はじめまして。
吉澤俊輔と申します。
北海道の島牧村という小さな村で「さくらの咲くところ」という自然と共にある暮らしを提案するコミュニティーを主宰しています。
今回、96歳のおばば(以下おばあちゃん)が長年守り続けてきた田んぼと、その田んぼを見守る裏山を未来へつなぐため、クラウドファンディングに挑戦します。
クラファンという形でみなさんに協力をお願いすることにしたのは、資金集めだけでなく、私たちの活動を一人でもたくさんの人たちに知ってもらい自然と共にあるお米作りの大切さをみなさんと共有したいという想いも込めています。
裏山は、散策路を作りみんなが森に触れ合う場として活用したり、ツリーハウスや、果樹園なども作り、新しいさくらの咲くところの拠点作りの一歩にしたいと思っています!

おばあちゃんの田んぼ
今、私たちがお米作りをしているのは、96歳のおばあちゃん(親族ではありません)が、70年守り続けてきた田んぼです。おばあちゃんは、20歳でこの土地にお嫁に来てから田んぼに通い続けてきました。当時は馬や牛で田んぼを耕し、手で苗を植え、稲刈り、はさ掛け、脱穀まで全て手作業だったそうです。今でもその技は色褪せることなく、刈った稲を藁で縛る技なんて、まるで魔法を見ているような早技でした!おばあちゃんが田んぼにいると人知れずみんなが集まってくる、そんな気さくな人です。
「毎日田んぼに足音だけは聴かせに行くんだよ」、「田んぼの川が濁ったら熊がザリガニを食べにきてるから山に入っちゃいけないよ」とか「山の残雪が馬の形になったら今年は豊作だ!」とか、自然と共に生きてきたおばあちゃんだからこその知恵もたくさん教わりました。
時に、終わらないおしゃべりから逃れるのが大変な時もありますが…笑

森から田んぼ、そして海へ
そんなおばあちゃんの田んぼの目の前には、道南最高峰の狩場山が見え、その中腹には広大なブナの原生林が広がっています。森から流れ出る清らかな水が田んぼを潤し、その水はやがて海へとつながっていきます。

狩場山、その語源は、アイヌ語のカリンパから。それを和訳すると、「さくらの咲くところ」。
自然と共に生きたアイヌの人たちが見てきた風景を次の世代へ伝えたい、そんな思いで私たちは、この言葉を屋号にいただきました。

ブナの森は、かつて、日本中に広がり、その豊かな生態系は、日本の稲作文化の礎を築いてきたと言っても過言ではないと思います。
そんな森と人の暮らしが身近にある日本の原風景がここにはまだ残されています。
森があって、田んぼがあって、人の暮らしがあって、その先に海がある。
ここは私たち人間も地球の一部なんだと言うことを実感できる、そんな場所です。

311をきっかけに始まったお米作り
僕がお米作りを始めたきっかけは、東日本大震災3.11です。あの時、電気がどのように作られているかを知らなかったことを悔みすぐに小型の風力発電機と太陽光パネルを購入し、自宅にオフグリッドの自家発電システムを構築しました。自ら電気を作り、体感した事は、電気は有限で大切に使わなければいけないということでした。
エネルギーの次は、やはり食べ物だということで小さな田んぼを借りたのが2013年。お米作りの事など何も知らず、くわ1本で田起こしも代掻きもやりました。そんな田んぼの横を、4輪の台車を押して毎日畑に通うおばあちゃんがいました。ある日、そのおばあちゃんが「あんたよく頑張るねぇ」と声をかけてくれました。それが僕とおばあちゃんの物語の始まりでした。
みんなで田植え
草取りに来てくれた女子高生
田んぼでお昼ご飯 どろんこ遊び楽しい
おばあちゃんから教わった田んぼの知恵
それから、おばちゃんと毎日田んぼで顔を合わせるようになり、田植えの方法、草の取り方、稲刈りから刈った稲を藁で束ねる方法まで一つ一つ教えてもらい、秋には、見事なお米を収穫することができました。
稲刈り
翌年、小さな田んぼで飽き足らず、みんなでできる田んぼを探していたところ、「それならうちの田んぼを使ったらいいよ」とおばあちゃんが言ってくれて、今のおばあちゃんの田んぼを借りることになりました。
マルシェでお餅つき お正月のしめ縄と鏡餅
収穫祭
一人ではじめた田んぼがみんなの田んぼへ
最初一人ではじめた田んぼも、地域おこし協力隊でやってきた友達が一緒にやりたい!と加わり、札幌でマクロビオテックのカフェをやっている方が「こんな美味しいお米は食べたことない」と言って札幌から通いながら田んぼを始めたり、アレルギーの子供たちにお米のお菓子を作っているお菓子屋さんが、自ら作ったお米でお菓子作りをしてみたいと、一組二組と仲間が増え、今では、10組の仲間と一緒にお米作りをすることになりました。
田んぼ仲間のピアニストのお母さんが作ってくれた「田んぼのうた」は、ぼくらのテーマソングです!
秋には小さなマルシェも開催するようになり、「田んぼでお米を収穫したら、先ずはお世話になった人たちにお餅を振る舞ったんだよ」という、おばあちゃんの教えの通り、新米の餅米で振る舞いのお餅つきをします。
そして、収穫が終わった秋、その年の自然の恵みに感謝して、収穫祭を行います。
人の暮らしと自然のつながりが見えにくくなっている今だからこそ、この田んぼを未来へ残したい。森があり、田んぼがあり、そこにたくさんの命と人の営みがある。おばあちゃんから受け継いできた知恵や、この土地に残る風景と暮らしを、子どもたち、そしてその先の世代へつないでいきたいと。この田んぼが、これからも人と自然がつながる場所であり続けることを願っています。
さくらの咲くところ 吉澤俊輔
応援メッセージ
田んぼの会メンバーより

ニセコ山麓パーラー 市谷泰英
ニセコでニセコ山麓パーラーというサンドイッチのお店をやってます。
僕がこの田んぼの会に参加させてもらったのは2年前の春です。家の畑で野菜などは育てていて野菜を作ることの難しさや楽しさを知って、日本人としての主食であるお米も自分の手で育てることができたら嬉しいなあとおもってました。
そして、さくらの咲くところの俊輔君の作るご飯を食べた時にびっくりするほど美味しくて、自分でもこんなお米作りたいと思って参加させてもらいました。
農薬や肥料なんて使わずに暮らしてきた先人達の苦労を体感したいという気持ちもあり、手植え、手刈り、天日干ししたお米はやっぱり格別でした。ニセコから通ってるので大きい面積は出来ないから収穫量は少ないけど、ご褒美ご飯としては最高の贅沢です。
お金では買えない、豊かな暮らし、この素晴らしい環境を未来に繋げられるように、一人ひとりの意識が変わり世界が変わることを願って…
黒松内4人組
2025年から仲間に加えていただき、おとなり黒松内町から4人で通っています。メンバーは、水草愛好家、新規就農準備中、IT会社勤務、ブナ林ガイドと、それぞれ異なるバックグラウンドを持っていますが、共通しているのは「自然が大好き」ということです。初めて稲作に挑戦した昨年は、水草愛好家が田んぼの植物一つひとつに見入ってしまい、つい雑草取りの手が止まってしまったり、収穫直前に獣害に遭ったりして、なんと4人合わせて収穫量はわずか5kgほど……(笑)今年はその経験を糧に、収量倍増を目標に、みんなで汗を流しながら作業する日々です。狩場山のふもと、ブナの森から流れ出る清らかな水に育まれたこの田んぼ。肥料と無農を使わないことによる豊かな生態系に毎回驚かされます。おばあちゃんから受け継がれてきた想いと、風景や営みがこれからも未来へつながっていくように。ぜひ、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

自然とつながるおやつaimer 大藤杏紗
私は6年前に初めて島牧村を訪れ、ここの自然の素晴らしさと、その恩恵を受けて育つ食べ物のおいしさに感動しました。当時は少し遠くに住んでいたのですが、自分でもお米を作ってみたくなって、田んぼの会メンバーに入れていただき足を運ぶようになりました。
育苗から収穫までで機械を使うのは最小限にし、手で植え、鎌で刈っています。
そしてしばらく風に晒して乾燥させるのですが、切り倒した木を組んで作った昔ながらのはさがけがあちこちに並ぶ田んぼの風景がまた、たまらなく美しいのです。
そんな昔ながらのやり方で、お米が土から口に入るまでが分かっている事にとても価値を感じますし、これからも私は体験し続けたいですし、皆さんにも体験してもらえたら素敵だな、と思っています。
ぜひとも、応援をお願いいたします。

初めて開墾した時から、一緒にこの田んぼをやってきました。
最初は、赤ちゃんをおんぶしながら、木や深い草の根と格闘。
機械を使わず、みんなで手をかけ、一緒に苦労した時間と仲間との絆は、今でも私の大切な宝物です。
田んぼに行くと、いつもおばばがやってきて、「こうやってやるもんだよ」と教えてくれる。
今でも田植えの時、稲刈りの時、ふとした瞬間に、おばばの声が聞こえてくるような気がします。
そんな私にとって、大切な大切な田んぼ。
子どもたちもみんなで田植えをして、稲を刈って、いろんな人に教えてもらいながら、お米ができていく。
人の手と、自然の力が重なって、ひと粒のお米になる。そんな豊かな米作りを、俊輔くんの言葉を借りながら、
『田んぼのうた』という童謡にしてみました。
田んぼは、人と人をつなぎ、次の世代へ想いをつないでいく場所。
これからも、たくさんの人の手と笑顔で、この田んぼが続いていきますように。
心から応援しています。

地域おこし協力隊として島牧村で3年間過ごし、現在は札幌を拠点に環境保全型林業・自伐型林業などと呼ばれるような小さな林業を営んでいます。協力隊の頃から田んぼの会に参加させてもらい、今年で8年目となります。
同じ北海道内でも内陸の平坦な農村地帯で生まれ育った僕にとって、美しい山々と豊かな日本海に囲まれた島牧村での暮らしはとても新鮮なものでした。
山と森と海があり、その繋がりの中で人は暮らしているという、当たり前だけど忘れがちで大切なことを、田んぼでの作業を通じ理屈ではなく身体知として五感で感じることが出来ている気がします。そしてその感覚は山での仕事や日々の生活にも良い影響を与えているのだと思っています。
ぜひ皆さんも島牧村を訪れていただき、「さくらの咲くところ」吉澤俊輔くんと出会い、その暮らしに触れてみてください。そして、皆さんと同じ気持ちを共有できると嬉しいです。
温かい応援を、よろしくお願いいたします。

シゼントトモニイキルコト ソガイハルミツ
シゼントトモニイキルコト・プロデューサー/NPO法人シゼトモoikos理事長/百姓
個性や多様性を重視する現代の社会風潮。同時に、環境問題やコミュニティに対しての関心も高まっている。食糧問題はある種、問題の構造をグラデーション化し、紐解くには分かり易い視点になるのだろう。
僕らのような、いわゆる自然派と称される属性の人達は「自然であることが良きこと」という立ち位置になりがちだが、個人的には、自然であることが良いことだとは思っていない。同時に逆も然りではあるが。
田んぼを受け継ぐということが、単に自然的資本を継承していくということの他に、文化的資本、伝統的価値、それを伴う共同体的資本の文脈の継承とするならば、それはマイケル・サンデル氏のいう“コミュニタリアニズム・共同体主義”ポスト資本主義と言われるイデオロギーに他ならないだろう。
最も尊敬する生産者仲間の一人、吉澤俊輔と仲間たちの今回の挑戦は、単に既存の価値を継承するということだけでなく、次世代における在り方の提案なのだと思う。
“さくらの咲くところ”
日本には様々な場所に、ローカライズされた個性の違う桜が咲く。それは、環境という場の存在を踏まえた個という現象でしかなく、またその現象の連続と繋がりが環境となっていく。
さまざまな変化を経て、「次の時代の豊かさとは?」そんな問いに対して、今回のプロジェクトは何か提案をしてくれる期待しかない。
何はともあれ“自分達で育て、収穫し、分かち合いながら食べる”ここに幸せの根源のようなものを感じる。
僕らはそんな暮らしを大切にしたい。

株式会社Merciful 代表/ジャーナリング講師
東日本大震災のあと、27歳でひとり北海道に移り住み、子育ての場所として選んだ島牧村。自給自足の暮らしをしていた頃、俊輔くんと一緒に、田んぼを作っていました。
農作のおばちゃんから、八十八手の手ほどきを受けたこと。人力だけで畑を開墾して、疲れたあとのおにぎりの美味しさ。自然の優しさも、厳しさも、美しさも、たくさんたくさん、味わわせてもらいました。
食べものも、電気も、家も、自分たちの手で作ってみて初めて、「当たり前」がわかります。知らないところで、どれだけたくさんの命に支えられているかを知りました。
そこに綺麗な水があること。その水は山々に繋がっていて、また海へと流れていくこと。私たちは、その自然の営みの間に「間借りして」暮らさせてもらっていること。頭で知っていることと、体感していることは違う。
島牧で、田んぼと共に暮らした時間は、私にとって欠かすことのできない、生き方の根っこになっています。
俊輔くんは、あの頃からずっと変わらず、自然と人と、まっすぐに向き合い続けてきた人です。あの時に数人で一緒に始めた田んぼが、こうしてよりたくさんの人と人、人と自然を繋ぐ「みんなの田んぼ」になっていること。農作のおばちゃんの知恵が、次の世代へ手渡されようとしていること。このプロジェクトがより多くの人に伝わることを、心から嬉しく思います。
私は今、「言葉にすること」「書くこと」を通して、女性が自分の本音で人生を選び直すお手伝いをしています。季節のめぐりや自然のリズムを大切にする暦「地球暦」を搭載した「マーシフル手帳(全国80店舗にてデビュー)」も、あの暮らしの中で得た経験をもとに、四季の暮らし方、感覚・感情との向き合い方を、誰もが簡単に暮らしの中で取り入れられるツールとして制作しました。その手帳を、今回、リターンとして2冊応援させてもらいました。
俊輔くん、いつも、ありがとう!森から田んぼ、そして海へ。この美しいつながりが、未来へ続いていきますように。心から応援しています。
支援金の使い道
田んぼとその裏山の購入費用
所有権移転にともなう諸経費
クラファン手数料
目標金額を超えた場合は、セカンドゴールとしておばあちゃんの旦那さんが建てたという、農作業小屋の修繕費に当てたいと思います。

スケジュール
12月物件の契約完了
11月 クラウドファンディング終了
2026年11月下旬〜リターン発送
メイン動画、田んぼのうた動画制作 中村祐太
最新の活動報告
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小さな町の小さなマルシェで、田んぼトーク開催しました!
2026/10/20 20:2810/18開催の小さな町の小さなマルシェで、田んぼを初めてから約14年の軌跡を振り返りながら田んぼトークしました!MCは、ソガイハルミツ。こちらにアーカイブがありますので、良かったら覗いてくださいね!田んぼトーク もっと見る




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