ごあいさつ

はじめまして。
演劇ユニット・イチバンボシ代表の大山果(だいせん みのり)と申します。
このたびは、舞台『ターミナル』巡業プロジェクトにご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
私たちは、障害の有無に関わらず、誰もが同じ作品を同じ時間に楽しめる舞台を目指しています。
その実現に向けて、まずは『ターミナル』を知っていただくため、関西を中心に公民館や学校、福祉施設などを巡り、無料公演を届けることから始めます。
作品を知ってくださる方、応援してくださる方とのつながりを一つずつ増やし、その先に、手話を舞台表現の一部として取り入れた「包括型手話付き公演『ターミナル』」の実現を目指します。
今回のクラウドファンディングは、その第一歩となる巡業の制作費を募るプロジェクトです。
劇場で待つのではなく、私たちから会いに行く。
『ターミナル』の新しい旅を、ここから始めます。
舞台「ターミナル」のあらすじ

網膜色素変性症を抱える高島亜希子は、
スイスで安楽死をするため空港へ向かう。
しかし、予期せぬ出来事によって、彼女はターミナルに足止めされてしまう。
偶然居合わせた人々との対話を通して、それぞれが抱える「生」と「死」への価値観に触れていく亜希子。
命の行き交う場所、ターミナル。
それは終着点なのか。
それとも、新たな出発点なのか――。
この作品が生まれた理由
本作『ターミナル』は、私自身が網膜色素変性症という障害の進行に思い詰め、安楽死を望んでいた時期の経験から生まれました。
当時の私は、「生きること」そのものに答えを見出せずにいました。
しかし、グループホームでの生活や、さまざまな人との出会いと支えの中で、少しずつ「生き直す」感覚を取り戻していきました。
その中で強く感じたのが、同じ言葉を交わしていても、見ている景色や感じていることは一人ひとり違うということです。
だからこそ、その違いを「分かり合えない」で終わらせるのではなく、一つの作品を共に体験し、語り合うことで、互いの価値観に触れるきっかけをつくりたい。
そんな想いから、『ターミナル』をつくりました。

短編映画『さすらう太陽』(2025)より
なぜ、巡業という形を選んだのか

当初私たちは、劇場で「包括型手話付き公演『ターミナル』」を上演することを目指していました。
しかし準備を進める中で、一度の公演を実現すること以上に、
まず『ターミナル』という作品を知っていただき、継続して応援してくださる方とのつながりをつくることが必要だと考えるようになりました。
そこで、目標を諦めるのではなく、そこへ向かう順番を変えることにしました。
まずは関西を中心に、公民館や学校、福祉施設などへ私たち自身が出向き、『ターミナル』を届けます。
一つひとつの上演を通して、地域や団体、観てくださった方とのつながりを次の公演へと広げていく。
その積み重ねを、『ターミナル』とイチバンボシを応援してくださる方との輪につなげていきたいと考えています。
そして、その土台の先に「包括型手話付き公演『ターミナル』」を実現します。
劇場で待つのではなく、私たちから会いに行く。
それが、今回の巡業プロジェクトです。
私たちが目指す「包括型手話付き公演」
私たちが最終的に目指しているのは、手話を単なる情報保障として添えるのではなく、
舞台表現の一部として作品の中に組み込んだ「包括型手話付き公演」です。
舞台の端にいる通訳者を見るのではなく、演者の動きや台詞、手話表現を一つの舞台として楽しめる。
聴者とろう者ができる限り同じタイミングで笑い、考え、心を動かせる作品をつくることが私たちの目標です。
アクセシビリティが「特別な配慮」ではなく、最初から舞台の中に存在するものへ。
『ターミナル』の巡業は、その実現に向けた第一歩でもあります。

第1回公演『偽物の空』(2025)より
『ターミナル』が目指す未来
地域へ作品を届けることから始め、出会いと経験を積み重ねながら、包括型手話付き公演の実現、その先へとつなげていきます。

地域とともにつくる『ターミナル』
イチバンボシでは、舞台を届けるだけでなく、公演をきっかけに地域との新しいつながりを生み出したいと考えています。
今回の巡業では、公民館や学校、障害者施設、地域団体など、それぞれの場所で出会う方々と交流しながら、その地域だからこそできる連携を模索していきます。
その取り組みの一つとして、神戸市東灘区の就労継続支援事業所「ヤドリギ商店」さまとのオリジナル商品の共同制作も予定しています。
舞台を観て終わりではなく、そこから新しい人や活動へつながっていく。
『ターミナル』を、そんな地域との接点になる作品へ育てていきます。

※イメージ画像
舞台の外にも、つながりを
イチバンボシが目指しているのは、舞台を上演することだけではありません。
私自身、障害者グループホームでの生活を通して、「ここにいていい」と思える場所に支えられた経験があります。
その経験から、将来的には公演活動で生まれた人とのつながりを舞台の外にも広げ、
子どもや障害のある方、地域の方など、さまざまな人が自然に集まれる「ふれあい食堂」の開設を目指しています。
「ここにいてもいいし、ここから羽ばたいてもいい」
『ターミナル』という作品を届けることから始まる出会いを、いつか誰かの居場所へ。
舞台と福祉、それぞれの活動を少しずつ育てながら、地域の中に新しいつながりをつくっていきたいと考えています。
舞台「ターミナル」プロモーション動画
『ターミナルをさがして』
『ターミナル』巡業プロジェクト概要
【巡業エリア】
関西を中心に順次展開予定
【公演場所】
公民館・学校・障害者施設など
【上演形態】
通常版、または会場や対象に応じたミニマムアクセシビリティ版
【料金】
巡業初期は無料公演を中心に実施
【原案】大山 果(演劇ユニット・イチバンボシ)
【脚本】橋本 将(劇団Geek_Factory)
【出演】大山 果、加藤 崇幸、清水 綾 ほか
※公演先・連携団体については順次決定し、イチバンボシ公式HPまたはSNS等でお知らせします。
ご支援いただいた資金の使い道
今回のクラウドファンディングでは、手数料を除いた50万円を、『ターミナル』を巡業可能な作品として再構築し、各地へ届けていくための初期制作・運営費として活用します。
巡業にあたり、劇場公演として制作していた『ターミナル』を、公民館や学校、障害者施設などさまざまな環境でも上演できる作品へと再構築します。
ご支援いただいた資金は、主に以下の費用に充てさせていただきます。
・演出費
・舞台監督費
・舞台美術制作費
・音響制作・機材費
・稽古場費
・キャストの交通費・食費
・公演時のスタッフ人件費
・舞台美術、機材等の運搬費
・ミニマムアクセシビリティ実施費
・広報・宣伝費
・リターン制作・発送費
巡業初期は無料公演を中心に実施します。
だからこそ、出演者やスタッフだけに負担を求めるのではなく、継続して作品を届けられるための土台をつくることも、このクラウドファンディングの大切な目的です。
まずはこの50万円から、『ターミナル』が各地を巡るための仕組みをつくっていきます。
リターンについて
今回のクラウドファンディングでは、ご支援いただいた皆さまにも『ターミナル』の旅を一緒に楽しんでいただけるよう、さまざまなリターンをご用意します。
公演や稽古の舞台裏をお届けするもの、作品の世界を楽しんでいただけるもの、実際にプロジェクトへ参加していただけるものなど、支援金額に応じたプランを予定しています。
\まずはここから応援してね!/
3,000円コース
・お礼メール
・活動レポート
5,000円コース
・お礼メール
・支援者限定オンライン政策報告会(アーカイブ視聴可能)
\もっと近くで応援する!/

10,000円コース
・お礼メール
・活動レポート
・オンライン制作報告会
・公式サイトへお名前掲載(ニックネーム、無記名可)
・大山果との少人数オンライン座談会
30,000円コース
・お礼メール
・活動レポート
・オンライン制作報告会
・公式サイトへお名前掲載(ニックネーム、無記名可)
・稽古見学(現地/オンライン)
・企画、制作についての意見交換会
・本番終了後の振り返り会
\あなたの街へ届けます!/

50,000円コース
・大山果による講演または演劇ワークショップ(60分~120分程度)
・公式サイトへの企業・団体名記載(文字のみ)
150,000円コース
・『ターミナル』出張公演
・大山果による講演または演劇ワークショップ(30分~60分程度)
・公式サイトへの企業・団体名記載(文字、ロゴ、バナー可)
キャストが選ぶおすすめリターン3選!
皆さまのご支援が、次の街へ『ターミナル』を届ける力になります。
最後に
『ターミナル』は、「生きること」と「死ぬこと」に、ひとつの答えを出すための作品ではありません。
それぞれ違う価値観を持つ人たちが、同じ作品を観て、感じ、誰かと語り合う。
そんな時間を、劇場だけではなく、もっとさまざまな場所へ届けたいと思っています。
今回の巡業は、そのための第一歩です。
一つの街、一つの場所、一人との出会いを積み重ね、その先に「包括型手話付き公演『ターミナル』」を実現する。
そして、アクセシビリティのある舞台が「特別なもの」ではなく、当たり前の選択肢になる未来へつなげていきたいと考えています。
皆さまからいただくご支援を、『ターミナル』が次の場所へ向かうための力に変えて、大切に届けていきます。
応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
演劇ユニット・イチバンボシ
代表 大山 果





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