

NPO法人 日本ホスピタル・クラウン協会 理事長
大棟 耕介(おおむね・こうすけ)と申します。


「ホスピタル・クラウン」という言葉をすでにご存知の方もいれば、
初めて目にする方もいらっしゃると思います。
病院(ホスピタル)おもに小児病棟に入院している子どもたちを
道化師(クラウン)が訪問し、
ジャグリングやバルーンアート、手品などのパフォーマンスを通じて
「笑い」と「心のケア」を届ける活動を指します。


もともとはアメリカのビッグ・アップルサーカスの人気クラウン『マイケル・クリスチャンセン』が活動を始め、
1980年、アメリカの医師『ハンター・アダムス(通称パッチ・アダムス)』により、国際的にも広がりました。
肉体的な苦痛。
精神的な不安。
それらを伴う病院生活のなかで『笑うことができる時間』はとても貴重です。
ホスピタル・クラウンは
闘病中の子どもたちだけでなく、
付き添いで心身ともに疲れているご家族
また懸命に治療にあたる病院スタッフの方たちまで含め、
「笑い」と「心のケア」と「勇気」を届けています。
現在、私たち NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会は
170名のクラウンたちが全国の病院で、定期的にパフォーマンスをしています。

(クラウンたちは 病院内での知識や衛生面を理解したうえで病室を訪問します)
一般に入院生活は決して楽しいものではありません。
闘病中の子どもたちばかりか、その家族の負担・ストレスも大きいものです。
病院は病気を治すことが目的の場所ゆえに、多くの制限もやむを得ません。
そうした中で
・医療行為を行う医師や看護師とは異なる立場で関わること
・身近な家族とは違う関係だからこそできる関わり方
・子どもたちが安心して感情を表現できる特別な時間を提供すること
これが「ホスピタル・クラウン」の基本活動です。

2019年9月。
私たちの“ある挑戦”が「世界記録」に認定されました。
挑戦した内容は「折り紙で作ったカエルの最大の展示」です。
全国の病院に入院中の3~18歳の子どもたちといっしょに
3542の折り紙でつくったカエルの顔のモザイク絵が世界記録に認定されました。

協会の活動開始15周年の節目の年に、
子どもたちによろこんでもらえる企画をしたい。
そこで出てきたのが、みんなで参加する世界記録挑戦でした。
このカエルには、意味と想いが込められています。
「無事、家にカエル(帰る)」
「ケロッと病気が治る」
「世界記録保持者になることで、
これからのつらい闘病生活に立ち向かう勇気が持てるように」
そんな願いも込められています。
全国の病院という離れた場所にいても、同じ時間に同じ世界記録挑戦に参加する。
その繋がりの力が、子どもたちにさらなる希望を届けていきました。
親御さんからも「素敵な企画をしてくれて、ありがとうございました。
子どもと一緒に折ったので、私も世界記録保持者です」と笑顔で言っていただけました。
病院関係者の方たちとも一緒に作り上げることができ、意義ある取り組みができました。
しかし、喜びと手応えを得たと同時に
大きな大きな課題を抱えることにもなるのでした...

私たちの活動はNPO法人(非営利活動団体)であるため、
患者さん本人やご家族、病院などからお金を直接いただく形態を取っておりません。
その多くが寄付をベースに動いている活動です。
非常に好評をいただいた「世界記録認定」の活動。
子どもたち、ご家族、医療関係者の皆様に大変支持していただいた活動でありながら、
開催に向けた人件費、資材費、各種運営にかかわる予算の関係上、
次なる開催に向けて形にする機会がないまま、7年近くの時間が過ぎていきました。
その期間の中でも、病院でのクラウンの活動を通じて
全国の子どもたちやご家族と接する日々は続いていきます。
2006年の法人化から20周年を迎える今年、
日本ホスピタル・クラウン協会はもう一度、世界記録更新に向けて立ち上がることにしました。
そこに向けて、ぜひみなさんの力を貸していただきたいのです。


「折り紙で世界一」
この言葉だけを聞くと、
もしかしたら簡単なことのように聞こえるかもしれません。
でも、世界記録挑戦への道のりには、
地道かつ、たくさんの人たちとの連携や準備が不可欠です。
まず訪問している病院にプロジェクト趣旨と参加に向けた説明と合意をいただくことから。
場所も全国に渡ります、決して簡単なことではありません。
(もちろん全ての病院からOKをいただけるわけではありません)
そうして合意をいただけた病院に向けて、
世界記録に必要な折り紙と折り方の説明書を送付します。
合計3000を超える数の折り紙を届けますが、
病院のスタッフから子どもたちに受け取ってもらえるところまで必要です。
全国での準備が整い、
そこから初めて子どもたちとその関係者が指定の折り方でカエルを折ります。

そうして想いをこめ、1つずつ作った折り紙が
全国から郵送で本部に集約されます。

そして、当日の展示に向けた準備も続いていきます。
ここまで、およそ10ヶ月の準備。
協会本部、全国の病院責任者、医療従事者、ご家族、子どもたちと
数えきれない人数の人たちが関わっていきます。
そして、迎える世界記録挑戦の当日。
世界最大の展示物へと作り上げられます。

(前回の様子)
この日の様子はオンラインで配信して、
全国の病院の子どもたちやご家族、医療関係者の人たち全員が
リアルタイムでその瞬間を共有します。
また、TVや雑誌のメディア・報道関係の取材も迎え入れる予定です。
世界記録となる展示物を公開することで、子どもたちの挑戦が形になり、
世界中に知られることになるのです。
北海道から沖縄まで、全国の病院の子どもたちが、
同じ時間に同じ世界記録挑戦に参加する。
その繋がりの力が、離れた場所にいる子どもたちにさらなる希望を届けます。
これが私たちがこの活動をしている目的であり、趣旨になります。
この大きな流れの中に
クラウド・ファンディングという形・システムを通じて
より多くの人たちの繋がりの力を貸していただきたいのです。
ドラゴンボールという漫画の中では、元気玉という技を通して、
世界中の人たちが力を集めるシーンが描かれていました。
このプロジェクトでもみなさんの力をお借りしながら、
一人でも多くの人たちと関わりながら挑戦していきたいのです。

ご支援にあたり、
どんな人物や団体がこのプロジェクトを行うかについて、
私たちの協会の歩みを共有させてください。
日本ホスピタル・クラウン協会の立ち上がりは20年以上前になります。
私、大棟はクラウンとして多くの人たちに向けてパフォーマンスをしていました。
そんな私がホスピタル・クラウンの活動を始めるきっかけは、
2003年フロリダのジャクソンビルという街の病院訪問がきっかけです。
前日にクラウンの世界大会に出場し、銀メダルをとっていた私は、
自信満々で病院を訪問します。
しかし、実際に訪れてみると、病院の重たい空気に飲まれ、
どの病室にも入れずずっと廊下を一人で往復していました。
この日のことは、一生忘れることはできません。
そこから初めて日本の小児病棟でも広げようと動きました。
幸運なことに、日本に帰ってからすぐに1つの病院で
さっそくパフォーマンスをする許可をいただけることになります。
しかし、日本国内では新しい取り組みでしたので、認知してもらうのには時間がかかりました。
活動許可を申し込んでも門前払いされることも何度もありました。
ひと病院ずつ、アポを取って、プレゼンテーション、デモを行って、
子どもが大喜びしても、断られることもありました。
それでも、アメリカの病院での原体験が私の足を止めることはありませんでした。
一つひとつの病院を訪ね、パフォーマンスを続ける中で少しずつですが
潮目が変わっていくことも実感していきます。
活動を初めて4年ほど経ったころ、
ホスピタル・クラウンの活動を書いた本をフジテレビでドラマとして扱っていただきました。




そうした出来事をきっかけに、さらに認知や活動の輪が広がっていきます。
私たちの活動を書籍にしていただいたり、
本が小学校・中学年の部の課題図書に選んでいただいたり。

日本で初めて行った活動が、その輪を広げていくことになります。
「自分もホスピタル・クラウンの活動をしたい」
そう言ってくれる仲間たちが一人、また一人と増えていき
今では170名を超えるクラウンが全国でいっしょに活動しています。
延べ20万人以上の闘病中の子どもたちにパフォーマンスをしてきました。
私たちの歩みはまだまだ続いていきます。


それは
①すべての都道府県の大学病院、国立、私立病院、子どもが入院している病院へ
クラウンが定期訪問をしていること。
②ホスピタル・クラウンという言葉や活動を、
誰もが知っている状態をつくること。
20年の活動をしてきて、
延べ20万人以上の闘病中の子どもたちにパフォーマンスをしてきましたが、
そうした状態から見ると、まだまだ目指す未来に向けて動いています。
もしかしたら、私、大棟が生きている時間の中だけでは叶わないビジョンかもしれません。
それでも種を蒔き、芽吹き、花が広がっていくことをイメージして
毎日毎日活動をしています。

ありがたいことに、月に一度の訪問を子どもたちは心待ちにしてくれています。
病院にいる時間が、つまらない、つらい時間から楽しい時間へと変わりました。
成人して医療従事者になってくれた方
その時の楽しさをずっと胸に残してクラウンの仲間になってくれた方
ご家族からは「子どもの笑顔をやっと見ることができた」というお言葉。
医療従事者からも「子どもが明るく前向きに治療に向き合うようになった」という
素晴らしい報告をたくさん受けています。
今、私たちは新たなビジョンを掲げています。
闘病中の子どもたちが子どもらしく笑顔で過ごし、成長してほしい。
彼らが主役になれる社会を広げ、誰もが挑戦し、達成感を味わえる場を増やしたい。
その実現の舞台が今回の「世界記録への挑戦」なのです。


世界記録挑戦には、多くの費用が必要です。
また、私たちの活動継続のためにも資金が必要な事情もあります。
▼ 世界記録挑戦に向けての活動予算
・製作費 ・・・・・ 110万円
・記録申請費 ・・・ 250万円
・人件費、事務費 ・・・ 20万円
・会場費、設備費 ・・・ 20万円
イベント単体の実現においても、この金額が必要になります。
また、私たちの活動の中では規模が大きくなる中で赤字が増える部分もあり、
世界記録挑戦への応援だけでなく、サポーター(金銭面での応援)として支えてくれる人を募集し続けています。
このクラウド・ファンディングを通じて、みなさんの力を貸していただけると百人力です。

今回のプロジェクトページを通じて、
ホスピタル・クラウンのことを初めて知っていただいた方もいらっしゃると思います。
もし、あなたの周りで、小児病棟に入院している子どもやご家族がいたり、
そうした病院の関係者で「まだクラウンが来ていない病院があるよ」という情報をお持ちでしたら
私たちにご連絡いただけないでしょうか?
もっと活動を広げていきたいです。
連絡先メールアドレス → info@hospital-clown.jp
先述したように20年以上続けている草の根活動ではありますが、
まだまだ私たちの情報や存在自体を届けきれていません。
今回のプロジェクトページを通じて、
1つでも多くの病院や一人でも多くの闘病中の子どもたちと新しくつながれたら
私たちにとってもありがたいことになります。
また、今回のクラウド・ファンディングをまわりのお知り合いの方に
一人でも二人でも広めていただくことも非常に心強く、ありがたい応援になります。


「20周年、本当におめでとうございます😊
15年ほど前、同じ師に学ぶ仲間として、クラウンK、大棟さんの活動を知り、
大きな感銘を受けたことを今でも覚えています。
そこからずっと、子どもたちの笑顔のために活動を続け、広げ続けている姿、
本当に素晴らしいと思っています。
今回の「子どもを主役にする」世界記録への挑戦も、
まさに大棟さんらしい、愛と希望に溢れたチャレンジだと感じました。
これからの日本をつくっていく子どもたちに、夢や勇気、
そして「自分にもできるかもしれない」という希望を届ける、本当に価値ある挑戦だと思います。
友人として、仲間として、心から応援しています😊
世界記録、大感動大成功を予祝しています✨
人間力大學 理事長 大嶋啓介」

私たちの活動は、多くの方に知っていただき、支えていただくことで初めて広がっていきます。
世界記録挑戦を通じて、闘病中の子どもたちの可能性を世界に発信し、
この活動をもっと多くの病院、もっと多くの子どもたちへと広げていきたいのです。

闘病中の子どもたちは
・同じ年代の子どもたちと遊べない、取り残される
・家族に心配をかけないように気丈に振る舞う
・本音を隠しながら、気持ちを抱え込んでしまう
そうした側面を持っていたりすることもあります。
闘病中の子どもたちが、病院という限られた空間の中でも、
世界一を体験できる機会を一緒に作るために力を貸してください。
・身近な人が入院した経験を持つ方
・社会貢献に関心のある方
・医療現場で子どもたちに向き合う方
・子どもたちが主役になれる社会を一緒に作りたい想いを持つ方
皆様の支援が、全国の子どもたちの笑顔へと繋がります。
プロジェクト終了は【2026年8月23日 23:59】まで。
子どもたちの笑顔と挑戦の力を信じて、このプロジェクトへのご支援をお願いいたします。
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会
理事長 大棟耕介 ならびに 協会メンバー 一同







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