猫たちを守り続けたい
姫路の海岸沿いにとある緑地があり、そこには約50頭の猫たちが暮らしています。
猫たちは人間の手で捨てられた元飼い猫や、その子孫たちです。
その猫たちのために奮闘した人がいました。
猫たちのおかんと呼ばれた通称”もまま”です。
もままは決して有名な活動家ではなく、ごく普通の一個人でした。
ただただ、目の前の猫たちを放っておくことができない、
そんな純粋な想いで20年間を走り続けた人です。
もままの周りにはいつも嬉しそうに集まる猫たちがいた
プロローグ
はじまりは、2003年に飼い主さんとはぐれた犬の捜索で緑地に行った時のことでした。
そこで目にしたものは、不法投棄の車中の檻に閉じ込められた30頭の猫と、海辺や公園に暮らす沢山の猫たち。
海辺や公園で暮らす猫たちは飢え、不妊手術を受けていませんので繁殖を繰り返します。
狭い檻の中で走ることもジャンプもできない猫たち
ある人物が所有する車中の猫は、すし詰め状態で自由に動くことが出来ません。
風も通らず夏は焼けて車内は灼熱地獄と化します。
給餌しながら数年掛けてその人物との交渉を続け、車中の猫たちに順次不妊手術を行いましたが、全員手術することを拒まれ子猫が産まれてしまいました。
どうやら車中の猫で利益を得ていたようで、どこかの飼い主が持ち込んだ成猫も増えていきます。
当初は30頭でしたが、次第に41頭にまで膨らんでしまい…
もう、もまま一人ではどうすることも出来なくなり、ブログでSOSを発信します。
幸運なことに全国から協力者が現れ、紆余曲折を経て2008年に全ての猫を車中から助け出すことに成功し、皆ずっとのおうちで幸せになっています。
もままの奮闘と苦悩
こうして、車中の猫の件は解決しましたが、海辺や公園のお世話は続きます。
喘息を患い癌と闘いながらも、毎日毎日たった一人で約1.2キロメートルの護岸沿いを給餌して周り、危険なテトラポッドの中へも降り、猫たちのために活動を続けました。
20年間で312頭の猫たちに不妊手術を行い、168頭の猫たちを新しい家族のもとへと送り出し、一方で、自宅では27頭の保護猫たちのお世話に自宅付近の猫の不妊手術や給餌もしていました。
もままが不妊手術を施した猫たちのリスト
ブログから拾っただけでも312頭
幾多の困難に立ち向かい乗り越え、ある時は餌やり禁止の勧告を受けてしまいましたが、猫たちを守るため市や公園事務所とかけあい認めてもらえるよう尽力しました。
その願いは届きましたが、元々癌を患っていたこともあり、次第にもままのからだは蝕まれていきます。
夫に先立たれ子供もおらず頼る人もいない…自身が苦しい中どんなに体が弱っても猫たちを放っておくことができませんでした。
20年もの歳月を猫のためだけに捧げ、そして終わらぬ孤独な活動に身も心も追い詰められボロボロになり、ついに力尽きて2022年5月に65歳で帰らぬ人に…。
ありがたいことに、もままの自宅の保護猫27頭は、当時お付き合いがあった愛護団体さまのご厚意と、ご支援者さまのお力添えもあり愛護施設に入所させていただけました。
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もままが遺した想い
もまま亡き後、海辺や公園の猫たちはどうなってしまうのか
自宅の保護猫を引き受けてくださった愛護団体さま経由で私たちにもままの訃報が入り、突然のことで残された猫たちの命を繋ぐべく、どうしたらいいのか悩みましたが、各々出来ることを考え、車中の猫救出に協力した通称”サポーター”たちが立ち上がりました。
とはいえ、私たちは素人に近く、その上全国に点在しているものですから出来ることは限られてしまいます。
まずは、要となる現地で給餌をしてくれる人を見つけなければならない。
そこで、もままと仲良くしていたホームレスさん、通称“おっちゃん”とお話し、フードとお手当をお渡しして給餌を続けてもらうことに。
元々猫好きな方で、現地の猫のこともよく知っているし、同じゾーンに住んでいるものですから“給仕係”にはうって付けの人物と言えます。
猫たちが心を許す”おっちゃん”
その後事故があり公園に住み続けることが難しくなったため、現在は、猫事務所&一時保護場所として借りている物件に家賃折半で管理人としても働いていただいてます。
広大な敷地で、約50頭の猫相手に“おっちゃん”ひとりでは何かとたいへんだろうということで、もう1名給餌係を探しました。
生前もままと交友があった方と偶然知り合うことができ、その方にお願いしましたら快諾していただき給餌係は2名に。
過去に、もままの保護猫を預かってくださってた方2名もサポーターに加わり、猫たちの通院、預かり、フード等の買い出し、事務手続き、他愛護団体さまとの交渉等を手掛けてくれています。

また新たに現地の方3名が、保護猫の預かりや遠距離搬送ボランティアとしてご協力いただけることになり、総勢13名と次第に輪が広がっていきました。
遠方で直にお手伝い出来ないサポーターは、インターネットを通して、ブログ配信、里親募集 、画像編集、SNSでの広報、メール窓口係、Amazonお買い物リスト作成など各々出来ることで協力し合っています。
もままの偉業には到底及びませんが、私たちが引き継いだあとも微力ながら31頭の不妊手術と、ホームレスキャットより10頭+愛護団体さま経由で23頭=合計33頭をずっとのおうちに繋げています。
捕獲器にかからず不妊手術出来ていない猫の頭数は、おかげさまであと1頭になりました。
また、未だご縁のない猫や病気の猫の保護もしています。
姫路のサポーターたちが中心となって、今も毎日の給餌を続けています。
手を差し伸べてくださる方々のご支援金、ご支援物資のお陰で、ここまで走り続けてこられました。

いま直面している現実
緑地には相変わらず多くの猫たちが暮らしています。
ほとんどの猫に不妊手術を施していますが、新たに捨てられる猫も後を絶ちません。
手術を受けた猫も、これから受ける猫たちも、皆が飢えることなく健康的に暮らせる環境を整えてあげたい。
しかし、約50頭の猫たちのフード代(最低で約25,000円)や活動拠点となる物件の家賃(27,200円)・光熱費(5,000円)、 給餌 有償サポーターお手当(20,000円×2人分=40,000円)、活動で発生する雑費等で、最低でも月々10万円~の費用が重くのしかかっています。
そこへ、新たに捨てられた猫の不妊手術代や病気ケガの治療と慢性的に発生する猫たちの医療費、保護猫の譲渡までに掛かる費用など気の遠くなる費用が発生します。
あたたかいお気持を寄せてくださる方もいらっしゃりご支援をちょうだいしておりますが、出費の方が大きく追いつかなくなり、とうとう資金も底をついてしまいました。
活動を継続できない危機に瀕しているのが現状です。
ここから先は、銀行から借り入れるしか手がなく追い込まれてしまいました。
私たちの目標とご支援内容
このプロジェクトで集まるご支援は、猫たちの不妊手術費用や病気ケガなどの治療費、給餌活動費、家賃+光熱費、活動において発生する雑費に充てさせていただきます。
活動継続に向けた資金確保により、もままが20年近く守ってきた海辺と公園の猫たちの命を私たちがしっかりと引き継いでいくことが出来ます。
私たちに不透明な使途は一切なく、純粋に猫たちのためだけに使わせていただいています。
随時ブログにて収支報告もしております。
ブログ名「ホームレスキャット」 URL http://kyoro2kyoro.blog106.fc2.com/
海辺や公園の猫たちの未来を守るため、どうかお力をお貸しください。
何卒ご協力ををよろしくお願いいたします。


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