バックパッカーが世界を見て、最後に辿り着いた『土地』
山ちゃんちのぶどう農園の古野瑞揮と申します。山梨県で100年続く家族の農園で、毎日ぶどう作りに向き合っています。
本格的に農業を始める前に妻と共に世界一周に出かけ、アジア、オセアニア、北米、南米、ヨーロッパの様々なぶどうを見て、食べて感じたことがあります。それは、【私たちが育てるぶどうこそが、世界に最も誇れる美味しさだ】という強い確信でした。
昨年生まれた息子にも、この美味しさを誇りを持って繋いでいきたい。その第一歩として、天候に左右されず、最も良い鮮度でぶどうをお客様にお届けするため、軽バンの購入を決断しました。
今回のクラウドファンディングは、単なる「支援金」ではなく、私たちのぶどうの「先行予約販売」として実行します。目標金額に届かない場合でも、ご支援いただいた皆様には必ず責任を持って、私たちが育てたぶどうをお届けします。
いただいた支援金は、軽バンの購入費、そして100年続くこの農園を次世代へ繋ぐための設備改修などに大切に使わせていただきます。

※アルゼンチンのパタゴニアにて。
(勝手に)世界が認めた、わたしたちのぶどう
世界一周の旅の途中、ニュージーランドのぶどうのワイナリーで働いたり、ヨーロッパや南米の名産地でも様々なぶどうを口にしました。それぞれに素晴らしい特徴がありましたが、帰国して自分たちのぶどうを食べた時、その美味しさに改めて気付かされました。世界中で様々なぶどうを見てきたからこそ、自分たちのぶどうの価値をより深く理解できたのです。100年続く農園で、代々受け継がれてきた土地の恵みと、家族の手間ひまをかけた想いが、一粒一粒に詰まっているのだと感じます。

※ニュージーランドのぶどうファームにて。
量より質。徹底したこだわりが支える品質
私たちにとって、お客様に『美味しい』と喜んでいただくことが、何よりの幸せです。一年に一度しか収穫できないので、一年を通して土づくりから木の発育、栽培方法、品質管理に至るまで、徹底的にこだわっています。
他の農園に比べると収穫量は少ないかもしれません。それは、質の良いぶどうを作ることを最優先にしているからです。質を高めるため、冬の剪定時期から勉強会に参加して、積極的に新しい情報も仕入れ、昔からあるやり方と最新の情報を照らし合わせながら作業をしています。
収穫を終えた秋には、毎年5トン~8トンほど牛糞や鶏糞などの自然の肥料で土にカルシウムを与え、ぶどうの木が元気に育つように手入れをしています。また、ぶどうの根を傷つけないように、草刈りも手作業で行っています。さらに、常に新しい知識を取り入れるために、定期的に開催されるぶどうの講習会にも参加し、日々勉強しております。
春先には、実った時に綺麗な形になるように一房ずつ丁寧に手作業で房の形を整える作業をしています。すべてのぶどう(おおよそ1万房以上)に病気、害獣や害虫、日焼け対策として袋と傘をつけています。

4月〜6月頃のぶどうの成長。
灌水システム導入~家族の力で農園を進化させる
最近では水不足を解消するため、灌水システム(スプリンクラー)を新たに取り入れました。このシステムの導入時、私たちは資金不足もあり専門業者にお願いせず、自分たちだけで穴掘りから配管の接続、設置をしました。苦労は大きかったですが、無事に水が出た時の喜びは格別でした。農園を改善するために、家族で力を合わせて課題に向き合う。それが、山ちゃんちのぶどう農園のやり方です。

灌水の配管を設置時の様子。
剪定作業への向き合い方
特に剪定作業は、ぶどうの未来を左右する最も重要な工程です。欲張って実をつけすぎてもいけません。かといって切りすぎると収穫量が減って収入が下がってしまいます。ミスができない緊張感の中で、一番慎重かつ丁寧に取り組んでいます。夏に無事良いものが実った時の喜びは、この厳しい判断があるからこそ、ひとしおです。

冬の間の剪定前と剪定後。
100年の伝統を襲う、異常気象という脅威
私たちの農園では、曾祖父の代から手間ひまをかけてぶどうを育ててきました。しかし、100年の伝統をもってしても抗えない最大の壁、それが「雨」でした。現在は軽トラックで運搬していますが、雨が降れば、収穫したぶどうを濡らさないようブルーシートで覆い、必死に守りながら走るしかありません。吹き込む雨や、積み下ろしの際の日差し……。「最高の鮮度で届けたい」という想いとは裏腹に、天候に振り回され、時にはお客様との約束を果たせない悔しい思いもしてきました。また、近年の異常気象は、私たちが守ってきた品質管理をより困難にしています。

雨天時の配送及び作業時。
何故、いま「軽バン」が必要なのか
「雨の日でも、晴れの日と変わらぬ品質で届けたい」そのシンプルな願いを叶えるための答えが、軽バンの導入でした。特に重要なのは、収穫後のぶどうを適切な温度・湿度で配送できることです。また、農機具も濡らさず運べるため、収穫期以外でも作業効率は劇的に向上します。これまでは天候を理由にお断りしていた注文にも、これからは自信を持ってお応えできる。それは農園の経営を安定させ、100年続くこの場所を守るための、大きな一歩になります。
資金使途
車両購入費および農園運営費:1,200,000円(検討している車両本体価格は 1,848,690円 です。目標金額を達成した際の不足分は、自己資金から充当いたします。)
リターン準備・発送費用:263,400円(2回に分けてお届けする全品種セットなどの送料・梱包資材費を含みます)
CAMPFIRE手数料:336,600円(手数料+消費税)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、集まった資金は農園の運営や環境整備に大切に活用させていただき、ご支援いただいた皆様へ必ずリターン(ぶどう)をお届けいたします。
リターンのご紹介
今回お届けするぶどうは、今年一番の状態に仕上げるものです。先行予約として、収穫初日から順次、最も鮮度の良いタイミングを見極めて発送いたします。
【巨峰】 当園の巨峰は、全て種なしで、お子様からご年配の方まで安心してお召し上がりいただけます。また巨峰の特徴といえば、甘みと酸味のバランスがよく、昔から多くのお客様にご好評いただいております。ぜひご賞味ください。
収穫期(発送可能時期):7月中旬〜8月上旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
【藤稔】 藤稔は、大粒でジューシーなぶどうとして人気が高い品種になります。 味は巨峰に比べ、酸味がなく、ほどよい甘みと果汁が多くあり、みずみずしい食感が楽しめます。 皮が薄く、種がないため食べやすいのも人気の一つです。
収穫期(発送可能時期):7月中旬〜8月上旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
【甲斐キング】 甲斐キングとは、山梨県限定品種で、主に県内で栽培、販売しております。 特徴としては、 巨峰よりも大粒で甘みもあり、みずみずしくジューシーな味わいです。 また種がないので食べやすく、お子様には、シャインマスカットの次に人気の品種になります。 まだ新しい品種のため、スーパーなどでは手に入りにくい場合がありますので、ぜひ一度、ご賞味ください。
収穫期(発送可能時期):7月中旬〜8月上旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
【シャインマスカット】山梨県がシャインマスカット栽培に適している理由は、気候と土壌の条件に適しており、年間の日照時間が長く、ぶどうの糖度を高めるために必要な光合成を十分に行えるため、甘くて美味しいぶどうが育ちます。 さらに山梨県内でも特に私たちの土地では、寒暖差があり、水はけの良い土壌が広がっているのもシャインマスカット特有の甘くジューシーな味わいを生み出している理由になります。
収穫期(発送可能時期):8月中旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
【ジュエルマスカット】 ジュエルマスカットとは、山梨県で開発された限定の新しい品種のぶどうです。 シャインマスカット同様に種なしで皮ごと食べられる兄弟品種になります。 主な特徴としては、見た目は黄緑色で透明感があり、宝石のように美しいことから「ジュエル」と名付けられました。 味も甘みが強く、酸味もほどよくバランスが取れており、皮が薄くパリッとした食感が特徴です。 シャインマスカットより栽培が難しいため、市場にはあまり出回っておらず、私どもも知り合いにのみ販売をしておりました。
収穫期(発送可能時期):8月中旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
【サンシャインレッド】 シャインマスカットの次世代を担う赤い至宝です。山梨県内の農家のみ栽培が許可されている希少性の高い品種になります。こちらもシャインマスカットの兄弟品種になり、見た目が鮮やかな赤色をしており、糖度が高く、甘みが強いものが特徴となります。また種無しで皮ごと食べられることから、近年非常に人気の高いのですが、栽培、管理が難しく収穫量に限りがございます。
収穫期(発送可能時期):8月中旬頃(気象条件や旬の時期によるため、前後いたします。)
実現のスケジュール
2026年6月30日:クラウドファンディング終了
2026年7月下旬〜9月上旬:リターン(ぶどう)の収穫・順次発送 (品種ごとの収穫時期に合わせ、最高の状態でお届けします)
2026年10月頃:軽バンの選定・導入予定
※納車が完了しましたら、活動報告にて皆様へ真っ先にご報告させていただきます。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
世界80カ国を巡り、各地の食に触れてきたからこそ、私はこの土地のぶどうが持つ「世界に誇れる価値」を誰よりも信じています。
1歳の息子が大きくなったとき、「お父さんのぶどうは世界一だね」と胸を張って言ってもらえる未来をつくりたい。そのために、先祖から受け継いだ味を守りつつ、新しい技術も積極的に取り入れ、さらなる高みを目指します。
このプロジェクトは、単なる道具の購入ではなく、農園の未来をつなぐための投資です。私たちが魂を込めて育てる最高の一粒を、ぜひ受け取ってください。
皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。





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