姉妹都市サンノゼ市の桃太郎像を復活させたい
岡山市とアメリカ・サンノゼ市は、1957年の姉妹都市締結以来、半世紀以上にわたり草の根の交流を積み重ねてきました。2027年には姉妹都市締結70周年を迎え、岡山市の姉妹都市の中でも一番長い歴史があります。長きにわたる交流の中で、1993年には両市の友好の証として、岡山市からサンノゼ市に桃太郎像を贈りました。岡山市の人々にはお馴染みの、岡山駅前にある桃太郎像と同じものです。
しかし2025年、この大切な友好のシンボルが盗難に遭うという、誰もが予期せぬ悲しい出来事が起こりました・・・


プロジェクト立ち上げの背景
かつてサンノゼ市で市民に愛されていた桃太郎像。その姿が消えてしまったというニュースは、多くの岡山市民に衝撃を与えました。
この事態に誰よりも早く立ち上がったのは、直前に現地を訪れ、サンノゼの人々の温かさに触れた中学生たちでした。

「友好の証を失いたくない。自分たちの手で桃太郎をサンノゼへ帰したい」
「盗まれた」という悲劇で終わらせるのではなく、両市民の「手を取り合う力」で新しい像を建て直したい。中学生たちの純粋な想いに応えるべく、岡山市国際交流協議会は、両市の新たな友情の物語を紡ぐこのプロジェクトを始動させました。
2025年度 岡山市子ども海外派遣参加者よりメッセージ

私たちは昨年の夏、岡山市の海外派遣事業でアメリカのサンノゼ市を訪れました。
そこで目にしたのは、私たちを温かく迎えてくれた現地の方々の笑顔と、1957年に岡山市が友好の証として寄贈した桃太郎像です。それを見た時、現地の方々がどれほど私たちとの交流を大切に思ってくれているかを知りました。
しかし、帰国して間もなくその「友好の証」である桃太郎像が盗難に遭ったという悲しいニュースが届きました。つい数ヶ月前、たちが両市の友好の絆を肌で感じ、大切に守り続けようと誓ったあの像が、今はもうありません。岡山の桃太郎が、遠く離れたサンノゼで愛されていた光景を取り戻したい。悲しいニュースを「支援の輪」という温かいニュースに塗り替えたい。
このプロジェクトは、私たちだけでは微力であり、多くの方々の賛同と善意なしでは成り立たないプロジェクトです。皆さんの力を貸してください。
「私たちの桃太郎は負けない。サンノゼのジャパンタウンに、再び友好のシンボルを。」
サンノゼ市からのメッセージ
We express our deep gratitude for the enduring sister city relationship between San José and Okayama—a partnership built on decades of friendship, cultural exchange, and mutual respect. San José is proud to be home to one of only three remaining historic Japantowns in the United States, and our community treasures the strong cultural and personal ties that connect us to Okayama. This relationship continues to thrive with the full support and commitment of Mayor Mahan and Vice Mayor Foley, who recognize the importance of preserving and strengthening these international bonds.
The statue of Momotarō has long symbolized that bond, representing courage, generosity, and shared heritage. Its recent theft was deeply felt throughout our community, and replacing the Momotarō statue is an important step in restoring a beloved symbol of our friendship and reaffirming the lasting connection between our two cities. The City of San José remains committed to honoring this shared history and ensuring that this meaningful symbol of our partnership is restored for future generations.
Matt Mahan
Office of Mayor Matt Mahan
(日本語訳)
サンノゼ市と岡山市の長年にわたる姉妹都市関係に対し、深く感謝の意を表します。このパートナーシップは、数十年にわたる友情、文化交流、そして相互尊重の上に築かれてきました。サンノゼ市には、全米にわずか3カ所しか残っていない歴史的な日本人街(ジャパンタウン)があることを誇りに思っており、地域住民は岡山と結ばれた強い文化的・個人的な絆を大切にしています。この関係は、国際的な絆を維持し強化することの重要性を認識しているメーハン市長とフォリー副市長の全面的な支持と熱意のもと、これからも発展し続けていくことでしょう。
桃太郎像は、勇気、寛大さ、そして私たちが共有する伝統の象徴として、長きにわたり両市の絆を体現してきました。それだけに、先日の盗難事件は地域全体にとって大きな心の痛みとなりました。桃太郎像を再建することは、かけがえのない友情の象徴を取り戻すための重要な一歩であり、両市の永続的なつながりを改めて確認するものでもあります。サンノゼ市はこの共有する歴史を尊重し、パートナーシップの意義深い象徴である桃太郎像を、次世代のために確実に復元することをここにお約束いたします。
マット・メーハン マットメーハン市長室
プロジェクトで実現したいこと
本プロジェクトが目指すのは、単に失われた銅像を物理的に復元することだけではありません。私たちは、この再建を通じて以下の2つの大きな目標を掲げています。
1. 友情のシンボル「桃太郎像」の再設置と、新たな絆の刻印
まず第一に、再び桃太郎像を設置することを目指します。設置場所は、防犯面も考慮し、現在サンノゼ市が検討しているところですが、「ジャパンタウン」が候補になっています。
一度失われてしまったからこそ、新しく建立される像は、これまで以上に強固な「決して折れない友好の証」となります。サンノゼ市民が再び桃太郎の姿を見て、岡山市との繋がりを日常の中で感じられる景色を取り戻します。
2. 「自分たちの手で」――市民一人ひとりが主役となる国際交流の創出
このプロジェクトは、中学生たちの純粋な発案から始まりました。
行政主導の再建に留めるのではなく、クラウドファンディングという形をとることにしました。岡山市、そしてサンノゼ市の市民や関係者の皆さまが、直接この国際交流事業に「参画」する機会を作りたいと考えています。
子どもたちの熱意に共感し、一人ひとりが支援という形で名前を連ねる。姉妹都市の歴史に新しい息吹を吹き込み、次世代へと絆を繋ぐ「生きた交流」になると信じています。
プロジェクトの進捗状況、現在の準備状況
現在、サンノゼ市と岡山市の間で、新しい桃太郎像の製作および設置に向けた具体的な協議が進んでいます。
当初、再設置にかかる費用一式はサンノゼ市側が全額負担し、計画を遂行する予定でした。しかし、中学生たちの「自分たちも力になりたい」という熱い想い、そして岡山市民の皆さまから寄せられた心配の声をサンノゼ市へ伝えたところ、「両市が手を取り合い、共に再設置を目指すことこそが真の友好の証になる」という結論に至りました。
これを受け、新しい像を岡山からサンノゼへと送り届けるため、再設置に係る費用の一部を負担することを決定いたしました。
プロジェクトの関係者紹介、協力体制
本プロジェクトは、岡山市とサンノゼ市の強固な連携のもと、以下の体制で推進しています。
• 実行主体:岡山市 ・ サンノゼ市
両市の行政当局が直接連携し、像の製作から設置場所の安全対策までを責任を持って統括します。
• プロジェクト運営:岡山市国際交流協議会
岡山市の国際友好交流を推進する中心的な団体として、本クラウドファンディングの運営を担います。中学生たちの願いを形にし、皆さまの善意を確実にサンノゼ市へと繋ぐ架け橋となります。
「盗難」という悲しい事件を乗り越え、市民の手で桃太郎像を再びサンノゼへ。両市がかつてないほど一つになり、この事業に取り組んでいます。
スケジュール
3月下旬 クラウドファンディング開始
6月中旬 クラウドファンディング終了・製作開始
6月~9月 桃太郎像および台座の制作(約3か月)
10月頃 国際配送(約2週間〜1か月)
12月頃 サンノゼ市にて再設置・完成
皆様へのお礼と約束
このプロジェクトは、単に「物を新しくする」ためのものではありません。国際交流の最前線を肌で感じ、国境を越えた友情の尊さを学んだ子どもたちが、自ら考え、行動を起こした「未来への投資」でもあります。
盗難という悲しい出来事をきっかけに、かつてないほど強固な「支援の輪」をサンノゼ市へ届けたい。子どもたちの熱意に応え、両市の絆を次世代へとつなぐために、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。






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