ドバイのアートフェアでは、日本の繊細な木彫と截金のコラボレーションが「ワンダフル」と高く評価してもらい、こんな嬉しい事はありませんでした。
リターンで作らせていただいた招き猫は、木彫に漆を塗り本金箔を貼って大人気で、インスタスポットとしてかなりの国の人に写していただきました。帰ってから 招き猫もご支援していただいた方にお送りし「家宝にする!」とまで言っていただきとても嬉しく思いました。本金箔が剥がれる頃にはきっと招き猫の効果も出ておられる事と思っております。
木彫に総金箔の置物を作ろうと思って招き猫を選びましたが、日本の漆、それから金箔とどちらもプロに依頼して制作しました。それがきっかけで、漆と金箔の職人さん達もドバイのアートフェアを見に来ていただきました。もっともっと日本の素晴らしい技術が世界に広まり伝統工芸の仕事をする若者にも輝かしい未来が見えるようになってほしいと思います。
《招き猫のエピソード》
左手に小判を持っていますが、小判を彫り込んだので彫刻 漆 金箔とその彫り込んだ部分が結構厄介な仕事になっています。目も はたまた どう仕上げようかと苦心の末「ブルーアイ」「グリーンアイ」」「白黒」と3タイプ作りましたが、「白黒」が一番人気でありました。
《メタルリーフアーティスト》
ドバイでワークショップをしました。
その時、メタルリーフアーティストとして紹介していただき、金箔をもっと身近に感じてもらい金の魅力を取り入れて豊かな気持ちになっていただきたいと截金の技法を使い iPhoneケースや小さな額縁に貼ってもらいました。こちらで金はカットして模様を作ってもらう簡単なやり方で、子供達にも人気で、出来上がった作品を嬉しそうに見せてくれて、とても嬉しく励みになりました。
日本でも是非やってみたいと思います。
これでリターンも全てお送りでき私の挑戦はひとまず終了となります。
皆さまどうもありがとうございました。
安田素彩