◎はじめに
こんにちは。一般社団法人ボキューズ・ドールJAPANの浅野哲也です。
このたび、「ボキューズ・ドール世界大会2027」に向けて、クラウドファンディングを立ち上げました。
世界最高峰の舞台に、日本代表として挑戦できることを大変光栄に感じています。
今回の挑戦は、単に一人の料理人が世界一を目指すという話ではありません。
日本の食文化を世界にどう表現するのか。そして、その価値を次の世代へどう繋いでいくのか。
その大きな挑戦だと思っています。
皆さまに、この挑戦の意味を少しでも知っていただけましたら幸いです。

◎シェフの想い
ここからは、今回の挑戦に懸ける自分自身の想いを、お話しさせていただきます。
世界の頂点を目指すボキューズ・ドールの舞台に挑戦できることは、料理人としてこの上ない誇りです。
同時に、人生を懸けてでも掴みにいく覚悟が必要な挑戦だと感じています。
私は日本の四季や風土が育んだ食材の力、そしてフランスで培ってきた技術を武器に、日本のフランス料理の現在地を世界に示すため、この大会に全力で臨みます。その裏側には、終わりの見えない試作と失敗、やり直しの積み重ねがあります。一皿を完成させるために何度も壊し、限界まで自分を追い込む日々です。それでも挑み続けられるのは、これまで支えてくださった皆様への感謝があるからです。
そして、日本の食文化への想いを、自分の料理を通して世界に届けたいと思っています。まだ見ぬ景色へ辿り着くために妥協のない努力を重ね、コーチの高山シェフと共に研鑽し続けます。
そして、この挑戦を続けるには環境・時間・資金すべてが必要です。理想だけでは届かない現実があります。だからこそ、皆様のご支援が、この挑戦を現実へと導く大きな力になります。どうか、この挑戦に力を貸してください。必ず結果で応えます。

◎日本の食が直面している現実
料理を続ける中で、強く感じていることがあります。
それは日本の食文化が世界から高く評価される一方で、その現場を支える人材が少しずつ減ってきているという現実です。
若い世代が料理人を目指さなくなっていること。優れた料理人が海外へ活躍の場を移していること。
現場にいるからこそ、その変化を強く感じています。
ミシュラン星付き店の減少や、調理師免許取得者数の減少など、数字にもその流れが表れています。
このままでは、日本が長い時間をかけて積み重ねてきた技術や文化が、次の世代へ十分に繋がらなくなってしまうかもしれません。
だからこそ、僕は世界へ挑戦したいと思っています。
日本の料理人が本気で世界と戦う姿を、皆様にお見せしたい!
◎ボキューズ・ドールとは

故ポール・ボキューズ氏
ボキューズ・ドールって、「フレンチの大会でしょ?」と思われるかもしれません。
ボキューズ・ドールは、
1987年にポール・ボキューズ氏によって創設された、世界最高峰の料理コンクールです。
開催地はフランス・リヨン。
世界中からトップシェフが集まり、制限時間5時間半の中で、食材の下準備から調理、盛り付けまで、そのすべてを競います。
評価されるのは、完成した料理だけではありません。食材をどう扱い、どう無駄なく使い切るか。サステナブルの観点から、調理中のゴミ箱の中まで審査対象になるほど、細部に至るまで厳しく見られる舞台です。
わずかなミスも許されない、非常に緊張感のある環境の中で、料理人としての技術だけでなく、人間力や判断力、そしてチームとしてどれだけ完成度を高められるかまで問われます。
限られた時間の中で、どれだけ精度高く、一皿に想いを込められるか。極限のプレッシャーの中で、どう判断し、どう動くのか。そのすべてが試されます。
世界中から10万人以上が観戦するなど、その熱量はまさに“料理界のワールドカップ”とも称されます。優勝者は、一瞬にして世界のトップシェフとして注目を集めます。
日本はこれまで何度も本大会へ挑戦してきましたが、表彰台に立ったのは2013年の一度のみです。
世界の頂点を目指すことは、日本料理界にとっても大きな挑戦だと思っています。
そして、この大会の最大の特徴は、「チーム戦」であることです。
どれだけ優れた技術があっても、一人では勝てません。
互いに支え合いながら、一皿を完成させる。その“チームの力”こそが、ボキューズ・ドールの真髄だと感じています。

◎チームジャパンという戦い
この舞台に挑むのは、自分一人ではありません。
3名がひとつのチームとなり、日本代表として世界へ挑みます。
代表選手:浅野哲也(Tetsuya ASANO)
兵庫県出身。京都・HOTEL THE MITSUI KYOTO「都季(TOKI)」料理長。フランスの名門「リッツ・パリ」にて、日本人初の統括副料理長を務めるなど、国内外で経験を積んできました。2023年、日本代表選考会を勝ち抜き、ボキューズ・ドール2027日本代表に選出されました。日本の食文化と技術を背負い、世界の頂点を目指します。
コーチ:高山 英紀(Hideki TAKAYAMA)
神戸・三宮「アントル ヌー(Entre Nous)」オーナーシェフ。ボキューズ・ドール世界大会で2度の入賞経験を持ち、アジアパシフィック大会でも優勝経験を持つ、ボキューズ・ドールの戦い方を熟知した料理人です。今回は僕のコーチとして、時間管理や戦略面を支えながら、チーム全体を導いてくださっています。
コミ(アシスタント)
22歳以下の若い料理人が務めます。シェフの右腕として現場を支える存在であり、同時に、この大会は次世代へ技術や精神を継承する育成の場でもあります。

◎理想だけでは届かない現実
この挑戦は、料理人の情熱だけで成し遂げられるものではありません。
本番用キッチンを完全再現するための設備費。課題食材を使った、数え切れないほどの試作のための費用。巨大なお皿をデザイン・制作するための費用。アジア大会やフランス本大会へ向けた渡航・滞在費。
世界と戦うためには、多くの準備と環境が必要になります。
欧米では、ボキューズ・ドールを国家観光戦略として捉えている国もあり、数多くの大企業がスポンサーとしてチームを支えています。
一方で、日本ではまだ十分な支援環境が整っているとは言えません。限られた環境の中でも、日本代表として妥協なく挑み続けるために、皆さまのお力をお借りしたいと思っています。

◎この挑戦がつくる未来
世界の舞台で、日本代表が本気で戦う姿は、
- ・料理人という仕事への憧れを取り戻すこと
- ・次世代の料理人たちへ夢を繋ぐこと
- ・日本の食文化の価値を世界へ示すこと
その未来へ繋がっていくと信じています。
この挑戦は、単なる一大会の結果だけでは終わりません。
日本の食文化を、未来へ繋いでいくための挑戦だと思っています。
◎最後に
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
日本には、世界に誇るべき食材があります。そして、研鑽を重ねてきた料理人たちの技術もあります。
僕は今、その日本の食文化を背負い、世界最高峰の舞台へ挑もうとしています。
この挑戦は、決して一人では成し遂げられません。
皆さまからいただく応援、ご支援、その一つひとつが、チームジャパンにとって大きな力になります。
日本の食文化の価値を、世界へ。そして、次の世代へ。
世界の頂点を目指して、チーム一丸となって挑んでまいります。
どうか、この挑戦を共に支えていただけましたら幸いです。
温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。




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