雅楽との出会いが、人生を変える
1400年以上の歴史を持つ雅楽。寺社で奏でられ、人々の心を癒し、時代を超えて愛されてきた伝統芸能です。その美しさ、奥深さを知る人はまだまだ少なく、特に若い世代にとって雅楽は【遠い存在】になってしまっています。中学校音楽で雅楽の授業はあるものの認知度は低いのが現状です。
私たちは、この状況を変えたいと考えています。学生たちが雅楽の本当の魅力に触れる機会を作ること。それが、日本の文化を未来へつなぐ第一歩だと信じています。
第54回雅楽公演会「江戸幕府と天王寺舞楽」
令和8年11月24日(火)18時30分開演

若い世代に雅楽の魅力を届けたい
天王寺楽所雅亮会では、毎年雅楽公演会を開催してきました。しかし、来場者の多くは年配の方々。学生たちが【生の雅楽】に出会う機会は、ほとんどありません。
第54回雅楽公演会では、60名の学生を招待し、舞台の上で奏でられる雅楽の響きを体験してもらいたいのです。楽器の音色、雅やかな舞、そして奏者たちの真摯な表現に直接触れることで、彼らの心に何かが芽生えるかもしれません。
私たちの公演会は単なる雅楽、舞楽の演奏にとどまらずナビゲーターを迎えてより雅楽への理解を深めてもらうように取り組んでいます。今年も落語家の桂吉坊師をナビゲーターに迎えて、より雅楽への興味を持ってもらえるように取り組んでまいります。さらに今回は若手能楽囃子方ユニットナニワノヲトさんをゲストに迎えてよりパワーアップした舞台を展開して参ります。
ナビゲーター 桂吉坊師 上方落語協会理事

客演 ナニワノヲトの皆様
文化財の継承者を育むという使命
雅楽の世界では、後継者不足が課題です。【伝統を守る】ことの大切さを感じながらも、その道に進む若者が減り続けています。私たちの願いは単純です。学生たちが雅楽に出会い、その美しさに魅了され、やがて【この文化を守ってくれる人】になってくれることです。一人でも多くの学生が、雅楽の世界へ一歩踏み出すきっかけを作りたい。それが、このプロジェクトの核心です。

後継者育成機関である雅楽伝習所では、毎年5月から6月にかけてオープンスクールを実施。実際に楽器に触れてもらい入所へとつながるように工夫しています。また、若年層には受講料の減額制度を設けて入所を促しています。

受講生だけが出演する年に一度発表会を開催。お客様の前で演奏することで多くのことを学びます。毎年100名を越える観客を迎え、中にはこの発表会に感動し入所を決めた受講生もいます。
60名の学生招待を実現するために
会場手配、舞台設営、プログラム制作、そして学生たちに雅楽公演会の情報を広く伝えたい。招待実現には相応の費用が必要です。皆さんの支援をいただくことで、確実にこの機会を形にしたいと考えています。
私たちは公演会のチラシやポスターに学生招待の申し込みフォームを設置して手軽に申し込んでもらえるようにしていきます。
学生招待申し込みフォーム
天王寺楽所雅亮会について
四天王寺に設置された「天王寺楽所」は、京都の宮廷におかれた「大内楽所(おおうちがくそ)」、奈良の大社寺の雅楽を担当する「南都楽所(なんとがくそ)」とともに、平安時代以来、日本の雅楽伝承を担う三方楽所(さんぽうがくそ)を形成してきました。天王寺楽所は、高度な技術と、独特の舞態を備えていることから、平安時代から都の貴顕の注目するところであり、吉田兼好は『徒然草』において「都に恥じず」という当時の天王寺楽所の評価を克明に記録しています。
明治維新の際に、これらの楽所の楽師たちが、天皇の奠都に伴って東京へ召される事態となり、三方楽所は一旦廃絶しました。天王寺舞楽の伝統も危うく途絶えかけたものの、これを憂いた民間の有志が明治17年に「聖霊会」伝承グループ「雅亮会」を結成しました。明治26年には初代会長小野樟蔭(願泉寺住職)のもと、雅亮会は会則を整えて天王寺舞楽の伝承団体としての地盤を確固たるものとしました。現在は、天王寺舞楽協会の推薦に基づき、四天王寺から演奏時に「天王寺楽所」と名乗ることを認められ、「天王寺楽所 雅亮会」として天王寺舞楽及び天王寺楽所の歴史を伝承しています。
また、令和6年1月より法人格を持った「一般社団法人雅亮会」となり、より厳格に文化財の伝承活動を行っています。現在、四天王寺から「天王寺楽所」の名称使用を許され、演奏者としては「天王寺楽所 雅亮会」と名乗り、日本各所で天王寺舞楽を披露しています。
活動の中心である四天王寺の「聖霊会」(重要無形民俗文化財)をはじめ、住吉大社、嚴島神社で定期的に奉納舞楽を行うほか、毎年大阪のフェスティバルホール等で自主公演会を開催しています。また、天王寺楽所は、アメリカ・カーネギーホール公演、ヨーロッパ各国、ニュージーランド、韓国、中国、チェコ(大統領臨席)など豊富な海外演奏経験も持っています。
これまでに、大阪府府民劇場奨励賞(昭和33年)、大阪文化祭賞(昭和41年)、大阪府民劇場賞(昭和52年)、大阪府知事表彰(昭和60年、62年)、文部大臣表彰(昭和62年)、伝統文化ポーラ賞地域賞(令和2年)を受賞しています。
初代雅亮会会長小野樟蔭は上方芸能人顕彰を受け、初代雅亮会楽頭の小野摂龍は大阪文化賞を受賞しています。二代目雅亮会楽頭で初代雅亮会会長でもあった小野功龍は平成26年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞しています。
これまでの取り組み
昨年の雅楽公演会においても「Z世代に舞楽の魅力を伝えたい」プロジェクトを実施して目標額50万円を越えるご支援を賜りました。当日はおよそ30名の学生さんを招待することができました。

昨年の雅楽公演会の模様
リターンについて
ご支援いただいた皆さんには、公演会のチケットや、学生さんにも親しんでもらえるような雅楽グッズ、また、支援者様のお名前を公演会のプログラムに掲載させていただき、皆さんの想いが学生たちへ届く仕組みも用意しています。
スケジュール
9月上旬よりチケット一般発売開始・学生招待事業開始
10月1日 クラウドファンディング開始
10月下旬 雅楽公演会にむけた練習開始
11月10日 クラウドファンディング終了
11月11日よりリターン品発送開始
11月24日 雅楽公演会当日
最後に
雅楽は、日本の心そのものです。その美しさを次の世代へ——それが私たちの想いです。60名の学生たちが、舞台の上で奏でられる音色に耳を傾け、何かを感じてくれる。その瞬間が、文化継承の大きな一歩になると信じています。皆さんのご支援が、学生たちの人生を変える機会になることを心から願っています。



