地震で外壁に「ひび割れ」が生じた築約200年の日本酒の仕込み蔵を救いたい!

2025年12月8日23時15分。青森県東方沖を震源とするM7.5の地震が発生しました。これにより、築約200年の土蔵の外壁に3メートル以上の大きな「ひび割れ」が生じ、崩れる寸前となりました。五代目蔵元として、初代から使い続けているこの仕込み蔵を何とか復活させたく、プロジェクトに挑戦します。

現在の支援総額

3,000

0%

目標金額は5,000,000円

支援者数

1

募集終了まで残り

50

地震で外壁に「ひび割れ」が生じた築約200年の日本酒の仕込み蔵を救いたい!

現在の支援総額

3,000

0%達成

あと 50

目標金額5,000,000

支援者数1

2025年12月8日23時15分。青森県東方沖を震源とするM7.5の地震が発生しました。これにより、築約200年の土蔵の外壁に3メートル以上の大きな「ひび割れ」が生じ、崩れる寸前となりました。五代目蔵元として、初代から使い続けているこの仕込み蔵を何とか復活させたく、プロジェクトに挑戦します。

蔵元紹介

南部美人五代目蔵元の久慈浩介と申します。


1972年生まれ、地元の小学校、中学校、高等学校を卒業後、この国の発酵のスペシャリストが集まる大学「東京農業大学」の醸造学科に入学しました。発酵学の権威である小泉武夫教授の弟子として大学時代は発酵と酒造りの楽しさにはまり、きょうかい9号酵母の生まれた地の熊本県の「香露」での酒造り研修や、宮城県の「勝山」での大学生の大吟醸プロジェクトの一員として学生時代から酒造りをしてきました。私の父で亡くなった四代目蔵元の久慈浩も東京農大醸造学科を卒業。六代目蔵元予定の私の息子も東京農大醸造学科に在籍中です。

卒業後南部美人に戻り、鑑評会出品酒の仕込みに挑戦、2年目の仕込みで見事全国新酒鑑評会金賞を受賞しました。岩手県青年卓越技能者に当時は最年少で選ばれました。

さらに2008年には母校東京農業大学の経営者大賞を受賞し、客員教授に就任し、現在に至ります。

2013年にはユダヤ教の食事規定である「コーシャ」の認定を日本酒では世界で2番目、リキュールでは世界初で取得。その後2019年には世界初の完全菜食主義者「ヴィーガン」の認定を取得しました。

「世界中、日本酒で乾杯」を目標に、日本だけではなく世界で日本酒の伝統文化としての価値を伝え続けています。

また、2011年の東日本大震災においては、日本中が「自粛」ムードにあふれかえっている中、当時まだ未発達だったユーチューブを使い「自粛するよりも東北の酒や食を飲んで食べて応援してほしい」と訴え、その動画は大変な済生回数になり、日本中が自粛ムードから「被災地の応援消費」に向かい、その後の災害でもこの被災地のもの買って食べて飲んで応援は続いています。

■蔵の紹介

南部美人は1902年に創業した酒蔵です。初代久慈末太が隣町の一戸町の醤油屋から独立してイチからはじめた酒蔵です。その当時からこの土蔵の蔵はあったそうで、調べてみると築約200年の土蔵の蔵でした。

南部美人という銘柄は三代目の久慈秀雄が太平洋戦争から生きて帰りつけた名前です。南部藩の誇りを持ち、南部の国で美しい酒を造りたい、という願いから「南部の国の美人の酒」で南部美人と命名しました。

初代が残した家訓「品質一筋」を125年間守り続け、五代目蔵元の私、久慈浩介まで久慈家でのみ酒造りを継承し、現在に至ります。


全国新酒鑑評会においては、岩手県で最多の金賞受賞、日本でもベスト10に入る金賞受賞の酒蔵です。さらには世界一の日本酒を決める「インターナショナルワインチャレンジSAKE部門」において、2017年、1245点の日本、そして世界で造られる日本酒、SAKEの中から見事第1位「チャンピオンサケ」に選ばれ、世界一の称号を得ました。

岩手県内でもたくさん愛飲していただいていますが、現在では北は北海道から南は沖縄まで日本全国にファンを広げ、1990年代から海外への輸出にも積極的に取り組み、現在では66か国で愛飲されている岩手を代表する地酒です。

古くからの伝統を大切に守りながら、新しい技術革新にも取り組み、麹だけで三弾仕込みをする「全麹仕込み」の開発、その延長線上にある「糖類無添加リキュールの製造(特許取得)」、瞬間冷凍によるしぼったばかりの品質を、「時を止め距離をゼロにして」世界へ出す「スーパーフローズン」の開発などにも取り組んでいます。

■主な受賞歴
・全国新酒鑑評会 岩手県で1番の金賞受賞数
・岩手県新酒鑑評会 2022年から4年連続知事賞受賞(継続中)
・東北清酒鑑評会 2016年「最優秀賞」受賞
・サケコンペティション 2017年スパークリング部門、2018年スパークリング部門、純米大吟醸部門 「第1位」受賞
・インターナショナルワインチャレンジSAKE部門 2017年「チャンピオンサケ」(世界一の称号)
・チリ・カタドールワインコンペティション2023年「Mejor Sake」(第1位)受賞
・フランス・フェミナリーズ世界ワインコンクール2023年「TOP OF THE BEST」(第1位)受賞

このプロジェクトで実現したいこと

今回の地震で大きな被害を受けた事をSNSで発信したところ、日本全国、そして世界からお見舞いの声をたくさんいただきました。あらためて感謝申し上げます。

その中で多かった声が「クラウドファンディングやらないのですか?」でした。もしもクラウドファンディングをやるのなら必ず応援するから、と多くの方々から声をいただきました。飲んで応援もたくさんしてもらったのに、クラウドファンディングにまで協力してくれるという声が後押しとなり、今回は決断をしました。

これまで南部美人としてこのような災害でのクラウドファンディングはやったことが無く、初めての挑戦になります。

■資金使途について

今回のプロジェクトでは、土蔵の仕込み蔵を修繕するため、以下の費用が必要となります。
・外壁の修繕及び耐震補強工事費用:約360万円
・建築専門家の設計・監修費用:約50万円
・その他予備費:約90万円

合計で目標金額5,000,000円を設定しています。この金額は全額、仕込み蔵の外壁のひび割れ補修及び耐震補強に充てさせていただきます。

■プロジェクトのスケジュール

・2026年3月 クラウドファンディング終了
・2026年4月上旬 リターン発送
・2026年4月中旬 補修工事開始
・2026年7月末 補修工事完了


■土蔵の仕込み蔵に対する想い

上記に書いた全ての伝統的酒造りの継承と、新しい挑戦は、今回大きな被害を受けた土蔵の仕込み蔵での酒造りが無ければ出来ませんでした。

土蔵の仕込み蔵は酒蔵の一番奥まった場所にあります。後ろはすぐ山になっていて、その上には酒造りの神様「松尾様」を祀っています。

この土蔵の蔵の外壁に3メートル以上にわたり大きく割れてしまいました。土蔵の蔵の中に被害はありませんでしたし、安全の確認も全て行い、通常の蔵見学などは問題なく行えます。

しかし実際に仕込みを行うとなると、水を大量に使ったり、米を蒸すことで大量の蒸気が出ます。これらの影響がどのくらい土蔵の蔵にあるかわからないため、寒造りの準備をしていた綺麗に掃除の終わった蔵で仕込みをすることをいったん中止しました。中止する事で、1年で仕込む本数が減り、在庫がひっ迫する事態は避けられません。

土蔵の仕込み蔵は昔の酒蔵では当たり前でしたが、維持も管理も大変で、使わなくなっている蔵も増えて来ています。しかし私達はこの土蔵の仕込み蔵こそが南部美人の中心にあり、ここから生まれるお酒に誇りを持っています。

また、土蔵の仕込み蔵の中には、南部美人を醸し続けている「家付き酵母」がたくさん住み着いており、酒蔵の味を決める重大なポイントにもなります。

壊して新しい仕込み蔵を建設する、というわけにはいかないのです。土蔵として200年、久慈家での酒造りをして125年の積み重ねた歴史と家付き酵母を失うわけにはいきません。

■土蔵の仕込み蔵の思い

今では当たり前にクーラーがありますが、私が小さいころはクーラーなどありませんでした。どうしても暑くてクーラーを買ってほしく、亡くなった四代目の父にお願いをしたところ、「そんなもの無くても仕込み蔵で勉強しろ。夏はとても涼しいのだから」と言われたものです。実際に土蔵の蔵は夏涼しく冬温かいのです。勉強したかは別ですが、小さいころは仕込みの終わった土蔵の蔵に入って涼しんでいた事を思い出します。

また、同じく小さいころには土蔵の仕込み蔵は夏は涼しく、お酒も樽には入っていないので遊び場としても使っていました。今では考えられませんが、当時は忍び込んでアイスなどを食べた記憶があります。

それだけ、五代目蔵元の私にとって土蔵の仕込み蔵は小さな時から思い出の詰まった場所なのです。亡くなった父、亡くなった杜氏さん、たくさんの思い出の詰まった大切なものなのです。

リターンについて

今回仕込みをする土蔵の蔵がダメージを負ったため、本年仕込む本数がどうしても減ってしまいます。その分、日本酒の在庫がひっ迫しており、品切れなどをおこさないためには返礼品として南部美人の日本酒を出すことが物理的に難しい事をご理解ください。

今回返礼品として用意するのは、通常有料で行っている酒蔵見学と試飲の体験が出来るコース、そして、築約200年の土蔵の仕込み蔵を修繕する際にクラウドファンディングをしていただいた方々のお名前を土蔵の蔵に掘り込み、今後50年、100年と酒造りが続いていく限り、ずっと皆様とともに南部美人を土蔵の仕込み蔵で醸し続けていきます。200年、300年と蔵が続く限り、永遠にお名前が南部美人の命の土蔵の仕込み蔵にあり続けます。

最後に

■未来へ

南部美人は2022年9月に創立120周年記念式典を盛岡グランドホテルで開催しました。約600名の日本全国、そして世界からのお客様を迎え、四代目蔵元の父、五代目蔵元の私、そして六代目予定の私の息子と、親子三代そろい踏みでお客様に感謝の言葉を述べました。そして私から150年、200年に向けての決意発表もさせていただきました。その決意とは「品質一筋の家訓を守りながら、南部美人の酒造りのレベルを今よりもさらに上げ、日本だけではなく世界で尊敬され、愛飲される酒蔵になっていく事」です。

しかし、その四か月後に四代目の父が急逝。この先は私と息子で南部美人の未来を担っていきます。

その未来の中には土蔵の仕込み蔵で南部美人を仕込む、という事が「当たり前」に計画されています。しかし今回の地震で大きな被害を受け、未来への道のりに暗雲が漂います。

これを払拭し、六代目蔵元予定者にしっかりとした形でバトンを繋いでいく。そのために皆さんの力が必要です。

東日本大震災で飲んで、買って東北の各蔵を応援してくれたように、日本中、世界中の愛飲家の皆さんの力を借りて、この困難に打ち勝っていきたいと思います。

どうか力を貸してください。

どうか南部美人の未来にコミットしてください。

必ずや命の土蔵の仕込み蔵を再建し、伝統を未来へ引継ぎ、さらに日本中、世界中から愛される南部美人を次世代とともに醸していきます。

弱音をあまり言わない私ですが、今回は相当なダメージを心に負いました。それは単純に建物が壊れたから、ではありません。思い出や覚悟や先代から受け継いだ宝物に大きな傷がついたからだと気づきました。そして未来へ繋ぐという私の最終的な使命が途絶える可能性もあった事を考えると恐ろしくて夜も眠れませんでした。

いつまでも後ろを向いていられません。ここからは皆さんの力を借りて、心を燃やして自分の責務を全うし、未来に向かって走っていきます。

最後に、息子で六代目蔵元予定者にも今回の大変な被害の事を正直に話しました。彼は私にこう言いました。

「お父さん、一人じゃないよ。俺がいるから。だから心配しないで一緒に頑張っていこう。天国のじいじ(私の父、息子の祖父)が大切にしてきたこの土蔵の仕込み蔵と南部美人を絶対に終わらせるわけにはいかないから」

どうか、どうか、力を貸してください。心からお願いをいたします。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!