
東京のまんなかの 人と土と、暮らしがゆるやかにつながる場所
原宿はらっぱファームは、都市で循環を実践した、緑豊かな実験場でした!
はじめに|都市の中に、循環とつながりを育てる挑戦
私たちは、NPO法人コンポスト東京です。
「東京を循環させよう!」というキャッチフレーズを掲げ、
都市の生ごみなどを資源に変え、
人と人、人と自然がつながるコミュニティを大切にしながら、
循環のある暮らしを広げる活動を行っています。
今回のプロジェクトでは、
渋谷区神宮前の国有地を活用して行われた
「原宿はらっぱファーム」での期間限定(約10ヶ月)の実践を振り返り、
その価値をより多くの人と共有し、
これからの地域づくりに活かし、
都市の未来へと手渡していくために、
実践知をまとめた冊子の制作と、4月18日に活動報告会を開催します。
原宿はらっぱファームとは ― 都市で循環を実装した10ヶ月
(コンポスト東京理事 中尾直暉作画 リターンTシャツのイラストになっています!)
原宿はらっぱファームは、東京・渋谷区神宮前にある約1,500㎡の国有地を活用し、期間限定で実施された都市型共創ファームです。
ここは単なる「畑」ではありませんでした。
都心に暮らす人々が、自ら家庭や地域から出る生ごみをコミュニティコンポストで堆肥化し、その土で野菜や草花を育てる。
——資源がごみになる前に、地域の中で循環させる仕組みを、実際にかたちにした場でした。
7年以上空き地で、10年以上使われていなかった土地に土が入り、種がまかれ、芽が出る。
やがて虫や鳥が戻り、人が集い、語り合う。
通りすがりの人が足を止め、
「ここ、畑になるんですね」と声をかけてくれる。
行政と対話を重ね、協議会を立ち上げ、地域・大学・企業と連携しながら進めたこの取り組みは、「理念」ではなく「実装」としての循環モデルを都市の中で試みた挑戦でした。
10ヶ月という限られた時間のなかで、都市でも期間限定でも、地域循環型コミュニティは育つということを、私たちは確かに実感しました。
ほとんどの畑やコンポストのメンバーが、つながりが生まれたことを喜んでくれたことは、本当に嬉しいことでした。
原宿1500㎡で起きた、確かな変化
10ヶ月のあいだに、目に見える変化がいくつも生まれました。
家庭や地域から集まった生ごみ、野菜残渣、雑草、木屑、米ぬか、コーヒーかすなど、約5トンの有機物が焼却されることなく、堆肥となり、畑へと還りました。
イベントの開催は52回。
近隣カフェから回収したコーヒーかすは約250kg。
焼却せずに堆肥化した有機物は約5t。
それらは、美しい堆肥になり約130種類の野菜やハーブ、花を育てました。
コミュニティメンバー登録は150名以上に広がりました。
そして、この場所で起きていた変化は、数字だけでは語りきれません。
つばめが飛来し、
バッタや蜂が行き交い、
土の中では微生物が働く。
そして何より、人と人との距離が近づいていきました。
「スーパーで知り合いに会うようになった」
「前を通るのが楽しみになった」
「景色をよくしてくれてありがとう」
そんな言葉が交わされるようになったことも、この1500㎡で起きた、うれしい変化です。
この取り組みは、つながる絵本~for SDGs~(BS朝日)でも特集され、「人をつなぐ畑」として紹介されました。
都市の中で循環が機能する可能性を、広く伝える機会となりました。
けれど私たちにとっていちばんの成果は、循環が“理念”ではなく、“日常の風景”になったことでした。
なぜ、いままとめ、次へつなぐのか
は ら は ら は つ づ く
原宿はらっぱファームは、1月末で一区切りを迎えました。
期間限定の取り組みとして始まったこの場は、役目を終え、土地は再び静けさを取り戻しています。
けれど、ここで生まれた循環やつながりを、この場所だけにとどめず、広げていきたい。
国有地をどう使えるようにしたのか。
行政とどのように対話を重ねたのか。
協議会をどのように立ち上げたのか。
150〜200人規模のコミュニティをどう育てたのか。
そして、どのように閉じていったのか。
積み重ねてきた具体的なプロセスがあります。
この実践を、単なる思い出で終わらせるのではなく、同じ志の方々と共有できる“実装知”として整理し、社会に残したい。
私たち自身にとっても、「ここをこうしたかった」「次はこうできるかもしれない」そんな想いがまだ熱を持っている今だからこそ、まとめる意味があると考えました。
原宿で生まれた循環を、たんぽぽの綿毛のように、また別の場所へ。
そのための挑戦が、今回のクラウドファンディングです。
私たちについて ― 都市に循環を育てるという挑戦
私たちは、NPO法人コンポスト東京は「東京を循環させよう!」というキャッチフレーズを掲げ、都市の生ごみなどを資源へと変え、人と人、人と自然がつながるコミュニティを育てる活動を行っています。

2021年にコミュニティガーデンあいラボとして活動を始め、2025年4月にNPO法人化しました。
フランスのコンポストマスター制度や、ニューヨーク発の「HOT BOX」技術など海外の事例も参考にしながら、東京という都市環境に合った循環の仕組みを模索しています。
代表の美喜子は、学生時代やネイティブアメリカンとの出逢いの中で環境問題や自然と共に生きる思想に触れたことをきっかけに「都市の中でこそ、あたたかな循環を創りたい」と考え続けてきました。
目に見えるものだけでなく、土の中の微生物や、人と人のあいだに流れる目に見えないものも丁寧に循環させたい。
私たちが目指しているのは、単に堆肥をつくることではありません。
生ごみや畑をきっかけに、人が出会い、関係が生まれ、地域が少しずつ温まっていくこと。
都市の中に、循環とあたたかなつながりが当たり前にある風景をつくることです。
原宿はらっぱファームは、その挑戦のひとつのかたちでした。
今回のプロジェクトで実現したいこと
原宿はらっぱファームで生まれた実践を、単なる思い出で終わらせず、社会に残すこと。
そのために、今回のプロジェクトでは、次の2つを実現します。
1|実践をまとめたブックレットの制作
10ヶ月にわたる取り組みを、2部構成の冊子としてまとめます。
第1部|活動の記録
原宿1500㎡で育まれた風景や出来事を、写真や参加者の声とともに振り返る“活動アルバム”。あの時間を共有した人にとっては記憶をたどる一冊に、初めて知る方にとっては、都市で循環が生まれる過程を追体験できる一冊に。
第2部|都市循環の実装マニュアル
・土地確保のプロセス
・行政との調整と条件対応
・協議会の立ち上げ
・コミュニティ形成の工夫
・コンポスト循環モデルの設計
・持続可能な運営の視点
・有識者からのメッセージ
・そして「閉じ方」の知見
数字や具体的なプロセスも含め、これから地域で循環を始めたい人のための実践資料としてまとめます。
記念誌ではなく、次の挑戦者のための“実装知”として残します。
2|4月18日 活動報告会と懇親会の開催
冊子の内容をもとに、原宿はらっぱファームの実践を共有する報告会を開催します。行政との対話のリアル、コミュニティが育つまでの試行錯誤、うまくいったことも、難しかったことも。
そしてその後の懇親会では、立場を越えて対話できる場をつくります。
同じ志を持つ人たちが出会い、思いがけないつながりが生まれ、また新たな循環が始まる。
原宿で育まれたつながりを、次へ広げる時間にしたいと考えています。
ご支援の使い道
目標金額は 200万円。
これは単なる制作費ではなく、都市循環モデルを社会に残すための投資です。
いただいたご支援は、主に以下に活用します。
📘 ブックレット制作費
・調査・原稿執筆・編集・デザイン・印刷費(200部予定)
活動アルバムとしての記録性と、実装マニュアルとしての実用性を両立させるため、丁寧に制作します。
🎤 活動報告会・懇親会の開催費
・会場費・機材費・運営費・循環をテーマにした軽食準備
報告会はオンライン配信も行い、遠方の方にも届けます。
🗂 記録整理・資料化の人件費
行政との調整プロセスや運営ノウハウを体系化するための整理・構造化作業に充てます。
この部分こそが、次の挑戦者にとって価値ある“実装知”になると考えています。
リターン一覧
① ⑪ ⑫ ⑬ 応援コース(お気持ち支援)|3,000円|10,000円|30,000円|50,000円|
本プロジェクトを応援いただくコースです。活動報告メールとお礼メッセージをお送りします。金額に関わらず同じ内容です。都市に循環を残す挑戦の一員として、ぜひご参加ください。
② 5/12 キエーロ講座60分(オンライン)|4,000円
手軽にできて、生ごみが“消える”ことで人気のコンポスト「キエーロ」。キエーロオフィシャル認定アドバイザーで、コンポスト専門店店主の西川美和子(コンポスト東京 副代表でもあります!)が、キエーロのしくみややり方、失敗しないコツ、地球環境とのつながりについて語ります。
この機会に土と太陽と風の力で生ごみを分解する自然派コンポスト「キエーロ」を始めるための1歩を踏み出しませんか?
日程:5月12日(火)20:00-21:00
zoom URLをご支援者にメールにてご案内します。
③ ブックレット1冊 & メッセージ|5,000円
A5カラー60ページ
原宿1500㎡で実践した循環モデルを一冊に。
10ヶ月の軌跡をまとめた2部構成のブックレットをお届けします。
<前半>は、活動の記録アルバム。写真や参加者の声とともに、原宿で育まれた時間を振り返ります。
<後半>は、土地確保のプロセス、行政との調整、コミュニティ形成の工夫、循環モデルの設計、有識者からのメッセージ、そして“閉じ方”の知見までまとめた社会実装マニュアル。
ファームに参加してメンバーにとっては思い出に、これから地域で循環を始めたい人にとっても資料となる一冊です。
※ブックレットは、4月18日の活動報告会会場で寄付なしの定価でも購入できます。
④ ブックレット1冊 + Webにお名前を掲載|7,000円 ※50枠限定
コンポスト東京のWebサイトのブックレット紹介ページにお名前を掲載いたします。
五十音順での掲載となります。
お名前(+会社名など)
1ヶ所リンクも掲載可能です。
例:山田花子(⚪︎△商事株式会社)
掲載希望名は40文字以内でご記入ください。(長い場合は省略させていただきます)
ご回答がない場合は支援時のお名前を掲載いたします。
⑤ 4/18 活動報告会参加券 + ブックレット1冊|8,000円 ※50名限定
【4月17日まで購入可能】
原宿はらっぱファームの実践を直接聞ける場「活動報告会」の参加権と、ブックレット1冊をお送りいたします。
行政との対話のリアル、コミュニティが育つまでのプロセス、うまくいったことも、難しかったことも。
※日時:4月18日(土)
11:30−12:30 パネル展示(どなたでも自由参加)
13:00−15:00 報告会
15:30−17:00 懇親会(このリターンには含まれません)
※会場:千駄ヶ谷コミュニティセンター サークルホール
東京都渋谷区神宮前1-1-10
北参道駅、原宿駅から約6分
※ブックレットは当日会場にて直接お渡しいたします。
※報告会の参加券は、Peatixで寄付なしのものも同時に販売しています。
⑥ 4/18 活動報告会 & 懇親会参加権 + ブックレット1冊|10,000円 ※20名限定
【4月17日まで購入可能】
報告会と懇親会にご参加いただけます。
立場を越えて対話し、新しいつながりが生まれる時間。
美しいヴィーガンの軽食をご用意します。
※日時:4月18日(土)
11:30−12:30 パネル展示(どなたでも自由参加)
13:00−15:00 報告会
15:30−17:00 懇親会
※会場:千駄ヶ谷コミュニティセンター サークルホール
東京都渋谷区神宮前1-1-10 北参道駅、原宿駅から約6分
※ブックレットは当日会場にて直接お渡しいたします。
※報告会&懇親会の参加券は、Peatixで寄付なしのものも同時に販売しています。
(写真は例です。千葉芽弓さん桜沢珠紀さんのお料理はいつも美しくてとびきり美味しい)
⑦ 4/18 活動報告会 オンライン参加チケット|4,000円 ※50名限定
【4月17日まで購入可能】
活動報告会にオンラインで参加できます。
※日時:4月18日(土) 13:00−15:00
※zoom利用。当日までにURLをお届けいたします。
※アーカイブはありません。
⑧ 出張プレミアム報告会|50,000円 ※3社限定
主に企業向けのリターンです。
活動報告会(90分)をオリジナルで開催できます。1リターンにつき5名様まで参加可能です。
ブックレット1冊付き。
はらはらファームの運営詳細など、なんでもお答えします。場所はご用意ください。
23区以外の場合は別途交通費をお願いいたします。
⑨ 丸太プレート|3,500円 ※30枚限定
原宿はらっぱファームでベンチとして使われていた丸太をカットし、刻印を施した記念プレートをお届けします。7年以上空き地だった土地で、人を支え、対話を見守ってきた木材。原宿1500㎡の物語の一部を、かたちとして残せる特別なリターンです。直径約25cm、厚さ約3cm(多少の誤差があります)
宅急便で4月末までにお届けします。
置き物の台や鍋敷きとしてもご使用いただけます。
はらはらの焼き印入り(実際は表面しっかりやすりがけします🙇♀️)

⑩ オリジナルTシャツ & 感謝のメッセージ|6,000円 ※100枚限定
はらはらファームの活動が詰まったオリジナルTシャツ。
オーガニックコットン使用。
4月中に指定の場所へ送付します(送料込み)。
サイズ:S/M/L/XL(ユニセックス)
※女性の場合MがS相当
NPO法人コンポスト東京理事 中尾直暉 作画。
最後に
原宿1500㎡で生まれた畑や循環は、ずっと続けたいものでした。
ですが、場所がなくなった後も
小金井市へ、青山学院大学へ、世田谷の幼稚園へ、千葉へと続いています。
都心でごみだったものが、土になり、野菜になり、人と人のつながりへと変わっていく。
その循環は、短期間でも実現できることを、私たちは確かに体験しました。
わたし達の取り組みが
全国各地にある空き地活用のヒントになるかもしれません。
原宿で育まれた循環とつながりを、たんぽぽの綿毛のように、また別の場所へ。
「自分ではできないけれど、託したい」
そう感じてくださった方もぜひ仲間になってください。
都心の真ん中で自然の循環と共にある暮らしを広めましょう!
!JOIN THE GREEN MOVEMENT !

撮影:向後真孝




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