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集落活動センターやなせは、高知県馬路村・魚梁瀬地区で活動する地域運営組織です。人口減少や高齢化が進む地域の中で、地域交流の企画や送迎支援など、魚梁瀬の暮らしを支える活動を続けています。
その活動の一つが、魚梁瀬森林鉄道の運営管理です。私たちは、地域の暮らしと文化、そしてこの場所に残る大切な記憶を、未来へつないでいきたいと考えています。
このプロジェクトは、魚梁瀬森林鉄道をこれからも安全に運行し、未来へ残していくためのクラウドファンディングです。
魚梁瀬森林鉄道は、ただ展示されているだけの鉄道ではありません。今も実際に森林鉄道が走り、乗ることができ、音や揺れ、匂いとともに、かつての魚梁瀬の歴史を感じられる貴重な存在です。
しかし、動かし続けるためには、継続的な整備が欠かせません。
線路や枕木は少しずつ傷み、車両にも年数相応の不具合が出てきています。特に、魚梁瀬森林鉄道の象徴的な存在である「野村式機関車」は重量があり、走らせると線路への負担が大きいため、現在は普段の運行ではほとんど走らせることができていません。
それでも、地域の人たちには「魚梁瀬といえば森林鉄道」という想いがあります。
・地域の記憶を、子どもたちや次の世代にも伝えたい。
・全国でも貴重な“動く森林鉄道”を、この場所で守り続けたい。
その想いを形にするため、今回のプロジェクトを立ち上げました。

魚梁瀬森林鉄道は、かつて魚梁瀬の林業と暮らしを支えていた鉄道です。
魚梁瀬は、豊かな森林資源に恵まれた地域として知られてきました。山から伐り出した木材を運ぶため、森林鉄道は大きな役割を果たしていました。かつての路線は総延長約300kmにも及び、日本の中でも有数の規模を誇っていたといわれています。

森林鉄道は、木材を運ぶだけの存在ではありませんでした。地域の人たちにとっては、日用品を買いに行くための移動手段であり、山奥に暮らす人々の生活を支える大切な足でもありました。
魚梁瀬森林鉄道は、地域の産業と暮らしの記憶そのものです。
そして現在、この森林鉄道は“動く状態”で保存されています。高知県内で今も走ることができる森林鉄道は、他にありません。全国的に見ても、動態保存されている森林鉄道は貴重な存在です。
なかでも、魚梁瀬に残る野村式機関車は、多くの鉄道ファンに知られる存在です。「魚梁瀬といえば野村式」と語られるほど、長く親しまれてきました。

魚梁瀬森林鉄道は、一度は廃線となりました。多くの機関車や貨車がスクラップになっていく中で、野村式機関車を1両だけ残してくれていました。小さな公園にレールを少し敷き、子どもたちが乗って遊ぶような形で、機関車は静かに残されていたそうです。
その1両が、後の復活のきっかけになりました。
昭和63年頃、村の元運転手、整備に関わっていた方、保線師、修理工場の方、商工会、地域の有志が集まり、「魚梁瀬森林鉄道を語る会」が生まれました。最初は、懐かしい昔話を語り合う場でした。しかし、話をするうちに、ある言葉が出ます。
「話すだけでは面白くない。走らせてみればいいじゃないか」
そこから、会の想いは大きく動き出しました。「語る会」は、やがて「走らす会」へ。
地域の有志が寄付を集め、株式会社垣内の先代社長の協力を得て、残されていた野村式機関車を修理しました。大工の方は、廃線後に残されていた客車をもとに、同じような形で客車を直してくれました。村や商工会、技術者、地域の人たち。それぞれが、自分にできる役割を持ち寄りました。そして平成3年、現在の公園に約400mの線路が敷かれ、魚梁瀬森林鉄道は本格的に復活しました。それは、単なる観光施設の整備ではありません。地域の記憶を、地域の人たち自身の手で取り戻す取り組みでした。


魚梁瀬森林鉄道を守るうえで、現在もっとも大きな課題は、線路・枕木・車両の老朽化です。森林鉄道は、展示しているだけなら傷みはゆるやかかもしれません。けれど、魚梁瀬森林鉄道は「動態保存」です。実際に走らせるからこそ、車両にも線路にも負担がかかります。
特に課題となっているのが、レールと枕木です。
枕木は毎年25本ほど交換していますが、傷みの進行に対して十分とはいえない状況です。枕木の交換だけでも年間約40万円の費用がかかっています。さらに、車両点検や線路点検、補修などを含めると、年間のメンテナンス費用は約200万円にのぼります。

また、現在敷かれている小さなレールは、森林鉄道らしさを感じられる貴重なものです。しかし、同じ規格のレールは現在では手に入りにくくなっています。新しい大きなレールに替えることはできても、できる限り当時の雰囲気を残した形で整備したいという想いがあります。
そしてもう一つ、大きな課題があります。
それは、野村式機関車を常時に走らせることが難しいことです。
野村式機関車は、全国の鉄道ファンにも知られる魚梁瀬森林鉄道の象徴的な存在です。しかし重量があり、走行すると線路への負担が大きいため、現在は主に軽量の谷村式機関車で運行しています。
「野村式を走らせたい」
「でも、安全に走らせるには、線路の整備が必要」
この両方を実現するためには、継続的なメンテナンスと、将来を見据えた整備が欠かせません。

このプロジェクトで実現したいことは、魚梁瀬森林鉄道を安全に運行し続けるための基盤を整えることです。私たちが守りたいのは、ただの機関車や線路ではありません。
かつて山と町をつなぎ、人々の暮らしを支えた記憶。
廃線後も「もう一度走らせたい」と願った人たちの情熱。
技術者や地域の有志が力を合わせて復活させた歴史。
そして、今も地元の住民が運転士となり守り続けている営み。
そのすべてを、次の世代へつないでいきたいと考えています。魚梁瀬森林鉄道の魅力は、“動いていること”にあります。
機関車の音。
レールの上を進む揺れ。
山あいの空気。
運転士の話す言葉。
実際に乗ることで、写真や文章だけでは伝わらない魚梁瀬の歴史を感じることができます。
また、地域の方々は、若い世代にこの活動を引き継いでいくことの大切さも感じています。かつての保存会を立ち上げた方々の多くは高齢となり、当時の話を直接聞ける機会も少なくなってきました。だからこそ今、整備と同時に、記憶を受け継ぐことも大切です。
「動く森林鉄道」を守ることは、地域の歴史を守ること。魚梁瀬の誇りを、未来へ手渡すことです。
皆さまからいただいたご支援は、魚梁瀬森林鉄道を安全に運行し続けるための整備費用として活用させていただく予定です。
主な使い道は、以下を想定しています。

また、近年では野村式機関車のエンジン修理や、踏切の信号機修理など、大きな費用を伴う整備も発生しています。村も魚梁瀬森林鉄道を大切な地域資源として支えていますが、村の予算だけでは十分に対応しきれない部分も出てきています。今回のご支援は、魚梁瀬森林鉄道を「これからも安全に走らせる」ための力になります。

今回のプロジェクトでは、魚梁瀬森林鉄道をより身近に感じていただけるリターンをご用意したいと考えています。現地にお越しいただける方には、普段の乗車だけでは味わえない特別な体験をお届けできるよう準備を進めています。
野村式機関車乗車体験
普段は運行していない「野村式機関車」を貸切で楽しめる、特別な体験をご用意しました。 貸切時間は最大1時間。お好きな場所で停車しながら写真撮影をしたり、通常運行では味わえない特別な時間をお過ごしいただけます。 1枠につき4名様までご参加可能です。
酒井式機関車乗車体験
普段は運行していない「酒井式機関車」を貸切で楽しめる、特別な体験をご用意しました。 貸切時間は最大1時間。お好きな場所で停車しながら写真撮影をしたり、通常運行では味わえない特別な時間をお過ごしいただけます。 1枠につき4名様までご参加可能です。
魚梁瀬森林鉄道貸切運行食事つき
「谷村式機関車」の貸し切り運行+客車でのお食事が楽しめる、特別な体験をご用意いたしました。1枠につき1名様まで参加可能です。
そのほか、遠方にお住まいの方や、現地に来ることが難しい方にもご参加いただけるよう、気軽に応援できるリターンも検討しています。
リターン品については今後も追加予定です!最新情報をアップデートしてまいりますので、お楽しみに!

今後最新の情報が更新され次第アップデートしてまいります!

小さな線路に、地域の大きな想いを乗せて
「もう一度走らせたい」
その想いから、有志が集まり、寄付を集め、技術を持ち寄り、1両の機関車を復活させました。そして今も、魚梁瀬の住民たちが運転士となり、日々の点検や運行を支えています。
けれど、動かし続けるためには、どうしても費用がかかります。レールも、枕木も、車両も、少しずつ手を入れ続けなければ、安全に走らせることはできません。
私たちは、魚梁瀬森林鉄道をただ保存するだけでなく、これからも“動く姿”のまま残していきたいと考えています。森林鉄道が走る音を、未来の子どもたちにも聞いてほしい。魚梁瀬の歴史を、実際に乗って感じてもらいたい。この地域に生きてきた人たちの想いを、次の世代へつなぎたい。
小さな線路の上には、たくさんの人の記憶と願いが乗っています。
魚梁瀬森林鉄道を未来へつなぐために、あたたかく見守り、応援いただけますと幸いです。








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