▼ごあいさつ
はじめまして、「北海道大学相撲部」主将の上仲祐樹です。
この度は、私たちのプロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます。
このプロジェクトのテーマは『北海道唯一の大学相撲部を軌道に乗せ、北海道を盛り上げる』です。
「相撲で北海道を盛り上げるって壮大すぎない??」と感じる方もいらっしゃると思いますが、盛り上がります。
この後の文章に、北海道大学相撲部の概要や、相撲・北海道への想いをまとめています。
今読んでくださっているみなさんが、私達のことを知り共感して共に相撲部を立ち上げ、北海道を豊かにするお手伝いをしてくださることを楽しみに待っています!!
▼北海道大学相撲部とは??
私達は「相撲部」を名乗っていますが、実はただの相撲好きが集まったサークルです。
そのため、大学からの資金援助は雀の涙程度なんです。。。
しかも、創部は2009年とまだ10年目の若い組織。
そのうち七年ぐらいは、部員4、5名で細々と活動していたためOB会もあってないようなものなんです。
「歴史もないし、寒すぎる北海道で相撲なんてするもの好きはそんなもんだろう」という声が聞こえてきそうですが、
現在の北大相撲部の部員数は18名。
なんと相撲部としては全国最大規模なんです。
大学相撲は、9割の選手が大学から相撲を始め(わんぱく相撲等で活躍した選手はプロ入りするか、一部の関東私大に入学します。)ます。
どうしてこんなに人数が増えたのか。
今の4回生世代にたまたま相撲好きの部員が2名いたので、周りの部員を巻き込んでどんどん稽古をして新歓も死に物狂いで行ったんです。
そのかいあって、今や大所帯の相撲部になりました。
▼2018.9.6
北海道胆振東部地震。
2018年9月6日の早朝に、北海道は未曾有の大地震に襲われました。
北海道全域が停電し、スーパーやコンビニの食糧は底を尽きました。
幸いにも相撲部員は全員無事でしたが、いつも私達を温かく応援してくれている北海道の痛ましい姿に心を痛めました。
そこで、地震の翌日より貯蔵していた野菜を使ってちゃんこの炊き出しを大学周辺や避難所で行いました。
カップ麺やパンしか食べれない状況下での炊き出しは、
「久し振りに野菜を食べれて嬉しい。」
「大学生にパワーをもらえた。」
等大きな反響を呼び、NHKをはじめ各メディアに取り上げられることになりました。
しかし資金難のため炊き出しは3日間が限界であり、それ以降は行うことができませんでした。
資金さえあれば私達の大学生活を作り、成長させてくれている北海道にもっともっと恩返しができるのに、、、
そう思うと悔しくてたまりませんでした。
▼なぜ相撲部を軌道にのせたいのか??
話を相撲に戻します。大学から相撲を始めることは、物凄く勇気がいることです。
今いる部員も全員が相撲未経験だし、
受験時には「大人数のサークルでワイワイして恋人をつくて、華の大学生活を送ろう」
と皆思っていました。
しかし、先輩の熱意にほだされて
「ほぼ男だらけの、裸をぶつけ合い、己と向き合い鍛錬を積む大学生活」を選んだのです。
一度きりの大学生活を相撲に捧げる決意をした分、
相撲にかけるい想いは並大抵のものではありません。
また私自身主将として、多くの部員を勧誘したことから部員には
相撲部に入って良かった。
卒業時にそう思ってもらいたいと思っています。
話が少し逸れましたが、上記のような覚悟と想いを持っている部員は
お互いに高めあい、大会での勝利に向けて全力で取り組んでいます。
そのかいあって近年の北大相撲部の成長は著しく、
昨年度は七大戦(旧帝国大学総合大会)で優勝し今年度は国公立大会でベスト4に入っています。
また学生相撲最高峰の大会である、インカレにも2年連続で出場しています。
大会で勝てば勝つほど、より高いレベルを目指し出場できる大会も増えてきました。
しかし、学生相撲の大会は全て本州で開催なんです。
そのため1年に10回程の遠征は非常に厳しく、辞退することも度々あります。
せっかく日々相撲に捧げて頑張っているのに資金が無くて大会に出れないのは、もどかしすぎる。
主将として、1人の選手として不甲斐無さが募り、今回みなさんに協力を依頼した次第になります。
▼稽古場がない??
現在、私達は学内に土俵を所有しておらず札幌市の公共施設で稽古をしています。
しかしそこの施設が今年度末に改修工事に入るというとんでもない事案が先日舞い込んできたのです。
このままでは、稽古場が無くなります。
もちろん公園に円を描くだけでできるのが相撲の良い面でもあるのですが、
さすがに大の大人十数人が公園で相撲をとるわけにもいきません。
そこでこの際、学内に道場を建設しようと乗り出したのですが
なんと見積り金額は2000万円。。。
大学は緊縮財政で1円足りとも出せないということなので、現在相撲関係者や道内企業の皆様にお願いして財源を確保しているのです。
皆様から協力いただいた資金は道場建設にも充てたいと考えています。
▼道場が完成するとどうなる??
学内道場が完成すると、何より制限時間を気にせず好きなだけ好きな日に稽古ができます。
それだけではなく、今まで稽古場から自転車で20分ほどの離れた部室でマネージャーが作るちゃんこを食べていたのですが、道場併設の調理場でマネージャーがちゃんこを作って食べることもできるし何よりマネージャーと選手が常に近い距離で活動でき、さらなる一体感が生まれると考えています。
留学生との相撲体験や地域住民との交流イベントもどんどん仕掛けられるようになってくるでしょう。
北大相撲部がもっともっと強くなり、もっともっと知ってもらえる機会が増えるのです。
▼どうやって相撲で北海道を豊かにするのか??
北海道はご存知の通り雪国です。
11月から3月まではあたり一面雪化粧となり屋外スポーツはできません。
また、外を歩く機会も大幅に減り運動不足になりがちです。
高齢者や子どもだけでなく、ほとんど全ての道民が運動不足というデータがあります。
人間が生きていく上で「健康」というのは最も大切と言っても過言ではないでしょう。
北海道の人々が健康に、もっともっと日々活き活きと過ごすお手伝いを私達は相撲でできると考えています。
まず、相撲の動きは「四股」や「すり足」を始めとして場所も道具も必要なく手軽にできるのです。
これらの動きは全て自らが負荷を調節できる全身運動になっており、姿勢の改善や基礎体力強化が見込まれます。
こうした相撲の動きを組み込んだ「北大相撲部の相撲健康体操」を定期的に開催していくことで地域住民との交流や皆様の健康への一助となると考えています。
また、健康体操などを伝えるために道内各地への「出張相撲教室」も行っていきたいです。
また、相撲部員が日々食べている「ちゃんこ」は栄養満点です。
味のバリエーションも多く、作り方もシンプル。
この相撲部のちゃんこを多くの方に知ってもらう機会を設けることで「食育活動」を行っていきたいと思います。
食の観点からも北海道の皆様の健康を支えていきたいと考えています。
以上のような活動を通して、私達は北海道の人々をもっともっと元気にすることで少しでも北海道を豊かにしていきたいという想いを持っています。
勇気を出して相撲を始めたから知ったこと。だからこそ色んな人に知ってほしいこと。
それを伝えていくことが北海道が盛り上がり、北海道大学相撲部が盛り上がっていくきっかけになると思っています。
▼プロジェクトで成し遂げたいこと
支援金を募るだけでなく、クラウドファンディングで発信することで、すこしでも多くの人に北大相撲部を知ってもらい、いっしょに、北海道を盛り上げていきたい。
ゴールは、相撲部を軌道に乗せるのではなく、その先にあります。
●みんなから愛されるチームにしたい
北海道唯一の大学相撲部である北海道大学相撲部は、相撲を通じて多くの人々と感動をわかちあい、地域文化の発展に寄与していきたいと思います。
そのために、道内各地で「相撲健康体操・相撲教室」や「ちゃんこ試食会・食育活動」を行っていきます。
多くの方から愛され、応援されるチームになり北海道を盛り上げるために。
●部員がかけがえのない大学生活を送れる場にしたい
前述したとおり、部員は、本気で相撲と向き合っている人たちです。
部員にとって、己の肉体を磨き上げ勝利を目指し鍛錬していく場にもなれば、多くの人々と触れ合い普段であればなかなか見ることのできない景色を見ることのできる場にもなります。
大学を卒業する際に、この部活で培った人間力や経験が、今後の人生の糧になる。一人ひとりの部員の今後の人生を支える、団体を目指します。
▼資金の使い道
ここで集まった資金は、大会遠征費や道場建設費、イベント活動に充てます。
目標金額は『500万円』ですが、大会遠征費や道場建設、道場管理料、食費、広告費など合わせて、
年間で1000万円は必要です。
部員一同資金集めに奔走していますが、私達だけで相撲部を軌道に乗せることはできません。
プロジェクトに賛同してくださる方、興味を持ってくださる方。
いっしょに、相撲部を軌道に乗せて北海道を盛り上げていきましょう!
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