わんこきょうだいのお椀でわんこそばを食べよう!
岩手県のゆるキャラ「わんこきょうだい」が地元の漆を使ったホンモノのお椀に!わんこそば大会も開催!
● プロジェクトの概要
岩手県の名物と言えば「わんこそば」ですが、その「わんこそば」をモチーフにしたご当地キャラがあります。その名も、「わんこきょうだい」。
「人を幸せにする」=「人をもてなす」。
わんこきょうだいは、岩手県のおもてなしの象徴「わんこそば」と、生産量日本一を誇る漆を使った岩手の「漆器」をかけあわせた「そばっち」がメインキャラクター。また、岩手県内を5つのエリアに分け、それぞれのエリアを代表する食材を盛り付けたキャラクター「こくっち」「とふっち」「おもっち」「うにっち」の、全部で5人の兄弟で構成されています。
しかし、岩手が漆の日本一の産地であるにもかかわらず、わんこきょうだいをモチーフにした漆のお椀はありませんでした。「わんこきょうだいのうた」の歌詞にもあります。「♫ うるしで塗られた頭と体 伝統文化が僕らの誇り…」
ならば本物のわんこきょうだいのお椀を作ってみよう、そしてそのお椀でわんこそばを皆で食べようではないか!ということでこのプロジェクトを着想しました。
▲リターンでご用意させていただく「わんこきょうだい椀」の表情デザインは上記よりお選び下さい。
わんこきょうだいは5人(?)きょうだい。それぞれ県内各エリアの特産がモチーフになっています。
● そばっち
わんこきょうだいのメインキャラクター。モチーフはもちろんわんこそば。特技もやっぱりわんこそばをいっぱい食べられること。
● こくっち
二戸・久慈・県北エリアの雑穀がモチーフ。雑穀も岩手の特産です。寒さに強いのが自慢。
● とふっち
盛岡・八幡平・県央エリア。盛岡市は豆腐消費量が日本一。やさしくてしっかりものです!
● おもっち
平泉・花巻・遠野・県南エリア。モチーフはずんだもち。性格はやっぱり粘り強いのです。
● うにっち
宮古・釜石・大船渡・沿岸南部エリア。三陸の海の恵み、うにがモチーフ。普段は殻に閉じこもっているので恥ずかしがり屋。
● こんにちは!浄法寺漆産業の松沢です
はじめまして。私は岩手県で漆と漆器の企画販売の仕事をしています。
ご存じない方もいらっしゃると思いますが、実は岩手は日本一の漆の産地。岩手県北地方で生産される「浄法寺漆(じょうぼうじうるし)」は日本の国宝や重要文化財の修理に欠かせない素材なのです。しかし国産漆の生産は風前の灯となっており、日本国内で使われている漆の98%は中国をはじめとする外国からの輸入に頼っているのが現状です。
日本の文化、和の象徴である漆が直面している危機的な現状をなんとかしたいという思いで、2009年に勤めていた岩手県庁を退職して個人で「浄法寺漆産業」を起業しました。まだ5年目ですが、起業後に企画販売した商品がおかげさまで2011年、2013年のグッドデザイン賞を受賞しています。
弊社のロゴマークは漆掻きの傷跡と、そこから滴り落ちる漆液のイメージを「浄」「法」「漆」に共通する「さんずい」にかけたものです。一滴一滴が漆の生命、その山の恵みを活かし一つの大きな産業に育てたいという思いを込めてデザインしました。
写真:漆精製中の代表・松沢
● 実施体制
プロジェクトの中核となるのは、私松沢と、盛岡市のわんこそばの老舗・東家の馬場暁彦さん。そして岩手県内で活躍する漆職人やデザイナーも加わって、本格的なお椀を制作することになりました。
お椀の元となる木地は、同じ岩手県洋野町にある大野地区で作られます。ここは「大野木工」という岩手県内で有数の木工の里。木地をつくるのは漆器の木地を中心に製作している佐賀義之さん。実は漆器づくりで大切なことの一つは良質の木地であること。佐賀さんは多くの工芸家からの信頼も厚く、グッドデザイン賞を受賞するなど定評があります。
使用する漆はもちろん地元の浄法寺漆。地元の素材をふんだんに使用します。浄法寺漆を生産するのは岩手県浄法寺漆生産組合の組合員たち。組合長を務める工藤竹夫さんの漆は日光東照宮などの国宝や世界遺産に使われるほどクオリティの高い漆です。一本の漆の木から採れる量はわずか200グラム程度。一年間で漆を採りきる「殺し掻き」という日本独特の手法は漆の木の状態を見極める職人技。その貴重な漆の命は漆器の美しさに受け継がれます。
漆塗りは地元岩手の経験豊富な塗師たちが手がけます。国産の浄法寺漆を塗るには一定の技術が必要。中国産の漆のは違い非常にデリケートな扱いを要求されますが、その塗り上がりの質の高さは国産漆ならでは。マットな質感が浄法寺漆器の特徴です。使い込むごとに自然な艶が生まれ愛着が湧いてきます。
そして最後の加飾は石川県輪島で蒔絵の修業の経験を持つ岩手出身の若き蒔絵師・大川彰さん。輪島でもトップクラスの蒔絵工房で腕を磨いたその技は繊細な蒔絵として表現されます。お椀にわんこきょうだいの表情を入れる大事な作業。一客一客丁寧に施していきます。
パッケージデザインにも凝っています。わんこきょうだいと漆器の魅力双方を引き出すため、単なる箱ではなくワクワク感を感じさせるデザインに仕上げます。わんこきょうだいグッズのデザインを数多く手がける北上アビリティセンターの赤坂良幸さんが担当します。
そして、完成したお椀で盛岡の老舗「東家」にて皆でわんこそばをいただきます!
「わんこ」とは、岩手の方言で「お椀」を意味します。
ひと口分ほどの蕎麦が入った椀を空にすると、すかさずお給仕さんが「はい、じゃんじゃん」と言いながら、次から次へと蕎麦を投げ入れてきます。
お腹がいっぱいになっても、手に持っている椀に蓋をしない限りは食べることをやめられません。
椀が空になる度にお給仕さんが素早く蕎麦を投げ入れてくるので、蓋をするタイミングをお給仕さんと探り合ったりして、それがまた楽しみの一つでもあります。
かつてこの岩手の山村では、田植えや稲刈り、冠婚葬祭の際には地主の家に村人が大勢集まり宴会をしました。宴会の終わりには「お立ち蕎麦」といって必ず蕎麦が振る舞われました。
しかし、蕎麦はどんなに大きな鍋で煮上げても十人前がせいぜいで、一度に大勢の分は作れません。そこでまずは一度に作れる分を人数分のお椀に小分けしてそれぞれに食べていただき、その間に新たに蕎麦を茹でる。それが出来たら再び小分けし、「おかわりどうぞ」と運んで行く。身分の上下なく、その場にいる全員でおいしいものをおいしい状態で食べて欲しい。
こんな風習から現在のわんこそばになったのではないかとも言われております。
また、どんどんおかわりと勧めるのは、地主が普段お世話になっている村人たちに「お腹いっぱい食べてもらおう」という心意気だったのではないでしょうか。勧められる人たちも、なるべく沢山食べることがその心意気に対する感謝の表れだったのかもしれません。
お互いがお互いを思いやる心から生まれた、岩手のわんこそば。ぜひ一度お試しください。
浄法寺漆産業 http://www.japanjoboji.com/
東家 http://www.wankosoba-azumaya.co.jp/
わんこそば用のお椀(元椀といいます)は蓋付きの外黒内朱の本格的な汁椀です。大小の2種類で、蓋を外せばご家庭でも普通の汁椀として使えます。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で有名になった久慈のまめぶ汁を楽しむのもよし、うに丼を作ってもよし、おしるこを味わってもよし。
この椀を制作するにあたり、パトロンの方々からご支援をいただきたいと思います。特にこのお椀は地元の国産漆・浄法寺漆を使用するため通常の漆器製作よりも手間がかかります。できるだけ良い形で生産するために、多くの方々にご賛同いただければうれしいです。わんこきょうだいのお椀でわんこそばで多くの人をもてなし、そしてご家庭の毎日の食卓が楽しくなるように、というのが我々の願いです。
● イベントについて
椀が完成しましたら、東家本店でのわんこそば大会を開催します。皆さんにこのお椀を持ち寄っていただき(貸出も致します)、美味しいお蕎麦を味わってください。100杯以上食べた方には特製の手形がプレゼントされます。ビッグゲストの参加もあるかも!?
開催時期は2014年6月から7月にかけての土日のいずれかの日を予定しています。
東家本店 http://www.wankosoba-azumaya.co.jp/access/index.html
盛岡市中ノ橋通一丁目8-3 電話 019-622-2252
地元岩手の漆を使った本物の漆器を普段から使ってもらうことで、モノを大事にし自然の恵みに感謝する気持ちが育まれ、子供たちの食育にも繋がるものと思います。赤ちゃんのお食い初めや、お子さんが使うはじめての漆器として、毎日家族みんなでいただくお椀として、御祝いやプレゼントとしても最適です。
● 最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。疑問点やご意見などございましたらお気軽にお問い合わせください。
プロジェクトがサクセスしましたら、活動報告にて随時制作状況をご報告させていただきたいと思っています。岩手の漆器を多くの方に応援していただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願い致します!
最新の活動報告
もっと見るプレスリリースを行いました!
2014/04/25 09:03プレスリリースサイト「Value Press」を通じ、本プロジェクトをマスコミに宣伝致しました! 配信日:4月17日 配信総数:1225件 アクセス数:52件 掲載媒体数:93件 クラウドファンディングを活用し、岩手のゆるキャラ「わんこきょうだい」のリアル版「わんこきょうだい椀」を製作し、わんこそばを食べるプロジェクト開始! 株式会社浄法寺漆産業(岩手県盛岡市)は、岩手県の公式キャラクター「わんこきょうだい」をモチーフとした本格漆塗り椀「わんこきょうだい椀」の商品開発を、CAMPFIRE(キャンプファイア)によるクラウドファンディングの手法を一部取り入れて実施致します。 クラウドファンディングを活用した岩手県のゆるキャラ「わんこきょうだい」のお椀の開発 このたび、株式会社浄法寺漆産業(岩手県盛岡市・松沢卓生社長)は、岩手県の公式キャラクター「わんこきょうだい」をモチーフとした本格漆塗り椀「わんこきょうだい椀」の商品開発を、CAMPFIRE(キャンプファイア)によるクラウドファンディングの手法を一部取り入れて実施致します。 わんこきょうだいは、岩手県のおもてなしの象徴「わんこそば」と、生産量日本一を誇る漆を使った岩手の「漆器」をかけあわせた「そばっち」がメインキャラクター。岩手県内を5つのエリアに分け、それぞれのエリアを代表する食材を盛り付けたキャラクター「こくっち」「とふっち」「おもっち」「うにっち」の、全部で5人の兄弟で構成されています。 わんこきょうだい椀は、地元・岩手産の漆を使用した本格的な汁椀です。わんこきょうだいにふさわしい専用の木地を一からデザインし、すべて国産の素材で製作する逸品です。サイズは大小の2種類で、普段使いの汁椀として毎日使えます。ご家庭での毎日の食卓が和み、楽しくなるようにとの願いを込めた商品です。 【仕様】 塗 装:天然漆(国産漆)外黒内朱 木 地:ミズメザクラ(国産) サイズ:大 外径126×高さ71mm 小 外径110×高さ62mm このわんこきょうだいのお椀製作に賛同する方々から、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREからの資金協力を得る形で商品開発を進めます。支援額(500円~80,000円)に応じて、お椀やステッカーなどのプレゼント特典があります。椀の完成及び一般販売は今年6月下旬を予定しています。 【プロジェクトURL】http://camp-fire.jp/projects/view/960 【CAMPFIRE】について CAMPFIREとはアーティスト・映画監督・ミュージシャン・作家・スポーツ選手・プロダクトデザイナーといったクリエイターのためのクラウドファンディング・プラットフォームです。クラウドファンディングとは、アイデアを実現するために必要な創作費用を、そのアイデアに共感した友達・ファン・ソーシャルのつながり、そして世界中の人々から少額ずつ集めることができるプラットフォームです。 株式会社 浄法寺漆産業(じょうぼうじうるしさんぎょう) 元岩手県職員の松沢卓生(弊社代表取締役)が2009年に創業。資本金300万円。国産漆の最大産地・岩手県二戸市浄法寺町の希少な漆を使った漆器の企画、小売、漆の精製を行い、国産漆専門の漆器店としては国内唯一。浄法寺漆は日光東照宮や金閣等の修理修復に用いられ、高品質の漆として知られている。2011年度グッドデザイン賞特別賞(浄法寺漆チューブ)、2013年度グッドデザイン賞(Urushito Glass)を受賞。東京、大阪、名古屋などでの漆器展示会を企画、実施。海外見本市にも積極的に出展している。 担当:株式会社浄法寺漆産業 松沢卓生(まつざわたくお) TEL:019-656-7829 FAX :019-651-2472 E-mail:matsuzawa@japanjoboji.com http://www.japanjoboji.com もっと見る
わんこきょうだい椀 試作品公開!
2014/04/03 12:49わんこきょうだい5兄弟の試作品が完成しました!ここにお披露目致します。 わんこきょうだいの表情はそれぞれ5種類。そばっちだからこの表情と決められたものではないので、自由に好きな表情をお選びいただきます。そして、紙をロールして作った台座にちょんと載せればそのキャラクターのお椀のできあがり!台座は5種類付きますので、着せ替え可能なんです。 そして初回特典として、具の内容をプリントしたオリジナルのふきんを付けます!これで完璧なわんこきょうだいの完成です。 応援宜しくお願い致します! もっと見る
わんこきょうだい椀のお披露目会開催!
2014/03/31 23:093月29日、わんこきょうだい椀の試作が完成し、盛岡市のわんこそばの老舗・東家さんにてお披露目会を開催しました。わんこそば大会も開催し、約40名の方々にご参加いただき大変盛況となりました。 もっと見る
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