▼はじめにご挨拶
疼痛ゼロの日シンポジウムを開催し、痛みをもった患者さんを救い、より豊かに生活できるようにしたい!
-難治性疼痛患者支援協会 ぐっどばいペイン 代表理事 若園和朗
我が国は、医療先進国といわれていますが、慢性的に続く痛みの治療に関する面ではその遅れを認めざるを得ません。平成22年9月に厚生労働省より出された「慢性の痛みに関する検討会」では、原因不明の慢性的な痛みをもった患者の多くが、適切な対応や治療を受けられないばかりか、理解されないことによる疎外感にも苦しめられていることを明かにしました。更に、痛みをもった患者を支えようとする意識が社会全体に乏しいため、患者の多くが孤独に痛みと闘わざるを得ない状況にいることを指摘しています。
私達はこのような痛みをもった患者さんを孤独から救い、適切な医療が受けられるようにすると共に、より豊かに生活できるようにすることを目的とした事業を行ってきました。いずれは日本にペインマネジメントセンターを作りたいです。今後は事業活動を通して、国民全体にとって有益な痛みに対する医療が発展するよう、根拠に基づいた情報の発信を行っています。また、取り組みの成果を広く社会に啓発すると同時に、その分野の医療や福祉を担う人材育成を援助し、痛みを持っていても生活しやすい社会の仕組みを構築するため指導的な役割を果たすことを目指します。
疼痛ゼロの日シンポジウムを開催することで、痛みの改善に対する世界標準の考え方を日本に広め、痛みの悪循環を断ち切りたいです!
-NPO法人 ペイン・ヘルスケア・ネットワーク 代表理事 江原弘之
関節や筋肉の痛みである運動器疾患等による慢性的な痛みは、全国民の20%が苦しめられていて、そのうちの70%が治療に満足していないという報告があります。医療や制度が進んている日本でなぜこんなことが起こるのでしょうか。それは慢性痛は病気や体の負担だけでなく、行動の負担、脳への負担の3つの悪循環により、改善が得られにくくなっているからなのです。その悪循環を遮断する方法の中で重要といわれているのが治療と同時に提供される『適切な運動』です。
私たちNPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワークは、慢性的な痛みに対する個別の運動を指導・マネジメントできる力をもつリハビリテーションセラピストが中心となって運営する、ソーシャル・プロブレム・ソリューションチーム(社会問題解決集団)です。患者さんだけでなく、医療者や患者さん家族への広がる問題に対応していくため、妊婦さんや子育てでの痛みや苦痛の問題、仕事場での痛みの問題、高齢者の痛みの問題など幅広くチャレンジしています。
特にからだに慢性的な痛みがないと感じている方にも、この痛みの問題を知っていただくことが重要と考えます。このようなシンポジウムに興味を持ちご協力いただくことで社会が変わります。是非知っていただきたいと思います。
※慢性的な痛み:3か月以上続く痛みは慢性的な痛みと定義されます。筋肉や関節の痛みである運動器の痛み、神経の変化が痛みの原因となる神経障害性疼痛、原因が不明である慢性疼痛(症候群)が代表であり、痛みに苦しむことにより、うつや不安などの精神的な問題や医療費がかさんだり、仕事に行けなくなるなどの社会的な問題が発生します。日本では医療者や一般への周知がまだ進んでいない状態といわれています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
「疼痛ゼロの日シンポジウム2018in名古屋」を必ず開催し、成功させます!
当事者や有識者を集め、参加者と討論し、患者、医療、社会全体にできることを再確認していきます。
疼痛ゼロの日シンポジウム2018 in名古屋
開催日時:平成30年11月10(土) 13時30分~16時40分
会場:TKPガーデンシティーPREMIUM 名古屋ルーセントタワー 16階A
(過去のシンポジウム風景 ぐっどばいペインホームページより引用)
13:00 受付開始
13:30 挨拶・趣旨説明「オールジャパンで慢性の痛みに向き合う」
難治性疼痛患者支援協会ぐっどばいペイン 患者家族 若園和朗
13:45 応援講演「痛みをもった患者さんを支えるために」
参議院議員 慢性の痛み対策議員連盟事務局次長 看護師 石田昌宏先生
14:00 講演1「私の痛み」
複合性局所疼痛症候群(CRPS) 患者当事者 三谷直子氏
14:25 休憩
14:30 講演2「慢性の痛み、分かっていることとその治療」
東京大学 医学部附属病院 緩和ケア診療部 部長 医師 住谷昌彦先生
14:55 講演3 「慢性痛対策は国の重要課題」
参議院議員 慢性の痛み対策議員連盟事務局次長 理学療法 小川克巳先生
15:20 講演4「慢性の痛み対策の在り方」
厚生労働省健康局難病対策課課長補佐 医師 福田誠一先生
15:45 休憩 会場のご意見回収
15:55 討論・交流「慢性痛に向き合う 患者の役割、医療の役割、社会の役割・・」
コーディネーター:NPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワーク代表理事 理学療法士 江原弘之
16:35 挨拶・まとめ
16:40 自由交流
17:00 終了・撤収完了
▼プロジェクトをやろうと思った理由
これまでは、参加者からの参加料や知り合いからの寄付だけで開催してまいりました。クラウドファンディングは、活動費を集めるだけでなく、私たちの知り合いなどのつながりを超えた、幅広い層へ募集をかけることができ、同時に活動を周知することができると期待しています。特に慢性の痛みに悩まされたことがない方々にはピンとこないと思います。私たちの活動をぜひ知ってもらいたいです。関連ページもご覧いただき、FBページにいいねや、youtubeチャンネルの登録も併せてお願いします。開催に向け寄附も継続的に行っているため、クラウドファンディングでは最小限の金額募集としています。
▼これまでの活動
ぐっどばいペインの活動(抜粋)
・慢性の痛み対策シンポジウムin 高岡 平成28年10月22日(土)
・疼痛ゼロの日シンポジウム in 高松 平成26年10月19日(日) など
(過去のシンポジウム風景 ぐっどばいペインホームページより引用)
NPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワーク主催(抜粋)
・疼痛ゼロの日リハビリシンポジウム2017 平成29年11月11日(土) など
(過去のシンポジウム風景)
▼資金の使い道
会場代、スタッフ人件費、講師謝金、交通費、シンポジウム当日の運営費に使わせていただきます。
(過去のシンポジウム風景)
▼リターンについて
本会の主旨にご協力いただいた皆さんとともに会を盛り上げ、シンポジウムが開催されることがリターンと考えております。お礼としては、シンポジウムをまとめた資料などをお送りさせていただきます。また長期的みれば、痛みに対する病院や治療院の医療者の認識が変わり、慢性痛に悩む患者さんに正しい情報が伝わることで利益が生まれると同時に社会が変わります。そして、医療者は仕事がしやすくなり、より患者さんに適切な医療を提供することになり社会がよい方へ回ります。社会全体の利益そのものがリターンになるとお考えいただければと思います。
◆税制優遇について
NPO法人ペイン・ヘルスケア・ネットワークは「特定非営利活動法人(NPO法人)」として認定されていますが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
最新の活動報告
もっと見る活動報告 そもそも慢性的な痛みとは その3 線維筋痛症
2018/10/24 18:3310月24日現在、パトロン19名、合計103,000円のご支援を頂き クラウドファンディング成功しました! 皆さまからのご支援心から感謝いたします。 「疼痛ゼロの日シンポジウム2018」は「慢性的な痛み」について考えるイベントです。 慢性的な痛みは3か月以上引き続く原因がはっきりしない痛みであれば 「慢性的な痛み」であるとお伝えしました。 今日は国際疼痛学会IASPの分類で、一次慢性痛といわれる中の疾患の 線維筋痛症について書きます。 画像にもありますが、レディーガガさんが患っていると告白したことで、 再び注目を受けた痛みの病気です。女性に多いこと、全身の痛みと諸症状を伴う ことが多く、ウィメンズクリニックで治療を受けられている方も多いと思います。 私も時折、リハビリで担当いたしますが、とても大変な病気だと思います。 リハビリの方法も痛みの誘発には注意して進める必要があります。 理解がないものが担当すると痛くしてしまったり、心無い発言をしてしまうことも 多いのではなかろうかと思います。 そんな大変な病気ですが、レディーガガさんのように、ファンに告白しともに戦う姿勢を 見せること、治療を受けながら前向きに生活している患者さん、改善してきている方も いらっしゃります。難病とはいっても時間をかけながら、生活、仕事へと 広がっていくことを願っています。 疼痛ゼロの日シンポジウム2018では、患者、医師、看護師、リハビリセラピスト、 行政、国会議員、その他関連職種が集まり、慢性の痛みの社会問題に解決する ムーブメントを起こしていきます!引き続きのご支援宜しくお願いいたします。 もっと見る
ひとまず100%達成の御礼
2018/10/17 21:19本日午後16時5分15秒!クラウドファンディング達成しました! ここ数日のご支援が本当に多くて、とっても嬉しかったです。 追加のストレッチゴールも検討しています。 はじめてのチャレンジでしたので、ドキドキとよっしゃの繰り返しでしたが 元気玉のような皆様のご支援を心強く感じました。 引き続き締め切りまでご支援、宜しくお願いいたします。 NPO法人 ペイン・ヘルスケア・ネットワーク 江原弘之 もっと見る
活動報告 そもそも慢性的な痛みとは その2
2018/10/16 13:3010月16日現在、パトロン15名、合計82,000円のご支援を頂きました! ここにきてSNSからのご支援が急激に増え、昨日に比較してもさらに増え驚いています。 また目標達成に近づきました!皆さまからのご支援心から感謝いたします。 「疼痛ゼロの日シンポジウム2018」は「慢性的な痛み」について考えるイベントです。 慢性的な痛みは3か月以上引き続く原因がはっきりしない痛みであれば 「慢性的な痛み」であるとお伝えしました。 急な腰痛、いわゆるぎっくり腰が起こったとしても、最初は痛くても いつの間にか動けて治っている事がほとんどだと思います。これが急性痛です。 ぎっくり腰は痛くて動けないけど、慢性的な痛みは痛いんだけど痛みの質が 違うので動けたりするんです。それで意外と元気じゃないかと勘違いされて 嘘なんじゃないかといわれてしまい患者さんが困ることが多いです。 これは痛みの伝わる経路や脳の部位が全く違うために起こることです。 そのようなことも知っているか知ってないかで慢性の痛みの方への 接し方は変わりそうですよね! 疼痛ゼロの日シンポジウム2018では、患者、医師、看護師、リハビリセラピスト、 行政、国会議員、その他関連職種が集まり、慢性の痛みの社会問題に解決する ムーブメントを起こしていきます!引き続きのご支援宜しくお願いいたします。 もっと見る
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