「働きたい。でも、人が怖い…」
「どうにかしたいけれど、社会へ飛び込むのが不安」
これは、私たちの就労支援の窓口に寄せられる、若い女性たちの声です。

「外に出たい、でも怖い」――どこにも行き場がなく、ひとり心に抱えたまま苦しんでいる。
2025年10月、そんな彼女たちのために、私たちは女性専用の居場所『Daisy Program(デイジープログラム)』を立ち上げました。
『Daisy Program』では週1回、居場所をひらいています。
ただの居場所ではなく、ハンドメイドをするのが特徴です。ものづくりに没頭することで心が落ち着く時間をつくり、一緒に作業することで話しやすさを生んでいます。居場所に通い、ちょっとずつ上達していく実感、そして、出来上がったハンドメイド作品が売れた!という喜びが自信を回復し、社会へつながる一歩を生み出します。繰り返し居場所をひらくうちに、否定されない空間に温かい交流が生まれ、自ら就活へ一歩を踏み出す方も現れました。
スタートして半年間は助成金に支えられ、彼女たちの「居場所」を運営してきました。しかし、助成金は半年だけ。スタートからの半年は居場所を整え伴走していくことに注力してきたため、運営継続の為の仕組みづくりまでは手が届きませんでした。現在は、昨年度いただいた寄付金を運営資金に充てています。
どんなに重要性・必要性を感じていても、お金がなければ支援を続けることはできません。この場所を続ける基盤づくりのために資金調達が急務です。
ここで芽生えた希望の芽を絶やさないために。どうか、皆さまの力を貸してください。

こんにちは!
このプロジェクトを運営している、認定NPO法人宝塚NPOセンターです。

1998年、市民による市民のためのNPOセンターとして誕生し、2012年には兵庫県で初めての認定NPO法人となりました。今年度で28年となります。


私たちは「地域をつなぐまちづくり支援」と「就労支援」を中心に活動し、住みよいまちづくりの実現と一人ひとりが自分らしく働ける社会の実現を目指しています。
就労支援部門には、15~49歳の若者の就労支援をする「宝塚地域若者サポートステーション(厚生労働省受託)」と何かしら生きづらさを抱えた宝塚市在住の就労支援をする「はたらく応援センター(宝塚市受託)」があります。
普段は見えづらいですが、働きたいと思いながらも一歩が踏み出せない人が地域にはたくさんいます。そして、必要な人材が十分に確保できず悩んでいる企業も多くあります。私たちが両者をつなぐことで、にぎわいのある地域を共につくっていきたいという想いで事業に取り組んでいます。

目指すのは、生きづらさを抱える若い女性たちが、安心できる居場所で小さな自信を積み重ね、「作品」を生み出し売ることで、経済的自立へ向かうモデルを確立することです。
ここに来る方々は、生きづらさを抱えていても様々な背景から公的支援を受けづらい女性たちです。彼女たちは、自分らしいペースで前へ進みたいと願っています。しかし、進みたい気持ちがあっても、「不安や恐怖が大きい」という壁があります。
◎「居場所×ハンドメイド×就労」という新しい支援のカタチ
私たちはいま、さまざまな背景から生まれた彼女たちの自己肯定感の低さを回復するための基盤づくりに取り組んでいます。この仕組みを完成させ、将来的には、誰もが自立できる未来を広げていきます。

私たちの元には、年間130名前後の若い女性が相談に来られます。そのうち約10%の方が、相談には来られたものの、そこから先へ進めず足踏みをしています。
通信制高校の卒業、高校・大学の中退や不登校を経験した方が多く、一度社会との糸が切れてしまうと、立ち直るきっかけをつかむことはとても難しいのです。
特にここ数年は、卒業後4年以上経った方からの相談や、「外に出られず孤立する我が子が心配」というご家族からの切実な相談が急増しています。
文部科学省によると、不登校経験者の18%が未就学・未就労の状況にあります。
(※文部科学省「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書より)
勇気を出して相談に来られても、言葉にできない不安と恐怖心で足踏みをしてしまい、なかなか動けない。それが現状でした。
この孤立の期間を少しでも短くしたい。
既存の枠組みにはない、心から安心できる女性専用の居場所を作りたい。
その強い想いから、2025年度に助成金を得て『Daisy Program』を事業化しました。

『Daisy Program』という名前は、スタッフみんなで話し合って決めました。デイジーの花言葉は「ありのまま」「希望」「あなたと同じ気持ち」。小さくてかわいい花だけれど、必ず咲く。どこにでも咲く強さがある。ここが、そんな小さな希望が根を張る場所になってほしい――そんな願いを込めています。
『Daisy Program(デイジープログラム)』は、生きづらさを抱える若年女性たちにとって、次の5つの役割を果たす場所です。

◎ 安心できる「居場所」と「仲間づくり」
『Daisy Program』へ来た時は、日頃のつらさや不安を忘れられる時間にしてほしい。そんな想いから、一人ひとりの歩幅を大切にしています。未経験でも始められるハンドメイドをしてみない?という提案を入口に自分のペースで制作。同年代の女性が集う安心の空間で、温かい交流を育みながら、次のステップへ進む勇気を蓄えていく場所です。

◎ 丁寧に寄り添う「面談」
「働きたい気持ちはあるけれど、今は怖い……」そんな動けずにいるモヤモヤや不安を、スタッフが丁寧に聴きとります。一人ひとりのライフキャリアに寄り添う伴走支援を行い、前へ歩もうという気持ちが芽生えたとき、そっと背中を押します。
◎誰でも夢中になれる「ハンドメイド」
これまでの半年間、参加者の声を参考にしながら「初めてでも楽しく、誰でもできる」ワークショップを重ねてきました。現在は、初めてでも取り組みやすい【羊毛フェルト作品】や【アロマストーン(石膏アート)】などを制作しています。
参加者には、自分の気持ちを話すのが苦手な方が多くいますが、ハンドメイドでは自分なりの表現やこだわりを存分に表すことができます。『Daisy Program』での創作が自分を表現する機会にもなっています。
とはいえ『Daisy Program』は居場所でもあるので、「今日は制作するにはしんどいけれど、ここにいたい」時にはハンドメイドをしないでもOKな場所にしています。

◎次への自信へつなげる「販売」
地域の保育園の夏祭りや、宝塚市内の施設が主催するマルシェに出店し、販売をスタートしました。 今後はECサイト(ネットショップ)にも店舗を展開していく予定です。「人と直接やり取りすることがまだ怖い」という参加者の代わりに、スタッフがサイト運営を担い、収益の一部を運営費として活用します。残りは製作者へ還元。彼女たちの努力が「収入」という目に見える成果に繋がる仕組みを作り、自信につなげていきます。


「一体、どんなことをするんだろう……」 不安を抱える彼女たちをこの場所に誘ったのは10ケ月前のこと。「本当に安心できる場をつくれるだろうか」と、私たちスタッフも手探りのスタートでした。
初回は緊張から10分で帰ってしまった方もいます。それでも体調と付き合いながら通い続けるうちに、ハンドメイドを通して少しずつ言葉が交わされ、「家から離れてホッとできる安心の居場所」へと変わっていきました。
『Daisy Program』に来た時に落ち込んでいた方が「帰る時には気分が良くなっている」という結果も実証されています。
また、かつて周囲と馴染めず、それでも「友達がほしい」と思っていた方々が、年末には自主的に忘年会を開くほど絆を深めました。

そして3月。次のステップとして「みんなで作品を売ってみない?」と声をかけたところ、それぞれがひたむきに制作に励み、完成した作品を地域のバザーに出店。
「自分の作ったものが、誰かに選ばれ、届いた」――その確かな喜びが、彼女たちの中に小さな自信と自己効力感を育てていきました。
この場所をきっかけに目標を見つけ、見事にここを「卒業」していかれた方もいます。みんなそれぞれの歩幅で、確かに前を向いて進み始めています。



貸棚での販売の様子・作品

いただいた大切なご支援は、単なる事業の延命のためだけではありません。彼女たちが自立し、この事業が未来へ続いていくための基盤づくりに使わせていただきます。
◎「安心できる居場所」の定期開催(会場費・人件費)
孤独を抱える方々が定期的に参加できるよう、週1回の開催を継続するための拠点維持費と運営費として使います。
◎新しい仲間への招待状(広報費)
今も家で孤独に悩む方々へ「ここには安心できる場所がある」と届けるための広報活動に使います。
◎技術向上(講師謝金・材料費)
現メンバーと将来的に参加を予想される新メンバーのスキルアップのためにプロの講師を招きます。また、新メンバーの練習用や、収入を得るまでの材料を購入します。
◎ネットショップ・イベント展開(販売諸経費)
作品を全国へ届けるECサイトの運営費用、および各地のバザーへ出展・参加するための準備や出展諸経費にも利用します。
このプロジェクトは、寄付型クラウドファンディングです。
皆さまからのご支援のほぼすべてを、彼女たちの支援現場へダイレクトに届けることができます。
ご支援いただいた皆さまには、心を込めたお礼のメッセージをお送りするとともに、活動の成果や彼女たちの変化を活動報告(新着情報)にてお届けいたします。
※支援コースの詳細は、リターン欄をご覧ください。
若年女性専用の居場所『Daisy Program』は現在、毎週1回、定期開催中です。毎週の居場所の開催を続けながら、皆さまからいただくご支援をもとに、以下のスケジュールで展開してまいります。
・ 2026年 8月15日:クラウドファンディング 開始
・ 8月:ECサイト(ネットショップ)開設準備
・ 9月:ECサイト グランドオープン!
・ 9月中旬:クラウドファンディング 終了(45日間の挑戦)
・ 9月中旬:地域のイベント・マルシェへ出展
・ 10月以降:作品づくりのための「技術スキルアップ講座」 開講
・ 12月:冬のイベント・マルシェ出展(予定)
若年女性の孤立をなくし、誰もが「人生の主人公」として社会を共に支える未来をつくる。
私たちが目指すのは、単に働く場所を提供するだけでなく、彼女たちが自分の力で生きていく力を育むことです。
暗闇から光を見つけ、笑顔でリスタートを切る。その伴走の先に、社会の担い手が増え、誰もが自分らしく生きられる温かい社会の実現を目指します。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
「ハンドメイド作家になりたい」
ある参加者のお話です。
働きたい気持ちはあるけれど、家族関係や過去の就労経験のトラウマから一歩を踏み出せなかったAさんは羊毛フェルトの作品をコツコツと作っています。
『Daisy Program』の時間だけでなく自宅でも制作。集中しすぎて、明け方まで作業してしまうこともあります。そんな彼女が作った羊毛フェルトのキーホルダーをバザーで販売することになりました。
バザー当日、体調が思わしくない中、
「自分の作ったものが売れる瞬間を見届けたい」と彼女は会場へ向かいました。
最初は緊張していましたが、子どもたちから「これ、かわいい!」と声を掛けられ、少しずつ笑顔が戻ります。
開店後、多くのお客様が作品を手に取ってくださり、その時見せた彼女の満面の笑みは今も忘れられません。

「自分の作ったものが誰かを幸せにできるんだ」
その確かな実感が、苦しい日々を過ごしてきた彼女の未来を少しずつ変えようとしています。
今では作品作りに打ち込むだけでなく、仲間に教える姿も。
「ハンドメイド作家になりたい」と宣言されました。
その先の実家を出て独り立ちという目標へ向け、一歩一歩、力強く進み始めています。
Aさんのように家で孤独を抱え、外へ出る一歩が踏み出せずにいる方々がまだまだいると思います。
働きたいと願っても、対人恐怖や周囲の視線、家庭内の圧迫感に阻まれ、孤立を深めている現実があるからです。
私たちは、ここを単なる「居場所」ではなく、
社会へ旅立つための「止まり木」にしたいと考えています。
ものづくりを通じて小さな自信を積み重ね、自立した人生を送る道筋をつくる。それが私たちの役割です。
目指すのは「彼女たちが生きることをHappyと思えるようになること」
半年間の活動で、彼女たちが前を向く姿を目の当たりにし、本事業の必要性を確信しました。
将来はこの新しいカタチの支援モデルを確立させ、行政や居場所運営を考えている方に広めてきいたいと考えています。その為にもこの活動の基盤作りが急務です。
安定した活動にしていくため、皆さんのご協力が必要です。
ここで芽生えた希望の芽を絶やさないために、どうか皆様のお力を貸してください。
もし周囲に同じ悩みを抱える方がいれば、この場所の存在を伝えてください。
そして、彼女たちがこだわりを持って作った作品を手に取ってみてください。
彼女たちの勇気が、今つらい思いをしている女性たちへのエールになります。

◎プロジェクトへのご寄付は認定NPO法人宝塚NPOセンターへの寄付となり、弊団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
◎このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、認定NPO法人宝塚NPOセンターが発行した領収証(寄付証明書)をもって確定申告をしていただく必要がございます。領収書(寄付証明書)は、2027年 1月末頃にお送りさせていただきます。
※領収証(寄付証明書)はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。














