「カブトムシが好き」——そんな純粋な気持ちから、このプロジェクトは生まれました。
世界最大の甲虫・ヘラクレスオオカブト。その圧倒的な存在感と迫力、そして長い成虫寿命を持つこの生き物は、子どもたちの夢を叶えるだけでなく、大人のコレクターやマニアまでをも魅了し続けています。
しかし、日本国内でヘラクレスオオカブトを専門に扱う場所は、まだほとんど存在しません。「どこで買えるの?」「飼育方法がわからない…」「子どもの自由研究、どう進めればいいの?」——そんな声を、私は何度も聞いてきました。
だから私は、ただの販売店ではなく、ヘラクレスオオカブトの「研究所(ラボ)」 をつくることにしました。
その名も、ヘラクレスラボ ダイナステス。
「ダイナステス(Dynastes)」とは、ヘラクレスオオカブトの属名です。買うだけの場所ではなく、学び、調べ、育て、語り合える場所へ。そして、この生き物が 誰かの仕事を生み、捨てられるものに命を吹き込む場所 へ。
そのための一歩として、このクラウドファンディングにご支援をお願いいたします。


はじめまして。「カブトムシ博士」こと、佐野拓也 と申します。
幼少期から昆虫が大好きで、小学1年生のときに近所の雑木林でカブトムシを捕まえたことが今でも忘れられません。その興奮と感動が、私のカブトムシ人生の原点です。
成人してからも昆虫への熱は冷めることなく、国産・外来を問わずさまざまなカブトムシ・クワガタを飼育・繁殖してきました。なかでもヘラクレスオオカブトとの出会いは衝撃的で、その日からすっかり虜になりました。
そして現在。私は長年にわたるヘラクレスオオカブトの飼育・繁殖の経験をもとに、温度・湿度を徹底管理した専用の飼育環境で、多数の個体を育成しています。
つまり、このプロジェクトは「これから始めます」という計画ではありません。すでに生き物たちは、私の手のなかで育っています。 皆様にお届けする個体たちも、いまこの瞬間、静かに大きくなっている最中です。
ヘラクレスオオカブトは、甲虫類のなかで世界最大の種として知られています。オスの個体は全長150mmを超えるものも珍しくなく、最大では181mmにもなります。日本のカブトムシ(平均50〜80mm程度)と比較すると、その規格外のサイズはひと目でわかるほどです。
しかもヘラクレスオオカブトは、単に大きいだけではありません。成虫となった後も約1年前後の寿命があり(国産カブトムシの成虫の寿命は1〜3ヶ月)、長い期間じっくりと飼育を楽しめるのも大きな魅力のひとつです。
また、亜種が13種類存在し、サイズや形状に個体差があるため、コレクション性が非常に高い点も人気の理由です。優良血統の個体や著名ブリーダーが手がけた個体は希少度が高く、高値で取引されることもあります。
私がヘラクレスオオカブトに魅了されたのは、その圧倒的な存在感だけではありません。毎日その姿を眺めるたびに感じる「生命の神秘」と「育てることの喜び」が、この昆虫を特別な存在にしているのだと感じています。


なぜ「お店」ではなく「ラボ」なのか
「ヘラクレスオオカブトを飼いたいけど、どこで買えるの?」——この質問を、私はこれまで数えきれないほど受けてきました。
ネット通販では購入できるものの、実物を見ずに高額な昆虫を購入することへの不安を感じる方は多く、「見て、選んで、買いたい」というニーズは確実に存在します。特に小さなお子さんを持つ親御さんは、子どもと一緒に「本物」に触れる体験を求めています。
一方で、マニアやコレクターの方々は、優良血統の個体や大型個体を安定して入手できる、信頼できる場所を求めています。
でも、それだけなら「専門店」で足ります。私が「ラボ」という形にこだわるのは、ヘラクレスオオカブトには、売り買いの先にもっと大きな可能性があると信じているからです。
子どもの自由研究のテーマになる。学校や企業の学びの素材になる。飼育管理という仕事を生み出す。廃棄されるはずだったものに、新しい役割を与える。
生き物を扱う場所だからこそ、できることがある。ダイナステスは、その可能性を実験していく場所です。
「研究所として、2棟の飼育棟があり、。ここが東海のヘラクレス研究拠点になります」
左の建屋:LABの観覧/販売所 右の建屋:ヘラクレスオオカブトの研究所 (予定)
ダイナステスでできること




画像はイメージです。
社会貢献① カブトムシが、しごとを生む
ダイナステスは、年中温度管理された飼育棟を2棟 構えています。
ヘラクレスオオカブトの飼育管理は、決して華やかな仕事ではありません。エサを替え、マットを交換し、温度と湿度を毎日確認する。同じ手順を、丁寧に、確実に、毎日繰り返す——それが個体の質を決めます。
この飼育管理のお仕事を、地域の就労支援事業所の皆さんにお願いし、お手伝いいただきたいと考えています。
「手順を守って、丁寧に続けること」が何よりの価値になるお仕事です。だからこそ、一人ひとりの得意を活かしていただける現場になるはずだと考えています。
そして何より、生き物を育てる仕事は、成果が目に見えます。 自分が世話をした幼虫が、やがて世界最大のカブトムシになる。「自分が育てた」と胸を張れる手応えが、そこにはあります。

カブトムシを育てることが、そのまま新しい働く場所につながっていく。ダイナステスは、地域の事業所の皆さんと連携しながら、この土地に継続的なお仕事を生み出していきたいと考えています。
社会貢献② 捨てられる「オアシス」が、ヘラクレスの角を守る
ヘラクレスオオカブトの飼育で、最も緊張する瞬間。それが 蛹(さなぎ)から成虫へと羽化する時 です。
このとき蛹室(ようしつ)の形が崩れていると、あの立派な角が曲がってしまい、二度と元には戻りません。だからブリーダーは「人工蛹室」を用意して、羽化を見守ります。
その人工蛹室の材料として使われるのが、フローラルフォーム(通称「オアシス」) ——お花屋さんが花を挿すために使う、あの緑色のスポンジです。

そして実は、オアシスは花が終われば 廃棄される運命 にあります。
ダイナステスでは、お花屋さんで役目を終えたオアシスを譲り受け、人工蛹室として再利用します。
捨てられるはずだったものが、世界最大のカブトムシの美しい角を守る。廃棄物を減らしながら、より良い個体を育てる。地域のお花屋さんとつながりながら、この循環を広げていきたいと考えています。
まず、正直にお伝えします。
ラボの物件と工事については、すでに自己資金で着手済みです。オープンは必ず実現させます。今回のクラウドファンディングは「建てるための資金集め」ではありません。
では、なぜご支援が必要なのか。
ヘラクレスオオカブトのラボは、「つくって終わり」ではないからです。
彼らが生きるには、365日24時間、室温を20〜28℃に保ち続けなければなりません。 真夏も真冬も、一日たりとも止められません。2棟の飼育棟を動かし続ける電気代。マット・ゼリーなどの飼育資材。そして、飼育管理を担うスタッフの人件費。
これが、ラボを続けていくために毎月かかり続ける「見えないコスト」です。
皆様からのご支援は、オープン後1年間、このラボを止めないための運営資金 として使わせていただきます。1年半後、皆様のもとへ立派な個体をお届けするその日まで、一匹たりとも欠かすことなく育て切るために。
現在も内装工事が進んでおり、完成まであと3ヶ月を切っています。
7月撮影。すでに内装工事が進んでいます。オープンは必ず実現させます
1匹1匹が育ちやすい環境を作り、数ヶ月後にはヘラクレスラボになります
【生体リターンについての大切なお知らせ】
- 生体(幼虫・成虫)のリターンは、現在ダイナステスの飼育環境で繁殖・育成中の個体をお届けします。
- 成虫リターンのお届けは、約2年半後(2028年秋〜冬頃)を予定しています。 ヘラクレスオオカブトは幼虫から羽化まで長い時間を必要とする生き物であり、無理に急がせることはできません。健康で美しい個体をお届けするため、どうか成長を見守っていただければ幸いです。
- お待ちいただく間、活動報告にて幼虫の成長の様子を定期的にお届けします。 「自分が支援した個体が育っていく」過程そのものを、一緒にお楽しみください。
- 生体は、ラボでの直接のお引き渡し、または死着保証付きの配送にて対応いたします。
- 生き物ですので、成長の状況によりお届け時期が前後する場合があります。あらかじめご了承ください。
幼虫飼育の様子









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