2018/09/16 13:58

出版社ソーシャルキャピタルの吉田です。

佐谷さんが2012年に共著で書いた『つながりの仕事術』(洋泉社新書)。初めて読んだときに、コワーキングって何?って感じでしたし、仕事はひとりでするものと思っていた自分には、こんな切り口で仕事をする人がいるのか!と衝撃でした。

今はすっかり人とのつながりで仕事ができること、人とつながることで幸せを感じることが当たり前の価値観になっていますね。時代を先取りする人とそれについていく人の差は見かけより大きいと思っています。だれでも先頭で進むのはこわいものですから。

でも佐谷さんはそんな恐怖や不安を感じさせないところがすごいのです。佐谷さんをよく知る人はご存知のことと思います。ただ、つながりを求めて一歩を踏み出す行為そのものを数字に置き換ることは難しいし、激しいキャッチであおることもふさわしくありません。やや地味な概念かもしれません。でもこれは自分自身が最も手に入れたいことのひとつなのです。

今回のプロジェクトはそんな当たり前に見えてすごいことを知ってもらいたいという願いでもあります。『つながりの仕事術』を全面改訂した書籍を教科書にして、背中を押しあえたら素晴らしいことと思います。

そんな想いを込めつつ、佐谷さんに書いていただいた原稿に取り掛かっています。