環境問題について子供たちに教えたり、地域のNGOと協力して植林活動や廃材を使ったアップサイクルワークショップ&商品販売などを行っています。
この度タンザニアのモロゴロで農業廃材であるココナッツの殻を使って環境と経済に優しい炭を作るプロジェクトを実現したく、地域のNGOと共にプロジェクトを立ち上げました。
活動の一部様子

このプロジェクトは、農業廃材であるココナッツの殻を使って環境と経済に優しい炭を生産し、森林伐採を食い止めること、人々の生活をより豊かにすることを目的としています。
①森林を守る

タンザニアでは、約90%家庭が調理用エネルギー源として薪または炭を使用しており、森林伐採の主因の1つです。年間約100万トンの炭が消費され、生産のための年間、東京都2つ分の広さの森が失われています。(約46万ヘクタール)
私の任地のモロゴロは中でも森林伐採の問題が深刻で不法な森林伐採も多く行われており、植林などの森林保全が追いついていないのが現状です。
プロジェクトを通して本来、捨てられるはずの廃材で炭を作ることで新たに木を伐採する必要がなくなるため、森林を守ることができます。
②ごみの排出量を削減
モロゴロの埋め立て地の一部
タンザニアのゴミの50~70%は有機物で分別されることなく、埋め立て地に運ばれています。埋め立て地には限界があるため、資源として活用できるゴミは少しでも再利用してゴミを減らしていくことが大切です。3〜5kgのココナッツ殻から1kgのココナッツ炭を生産できるため、生産すればするほど廃棄物量の削減をすることができます。
③雇用の創出
タンザニアではアンダーエンプロイメント(不完全雇用)も社会問題の1つです。
多くの人が、希望より短い労働時間しか働けていなかったり、スキルに見合わない仕事をしています。たとえ、大学を卒業しても就職は難しく、街の路上で物売りをしているケースは多くあります。
本プロジェクトが実施できても雇用できる人数は限られています。
運営が軌道に乗っていけば100人雇用できるかもしれませんし、もしかしたら5人だけしか雇用できないかもしれません。
それでも、このプロジェクトによって人生を変えられる可能性のある人がいることは確信しています。どうか、皆さまの力でできるところまで挑戦させてください!
④住民・農家への経済的支援
◆現地住民のお財布に優しい炭

通常の炭と比較するとエコ炭は3割程、低価格での販売が可能です。
また、平均燃焼時間も長いため、低価格な上に長持ちします。
通常の炭1㎏あたり約2~3時間の燃焼時間のところエコ炭は約3〜5時間(圧縮度や成形方法により差あり)
※エコ炭:本プロジェクトで生産するココナッツ殻の炭
また、通常の炭と比べて煙の量が少ないため、健康面でも優れています!
◆農業廃材買い取りによる農家への経済支援

本来、廃棄する廃材を買い取って炭を製造するため、農家さんに経済効果を生み出します。
モロゴロは農業が盛んなため、地域内で調達が可能です。
⑤住民の環境意識の向上(学校教育)
◆大学でのレクチャー
NGO(MyBirthdayTree Organizatio)が共同でプロジェクトを実施しているソコイネ農業大学(SUA)に対して講義を実施しま。
大学生はみんなやる気に満ちています!学びたい欲がすごいんです!
ただ、卒業できても就職が難しい環境。そんな彼らに教室で学ぶ勉強以外のフィールドワークを実施することで、何かひらめきやアイデア、ビジネススキルを与えられたらと思っています。
◆小学校・中学校・高校での出前授業

タンザニアでは子供の頃からポイ捨てや森林伐採、誤ったごみ処理などを見て育っているため、
「ポイ捨て・森林伐採=悪いこと」という意識はなく、当たり前の感覚でこれらを行っている人がほとんどです。先生を含む大人たちもポイポイごみを捨てるので、私もタンザニアで生まれ育ってたら、普通にポイ捨てしていただろうなぁと思います。
そんな彼らの意識や知識を向上するために私は地域の学校を巡回して紙芝居やクイズ、ゲームや歌などを通して環境を守ることの大切さを教えています。
今後、本プロジェクトについての授業を行うことで、知識として学んでもらうだけでなく、社会科見学のように製造過程を見学できる体験型授業をすることで、地域で取り組む環境問題としてより身近に学んでもらいたいと考えています。
私が帰国したあとも継続して実施できるように授業のパッケージを作り、研修会を開いて落とし込みをする予定です。

MybirthdayTree Organization、
地域の農家さん、ソコイネ農業大学(SUA)の学生たち
植林活動で出会った現地のNGO団体「MybirthdayTree Organization」と協力してこのプロジェクトを実施します。
このNGO団体は植林活動、苗木の育成、農業支援(熱帯共生林業)や廃材を使ったアップサイクルワークショップの開催、他国のNGOや他組織と協力して様々な環境保全活動を行っています。
MybirthdayTree Organizationのメンバーはみんな志が高く、やる気に満ち溢れてとても活動的です!
また、私の配属先であるモロゴロ市役所・環境課としても共に取り組みやエコ炭のPRを地域全体に行い、住民の環境意識を行っていく予定です。

【MybirthdayTree Organizationしょうかい】https://youtu.be/Pt0j3mgzfSk
私が本プロジェクトを実施したいと思ったきっかけは、MybirthdayTreeとの出会いです。
日本人と比べると仕事へのモチベーションが低く、おさぼりな人が多いタンザニアで、「私も頑張らないと!」と逆にやる気を与えてくれる程に彼らはみんな志高くキラキラと活動しています。
夢や目標を語ってそのために全力前進している彼らこそ、人の心を動かして未来を良い方向に変えることができる!一緒にプロジェクトをやりたい!と感じました。
なぜ、炭づくりなのか?
私自身、タンザニアで生活し活動するうちに【プロジェクトで実現したいこと】で述べたような森林伐採、雇用問題、ゴミ問題、環境意識の低さなど様々な社会課題が見えてきました。
そんな中で出会ったMybirthdayTreeと森林保全を中心により多くの課題にアプローチできるプロジェクトを一緒に考えた結果、環境と暮らしを支える炭プロジェクトを実施しようと立ち上がりました。
また、私自身が学生時代にインターンとして参加した国際協力NGOオイスカの「子供の森」計画(CFP)での経験もヒントになりました。CFPは、子どもたちが自ら苗木を植え育てる活動を通じて、環境を愛する心を育む国際的なプログラムです。 現在、タンザニアで活動する中で、かつて学んだCFPの考え方をMybirthdayTreeと共有し、昨年はオイスカとも連携した植林活動を実施しています。今回のプロジェクトも、オイスカから事業費の一部協力を受けて進めており、生まれた収益の一部は苗木の購入費として、学校での新たな植林活動へとつなげたいと思っています。
これらの全ての問題を100%解決することは難しくても、このプロジェクトを通して状況を緩和させ、人々の意識や小さな日常の行動を変えることはできると信じています。
この挑戦に温かく協力していただけると嬉しいです!
MybirthdayTree Organizationと何度もミーティングを重ね、プロジェクトが実施できた場合の技術指導先へのアポ、機械メンテナンスを行う技術者の手配、機材と材料の調達先の選定、製品と取り組みのプロモーション方法などを決定しています。
また、手動の機械で試験的にココナッツの殻を使った炭の生産を行い、その品質と性能を確認しています。
さらに、配属先の市役所とも今後、地域イベントや市役所会議でどのようにプロモーションを行っていくかも話し合い、着々と準備している段階です。
2月下旬~3月下旬:クラウドファンディング
5月中旬(入金後):機材・材料の購入、人材の採用
6月:製品の製造と販売。NGOと市役所とでプロモーションを実施
7月:大学・他学校での講義の実施
8月:タンザニアで8月上旬に行われる農業祭への出展
9月:リターン発送
為替によって変動ありのため概算で算出

◆3,000円
・お礼メッセージ
・活動報告
◆5,000円
・お礼メッセージ
・活動報告
◆10,000円
・お礼メッセージ
・炭づくりの裏側の詳細活動レポート
◆20,000円
・ティンガティンガのポストカード(スワヒリ語メッセージ入り)
・タンザニアでやってほしいこと、タンザニア人にやってほしいことリクエスト
(動画または写真でお送りします)
◆50,000円
・ティンガティンガのポストカード(スワヒリ語メッセージ入り)とアフリカ布雑貨
・支援者様へのありがとう動画
・植林した木に本人or好きな名前を付けれる権利(植林動画付き)
◆100,000円
・キリマンジャロコーヒーとティンガティンガのコースター2枚
・支援者様へのありがとう動画
・植林した木に本人or好きな名前を付けれる権利(植林動画付き)


皆様、最後まで読んでいただきありがとうございます。
森林伐採やそれによって発生する環境問題はタンザニアだけの問題ではなく、世界として解決すべき社会課題です。
私が現地で活動する中で、多くの家庭が炭や薪に依存せざるを得ない現状と、それによって日々失われていく森林を目の当たりにしてきました。
同時に、能力がありながらも仕事に就けない若者たちの姿も見てきました。
このプロジェクトは小さな一歩かもしれませんが、環境保全と経済的自立、教育という多数の課題に同時にアプローチできる可能性を秘めています。
農業廃材を有効活用することで森林伐採を減らし、その過程で雇用を生み出し、環境教育を通じて意識改革も促進する—この循環型の取り組みは、持続可能な社会への確かな一歩となるはずです。
皆さまからのご支援は、タンザニアの森と人々の未来を守る直接的な力となります。
私たちは現地の人々と共に、頂いたご支援を最大限に活かし、目に見える成果としてお返ししていきたいと思います。
タンザニアでの環境と経済に優しい炭を作るプロジェクトの実現のため、ご支援のほどよろしくお願い致します。








