はじめまして!
兵庫県加東市在住のサラリーマン農家の『大富高幸』と申します。

私が住む兵庫県加東市は、北播磨の東側に位置する人口4万人を切る自然が豊かな小さな町で、昔から日本酒の原料である山田錦という酒米の一大生産地になります。

普段は兵庫県東播土地改良区という会社で、農業用ダムや水路の管理を行いながら、田畑やため池、水道局に水を送る仕事をしていますが、先祖代々続く11代目の稲作農家として半農半X(兼業農家)で忙しい毎日を送っています。

今回のクラウドファンディングを通じて私が成し遂げたいことは2点あります。
①奇跡のお米『イセヒカリ』を全国の方に知っていただき、食べていただきたい!

テーマにもあるように、私が栽培しているお米は『イセヒカリ』という珍しい品種になります。
冒頭にもありましたが加東市を含む兵庫県の北播磨地域では、酒米の王様と呼ばれている山田錦の一大生産地で、農家は山田錦を栽培することで収益を上げていましたが、日本国内では日本酒の消費量も年々減少しているのが現状で、国内に数ある酒蔵さんも国内消費のほかに海外消費の推進に切り替えようと努力されていますが山田錦の増産予定はなく、お世話になっているJAさんとの出荷契約もコロナ前から増えていないのが現実です。
そんな状況の中、加東市内のすべての農地に山田錦を栽培できるはずもなく、山田錦を栽培しない農地には酒米以外のお米(食用米や加工用米)を栽培していましたが、米価の下落で栽培しても赤字が続く悪循環に陥っていました。
ですが、令和7年はお米騒動もあって一時的にうるち米(食用米)の価格が上昇し、農家の収入はアップしましたが、結果的には急激にお米の価格が上昇したことで、消費者の方々が買い辛くなってしまったことで、お米の消費が鈍くなってしまい、作り手よし、売り手よし、買い手よし、世間よしの四方よしになっていないのが現状で、令和8年はもうすでにお米の卸価格が下落すると言われています。
そんな中、私自身も、もう何年も前から全国の農家さんと同じような課題に向き合いながら、持続可能で新たな農業モデルを構築したいと思い悩んでいた時、コロナ禍の影響で『自己免疫力』というワードをよく耳にするようになり、一農家としてこの『自己免疫力』を上げるお役に立てないものかと調べていたところ、自然栽培や自然農法と呼ばれる農産物が人々の健康に大きく関係していることを初めて知りました。
そして、化学肥料も農薬も除草剤も使用せずにお米作りをされていた農家さんとの出会いから偶然にもイセヒカリと出会い、そこから私の人生が大きく変わっていきました。

もちろんこのイセヒカリは、お米としての味も食味値で80点以上の高得点を出していて、抜群の品種になります。
クラウドファンディングを機により多くの方々にイセヒカリの美味しさと素晴らしさ、魅力を知っていただき、全国のお米好きに食べていただければこれほど嬉しいことはありません!
全国に一人でも多く、イセヒカリファンが増え、日本のお米文化の素晴らしさを共有できることを願っています。
②農家の高齢化が進む加東市や北播磨地域の農業を盛り上げていきたい!

周知の事実ですが、いま全国の農村で過疎化や高齢化、農家の不足、人口減少が原因で、現在では国内の耕作放棄地が約42万ha(東京都4個分)へと増加し、さらに戦争による農業資材の価格高騰などが原因で農業経営に大きな影響を及ぼしており、地方では農業に関わる課題が山積しています。
私が住む加東市でも同じように、もうすでに10年以上も前から作物を栽培しない有休農地が増加しており、高齢化により栽培できなくなった農地を離農者の方からの依頼を受け、父と私で仲間の力を借りながら地域の農地を何とか次の世代へ繋ぎたいとの思いで借り受け、現在はサラリーマンの傍ら約10ha(甲子園球場3個分)の農地を守り続けていますが、父もこのたび80歳を迎え、これらの農地を私が一人で背負うことになり、地域の皆さんからお預かりしている大切な農地を守っていくこととなりました。
そして、そんな課題に対して指をくわえて見ているのではなく、私は自身の活動を通じて、明るく楽しく愉快に圧倒的情熱とたゆまぬ努力を続けながら、同じ志を持った仲間たちと、この問題を解決していきたいと思っています。
もちろんそのチカラは微力かもしれません。
ただ、一人が声を上げ、新しい活動を行うことでキャンプファイヤーの種火のように最初は小さな小さな炎でも、挑戦し続けることで少しずつ課題解決のヒントが見え、地域の農家さん達と共に未来の農業に希望を持つことができる活動になるかもしれません。
ですが実はというと、高校時代は田舎や農業の生活がイヤでイヤで、早く大人になって華やかでお洒落な街に暮らしたいと思って都市部の大学に進学し、ただただ楽しいことが大好きで漫才やバンドに挑戦した結果、ことごとく失敗と挫折を経験して、挙句の果てにはバンドでも仲の良かった仲間にもクビを宣告され、憧れだった街に住む目的も失い、志半ばでその時は帰りたくなかった田舎の加東市に後ろ髪を引かれる思いで帰ってくることになった私ですが、帰郷当初はただただ生活のため、生きていくためだけに働き、やらざるを得なくなってイヤイヤやっていた農業も精一杯やり続けてきた今となっては、帰郷から20年の時を越えて、今お世話になっている仕事も農業も、そして生まれ故郷の加東市も大好きになりました。
そんな私が生まれ育った愛すべき小さな小さなまち、加東市を、農業を通じて仲間と一緒に盛り上げていくのが、イセヒカリを天から授かったように、私にとっても天から与えていただいたミッションだと思っています!
2021年4月、化学肥料も農薬も一切使用せずに太陽と水と土の自然の力だけでお米を栽培している自然栽培農家さんが徳島県にいらっしゃると知人から紹介していただき、1泊2日の研修に行きました。

2日間の研修では化学肥料も農薬も使用せずに植えられている立派で生き生きとした稲を目の当たりにして、化学肥料と農薬を使用しなければ絶対に栽培できないと、その時思い込んでいた私の固定観念は良い意味で大きく崩れ去りました。笑
研修2日目の帰る間際に農場オーナーさんに感謝の言葉をお伝えしたところ、『もし加東市に戻られて自然栽培をされるのでしたら、是非この種を使ってみてください。』と言って差し出された3kgの種が、その時初めて知ることとなった『イセヒカリ』という品種でした。
初めて聞いたこの『イセヒカリ』という品種に、私が本当に栽培できるのかと少々不安になりながら、帰宅後真っ先にこの品種の成り立ちについてインターネットで調べてみたところ、以下のような内容が書かれていました。

イセヒカリは、コシヒカリの突然変異により生まれたお米です。伊勢神宮の神様に奉納するための神田と呼ばれている田んぼで育てられていたコシヒカリが、台風の影響を受けてほとんどが倒伏してしまった中、たった2株だけが倒れずに奇跡的に残りました。その生き残った2株を調べたところ、コシヒカリにはない遺伝子を持ち、コシヒカリよりも茎が太くて倒れにくく、更に病気にも強く多収性といった特性があったことから、『これは天から授かった稲かもしれない。』とのことで、新たな品種として宮司さんが『イセヒカリ』と命名されました。
『イセヒカリ』が『神様のお米』や『奇跡のお米』と呼ばれる所以がここにあります。
コロナ禍真っ只中の2021年、その時もうすでに地元の農家の高齢化と跡継ぎ不足による農業従事者の減少が、もの凄いスピードで加速していたのですが、そこに拍車をかけるかのようにウクライナの戦争による農薬と化学肥料の高騰により、兼業農家の90%以上が赤字に陥り、どうにかして地元の農地を守り次の世代へ繋いでいく新たな作物や栽培方法を模索していた時に出会ったのが化学肥料も農薬も除草剤すらも一切使用しない自然栽培という栽培方法でした。

これまでは実家が畜産農家だったこともあり、堆肥などの有機肥料使用し化学肥料と農薬の使用料を既定の半分以下にしていましたが、この自然栽培の農法が確立できれば、赤字にあえぐ多くの農家の方々に希望の光が見えると確信し、5年前から取り組んでいます。
世の中には化学物質過敏症やお米アレルギーの方がいらっしゃるのですが、その方々が自然栽培のイセヒカリを食べたところ、いつも出るはずのアレルギーが出なかったり、別の方は食べた瞬間に感動して涙されたりと、お客様から思ってもみないような大変嬉しい感想をいただき、お米を食べたくても食べることができない方々のためにも更なる品質向上を目指して取り組んでいます。


『農業は、自然と人との共同作業。』
農薬も化学肥料も除草剤も一切使用せず、太陽と水と土のチカラだけで育ったイセヒカリは、安全、安心でありながら個性と特徴を持つ農産物として「ひょうご安心ブランド」の認定を受けています!
このブランド認定が私に取って、ますますイセヒカリを全国の方に広めたい大きなモチベーションとなりました!
また、農林水産省が認定する環境に優しいお米として、「温室効果ガス削減」と「生物多様性保全」の両方で最高ランクの星3つを取得しています!
イセヒカリは美味しいだけでなく、さまざまな評価をいただいています。

最後まで私たちのプロジェクトを読んで下さり、本当にありがとうございます。
現在、私も含めた多くの農家の方々が少子高齢化による後継者不足、赤字による経営難等々、様々な問題で苦しんでいますが、こんな時代だからこそ不安や深刻になりすぎることなく、日本の新時代の農業に向けて、明るく楽しく愉快に、そして果敢に挑戦することで、新時代の農業の幕開けを図りたいと思っています。
『奇跡は起きるのではなくて、起こすものかもしれない。』
クラウドファンディングで得た収益は、このプロジェクトに関わってくださっている仲間の農作業に対する作業費や地域の子供たちを中心に毎年行っている田植えや稲刈り体験会の活動費、老朽化する施設の整備費をはじめ、イセヒカリの種を30年以上もの間、大切に守り続けられている神社や篤農家さんのサポート費用に充てさせていただきたいと考えています。

化学肥料も農薬も除草剤も一切使用せず、太陽と水と土のチカラだけて育てる自然栽培と呼ばれる農法で、天から授かった奇跡のお米『イセヒカリ』を栽培し、慣行農法(化学肥料や農薬を使用しながら作業の省力化と多収量を目指す農法)に引けを取らない多収量を達成することで、日本古来からの遺伝子を引き継ぐ安心安全でエネルギーの高いお米をより多くの方々にお届けし、安心して持続可能な農業経営ができることで次の世代へ日本の農地と農業を繋いでいくことを目標にしています。

最後までご一読頂き本当にありがとうございます。
まだまだ栽培も経営も未熟な私たちですが、今後とも『イセヒカリ』と私たちが運営している『結(ゆ)ひの米屋 百(もも)の種』の応援をよろしくお願いいたします!
『気は必ずカタチになる。』









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