【石巻・命の循環を繋ぐシカ猟師の拠点】原発避難道で失われる場を再生したい!

石巻牡鹿半島の復興支援で生まれたシカ猟師の拠点。震災から15年を経て、女川原発再稼働に伴う避難道路建設で失われますが、2026年5月、新拠点で再生を目指します。畏敬の念をもって生きものの目線から自然に学び、創造する場を次世代につなぐため「山と私を和えるプロジェクト」を始動します。

現在の支援総額

177,000

2%

目標金額は7,000,000円

支援者数

14

24時間以内に14人からの支援がありました

募集終了まで残り

47

【石巻・命の循環を繋ぐシカ猟師の拠点】原発避難道で失われる場を再生したい!

現在の支援総額

177,000

2%達成

あと 47

目標金額7,000,000

支援者数14

石巻牡鹿半島の復興支援で生まれたシカ猟師の拠点。震災から15年を経て、女川原発再稼働に伴う避難道路建設で失われますが、2026年5月、新拠点で再生を目指します。畏敬の念をもって生きものの目線から自然に学び、創造する場を次世代につなぐため「山と私を和えるプロジェクト」を始動します。

自己紹介

はじめまして。宮城県石巻市・牡鹿半島で活動するAntler Crafts(アントラークラフツ)です。

中心メンバーは猟師の小野寺望です。

約30年にわたり牡鹿半島でニホンジカの狩猟を続けてきた小野寺は、自分自身を「食猟師」と呼んでいます。元フランス料理の料理人だった経験から、「仕留めたシカの生命は、あますところなく私たちの生命になるように、美味しく食べてほしい」との思いをもって、山に入り続けてきました。

単にシカ肉を提供するだけではなく、自然の中で生きる生きもの一頭一頭の物語を届ける小野寺の仕事は、生命をいただく意味に触れるきっかけを社会に広げました。そして有害獣駆除によるシカ肉活用事業とは一線を画すAntler Craftsの活動に、多くの方の共感をいただくようになりました。

2016年に宮城県石巻市で開催されたReborn Art Festivalをきっかけに、協力者の方々の多大なご支援のもと法人化し、事業として本格的に始動します。近年では若いスタッフ、佐々木ジョナサン拓海サギットも加わり、狩猟免許を取得して小野寺の右腕として成長しています。

現在、仕留めたニホンジカを自社の食肉処理場で丁寧に精肉し、季節や個体に応じて熟成させるなど頃合いを見ながら、世界的に活躍をするシェフをはじめとした全国の料理人、料理家の元へ出荷しています。小野寺にとって、彼ら彼女らがつくる料理を思い浮かべながらシカ肉を送ることが、何よりの喜びです。

また一般の方に向けて狩猟体験ツアー「フードアドベンチャー」、シカ角のワークショップ、山菜やキノコの採取など、牡鹿半島の自然を丸ごと体験できるような教育事業も提供してきました。

クラウドファンディングに挑戦する理由
原発避難道路建設による事業所そのものの移転

環境が整ってきた3年前の2023年、食肉処理場の敷地が女川原子力発電所の避難道路の用地にかかることがわかりました。私たちにとっては青天の霹靂でしたが、公共の土地をお借りして運営していたこともあり、9年間過ごしてきた拠点をやむなく離れる決断をしました。

Reborn-Art Festival会場だったことをきっかけに通ってきてくださるアーティストの方々、ボランティアの学生の方々、そして小野寺と山を一緒に歩き、生命をいただく喜びと尊さを日々の仕事に生かしてくださる料理人の方々。荒れていた土地をともに整備してきた仲間。フィールドを突然失うのは、小野寺だけでなく、関わってくださった方々にとっても断腸の思いでした。

「住民悲願の避難道」と報道された原発避難道予定図(当時)。黄色で挟まれた部分が道路。旧事業所の敷地を縦断する必要があり、移転せざるを得ませんでした。

しかし私たちはこの移転を前向きに捉え直すことにしました。単に元のフィールドと同じものをつくるのではなく、次の世代につないでいくための新しい拠点をつくる機会にしよう、と。

以前の事業所から車で5分ほどの場所に、地域の方々のご厚意を受けて、移転場所を見つけることができました。そこから建築家の方々や業者の方々、そしていままで支えてくださった方のお力添えで計画から設計施工、引越しが5月いっぱいで終えることができそうです。

ただ、私たちのような小さな企業にとって、事業所を丸ごと移転し、施設を一から建設し直さなければならなかったことは、企業努力を超えて非常に大きな負担としてのしかかっています。

今回のクラウドファンディングは、有田浜への事業所の移転・整備・建設にかかった費用へのご支援と、事業継続へのご賛同を、みなさまにお願いするために立ち上げました。

最後までお読みください。

有田浜新拠点の完成イメージ

このプロジェクトで実現したい新生Antler Craftsの有田浜のビジョン

2026年春、牡鹿半島の有田浜に新しい事業所が竣工し、Antler Craftsは再出発しました。食肉処理場でありながら、自然と人が出会い直すインターフェイス。そして自然の中に入る畏怖畏敬の念と、山へ入る知恵を次の世代に繋いでいく場所。自然にあらがわず、あるがままを生きもののように受け入れる姿勢。それが、有田浜に再生させる新しい拠点のビジョンです。

これまでの9年間

前の事業所では、ジャンルを超えた出会いが育まれてきました。たとえば;

    ・美術家・淺井裕介さんは、シカの血から青い絵の具を生み出しました。

    ・全国の料理人たちは、小野寺と山を歩き、食材の命の手触りを持ち帰りました。

    ・Reborn-Art Festivalの食の拠点として、表現と交流が自然に交差する場所になっていました。

この大きな試練の時、私たちはいままで積み重ねてきたものを改めて見つめ直しました。そして継承しながらも、Antler Craftsがこの土地、この風土を捉え直す新たな出発点にしようと決意しました。

新生有田浜事業所3つの機能

1. 表現の場 ― 自然が創作の素材になる

料理人、美術家、音楽家。さまざまな表現者が牡鹿半島の自然に触れ、命と向き合い、それぞれの表現へと持ち帰る。この土地の自然そのものが創作の素材であり、インスピレーションの源です。 アーティストが滞在し、採集し、制作し、発表する——自然と表現が交差する場をつくります。

2. 教育の場 ― 命を身体で学ぶ

若い猟師が技術を学び、育つ場所。 すでに狩猟免許を取得し、小野寺の右腕として成長しているスタッフの佐々木のように、狩猟や解体の技術、山との向き合い方を次の世代に伝えていく拠点にします。修学旅行の学生や地域の子どもたちが、自分と自然が一体であることを身体性をもって学ぶ場をつくります。

3. 自然とのインターフェイス ― 流域を体感する

敷地内にビオトープを整備。 山の水がどう流れ、何を育て、海へとつながっていくのか。流域の循環を、目で見て、手で触れて学べる拠点にします。山と海が岩盤でつながるこの土地だからこそ伝えられる「流域の感覚」を、訪れる方々に伝えていきます。

牡鹿半島を捉え直すきっかけ 鳥取・大山(だいせん)流域への旅

Antler Craftsが牡鹿半島というフィールドを「流域」として捉え直そうと決めたきっかけ。それは鳥取・大山への旅でした。2025年夏、小野寺に「大山流域に行こう!」と声をかけたのは、長年小野寺の活動を応援し続けてきた編集者の小川彩さん。事業所移転の困難な局面に加え、牡鹿半島の自然そのものが荒れていくことを感じていた小野寺に、シカの生命だけではなく、牡鹿半島も含むリアスの流域そのものの視座と出会い直す旅を提案しました。中国山地最高峰の大山の雪解け水が大地に浸み入り、土地を涵養しながら、日本海に湧きいづる構造を、神社の参道の石畳、御神木が深く根を張ったイワクラ、谷間を川登りしながら触れる苔むす岩肌、そして日本海に浸した足裏をくすぐる湧水から浴びるように感じた2泊3日。ディレクター・秋元大さんの大山流域をフィールドとしたプログラムを通して、大山流域を歩き、大山の食と水を自分自身の中に取り入れ、自分自身も流域の一部になった時、人間が自然に対して手を施すことで、自然を豊かにすることができる、その安心感を身に宿すことができました。

大山から戻った小野寺は、大山メンバーを牡鹿半島に迎え、北上川河口を越えて南三陸町まで一緒にフィールドワークを行い、流域の感覚を深めます。牡鹿半島だけでなく、三陸海岸も含めた理由は、リアスの流域の構造そのものが共通していること、そして小野寺自身、宮城県気仙沼市大島で生まれ育ち、幼少期、祖父母に山と海で教わった自然の中での遊びに、いま小野寺が多くの方々に伝えている生きものと出会うことの喜びと、畏怖畏敬を持つ姿勢の原点があるからです。


新たなプロジェクト「山と私を和える」とは

早池峰山から北上川河口を経て、牡鹿半島・金華山まで。山から海へと水が浸み込み、湧き出し、生命を育む「リアスの流域」。フィールドワーク初日、牡鹿半島桃浦で漁を続けてきた大先達を訪ねた時、開口一番彼は私たちに言いました。

「山が枯れれば海が枯れる」

これほどリアスの流域の構造を表した言葉があるでしょうか?

山の岩盤に浸み込んだ雨水が、微生物のはたらきでミネラルを含み、海底から湧き出す。そのミネラルが海藻を育て、魚介を育て、人を育ててきた。山と海は、地下の岩盤でつながっている。大山で感じたこの「流域の感覚」がこの牡鹿半島にも確かにある。現代に生きる私たちの身体に、この流域の感覚を旅と食で呼び覚まそう。東北と大山のメンバーは、新たなプロジェクトを「山と私を和える」と名づけ、「身土不二」の哲学や「私たちは何によって生かされているのか?」という問いを追求する姿勢を表しました。

そして山と私を和えるプロジェクトを、Antler Craftsの事業継続の一助にしようと決めました。

クラウドファンディングリターン 山と私を和える食 「流域の味 夏至の鍋」

「第一弾はまず小野寺さんのシカを多くの方に味わってもらう「食」から!」「流域をご家庭の食卓でどのように味わってもらおう?」メンバーで喧々諤々話し合い、第1弾「流域の味 夏至の鍋」を開発しました。今もブラッシュアップ中です!リアスの流域の山と海の恵みを重ね合わせた季節の鍋を、このクラウドファンディングの返礼品として、ぜひ味わっていただきたいと思います。ディレクターには、小野寺とともに山を歩き、Antler Craftsのシカ肉をお店で提供してきた宮城県仙台市「こうめ」の佐々木紗矢香さんが手をあげてくれました。

佐々木さんは「夏こそミネラルたっぷりの鍋を食べてほしい!」と言います。今回は二十四節気の夏至にあわせ、「暑さを迎えうつ心身が健やかにあるように」との思いで考えてくれました。この鍋はふたつの出汁が主役。食猟師・小野寺望が仕留めたシカの前脚でとった「山の出汁」と、牡鹿半島の海で育てられた牡蠣としうり貝でとった「海の出汁」を土鍋に注ぎ、一の鍋「山」・二の鍋「海」・締めの鍋「流域のあじわい」と、3回に分けて流域の恵みを味わいます。

一の鍋「山」では、コラーゲン豊富なシカ前脚肉の柔らか煮と、えのき・舞茸・はなびら茸・白きくらげ・たけのこを。二の鍋「海」では、牡蠣・しうり貝、わかめ・ふのりを。締めの鍋「流域のあじわい」では、シカ前脚肉のつみれ・夏セリを。好みで粉山椒、ニラ醤油だれを添え、締めは出汁をかけたご飯で。

シカ前脚肉:
あますところなく食べてほしいけれども、残ってしまいがちな部位が「前脚」です。後脚は生ハムに加工できるものの、個体が小さいニホンジカの前脚の加工は手間がかかります。「実は前脚って特に旨みが凝縮している部位なんです。斜面を登るときにしっかりとふんばるから、コラーゲンが豊富なだけでなく、骨付きでコンソメをとると、それは上品で澄んだ味わいに仕上がるんです」。小野寺の思いを受け取ったこうめの佐々木さんが、山の出汁として見事に仕上げてくれました。前脚の肉も手間暇かけて筋を丁寧に取り除き、柔らかく煮たものです。

お米:
米さっぱりした味わいでメインディッシュの味わいを引き立てる。アミロペクチンが少なく低アレルゲン性。「ササニシキ」は宮城県で長く栽培されてきた品種です。ササニシキをはじめ21種類ものお米を県内角田市で安定して育て、全国の料理人・料理家に届けている「お米クリエイター」佐藤裕貴さんにお願いして、環境に配慮しながら育てたササニシキを分けていただきました。

ニラ醤油:
醤油大山流域とのご縁で、奥出雲で江戸時代から続く醸造元「井上醤油店」の蔵付き酵母も私たちの鍋に加わってもらいました。国産の原料でふた夏もろみを寝かせることで生まれる、まろやかな旨みの古式じょうゆを、シカ肉つみれだんごに合わせるニラ醤油に使いました。

しうり貝:
三陸沿岸での牡蠣養殖につきもののシウリ貝。正式名称はムラサキイガイ、一般的にはムール貝の呼称で親しまれている貝です。ある意味、牡蠣とシウリ貝はライバル関係で同じ養殖場で海の栄養を取り合う間柄なのですが、シウリ貝の濃厚な海の旨みを副産物として捨て置くことはできません。牡蠣の繊細な旨みと合わせることによって、よりダイナミックな海の旨みを発出します。

牡蠣:
リアス式海岸で有名な東北の三陸沿岸、牡鹿半島西部沿岸(桃浦・折浜)で生まれ育った牡蠣です。三陸の海は親潮と黒潮がぶつかる世界屈指の漁場であり、沿岸の山々から流れ込む豊かな栄養分に加え、奥羽山脈の山々の栄養が北上川を経て石巻沖に流れ込みます。その栄養を取り込んで育った牡蠣は、ここでしか味わえない濃厚で甘みの強い牡蠣を育みます。生食用としても重宝される牡鹿半島産の一年子(いちねんこ)を出汁用と具材に贅沢に使用しています。

わかめ:
宮城県沿岸で親潮と黒潮が交わる栄養豊富な海で育つ名産品です。食物繊維・ビタミン・ミネラルがバランス良く含まれている低カロリーの優秀な食品で、肉厚でプリプリとした食感と豊かな風味をお楽しみいただけます。

ふのり:
清々しい磯の香りと鮮やかな赤紫色の彩りをお鍋に届けます。水溶性食物繊維の「フノラン」や「フコイダン」を豊富に含み、腸内環境の改善、コレステロール値の抑制効果もあるとされ、「血液をきれいにする海藻」とも言われます。

「せり鍋」について

この「夏至の鍋」を美味しく味わっていただくために、私たちは鍋そのものにもこだわりました。

今回お届けするのは、400年以上にわたり人々の暮らしに寄り添い、育まれてきた、仙台に伝わる銅の鍋「銅壺(どうこ)」の思想を受け継いだ一鍋です。銅は熱伝導に優れ、火を入れると鍋全体にゆっくりと、均一に熱が広がります。急激に煮立てるのではなく、穏やかに火を入れていくことで、鹿の出汁の奥行き、貝のミネラル、山菜やきのこの香りが、時間とともに重なり合っていきます。

山から海へ、海からまた山へ。この土地に流れる「流域の循環」と同じように、異なる命の味が一つの鍋の中でつながっていく、そのための器です。

また、この鍋は単なる調理器具ではありません。銅加工の技術を受け継ぐ職人が一つひとつ手仕事で仕上げています。現在では担い手も限られており、銅という素材の特性上、加工には高度な技術と手間が必要となり、さらに長く使い続けるための設計や仕上げが施されてるため生産数は多くありません。使い続けることで馴染み、手入れを重ねながら長く付き合っていく“育てる道具”でもあります。かつての日本では、道具は職人と使い手の関係の中で循環し、手入れされながら受け継がれてきました。この鍋もまた、その文化を今に繋ぐものです。

鍋の蓋には、本プロジェクトの象徴である「山和」の焼印を施しますそれは、山と海、そして人が和するという思想を、日々の食卓に刻む印でもあります。

火を入れ、香りが立ち、味が重なっていく時間。この鍋は、料理をつくるための道具であると同時に、流域を身体で感じるための“場”そのものです。


小野寺望(Antler Crafts / 主宰 )

初めまして、小野寺でございます。バブル期のころ、私は東京でフランス料理を学びました。当時、日本ではまだ料理人の間でもジビエは身近な存在ではなく、自然の食材に深く惹かれて食してきた者は決して多くはありませんでした。あれから40年。いま私の職業は猟師です。それも、ただの猟師ではありません。とても面倒くさい猟師です。

何が面倒かと申しますと、「一見さんお断り」。お付き合いをご希望の方には、まず一度お会いしてお話しさせていただき、ご一緒に山へ入っていただき、食材の住む森や当地の現状をその目で見ていただきます。その後、処理場のテストキッチンでその日採取した食材と鹿肉を使って料理をつくり、共に食卓を囲む——そこまでして、ようやく取引が始まります。

なぜそこまで、と思われるかもしれません。しかし、山から命を頂き、丁寧に手当をした大切な肉を、顔も人となりも知らぬ相手にただ売り渡すことはできない。物を売る前に、人を知る。敬意を持って最善を尽くしたい——そうした思いから、肉の販売を始める前から、このスタイルを貫いてまいりました。

この活動の原点には、東日本大震災があります。

被災地の復興と、自然と人とが再びつながりなおす場づくりを志し、多くの方々のご支援を頂きながら処理場を建て、営みを少しずつ立ち上げてまいりました。不思議なことに、面倒くさい流儀を続けるうちに、様々な方が集まってくださるようになりました。料理人、アーティスト、農家、猟師、山師、狩猟採集を愛する方、学習で訪れる学生たち——挙げきれぬほどです。

皆さんから知恵と知識を授けていただき、見識は大きく広がりました。処理場の周りに広がる森での狩猟体験やレクチャー、間伐や植樹による森の再生、雨のたびに浸水する敷地の土壌改良——多くの手をお借りしながら積み重ね、確かな手応えを感じはじめた矢先のことでした。やむを得ぬ事情により、移転することとなりました。

公有地をお借りして建てた施設でしたので、面倒くさい親父が切り盛りする小さな会社の力だけでは、新拠点での再出発は容易ではありません。

私自身も年齢を重ねてまいりました。これまで積み上げてきたものを、次世代のスタッフへと繋いでゆきたい——その思いも年々強くなっております。未来へ繋ぐ自然と森の営みを次世代に伝えてゆく活動は、必ず続けてまいります。幸いにも、ご理解ある地権者様のお陰で素晴らしい土地を譲り受けることができました。これから、各ジャンルの方々が創作活動に打ち込める環境を、皆様と共に整えてまいりたいと願っております。どうかこの活動を続けてゆくために、皆様のあたたかいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ここで出会い、ここから生まれたアイディアから始まる新プロジェクト「山と私を和える」。リアス流域の先達たちが大切にしてきた「海」「山」「川」「里」「森」「食」——これらを和えた鍋をお求めいただき、これからのAntler Craftsを共に育ててくださいますよう、お願い申し上げます。

江良慶介(Antler Crafts / 代表取締役 )

Reborn-Art Festivalなどを通じて震災以降、牡鹿半島に関わらせていただいてきた中でも、Antler Craftsは最も次世代につないでいきたい場所のひとつです。東京(都市)では切り離された自然と人間のつながりを、小野寺さんとジョナサンは日々紡いでいて、僕を含め多くの訪れる人に気づきや学びのきっかけを与えているからです。

しかし、移転を機に今この場所は正念場を迎えていると言わざるを得ません。震災以降みんなで積み上げてきた価値を、仲間と一緒にもう一度捉え直して、事業を継続していきたい。そのために、まずはこの鍋を食べていただきたい。自然も命も流域でつながっている ─ そのことを感じてもらえたら。そして新しいAntler Craftsにみなさんぜひ遊びに来てください。


【チームメンバー】

- 小野寺望(食猟師・Antler Crafts主宰)

- 江良慶介(Antler Crafts)

- 佐々木宗治・佐々木紗矢香(こうめ・仙台)— 総合ナビゲーター&フードディレクター

- 木下智也 — 川・海の案内人

- 岡純平・土橋剛伸(一般社団法人Reborn-Art Festival)

- 小川彩・秋元大(株式会社大山流域研究所)

最後に

ここまでお読みくださってありがとうございます。「狩猟とは生きものの目で世界を見ること」と小野寺は言います。シカの目で山を見たとき、山菜の場所がわかる。水の流れをたどったとき、なぜここに魚がいるのかがわかる。生きものの目を持つことで、当たり前のように感じていた美味しさ、豊かさ、心地よさの意味が変わっていく。

震災から15年。原発避難道路建設によるやむを得ない事業所移転。2026年にAntler Craftsが遭遇したふたつの大きな節目に、牡鹿半島をリアスの流域として捉え直すきっかけが重なりました。

私たちは問い直しています。

「私たちは生きる喜びを何からいただいているのだろうか?」

5月から開く牡鹿半島有田浜の新しい事業所の場を一から育てながら、小野寺をはじめとしたAntler Craftsは、自然の中でこの問いをみなさまとともに深めてまいります。また山と私を和えるプロジェクトメンバーとともに新事業で若い世代が活躍できる場も繋いで参りたいと思います。この牡鹿半島で事業が継続できるよう、みなさまのお力をお貸しください。ご支援を心よりお願い申し上げます。

応援コメント

 淺井裕介(美術家)

  牡鹿半島でシカの血から絵の具をつくったとき、絵を描くことと命をいただくことが同じだと感じた。小野寺さんの隣にいると、山が生きていることがわかる。新しい場所でまた一緒に何かが始まる予感がしています。

  生江史伸(シェフ / レフェルヴェソンス)

  小野寺さんのシカ肉は、山そのものの味がする。それは技術だけでなく、あの土地を歩き続けてきた人間にしか届けられないもの。料理人として、この拠点が続くことを心から願っています。

 坂本大三郎(山伏・アーティスト)

 小野寺さんと初めてお会いしたのは、2019年の芸術祭「Reborn-Art Festival」のときでした。とくに事前の情報もないまま芸術祭の会場のひとつであった牡鹿半島の小積にあったAntler Craftsを訪れ、山の中に、なんだかかっこいい(見た目が)おじさんがいるな、というのが第一印象でした。その後、小野寺さんがシカ肉の余りで実験的につくったというカレーを口にしたとき、これが驚くほど美味しくて、「この人は一体何者なのだろう」と目を丸くしたことを覚えています。やがて、小野寺さんがシカを丁寧に解体し、一流の料理人に届ける猟師であることを知り、そのカレーの美味しさにも深く納得がいきました(また食べたいです)。20年ほど山伏の世界にいる自分でも知らなかった山のことを、小野寺さんからたくさん教えていただきました。芸術祭に参加したアーティストたちにとっても思い入れのあった小積から、やむを得ない事情でAntler Craftsが新しい場所へ移ることには、少し寂しさも感じますが、新たな場所でもきっと小野寺さんはまた新しい世界を見せてくれるのだろうと楽しみにしています。

 井上和洋(シェフ / Restaurant UOZEN)

 昨今の狩猟ブームの中で、どこかゲームの延長のように、軽い気持ちで始める人が増えているように感じます。そんな時代にあって、小野寺さんは常に自然と命に真摯に向き合い続けています。ただ獲るのではなく、その命にもう一度意味を宿し、食として丁寧に昇華させていく。その姿は、命の循環そのものを体現しているように思います。同じく狩猟に携わる者として、心からの敬意を抱いています。だからこそ、小野寺さんが新たに始めるこのプロジェクトを、全力で応援しています。

 河崎芳範(シェフ / Restaurant KAWASAKI)

 牡鹿半島を食で体験するプロジェクト食材の個性を見極める熟練の技術を持った職人が、下処理から加工まで一貫して行います。劇的に変化する、その土地に根ざした本物の味を味わってください。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

  • 特に移転に際して行政からの補償金が出なかった施設設備費。生き物(猟犬、鶏)小屋、ビオトープ、植栽など。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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