iGEMって何?
2025年度大会の様子iGEMとは、 「生物学のロボコン」とも呼ばれる国際大会です。高校生、大学生または大学院生からなる学生チームが社会課題の解決を目指して合成生物学のプロジェクトに取り組み、その成果やその他の活動成果を競います。プロジェクトは社会問題を解決するための工学的な発想が求められており、私たちのプロジェクトも社会問題に挑戦するようなテーマになっています。プロジェクトの成果は例年フランスで開催される大会であるiGEM Grand Jamboreeにてプレゼンテーションや各ブースでのセッションを通じて発表されます。これらの発表に加え、大会前に提出するWikiなどによって総合的に評価され、優れたチームにはMedalやSpecial Prizeが授与されます。
iGEM TSUKUBAとは?
iGEM TSUKUBA のロゴ私たちiGEM TSUKUBAとは、筑波大学公認課外活動団体として活動するiGEMチームです。生物学系のメンバーはもちろん、情報や物理学が専門の学生も一丸となって、合成生物学を用いて社会に役立つ新たな生物を作り出すために日々研究しております。私たちは、2027年にフランスのパリで行われるiGEM Grand Grand Jamboreeへの隔年での出場を目指しています。2023年度大会ではSilver Medal、2025度大会ではGold Medal 及びSoftware & AI のVillage(分野)でnominee を受賞いたしました。今プロジェクトでも引き続きGold Medal の獲得を目指しつつ、各部門の最優秀賞であるSpecial Prize や各分野の最優秀賞であるVillage Award の獲得を目指して活動しております。
研究プロジェクト
毎年数百万トン規模のプラスチックが海へ流れ込み、その多くは自然界でほとんど分解されません。ペットボトルの原料であるPET(ポリエチレンテレフタラート)は分解に最大450年かかるとも言われ、砕けてマイクロプラスチックとなり、食物連鎖を通じて私たちの体にも戻ってきます。
この問題に対し、世界ではPETを分解する酵素(PETaseやLCC)を遺伝子工学で強化する研究が主流です。しかしその多くは、プラスチックを砕き、約70℃の高温で精製した酵素を大量に使う「工場のタンクの中」の技術で、海に散らばったプラスチックにそのまま使えるわけではありません。
そこで私たちが着目したのが、微生物のバイオフィルム形成能力です。バイオフィルムとは、微生物が膜状に集まった集合体で、排水溝のぬめりや歯垢も同じ現象です。これをプラスチックの表面でつくらせ、菌が生み出すPETaseを分解対象のすぐ目の前に集中させることで、酵素とPETの接触面積を増やし、分解効率を高めようというアイデアです。このアイデア自体は少数の先行研究があるものの、バイオフィルム内での細菌の動態を制御することで、より効率的に分解できる、あるいは、より環境中で安全に使用できることを目指して研究を進めています。
大会出場には300万円以上が必要です
iGEM Grand Jamboreeへの出場には、登録費だけで7700€(現在の為替レートで140万円超)の費用がかかります。これに研究費や開催地パリまでの渡航費などを加えると、総額で300万円以上が必要となる見込みです。私たちの活動は、助成金や、企業・個人の皆様からのご支援によって支えられています。中でも大きな柱となっているのが、クラウドファンディングを通じた応援です。
リターンについて
今回も、前回ご好評を頂いたiGEM TSUKUBAオリジナルマスコットの大腸菌太郎のグッズを、新しいイラストでご用意いたしました。以前ご支援いただいた方にも満足いただける内容となっているかと思います。皆様のご支援に感謝し、ご期待には必ず応えさせていただくことをお約束いたします。
スケジュール
2026年4月 2026-2027期プロジェクト(研究・教育活動)の開始
8月 クラウドファンディング開始
9月 クラウドファンディング終了
10月 リターン発送
2027年11月 iGEM Grand Jamboree 大会参加
最後に
iGEM TSUKUBAオリジナルマスコットの大腸菌太郎iGEM Grand Jamboreeへの出場には出場費や渡航費など金銭面での負担が大きく、活動は助成金や企業・個人の皆様のお力によって成り立っています。その中でも多くを占めるのがクラウドファンディングによる応援です。私たちの活動は皆様の暖かいご支援の上に成り立っています。今後ともどうぞご支援をよろしくお願いいたします。




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