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オンラインコミュニティはぴのすを運営する団体「はぴくら」は、児童虐待や不登校など、様々な外的要因によって生きづらさを抱える子ども達の懸け橋になるべく、2021年9月に、現在共同代表である堀場睦未と児玉萌花が大学1年生の時に学生団体として立ち上げました。
現在は不登校の中高生や通信制高校に通う高校生の居場所作りに励み、2026年4月で4年目を迎え、延べ参加人数は70名となりました。
不登校の人数は年々増加傾向であり、居場所を求めている子ども達が多くいるのが現状。フリースクールなど多様な居場所が増えてきている中、私達「はぴくら」が不登校の中高生の居場所の一つの選択肢として、必要とする子ども達に届けていきたいと考えております。
また、共同代表の堀場にとっては現在が学生として活動できる最後の期間となります。時間のある学生だからこそ、この限られた期間の中でできる限りのことに挑戦し、一人でも多くの子どもたちに価値を届けていきたいと考えております。そして、この活動を一過性のものにせず、次の世代の学生スタッフへとしっかりとつなげていけるよう、基盤づくりにも力を入れてまいります。
子どもたちが明るい未来へと羽ばたいていけるよう、皆様のお力をぜひお借りしたいと考えております。
まだまだ未熟な私達ですが、温かいご理解とご協力を、心よりお願い申し上げます。

私は、「家族性滲出性硝子体網膜症」という病気を持って生まれました。網膜の血管が正常に形成されず、視力に障害が生じる遺伝性の疾患です。完治は難しく、生まれたときに医師からは「この子は目が見えないかもしれない」と告げられました。
病気の影響で、私は片目が弱視で、ほとんど何も見えません。それでも幸いなことにもう片方の目は機能しており、これまで健常な子どもたちと同じように学校に通い、日常生活を送ってきました。
しかしその中で、「他の人と同じようにはできない」という現実に直面することもありました。
高校時代、私は県内でも強豪とされる吹奏楽部に所属していました。そこで私は、何度も「頑張っても報われない」という経験を重ねました。 楽器の実力は思うように伸びず、同期の中で自分だけがオーディションに落ちることもありました。周りと比べてうまくできていないのではないか、と感じる場面が増え、少しずつ自信を失っていきました。
そして高校2年生のとき。 私はマーチング(演奏しながら歩くパフォーマンス)のメンバーを目指していましたが、視力の問題を理由に選ばれることはありませんでした。
それは、自分の努力ではどうすることもできない理由で、目標を断たれた瞬間でした。「頑張ればなんとかなる」と信じていた私にとって、その出来事はあまりにも大きく、心が折れるきっかけになりました。
自分の努力では変えられない、生まれ持った条件によって何かを諦めなければならない。その悔しさの中で、私は「どうせ自分なんて」と、自分の価値を否定するようになっていきました。
特に高校生という思春期の時期、家と学校以外に居場所がなかった私は、学校でうまくいかないことが、そのまま「自分は何をやってもダメなんだ」という思いにつながっていきました。
そんな私が大きく変わるきっかけとなったのが、姉に誘われて参加した学生団体でした。そこには、ありのままの私を認めてくれる人たちがいて、ポジティブな言葉を交わしながら、私の存在を必要としてくれる仲間がいました。
その環境の中で、私は初めて「自分にもできることがある」と感じることができました。 自分の可能性を実感し、何かに夢中になる楽しさを取り戻していきました。
この経験から私は、強く思うようになりました。人は、環境によってどこまでも良くなることができ、同時にどこまでも苦しくなってしまうこともあるのだと。
特に子どもたちにとって、「学校」は人生の大きな割合を占める環境です。 だからこそ、その場所でうまくいかなかったとき、「どこに行っても自分はダメなんだ」と思い込んでしまう子も少なくありません。
でも本当は、そうではない。誰もが、その人なりの可能性を持っていて、それを発揮できる環境は必ずあると、私は信じています。
また同じ想いを持つ、共同代表の児玉と出会ったことで、想いを現実に変える大きな挑戦が始まりました。生きづらさを抱える子ども達に寄り添う環境を作ろう、その想いが一致し、学生団体「はぴくら」を立ち上げ、現在に至ります。特に学校という環境に悩む、不登校の中高生を対象にした居場所づくりを中心に、活動に専念しています。
私の幼少期、両親の関係はあまり良いものではなく、保育園の頃から小学生にかけて、家の中には怒鳴り声や物が飛び交う音が日常的に響いていました。私にとって家は、安心できる場所というよりも、まるで戦場のような空間でした。(今はとても仲が良いです。)
やがて、母のストレスは私に向くようになり、些細なことで叩かれたり、暴言を浴びせられたりすることもありました。私は次第に、母に失望されることを強く恐れるようになり、「明るくていい子でいなければ」と自分に言い聞かせるようになっていきました。
友達の家に遊びに行く機会が増える中で、自分の家庭との違いを感じ、「自分は愛されていないのではないか」と思うようになりました。それ以来、「ちゃんとしている自分」でなければ価値がないと感じ、勉強や結果に強くこだわるようになりました。
しかし、どれだけ努力しても心が満たされることはなく、自分の価値が分からないままでした。
そんな私が変わり始めたのは、大学に進学し、初めて親元を離れた頃です。新しい友人や、やってみたいと思ったことに挑戦する中で、共同代表のむつみをはじめ、多くの人と出会いました。
その中で、ありのままの自分を受け入れてもらえる経験を重ね、少しずつ自分自身を認められるようになっていきました。そして、あの当時の母の状況を考え、母が私に向けた言葉も行動も全てを許せるようになりました。今は、ここまで育ててもらえたことに心の底から感謝しています。
大学入学後、子どもに関わる活動に取り組む中で、かつての私と同じように「自分には価値がない」と感じている子どもたちに数多く出会いました。そのたびに、私は過去の自分を思い出します。
家庭環境や周囲の影響によって自信を失ってしまっている子どもたちが、自分自身を認め、自分らしく生きていける社会をつくりたい。今、私はその想いを強く抱いています。
2024年度(令和6年度)の文部科学省調査によると、小・中学校の不登校児童生徒数は過去最多の35万3,970人となり、12年連続で増加しています。

また「家から出ない」「他人との関わりを避ける」不登校児童生徒の割合は、58.3%と、半数以上の子ども達が人との繋がりを避け、自宅で過ごしていることがわかります。

また同じく文部科学省の調査では、不登校の背景として「不安」や「抑うつ」といった心理的な要因が多くの子ども達に見られることが示されています。実際の支援現場でも、「(いじめの経験から)学校に行くのが怖い」「周りの目が気になる」といった対人面での不安や、「朝起きられない」「無気力で頭が働かない」といった抑うつを抱える子ども達の声を多く聞いてきました。

さらに、現在の居場所支援の多くは、義務教育段階である小学生・中学生を中心に整備されています。そのため高校生になると支援の選択肢が限られやすいのが現状です。
またフリースクールなどの居場所は都市部に集中しており、地域によっても支援の数や内容に差があります。結果として、どこにも繋がらないまま孤立してしまう子ども達が存在しています。
だからこそ、場所や状況に関係なく、自宅から無理なく人と繋がることのできる「オンラインの居場所」が必要だと、私たちは考えています。
そのような現状から立ち上がったのが、オンラインコミュニティ「はぴのす」です。

「はぴのす」は不登校の中高生や、通信制高校に通う高校生のためのオンラインの居場所で、現在約15名の子ども達が参加しています。
はぴのすには、家族以外に気軽に話すことのできる友達がいなかったり、人と話すことに抵抗があったり、外に出ることがしんどかったりする子達が、「画面オフでも、声を出さなくても、家から繋がることのできる」居場所を作っています。
①交流会
「友達を作りたい!」と思っている子ども達が多くいます。しかし家から出る機会がなく、友達を作りたくても作ることができず、悩んでいる子も多いです。はぴのすでは横の繋がりを大切にしたいと考え、皆が仲良くなれるような「交流会」を行っています。内容は、クイズ大会や、ビンゴ大会、最近ハマっていること紹介など様々です!
②心理カウンセラーによる、心理学講座
参加している中高生の多くは、様々な要因で心に傷を負ったり、自信を失ったりしています。そのような子ども達が少しでも生きやすくなるよう、心理カウンセラーの先生が、講義と対話の場を作ってくださっています。テーマは、「自己紹介のコツ」や、「新たな環境に馴染むためにできること」「コミュニケーションのコツ」など様々。

③面白い大人の話を聞く会
中高生は、進路選択を迫られたり、「将来どうしたいの?」と聞かれたりすることが多い時期。ですが中々考えることは難しく、「やりたいことがない」と悩んでいる子ども達も多くいます。
もちろん「やりたいこと」がある状態が、全ての子ども達にとって正しいとは限りません。ですが型にハマることなく、様々な選択肢があることを中高生に知ってほしいと考え、月に1度、「面白い大人の話を聞く会」を行っています。
ゲストは、フリーランスの方や、保育士、建築家、イラストレーター、作曲家、youtube編集者など多種多様!
参加している中高生からゲストに対して、質問が飛び交うことも多く、大好評のコンテンツの一つです。

➃大学生スタッフによる個別面談
福祉や心理を学ぶ学生が、参加している中高生一人ひとりと定期的に個別面談を行っています。
声を出すことが難しい子は、オンラインのチャット機能を使って話すなど個別の状況に合わせています。最近ハマっていることなど他愛もない雑談をしたり、不安に感じていることを話したりなど、「先生」でも「親」でもない、少し年上の「お兄さん・お姉さん」と信頼できる関係性を作る時間を目指しています。

⑤ゲーム交流会
はぴのすには、ゲームが好きな中高生も沢山参加しています。そこで毎週、スプラトゥーンやマリオカートをはじめ、子ども達が好きなゲームで交流を楽しんでいます♪
⑥オフ会
オンラインは沢山の良さがありますが、距離があることが難点。「もっと皆と仲を深めたい!」「対面で、皆に会いたい!」そのような声も、沢山子ども達から届きます。
そこで、「はぴのす」は3か月〜半年に一度、対面で交流するオフ会を開催しています!

「はぴのす」に込めた想い
「はぴのす」は、”幸福”を意味する「ハピネス」に加え、子ども達が「素」でいることができ、尚且つ、子ども達が挑戦しつつも、いつでも戻ってこられる「巣」でありたい。このような想いを込めました。
はぴのすが目指すのは、子ども達の「巣立ち」です。1人ひとりが、その子らしく羽ばたけるよう伴走しています。
①高校生参加者

③卒業生

➃参加者の保護者

「誰もが居場所を持ち、自分らしく生きられる社会へ」
私たちは、「はぴのす」を起点として、全ての子ども達がその子らしく生きられる環境を全国に広げていきたいと考えています。学校という場で挫折した子、自分自身に価値を見出せず苦しんでいる子、誰からも必要とされず泣き叫んでいる子を世の中から一人でも少なくし、全ての子ども達が自分らしさを活かして羽ばたいていける社会を創っていきたいと考えています

一人でも多くの必要とする中高生に、居場所を届けるための資金として当てさせていただきます。
はぴのすは、大学生の「想い」で立ち上げ始まった団体であり、ほとんど利益を出さずに活動を続けてきました。またオンラインで運営しているため、オフ会等を開催する際に、遠方の子ども達は金銭面から参加できないなどの事態が起きています。
継続して行くため、そして必要とする子供たちに居場所を届けていくためには、運営に必要となる資金が欠かせません。


長年、不登校の子どもたちと話していると気づくことがあります。
それは「大人のための不登校対策が多い」ということです。
例えば「不登校」の起算日は学校に行かなくなった日だと多くの大人はいいます。
だから学校に戻せば良いのだと考えます。子どもからしてみたら学校に行かなくなった日は100%無理になった日。その前日は99%無理だった日。遡ること数ヶ月から数年前に1%無理になった日があったはずです。
不登校対策が学校に戻すことだと思っている大人は99%の日に戻そうとしています。当然翌日、100%になってまた不登校。子どもが悩んでいるのは「無理だ」という思いが積み重なってきた数ヶ月から数年の積み重ねです。
「不登校」という言葉や不登校対策は大人が切り取った側面に過ぎません。
そういうようなことがたくさん見逃されている中で形だけの対策をしても子どもたちは苦しんでしまうだけです。
はぴのすでは子どもたちとの面談を積み重ね、オンラインならではの関わりを繰り返しながら本音ベースで子どもたちと関わっています。
主催している人が元不登校の子だったり、大学生だったりするので同じ目線で「大人のバイアス」に惑わされることなく、会話をすることができます。
実際に「はぴのす」に参加している子どもたちの中には、最初は人と関わることに不安を感じていた子が、少しずつ言葉を発するようになったり、自分の考えを表現できるようになっていく姿も見られます。
自分を信頼し、周囲を信頼することはその子の人生にとって大きなチカラになります。
「はぴのす」は、そうした子どもたちにとっての新しい選択肢の一つになり得る取り組みです。
私自身も、この活動をぜひ応援していきたいと考えています。多くの方にこの取り組みを知っていただき、支えていただけたら嬉しいです。















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