私は茨城県神栖市で保育アドバイザー【おひさまの輪】として活動している塙里美です。
子どもたちの目・動き・表情・言葉などから心を読み取り、子どもたちが本当に求めていること、心の育成に必要な言葉掛けや環境作りに取り組んでいます。
今回のプロジェクトでは、心が満たされないまま成長している小中学生のために、アットホームで温かい居場所を作りたいと考えています。

神栖市の子どもたちを取り巻く環境を見ていると、心配になることがたくさんあります。
保育園では大人目線での支援が中心となり、子どもたちの本当の気持ちに寄り添えていない現状があります。
そして小学校に上がっても、先生方の関わり方は依然として子どもたちとの思いにズレがあるのです。
例えば、小学1年生の女の子がかんしゃくを起こして、昇降口に座り込んでいる。『落ち着くまで待ちましょう』それも支援の一手ではあります。でも、子どもの目線で考えると、『放っておかれてる…』『誰も私に声なんか掛けてくれないんだ…』そんな絶望にも繋がるのです。
また、土曜日に我が家に遊びに来た小学6年生の長男の友達が『おれ朝ごはん食べてないや』『おれも食べてないかも……あ、ピザポテト食べたか』と話していたとき、私は愕然としました。
家庭ですら自分を出すことができない子どもたちが、学校でも心を開ける場所を見つけられずにいるのです。

私が作りたいのは、子どもたちが心から安心できる居場所です。
宿題をしたり、友達とお喋りしたり、ゲームやSNSを楽しんだり、それぞれが思い思いに過ごせる空間。
そんな自然な時間の中で、【この人だったら僕の思いを聞いてくれるかも】と感じてもらえる、包容力のある環境を提供したいのです。
子どもたちにとって味方が1人でもいれば、それは未来への希望になります。
家でも学校でもない、第三の安心できる場所があることで、子どもたちの心は救われるのではないでしょうか。

私は20年間、保育の現場で子どもたちを見続けてきました。
その中で気づいたことがあります。
それは、問題行動と呼ばれる子どもの姿の裏には、必ず言葉にならない気持ちが隠れているということです。
かんしゃくを起こす子。友達を叩いてしまう子。落ち着きがない子。いつも笑っている子。
大人はその行動だけを見て判断してしまいます。
しかし私は長年の経験の中で、子どもの目線、表情、言葉の選び方、友達との距離感、身体の動きなどから、その子の心の状態を読み取ることを続けてきました。
実際に保育現場では、「どうしてこの子はこんな行動をするのだろう」という場面で、子どもの本当の思いを読み解き、環境や関わり方を変えることで、多くの子どもたちの姿が変わる瞬間を見てきました。
だから私は、子どもたちにとって本当に必要なのは、ただ居場所を作ることではなく、『自分の心に気づいてくれる大人』だと思っています。
誰かと遊ぶ場所なら作れるかもしれません。
勉強を教える場所も作れるかもしれません。
でも、子ども自身も言葉にできない心のサインを受け止め、その子の本当の気持ちを理解しようとする場所は、まだ十分にありません。
私はこの20年間で培った経験を、保育園だけで終わらせたくありません。
授業が始まっている時間なのに、雨の中、昇降口の前で密かに誰か探しに来てくれないかと1人隠れるように佇んでいる子。
昇降口までは行けたのに、教室に居場所がなくて1人膝を抱えて座り込んでいる子。
学校でも家庭でも居場所を見つけられずにいる子どもたちに、「あなたのことをちゃんと見ている大人がいるよ」と伝えたいのです。
それが、この活動を始めようと思った理由です。
私は子どもを「問題のある子」として見ません。
その子の行動の奥にある気持ちを探します。
20年間、そうやって子どもたちと向き合ってきました。
だから私は、この場所を単なる居場所にはしたくありません。
子どもたちが「自分を分かろうとしてくれる大人」と出会える場所にしたいのです。
私は保育アドバイザーとして、保育園の環境改善に有償で取り組む一方、この小中学生への支援はボランティアとして行っていきたいと考えています。
子どもたちから得た情報は守秘義務を守った上で、必要に応じて小中学校と協議し、学校における子どもたちの生活も安心できるものにしていければと思っています。

テナントを使って、子どもたちが自由に訪れることができる場所を作ります。
プライバシーを守るために衝立や小部屋を設置し、それぞれが【守られている】という実感を持てる環境を整えます。
また、簡単な食事を提供できるよう食料の調達も考えています。
朝食を食べずに来る子や、きちんとした食事をとれていない子たちに、温かいパンやおにぎりを用意したいのです。
家以外にも安心できる環境があれば、きっと喜んで食べてくれると信じています。
お腹が満たされると、人は心が緩みます。
心が緩むと、自分一人だった世界に、かすかな光が点っていることに気づくことができるようになります。
その時に【守ってくれる大人】がいる幸せを知ることができれば、この場所に来ることが次第に楽しみになり、単なる食事を提供してくれる場ではなく、【自分はこの場所に居ていいんだ】という圧倒的な自己肯定感を約束してくれる場になると思うのです。

この取り組みは単なる居場所づくりではありません。
神栖市の子どもたちの心を守り、健全な成長を支援することで、地域全体の未来を明るくする活動です。
心に傷を負った子どもたちが大人になったとき、今度は誰かを支える側に回れるような、温かい循環を作りたいと考えています。
皆さまの支援は、直接的に子どもたちの心の安定と成長に繋がります。
一人の大人の支援が、一人の子どもの人生を変えるかもしれません。

目標金額500万円は、居場所となるテナントの初期費用、内装工事費、備品購入費、初年度の運営費として大切に使わせていただきます。
プライバシーを守る設備や、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりのために必要な投資です。
また、年間で出た余剰金は次年度に繰り越します。
今年の10月頃には居場所をオープンしたいと考えています。
プロジェクト成功後、速やかに物件探しと内装工事に取り掛かり、一日も早く子どもたちを迎え入れられるよう準備を進めます。
開設後は、SNSやホームページを通じて活動状況を定期的に報告いたします。


神栖市の子どもたちが、本当の意味で安心できる居場所を作るこのプロジェクト。
私一人では実現できない大きな挑戦ですが、同じ想いを持つ皆さまと一緒なら、きっと素晴らしい場所を作ることができると信じています。
子どもたちの笑顔と、安心して過ごせる時間のために、どうか温かいご支援をお願いいたします。
皆さまのお気持ちが、子どもたちの明るい未来への第一歩となります。












