
支援者さんのメッセージを読むと、平泉へ行ったことがない、という方が多いので。
平泉と言えば、まずは中尊寺。
簡単に説明します。
中尊寺は、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の一門で、
長野の善光寺などと同格の大本山です。
正式には、(延暦寺がそうであるように)関山 中尊寺と言います。前に『山』がつきます。
善光寺も正式には「定額山」善光寺ですよね。
詳しくしは、こちらをどうぞ。
中尊寺は、延暦寺の高僧・円仁(えんにん)によって開かれたと言われています。
実は、平泉の場所って、今の岩手県では「県南」ですが、
東北(昔の陸奥)という視点だと、最南端「福島の白河の関」と、青森の「津軽半島の端」の、ほぼ中心に位置しています。
奥州藤原氏の初代清衡公が願った中尊寺建立の趣旨は、『生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、「みちのく」といわれ辺境とされた東北地方に、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する』、というものです。
東北の真ん中に、この中尊寺を建立した、延暦寺と清衡公の真意は分かりません。
でも、広くみちのく(東北)の平和を願っていらしたのは、間違いないことだと思います。
さて、その中尊寺。
今年、落慶900年を迎えました。
併せて、世界遺産登録15周年。
とびきり大きな節目の年です。
先ほどの清衡公が建立の願いを記した「中尊寺建立供養願文」の特別展示が、護衛蔵にて5月10日まで開催されています。

普段は見れませんので、ぜひ、平泉にお越しの際は、お立ち寄り下さい。
御開帳記念の御朱印もありますよ。
ちなみに中尊寺本堂の正門は、ご覧の通り工事中です。ある意味レアですね。
そして一番上の写真は、去る3月24日、中尊寺本堂で行われた記念法要での一幕です。
中尊寺の奥山 元照 貫首(「かんす」と読みます。中尊寺の一番偉い方です)の法話の中で、900年の節目に触れられ、
「人も事業も節目があるから、しなやかに強くなる。竹のように」という趣旨のお話をされました。
なるほど、伝統とは節目のことだ、と思いました。
平泉史上、最大級の節目の年に行われる藤原まつり。そして義経役に選ばれた髙塚大夢さん。
髙塚さんにとって、良い意味で節目となること、願っています。



