
大流血した私を末吉さんや梅沢さんが救出してくれました。
最終的には出場していただいたヒール軍を除く全選手がリングに集まっていただきました。
意識朦朧なのと、ここまでの流血は初めてで頭痛がひどい中でしたが出場していただいたお礼を全選手に伝えました。
いつもは陽気で楽しい はらじゅくきっど選手が泣いてくれたのは今でも鮮明に覚えています。
お客様の心を動かす、というのは常ですが、参戦してくれた他団体の選手にも少しでも何か伝わったのかな、と思い嬉しくなりました。
私自身はというと、予想以上に出血がひどく、撤収作業が終わる頃には止まるかな、と楽観的に考えてましたが、いくら待っても止まらず。
体育館にシャワー室がありましたが、血で汚してしまうのも申し訳なかったし、シャワー自体が冷水しか出ない どインディー仕様で、冬・東北・流血・冷水コースは完全に体が終了してしまいます。
選手スタッフも全員帰ってしまい、フラフラになりながら車を走らせとりあえずドラッグストアに向かいました。
顔面血まみれの客(一応裂傷部分はタオルを巻いて隠してましたが)が店内に入ってきたもんですから、レジのスタッフがフリーズしてしまいました。
事情を話し、通報は免れましたが、結局 買ったカットバンも無意味で、祝日だったこともありネットで検索して 休日当番医へ向かいました。
見に来てくれた方々、特にプロレスを初めて見た方々には後日 どう感じたか聞いてみましたが、
こんな後味の悪い終わり方をすると思わなかった、と(笑)言われました。
結果としては大きな傷を負い究極のBAD ENDとなった初の凱旋試合となりましたが、
これはこれで実は私の理想でもあったりするんです。
というのも、最近の プロレスを見にきたら皆ハッピ~になってお家に帰りましょうムーヴがどうしても嫌いなんです。
運動神経のいい お兄ちゃんたちが目にも止まらぬ動きで試合終了までハイスピードバトル、みたいなのがどうしても好きになれないんです。細マッチョの技の品評会みたいなプロレスは少なくともアライヴではやりません。
私が幼少期に見たプロレス、
勿論いいものを見て気分良く帰宅した日もあります。
逆に 高い金を払って期待に胸ふくらませ見に行ったのに、延々と地獄を見せられる、
金を払って苦痛を味わう、という理不尽を子供の頃から経験してきました。
IWA JAPANなんかが良い例です。
ターザン後藤選手の地獄をひたすら20分近く見せられるという これはひとつの社会勉強なわけです。
あの頃の全日本女子もそうでした。
しごきを越えた、これは暴行だよね 笑 というものを見て育ったわけです。
見に来たからと行って、必ずしもいいものを見れると思うなよ、と。
なんでもそうです。
すぐに炎上を気にします。
毎回毎回ぬるいハッピーエンドで全選手リングに上がって記念撮影、みたいなあれこそ本当のインチキ満載ヤラセプロレスです。
よく藤原秀旺とも昔から話していました。
俺らは戦ってんだから悪い結果になることもある、客が嫌な気持ちで帰る時もあるかもしれない、だけどそれが本当の戦い。
精度の高いプロレスごっこをしている数多のプロレス団体とは一味違います。アライヴは媚は売りません。
そこを今度アライヴを見に来てくれた方には体験してほしいと思います。
花泉大会編おわり



