自己紹介
はじめまして。滋賀県近江八幡で、イタリア料理の居酒屋「チャンチャーレ」と、ランチタイム限定のキッシュ専門店**「晴れたらいいね」**を営んでいる大山です。
19歳で辻調理師専門学校を卒業後、この40年間で、フレンチ、イタリアン、居酒屋、ホテル、ゴルフ場、町のレストラン。振り返ると、いろいろなお店で料理の仕事を続けてきました。
17年前に「チャンチャーレ」を開業、そしてコロナ禍の中で、飲食業だけででなく世の中の行き先が見えなくなった3年前。
こんな時こそ出来る何かがあるはず!と、一念発起し立ち上げたのがキッシュ専門店「晴れたらいいね」です。以前に名古屋から来たお客さんに「今日はドライブがてらチャンチャーレのキッシュ食べにいこーかって言って来ましたー」と言っていただいた事を思い出したのがきっかけで、全国的に見ても数が少ないキッシュ専門店に挑戦しました。



コロナ禍での新店舗の挑戦だったため、新しい店舗を用意することは断念し、イタリア料理チャンチャーレの店舗の昼の時間に営業する形から始めました。
”美味しい”に妥協せず、日々試行錯誤しながら料理と向き合っています。
「おいしかった」「楽しかった」そう言ってもらえる瞬間が、次も頑張ろうと思える一番の原動力です。
おかげさまで、少しずつではありますが、良い評価もいただけるようになってきました。
一方で、夜のイタリア料理店「チャンチャーレ」は、入社10年になるスタッフが、若い力とアイデアでお店を切り盛りしてくれています。
今、世代交代が必要な時期が来ていることを実感し、今回のプロジェクトと並行して、チャンチャーレを若い力へとバトンタッチすることを決意しました。
そして私は、チャンチャーレの昼の時間に間借りの形で営業してきた「晴れたらいいね」を、私と共に育ててきてくれた相棒と一緒に、安土の古民家という、晴れたらいいねがより輝ける場所へ移転し、発展させていきます。
このプロジェクトは、私の人生と晴れたらいいねの、大きな節目として新しい形をつくっていくための一歩です。
このプロジェクトで実現したいこと
滋賀県には素晴らしい湖、びわ湖があります。
その東に位置する近江八幡は、豊臣兄弟の主人公として話題の人、豊臣秀次が築いた八幡城と商人の町。
バームクーヘンでおなじみテーマパークのラコリーナや織田信長の安土城など観光名所が多数あり多くの観光客が訪れます。
豊臣秀次の八幡山城跡に上る八幡山ロープウエー
ラコリーナ
私どもの古民家はこの近江八幡中心部から少し離れた安土という場所にあります。
中心部のような観光地の賑わいはないですが、歴史のある緩やかな時間の流れと豊かな自然を感じられる場所です。
中山道は、ただの観光地ではなく、
かつて多くの人が歩き、出会い、休み、語り合った「生きた道」。
古民家のある中山道
この場所の人が集う歴史を、食の形で再び輝かしたい。と言えば少し大袈裟かもしれないですが、
美味しい地元の食材。それを活かして料理する人、その食事を笑顔で楽しむ人、そして、そんな色んな人達を優しく包み込む場所。
この古民家をそんな素敵な場所にしたい。
私たちの出来ることすべてを注ぎ込んで挑戦したい。と、思いました。
晴れたらいいねを移転する古民家
改装後の外観イメージ
現在の部屋(オープンキッチン側)
改装後の店内イメージ(オープンキッチン側)
現在の部屋(テーブル席側)
改装後の店内イメージ(テーブル席側)
昼は、地元の野菜の良さをしっかり詰め込んだ心と身体が喜ぶキッシュのランチを日常や、旅の途中で楽しんでもらえる場所に。
夜は、薪火の料理を囲みながら、少しだけ特別な時間を過ごせる場所に。
これからここで出会う人にも、現在の晴れたらいいねのお客様にも、「また来たい」と思ってもらえるお店を目指します。
古民家の道向かいにある奥石神社の桜
古民家の近くにある沙沙貴神社の『なんじゃもんじゃの木』
古民家の近く教林坊の紅葉ライトアップ
そして、ただ立ち寄るだけでなく、「この場所にもう少し滞在したい」そんな気持ちに応えるため、1日1組限定で宿泊体験ができる場も用意しました。
設備が整ったホテルのようなカッコいいものではありませんが、ありのままの素朴な古民家で、気軽に田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような、ほのぼのと滞在体験をしてもらえるようにしたいです。
又、このお店では、お食事も宿泊も、家族の一員であるわんちゃんと一緒に過ごせる場所にしようと思います。
決してワンちゃん中心のお店というわけではありませんが、ワンちゃん好きの私たちのお店なので、皆さんが楽しい場所にワンちゃんも連れてきてあげたい、という気持ちを大切にしたいです。
私たちはこの古民家を、それぞれの人のそれぞれの時間の過ごし方に寄り添える場所にしたいと考えています。
下の写真は現在間借り営業している晴れたらいいねのカウンター席ですが、移転先の古民家にもこのようなおひとり様でも気軽に来店してもらえるようなオープンキッチンのカウンターと、落ち着いて座れるテーブル席があるお店にしたいと思っています。
現在間借り営業している晴れたらいいねのカウンターの様子
このプロジェクトで実現したいこと、それは、歴史と緩やかな空気の流れを感じられるこの場所に、キッシュのお店晴れたらいいねを移転し、気軽に立ち寄れる古民家のお店として育てていく基盤を作る事です。
プロジェクト立ち上げの背景
滋賀県安土町にある、一軒の古民家。この家と出会えた日から、このプロジェクトは静かに始まりました。
この古民家への移転は、これまで育ててきた「晴れたらいいね」をよりこのお店らしい形で輝かせること。そして同時に、この場所に流れてきた時間や文化を、未来へつなぐ一助になるのではないかと考えています。
古民家の駐車場から見た小脇山
旅の途中に立ち寄る人。日常の中で、この道を歩く地元の方。どちらにとっても、ふっと気持ちがほどける居場所になるよう、一つひとつ丁寧に準備を進めています。
古民家のリビングから見た2026年の初日の出
この場所から生まれる小さな営みが、中山道の魅力を、次の世代へと手渡していく力になることを信じています。
この店は、昼と夜で表情を変えます。
昼は、土地の恵みを気軽に味わう場所。
夜は、火を囲み、ゆっくりと時間を味わう場所。
同じ中山道の上で、それぞれの人に合った「過ごし方」をそっと届けられるお店でありたいと思っています。
現在の準備状況
古民家物件はすでに取得済みで古民家改装工事に向けての準備を進めています。
2026年滋賀県未来投資補助事業に採択されました。
2026年4月 民泊営業許可取得済み。
リターンについて
楽しんで選んでいただけるように、様々なバリエーションのリターンをご用意しました。
無理のない範囲で、 気持ちのかたちとして応援していただけたら嬉しいです。
スケジュール
4月 民泊の資格取得
4月 滋賀県未来投資補助金採択
7月 クラウドファンディング終了
9月 リターン発送開始
9月 改装工事開始
11月 新店舗オープン
最後に
ここまで読んでいただくと、薪料理ってどんな料理かな?
と思われる人も多いと思いますので、私が魅せられている薪料理について少しお話させてください。


写真は昨年、熊本の阿蘇山のふもとにある薪料理専門のオーベルジュにお邪魔したときに撮らしてもらった写真です。
薪火と炭火の大きな違いは、薪が水分を含んでいることです。
強い火力の中に水蒸気が生まれ、素材をふっくら、ジューシーに焼き上げる。
これは、現代の多くの調理場で最新機器として使われているスチームコンベクションオーブンと同じ原理なのです。
太古の昔、人が初めて食に火を使ったときから、この原理で肉や魚を焼き食してきたのだと思うと、薪という存在に大きなロマンを感じました。
火が強いとき、弱くなっていくとき、熾火になって落ち着いたとき。
薪火の近く、少し離れた場所、さらに遠い場所。
同じ火でも、その時々でまったく違う表情があります。
そのお店の店主が言っていた「料理に薪火を合わせるのではなく、その時々の薪火に料理を合わせることを楽しんでいます」という言葉が、しっくりきます。
薪火の料理は、強い火力と水蒸気、そして薪が焼ける芳ばしい香りをスパイスにして、素材が自然に膨らみ、焼き上がる唯一無二の調理法だと思っています。
まだまだ薪料理は勉強中ですが、薪と向き合い、経験を積み重ねながら、私の持っている料理の知識、スキルを全て注ぎ込み、楽しんで、美味しい料理をつくり続けていきたいと思っています。
もちろんキッシュの方も今まで以上に完成度を高め、「こんなキッシュ初めて!」「キッシュの認識が変わりました!」など、食べた人に美味しいだけじゃなく驚きや感動をとどけられるように切磋琢磨していこうと思っています。
このプロジェクトを通して、古民家のレストランという場所から、地域やその歴史、人と人とをつなぐことができたら――
と言うと正直、少しおこがましい気がします。
でも、この歳になって、どうしてもやってみたくなりました。
この古民家に出会ったからなのか、
それとも、この場所に呼ばれたのか。
近江商人の里・近江八幡には、昔から「三方よし」という言葉があります。売り手よし、買い手よし、世間よし。自分だけが良ければいい、という商いではなく、まわりと一緒に活きていくという考え方です。
古民家レストラン、薪料理、というと高級感のある店と思われがちですが、私たちは気軽に立ち寄れるお店にしたいと思っています。
キッシュと薪料理で、「晴れたらいいね」が、この安土の地で、この古民家で、小さくても、きちんと三方よしになれるお店にしていきます。
よろしければ、この挑戦を、一緒に見守っていただけたら嬉しいです。



