◆ はじめに
「経産牛」をご存知ですか?
子牛を産み、育て、日本の畜産を支えてきたお母さん牛たち。高齢になり繁殖を引退した彼女たちは、これまであまり注目されてきませんでした。
でも実は、長い年月をかけて旨味を蓄えた経産牛の肉は、知る人ぞ知る「幻の美味しさ」なんです。
普段は都内の高級料亭にしか出回らない、その味。今回、特別な機会にみなさんにお届けしたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
◆ 親子でチャンピオンを目指す
2026年2月27日(金)、宮崎県の株式会社SEミート宮崎で開催される「経産牛限定 枝肉共進会」。
高齢などで繁殖メス牛として活躍できなくなった経産牛を肥育して出荷する——その技術を競う、県内でも珍しい共進会です。昨年初めて開催され、今回が2回目。
この共進会に、私たちは親子2頭で挑みます。
🐄 母:ふくこ
生年月日 |
平成30年4月8日(6歳) |
目標体重 |
850kg → 精肉量 約350kg |
血統 |
父:華春福(87.5点)/母:ふみひさ(84.2点) |
得点 |
83.4点 |
特徴 |
3頭の子牛を産み育てた、堂々とした体格の持ち主 |
🐄 娘:ひめる
生年月日 |
令和2年2月2日(4歳) |
目標体重 |
800kg → 精肉量 約320kg |
血統 |
父:福之姫(82.7点)/母:ふくこ ← お母さん! |
得点 |
83.4点(母と同点!) |
特徴 |
母ふくこから生まれた期待の1頭 |
同じ共進会に親子で出品。どちらがチャンピオンになるか——それとも親子でワンツーフィニッシュか——
そんな夢を、みなさんと一緒に追いかけたいのです。
◆ どれだけ希少か、数字で見る
木幡の経産牛がどれだけ希少なのか。数字で見てみましょう。
段階 |
割合 |
希少度 |
① 国産牛のうち「黒毛和牛」 |
約40% |
★ |
② 黒毛和牛のうち「経産牛を肥育」 |
数%以下 |
★★★ |
③ 黒毛和牛のうち「A5ランク」 |
約20% |
★★ |
④ A5のうち「BMS12(最高評価)」 |
約5% |
★★★★ |
⑤ 経産牛でBMS12 |
??? |
★★★★★ |
⑤の「経産牛でBMS12」——これは、統計すら存在しないほど稀なことです。
私が同業の農家さんや肉屋さんに聞いても、「139ヶ月の長期肥育でBMS12?見たことも聞いたこともない」という答えが返ってきます。
それは、「奇跡」としか言いようがない結果でした。
◆ BMS12という「最高峰」
牛肉の美味しさを決める指標のひとつに「BMS(牛脂肪交雑基準)」があります。
一般的に「A5ランク」と呼ばれる最高級牛肉。テレビや雑誌でもよく見かけますよね。でも実は、A5の中にもBMS8〜12の5段階があるんです。
等級 |
BMS値 |
説明 |
A5 |
8〜12 |
最高ランク(5段階ある) |
A4 |
5〜7 |
高品質 |
A3 |
3〜4 |
標準以上 |
BMS12は、その頂点。サシの入り方、肉質、すべてが最高評価です。
私、木幡はこれまでにBMS12を記録した実績があります。今回の「ふくこ」と「ひめる」も、その血統と技術を受け継いだ2頭です。
◆ 139ヶ月という「前例のない挑戦」
一般的な肉牛の出荷月齢は、24〜30ヶ月。約2年で市場に出回ります。
「長期肥育」と呼ばれる特別な牛でも、せいぜい50ヶ月程度。それでも「超長期」と言われます。
でも私が過去にBMS12を記録した牛は、月齢139ヶ月——約11年半。
普通の牛の5倍以上の時間。「超長期」と呼ばれる牛の、さらに3倍近い歳月をかけて、じっくりと旨味を蓄えた経産牛でした。
一般的な肉牛 |
経産牛(BMS12実績) |
|
出荷月齢 |
24〜30ヶ月 |
139ヶ月(約11年半) |
特徴 |
柔らかさ重視 |
深い旨味・濃厚な脂 |
流通 |
スーパー・焼肉店 |
高級料亭のみ |
11年という歳月の間に何頭もの子牛を産み、育て、日本の畜産を静かに支えてきた1頭。その命をいただくからこそ、最高の状態で届けたい。経産牛の肥育には、時間と手間がかかります。でも、その分だけ味わいの深さが違う。若い牛では絶対に出せない、熟成された旨味がそこにはあります。
◆ 「普通の経産牛」とは、一味違う
経産牛と聞くと「硬い」「安い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
でも、木幡の経産牛は、まったく別物です。
精肉の現場で「本当に美味しい肉とは何か」を学び、畜産の世界で15年かけて磨き上げた技術。その集大成が、高級料亭にしか流通しない、幻の経産牛です。
若い牛にはない、深い旨味とコク。長い時間をかけて蓄えられた濃厚な脂の甘み。噛むほどに広がる、熟成された味わい。
だからこそ、都内の高級料亭や一流レストランが
「木幡の経産牛」を指名で仕入れる。
一般市場にはほとんど出回らない、この味。今回、共進会への出品を機に、特別に一般の方にもお届けしたいと考えました。
しかも、親子2頭の食べ比べができるのは、おそらく今回だけ。
同じ血統でも、母と娘で味わいは異なります。その違いを、ぜひ楽しんでいただきたいのです。
◆ 生産者について
木幡 彰吾(こはた しょうご)
宮崎県都城市|畜産歴15年|祖父から受け継いだ2代目
実は、畜産を始める前は「精肉」の仕事をしていました。
肉を「届ける側」として、お客様がどんな肉を求めているか、どんな肉に感動するかを、肌で感じてきました。
その経験があるからこそ、今は「届けたい味」から逆算して牛を育てることができる。
「この脂の甘さを届けたい」「この旨味の深さを知ってほしい」——消費者の気持ちがわかるからこそ、最高の肉づくりに妥協しません。
精肉の経験 + 畜産15年。肉と向き合って30年の答えが、この2頭です。
◆ リターンについて
配送予定 |
2026年3月中旬〜下旬(共進会後約1ヶ月以内) |
配送方法 |
冷凍便 |
届く部位 |
ロース、モモ、バラなど部位おまかせMIX |
コース名 |
金額 |
内容 |
限定数 |
応援のみ |
3,000円 |
お礼状+共進会結果報告 |
無制限 |
お試しコース |
10,000円 |
約800g(ふくこ or ひめる選択) |
50口 |
★応援コース |
20,000円 |
約1.7kg(ふくこ ・ひめるお任せセット) |
200口 |
★親子セット |
38,000円 |
各約1.5kg×2頭分(食べ比べ) |
50口 |
ファミリーコース |
50,000円 |
約4kg(1頭 or MIX選択) |
20口 |
まるごと応援 |
100,000円 |
約10kg+農場体験ご招待 |
5口 |
※ 内容量は牛の仕上がり次第で前後する場合がございます。予めご了承ください。
◆ 資金の使い道
項目 |
概算 |
肥育・飼料代(2頭分) |
約400万円 |
加工・精肉代 |
約120万円 |
配送料(冷凍便) |
約100万円 |
CAMPFIRE手数料(17%) |
約136万円 |
◆ よくある質問
Q: どの部位が届きますか?
A: ロース、モモ、バラなど、部位おまかせのMIXセットでお届けします。どの部位が届くかは仕上がり次第となりますが、どれも最高品質の経産牛肉です。
Q: チャンピオンを取れなかったらどうなりますか?
A: 共進会の結果に関わらず、最高の状態に仕上げた肉をお届けします。チャンピオンを目指して育てた牛ですので、品質は保証いたします。
Q: 「ふくこ」と「ひめる」の味の違いは?
A: 同じ血統でも、年齢や個体差によって味わいは異なります。一般的に、母(ふくこ)の方がより深い旨味とコクがあり、娘(ひめる)は比較的さっぱりとした味わいになる傾向があります。ぜひ「親子セット」で食べ比べてみてください。
Q: いつ届きますか?
A: 共進会(2月27日)終了後、約1ヶ月以内(2026年3月下旬〜4月上旬予定)に冷凍便でお届けします。発送時期が確定次第、支援者様にご連絡いたします。
◆ 最後に
経産牛の共進会は、まだ始まったばかりの取り組みです。
繁殖を引退した牛たちの「第二の人生」として、肥育に取り組む農家はまだ少数。でも、この挑戦が広がれば、畜産農家の経営を支える新しい形になるかもしれません。
「ふくこ」と「ひめる」、親子での挑戦。その行方を、一緒に見届けてくれませんか?
応援してくださる方、お待ちしています。



