900年の美を1000年の美へ~平安時代の阿弥陀如来像を修繕し、未来へ手渡す~

認定こども園さくら台幼稚園は、曹洞宗宗清寺の幼稚園で、仏教の教えが子どもたちの生活に根付いています。幼稚園のホールには仏さまが安置されており、子どもたちから「ののさま」と親しまれています。その「ののさま」が近年、平安時代に作られた貴重なものだと判明し、修復を始め、未来へ手渡すことにしました。

現在の支援総額

30,000

1%

目標金額は1,800,000円

支援者数

1

募集終了まで残り

59

900年の美を1000年の美へ~平安時代の阿弥陀如来像を修繕し、未来へ手渡す~

現在の支援総額

30,000

1%達成

あと 59

目標金額1,800,000

支援者数1

認定こども園さくら台幼稚園は、曹洞宗宗清寺の幼稚園で、仏教の教えが子どもたちの生活に根付いています。幼稚園のホールには仏さまが安置されており、子どもたちから「ののさま」と親しまれています。その「ののさま」が近年、平安時代に作られた貴重なものだと判明し、修復を始め、未来へ手渡すことにしました。

自己紹介

静岡県富士市中之郷にある認定こども園さくら台幼稚園 園長と曹洞宗 宗清寺 住職の大嶽素宏(おおたけもとひろ)です。宗清寺は慶長2年(1597年)建立、古くから往来がさかんな東海道筋に位置し、時勢に対応しながら地域の人々に愛される歴史あるお寺です。さくら台幼稚園は昭和29年(1954年)設立、以降70年以上、多くの子どもたちに仏教教育・保育を行ってきました。

宗清寺高台から富士山とさくら台幼稚園


子どもたちを見守る「ののさま」

幼稚園のホールには、子どもたちから「ののさま」と親しまれている仏さまが安置されています。幼稚園では「ののさまにあげましょう きれいなお水 ののさまにあげましょう きれいなお花~♪」と歌ったり、朝や食事のあいさつで「ののさま」に感謝したり、仏さまと子どもたちの日常が密接に結びついています。幼稚園を卒園された方は幼稚園の行事で仏さまに手を合わせたり、仏さまの見守る前で座禅をしたりしたことを覚えている方もいるのではないでしょうか。長きにわたって「ののさま」は子どもたちを温かく見守ってきました。

稚児行列の園児らと「ののさま」




「ののさま」の歴史

数年前の納涼祭で、ホールで盆踊りをした際に、学芸員でもある当時のPTA会長が、「ののさま」がひょっとしたら古い仏像かもしれないと声をかけてくれたのがきっかけで、調査をしたところ、実は今から約950年前に当たる平安時代後期に制作された阿弥陀如来坐像だとわかりました。さらに仏像の内部から修復履歴を書き記す木製の札「銘札」4枚が見つかり、札の記録から、少なくとも江戸時代初期からおよそ100年ごとに、仏像の修理をしてきたことが判明しました。前回の修理の大正7年(1918年)から100年以上経っており、次の100年に地域の宝をつなげるため、仏像を修理することとしました。

仏像の調査

仏像の内部から見つかった銘札

「ののさま」は地域の宝

仏像の記録には、江戸初期は雨風に当たり、虫食いがひどい状況だったこと、江戸後期は安政の大地震でお堂が倒壊し、頭部が破損したことなどが示されており、数々の困難を乗り越えて地域の人々が仏像を維持してきたことがわかります。同時に仏像自身も平安のいにしえから、地域の信仰に支えられ、数えきれないくらいの人々の祈りに応えてこられたと推察できます。この仏像はお寺や幼稚園だけの宝ではありません。この富士市中之郷で育った人、宗清寺にお参りしてくださる檀家の方々、幼稚園で子ども時代を過ごした人、すべての人の宝です。だからこそ多くのみなさまと一緒に仏像を未来へつないでいきたいと考えました。

修理前の仏像全体を底から見た写真。お像の元の部分が傷んでおり、さまざまなもので補強されていることが分かる。

写真左はお像を解体した状態。昔の三度の修理で付け加えられたものも含め、全ての部材を写している。写真右は最初に平安時代につくられたときの部材だけを示したもの。三度の修理で、どれだけ傷んだものを繰り返し直し続けてきたかがよく分かる。











頭の前半分(お顔の側)を下から⾒たもの。頭の頂上に複雑に⽊材が詰まっているのが分かる。⼤きく破損していた頭頂部分を、江⼾時代最初の修理で補修された古い⾊の⽊材と、⼤正時代の修理で加えられた新しい⾊の⽊材とが混在している。

写真左は頭の後ろ半分。大正時代の修理で塗られた下地と色が残っている。写真右は写真左の大正時代の修理で付け加えられたものを全て取り去った、作られた当時の状態。恐らく雨水が上からかかったのか、上部にひどく腐食した跡があり、大変傷んでいた状態のものを修理していたことが分かる。










現在の準備状況

すでに仏像の調査が終わり、現在は埼玉県にある吉備文化財修復所にて修理が行われています。吉備文化財修復所(代表牧野隆夫氏)は仏像を中心とした古典彫刻の修復をしている工房で、昭和63年(1988年)設立以降、約200体の仏像修復実績があり、仏像以外にも宮内庁の儀式用具や近代作家の彫刻まで幅広く修復しています。

また修理状況や幼稚園の園児が「のの様」にふれあう教育活動が静岡新聞に掲載されたり、NHK静岡でも、幼稚園での「(修理)行ってらっしゃい」セレモニーや修理の状況が放送されたり、地域の方の関心を得ています。

吉備文化財修復所において修理される仏像
修理中の仏像と園児からの激励メッセージ
リターンについて

仏像の胎内にお名前を奉納させていただきます。また返礼品は修復作業で出た平安時代等の木片や漆・顔料が入った根付けお守りやブレスレット型数珠を、金額に応じて送付いたします。

15000円 ポストカード、仏像の胎内にお名前を奉納

3万円 根付お守り、ポストカード、仏像の胎内にお名前を奉納

5万円 ブレスレット型数珠、ポストカード、仏像の胎内にお名前を奉納

10万円 根付お守り、ブレスレット型数珠、ポストカード、仏像の胎内にお名前を奉納など

根付お守り

数珠
スケジュール

2027年3月 仏像の修理完了

4月の入園式以降約1か月間 仏像を宗清寺に安置

2027年2月 リターン発送


最後に

平安時代から900年ものあいだ、仏さまは多くの方々の人生に静かに寄り添ってきました。その美しい姿から長い歴史の重みを感じられます。この貴重な地域の宝を、未来に受け継ぐときがきました。皆様のお力添えを心よりお願いいたします。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 修繕費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円〜 企画からリターン配送までお任せプランも!
無料
掲載をご検討の方はこちら

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!