南房総の体験や思い出を、缶に詰めて
こんにちは。房総クラフトワークス株式会社の國井祐太郎です。私たちは、千葉県南房総市の岩井海岸に新しくオープンする複合施設【SHIP】の中に、南房総クラフトブランド【BOSO CRAFT BREWING】を立ち上げます。

このプロジェクトは、南房総を訪れる皆さんに「本当の南房総の魅力」をもっと深く感じ、楽しんでいただき、その体験思い出を日常にも持ち帰ってほしい。そし、また何度でも訪れたくなるような「南房総」であり、訪れるたびに言葉にできない素敵な時間を過ごせるように、地域と人が持続的に関係性を築けるようなブランドを作りたい。という想いから始まりました。大切な人と過ごす旅のシーンを、より一層輝かせるパートナーになりたい。それが、私たちのクラフトビール【BOSO CRAFT BREWING】です。
【私について】
ビールを通じて房総の魅力を伝える。新ブランド「BOSO CRAFT WORKS」の挑戦
初めまして、國井祐太郎と申します。富津市で生まれ千葉市美浜区で3歳までを過ごし、その後は山武郡成東町(現:山武市)で学生時代を過ごしました。専門学校卒業後は14年ほど都内で社会人として勤務した私は、今年の初夏に千葉県南房総市・岩井海岸エリアで新たなクラフトビールブランド「BOSO CRAFT BREWING」を立ち上げます。なぜ、南房総市の岩井でクラフトビールメーカーを創業したのかを少しお話させていただきます。
■ ホスピタリティの最前線から、地元・千葉でのビール造りへ
私は幼少期からの夢を叶え、新卒で恵比寿のウェスティンホテル東京に入社し、約8年間ホテリエとしてホスピタリティの最前線で働きました。当時の「新御三家」と呼ばれるホテルでの経験。リーマンショック以前は国際色も豊かで、皇室行事やサミットの開催。政治、経済、芸能・スポーツ業界など、様々な業界の方の接客など、何事にも代えがたい経験をさせていただきました。またその中で、その方が今、ここに求められているものは何なのか?を常に観察し、察することを常に意識し、どうすることがこの人にとってベストなのか?どうしたらこのホテルでよかったと信頼し満足いただけるのか。というマインドがたくさんの失敗経験の中で醸成されていきました。この8年間が私のその後の社会人人生の根底にあるのだと思います。
その後、クラフトビール醸造所を併設する天王洲のT.Y.HARBOR BREWERYや表参道のCICADAなどで、ホテルとは異なることが求められるお客様や、土地柄に応じたシーンでの多様なニーズがあるのだという経験を積み、ソムリエ資格も取得するなど、常に人とお酒と関わる環境に身を置き、充実した仕事に就いてきました。しかし、その一方で、私の心の底には常に「いつかは生まれ育った・千葉で地域のためになる仕事をしたい」という強い思いがありました。
そんな思いで、9年前にご縁をいただき木更津のレストランのオープニングの仕事に就かせていただきました。転機となったのは、そのレストランで地域素材の魅力を少しでも伝え広めたいと、南房総の「クラフトビールメーカー」に問い合わせたことでした。話をしているうちに当時の代表に後継者として誘われた私は、「地域に根ざした仕事をしたい」という思いからその話を受ける決意しました。当初、私はサービス業界でずっと生きてきた人間だったので、製造業(ものづくり)には正直関心がなく、地域企業の経営に強い関心がありましたが、小さな会社を継続させていくということは自分が率先してすべてを行うべきと決心し、自らが造り手となるべく広島の酒類総合研究所に泊まり込みでの猛勉強など、ブルワー(醸造家)としての道を歩み始めました。
■ ただ「美味しい」で終わらせない。「体験」を届けるビール
私がビール造りにおいて最も大切にしているのは、これまでの経験から「いかに美味しく作るか」という機能的な価値以上に、飲む人がどんなシーンで、どんな気持ちで手に取り、誰とどこで飲むことでどんな気持ちになりたいのか?という「情緒的価値」の設計です。例えば、「サウナや風呂上がりの人が、どんな場所で、どんな幸福感を持って飲むか」というシーンをスタート地点にし、そこから逆算してビールを組み立てています。
また、売り場の方々との信頼関係や、お客さまの反応や声をダイレクトに知るため、あえて手間をかけて自ら配達にも足を運びました。クラフトビールにおいて地域の素材を使うということはもはや大前提であり、私が本当に焦点を当てたいのは、その奥にある南房総の魅力や、南房総での体験、生産者の想い。私にとってクラフトビールは、飲む人と南房総。南房総と日常。素敵な時間・体験をともに過ごすあなたと大切な人や人たちを繋ぐ「タッチポイント(接点)」でしかありません。私が提供したいのは、ビールを通した南房総の時間と体験そのものなのです。
■ 「BOSO CRAFT WORKS」が描く、房総の体験を増幅させる未来
新ブランド「BOSO CRAFT BREWING」は、南房総市岩井に新たにオープンする複合施設「SHIP」に併設された醸造所として始動します。ビールがあるからSHIPでの体験、時間がさらに楽しくなり、SHIPがあるからビールが一層美味しく飲める。そんなシナジーを生み出し、岩井エリアから南房総全体を盛り上げていきたいと考えています。
さらに、今回挑戦するのは「缶」での展開です。旅行先での温泉上がりの「整った感じ」や、美味しい夕食の「幸福感」といった言葉では表現できないほどの最高の体験を缶に詰めて、皆さんの日常へ持ち帰っていただきたい。
「ビールを売っている」という感覚を超え、ビールを介して生まれる房総での喜びと思い出、そして地域全体への貢献を目指しています。南房総のポテンシャルを信じ、人の温かみと手作り感を大切にするというのが私たちの挑戦です。
なぜ「缶」なのか
クラフトビールというと、瓶や樽での販売をイメージされるかもしれません。しかし私たちが【缶】を選んだ理由は、南房総を訪れた皆さんが、その体験や思い出、旅の時間の中で感じた、心が動いたあの瞬間の感覚をもっと気軽に、日常へ持ち帰ってほしいからです。
缶であれば、旅から帰った後、仕事からの帰宅後、大切な人との日常のテーブル、気心知れた大切な仲間や家族とのホームパーティーやBBQ、自宅のお風呂上りの瞬間など、どこへでも一緒に行けます。旅から離れた日常の中で、ふと南房総での非日常の時間を思い出し、その「解放感」や「心ほどける時間」をもう一度感じることができる。そんな装置になることを志向しています。
あの時の「楽しかった」「嬉しかった」「幸せだった」「癒された」という、言葉にできないあの解ける旅の感覚を、普段の日常でも思い出し、感じ、日常の中でも良い時間、良い一日になる一助にしてもらいたいと、南房総での体験が飲む人の日常をも豊かにさせていくこと私たちの願いです。
ビールに詰めたい「情緒的な価値」
私たちが目指すのは、単なる【美味しいお酒】ではありません。温泉・サウナ上がりの心地よさ、贅沢な食事の時間、海辺での開放感、キャンプでの仲間との乾杯。そうした南房総での特別なシーンで感じる幸福感を、缶の中に凝縮させたいんです。
旅先で感じた「非日常感」「穏やかな時間」「癒しの感覚」を、日常のお風呂上がりに、ホームパーティーで、大切な人とのディナーで——いつもより少しだけ贅沢で、心が満たされる瞬間へと変えてくれる。それは、旅での体験をより良いものにし、日常にも彩りを加える「装置」だと考えています。南房総の至福の宿の温泉で味わった安らぎを自宅のお風呂上がりのひとときに重ねてほしい。旅先で味わった贅沢な食事の幸福感を思い出し、日常の食卓をちょっと豊かにしてほしい。そして、南房総でのキャンプの高揚感を、自宅で仲間と囲むホームパーティーにつなげてほしい。何気ない日常の中に「ちょっとした非日常」を届けることが、私たちの願いです。

造り手からのメッセージ
繰り返しになってしまいますが「私は元々、都内のインターナショナルホテルからキャリアをスタートして以来、長い間、東京でホスピタリティ業界の道を歩んでいました。しかし「いつか地元・千葉で地域に根ざした仕事をしたい」という強い思いがあり、地域の魅力をより高め、域外の人に魅力を届けたい。と動く中で、クラフトビールの世界に飛び込むことになったとお話しさせていただきました。
小さな会社でしたので、「何があっても継続できるよう、自分が造り手として責任を持たなければ」と決意し、猛勉強や現場実践などでブルワーとしてたくさん失敗し、研鑽してきました。
そうしてビール造りを続ける中で、大きな気づきがありました。それは「いかに美味しく作るか」という品質の追求だけでなく、「サウナ上がりにどんな場所で、誰と、どんな気分で飲みたいか」といった『情緒的な価値』の設計こそが飲む人にとって、とても重要なことなんだということ。
私にとってクラフトビールは、飲む人と南房総。旅と日常。大切な人たちとのつながり。を繋ぐ「タッチポイント」であり、地域の素材を使うだけでなく、その後ろにいる生産者さんや土地、地域もスポットに当て、背景やストーリー、そして何よりも旅のシーンごとの体験を一層楽しめる奥行きのある製品に育てたいという思いが強く、今回の新プロジェクトでは、南房総での最高の体験を「缶」に詰めて日常に持ち帰ってもらうことで、旅を楽しんでいただきながら、日常でも南房総の魅力を感じ、好きになり、また訪れたいと思ってもらう。そうすることで南房総ブランドの認知と価値も今以上に高めていきたいとも強く思っています。
他と決定的に違う「ビール造りの哲学」
私たちのクラフトビール造りにおいて他と決定的に違うのは、「ビールそのものを販売する感覚が薄い」ということです。私たちが本当に届けたいのは、ビールを通した「南房総での最高の時間と体験」です。
造り手として「いかに美味しく作るか」という品質を追求するのは当然ですが、それ以上に「このビールを手に取ってくれた飲む人がどんなシーンで誰とどんな気分で飲みたいか」という『情緒的な価値』の設計に絶対に妥協しません。旅先での高揚感や解放感、温泉やサウナ上がり、キャンプやBBQ、宿泊先でのおいしい夕食、南房総からみるサンセットといった具体的なシーンから逆算してビールを組み立てています。
また、私たちの醸造所自体が気軽に見学できる醸造場として、南房総の旅を楽しむ観光体験の一つになるということも目指しています。地域の素材を使うだけでなく「その後ろにいる生産者さんや土地、地域」にフィーチャーし、私自身が自ら配達に伺い、飲まれる人の生の反応を実際に観察するという現場主義を以前から貫いています。
今回のプロジェクトでは、南房総での体験を増幅させ、お土産やギフトとして日常へ持ち帰っていただくために初の「缶ビール」に挑戦します。持ち運びやすい缶だからこそ、ご自宅やホームパーティーなど日常にも旅を持ち帰れて、大切な人や人たちと楽しさや、解放感、癒しなどを共有できる装置になれると確信しています。
南房総が本当に持っているポテンシャル
南房総には、海や夕陽、緑の美しさ、豊かな食材、温泉、サウナ、アウトドア、マリンアクティビティ。 そして何より人との繋がりの温かさがあります。しかし、その本当の価値を、まだ十分に域外の人たちに 伝えられていないのではないかと感じています。
私たちのクラフトビールが、訪れた皆さんの心に南房総を深く刻み、何度も足を運ぶきっかけになり、さらには日常の中で南房総を思い出すような存在になりたいと考えています。そして、その思い出が大切な人たちとの親交をさらに深め、日常にも彩りと癒しをもたらす。
ビールを介した情緒的な価値を届けることで、南房総の旅で味わった感動や癒し、解放感、楽しさを缶に詰めて持ち帰ってもらい、その体験がお土産やギフトとして全国の大切な人たちへお裾分けされる。「このビールでどんな旅を思い出した?」と大切な人と語り合ったり、ビールを飲んだ人が「次は南房総に行ってみたい」と思うような、「次の旅につながる循環」を生み出したいのです。
飲んでいただいた方に良い体験を提供し、喜んでもらうことで、南房総ブランドの認知と価値を高め、地域全体に貢献する——それが私たちの使命です。

大切な人と、南房総をとことん楽しむ
都心からわずか90分でアクセスできる自然豊かな風光明媚なリゾート、南房総。ここには、海・山・里山・歴史が織りなす、あなたがまだ知らない魅力が溢れています。豊かな自然に育まれた季節の海産物や多品種の農産物を活かした贅沢な食事、心を奪われる圧倒的なサンセット。心解ける素晴らしい宿や温泉、サウナ。さらには、大自然の中でのキャンプやBBQ、チャレンジしやすい低山での山登りやトレイルラン、内房・外房と表情の違う海で楽しむSUPやサーフィンなどのマリンアクティビティ、全国有数のゴルフ場、四季折々の花、道の駅巡りや伝統工芸など、その楽しみ方はまさに無限大です。
そんな南房総の旅に、新しい「体験」が加わりました。それが、カフェやヤギがいる公園を備えた複合施設**「SHIP」と、そこに併設された新たな醸造所「BOSO CRAFT BREWING」です。
ここで造られるクラフトビールは、単なる機能的な美味しさだけでなく、お客さまがどんなシーンで、どんな気持ちで手にするかという**「情緒的な価値」**を何よりも大切に設計されています。南房総の素晴らしい宿の温泉やサウナ上がりの「整った感じ」、美味しい夕食がもたらす「幸福感」といった最高の体験に寄り添い、お二人の時間をさらに特別なものへと増幅させてくれます。
そして旅の終わりには、ぜひその最高の体験を**「缶」に詰めて日常へお持ち帰りください**。「あの時美味しかったから」とご自宅でのホームパーティーなどで乾杯していただくことで、ビールを介して房総での思い出と喜びがご自宅でもさらに増幅していくはずです。
楽しみ方が無限大に広がる南房総へ、あなたの大切な人と一緒に、心を満たすかけがえのない体験をしにぜひお越しください。
今後の展望——仲間と共に房総の総合クラフトメーカーへ
このプロジェクトを通じて、私たちのクラフトビールを単なる飲料ではなく、「南房総の旅と日常や大切な人との関係性をつなぐタッチポイント(接点)」として機能させ、新施設・SHIPとのシナジーを生み出し、地域全体の認知と価値を高めていきます。
「ビールがあるからSHIPでの滞在が楽しくなり、SHIPがあるからビールが美味しく飲める」という最高のシナジーを生み出し、岩井エリア全体を盛り上げる体験を提供したいです。また、飲む人に南房総の景色や人の温かさ、光や風の解放感を感じてもらえるようなビール造りを大切にしています。
中長期的には、ビールだけに留まらず、清涼飲料やチョコレート。また、地域の資源を使ったバスソルト、石鹸といった「ライフスタイル製品への展開」も見据えた『房総のクラフトメーカー』へと進化していき、「東京へのアンテナショップ出店」や「海外輸出」にも挑戦し、全国、世界の人々に南房総という「リゾート」の温かい空気を感じてもらえる接点を作り、新たな南房総ファンを引き寄せるブランドへと成長させていくために進んでいきます。また、南房総地域に雇用を作り、望めばこの場所で安心して暮らせるための基礎づくりに貢献していきたいと考えています。
また、当社の想いに賛同し、同じ方向を向きヴィジョンを成し遂げるまでの山谷のプロセスを楽しんでくれる仲間も募集しています。たくさんの人を楽しませ、喜ばせ、南房総を好きになってもらい、南房総も、もっと輝かせる。そして自分も楽しみ、働き、稼ぎ、遊び、家族も豊かにする。理想かもしれませんが、不可能ではありません。1歩ずつともに歩み、現実にしていくプロセスを歩むことに興味を持ってくれた方。または周りでそのような方がいらっしゃいましたらぜひ気軽に声をかけてください。少しの興味でも大歓迎です!まずはお互いのことを知るため、世間話から楽しく話しましょう!!

実行スケジュールと今回ご支援いただいた資金の使い道
今後、上記のビジョンを実現させるため、クラフトビールの設備導入と製造準備を進め、今年の夏からの稼働開始を目指しています。それまでの間、プロジェクトの進捗を随時お知らせしていきます。
今回、皆様からご支援いただいた資金は、ビール製造機械購入の一部と、ブランドの伝えたい価値をどう表現するべきか。どうしたら伝えられるのか。また、皆様の温かいご支援にたいして、どうしたら感謝を伝えられ末永く形として残していけるか。皆様に自分が背中を押した「南房総クラフト」ブランドとして成長する過程を見ていただけるかを考えた結果、今回のプロジェクトで一番大切であり重要な要素であるブランドの顔である「製品ラベル」のデザイン開発などブランド設計に使わせていただきます。


最後に
南房総への旅がもっと素敵に、日常がもっと彩り豊かになるような、そんなビールで大切な人との時間をより輝かせ、日常にも旅の余韻を届ける。そんな仕事がしたいです。今回のプロジェクトはその第一歩です。
——誰かの時間と体験をより彩りあるものにするために。皆さんのあたたかい応援、どうぞよろしくお願いいたします。




