プロジェクト立ち上げの背景
児童養護施設や里親家庭等の社会的養護のもとで育った子どもたちは、社会的養護環境を巣立った後、進学、就労、住居の確保等、生活基盤の構築において多くの困難に直面しています。これらの若者(以下「ケアリーバー」という。)は、家庭的な支援基盤が十分でない場合が多く、孤立や経済的困窮に陥るリスクが高い状況にあります。
現在、行政による支援制度は一定程度整備されて いるものの、個々の状況に応じた継続的かつ柔軟な支援が十分に行き届いているとは言えません。そのため、地域社会においてケアリーバーを支える補完的な支援体制の構築が強く求められています。
このような背景を踏まえ、我々は、横浜市を拠点として、ケアリーバーに対する包括的な支援事業を実施し、社会的自立の促進及び孤立の防止を図るとともに、福祉の増進に寄与することを目的として、2026年 8月に、横浜市に「NPO法人 日本ケアリーバーサポート基金」の設立申請を行いました。
プロジェクトで達成すること
NPO法人を設立し、
➀キャリア形成支援事業
②就労マッチング事業
③住居確保支援事業
④居場所づくり・交流促進事業
⑤普及啓発事業
⑥調査及び政策提言活動
⑦コンサルディング事業
と、ケアリーバーの生活を支えるために必要な 事業を優先順位を付けながら展開していきます。
これらを実行し成果を上げるためには、初期の事業基盤の整備が不可欠です。
今回、この法人の活動基盤整備(HP,オフィス,情報管理基盤整備等)のためクラウドファンディングを実施します。この基盤が整い次第、キャリア形成支援事業として、若者達が人生の模擬体験を通じて気づきを得るゲーム(シミュレーションスタディ教材)の制作や就労支援に着手します。
活動代表の紹介
代表理事 長藤 祐典
〔合同会社ビジネスフォワード 代表〕
《出身地・居住地》
島根県生まれ、横浜市在住
《最終学歴》
金沢大学大学院工学研究科修士課程修了
《職 歴》
グローバルメーカーAGCの開発、事業企画に従事し、建設会社役員を経て、経営コンサルタントとして独立
《活動のきっかけ》
中学時代、児童養護施設で生活する友人がおり、いつか彼ら彼女らの力になれたらと思っていました。
《活動実績》
10年前より、複数の児童養護施設にて支援活動を継続。
2026年4月にNPO法人の設立準備組織 「任意団体日本ケアリーバーサポート基金」を設し、就労マッチング事業を見据えて、ケアリーバーに理解のある15都道府県20事業所にパートナー企業としてご登録頂いております。更には、就労マッチングの前提となるキャリア開発支援事業の中核として、若者たちが人生を模擬体験して気づきを得てもらうゲーム(シミュレーションスタディ教材)の開発にも着手しております。
その他の頼もしいメンバーの紹介
副理事 遠峰 力
〔株式会社リニカル グローバルIT戦略室〕
副理事 大野 晴生
〔若手支援コーディネーター(神奈川県高校スクールメンター)〕
理事 宮田 浩二
〔文教大学人間科学部教授〕
理事 山本 裕
〔元 東レ連結関連会社 取締役〕
理事 三成 靖二
〔松江カラコロ工房館長〕
理事 苅田 由幸
〔株式会社たなべの杜 専務取締役〕
理事 引野 祥
〔新洋技研工業株式会社ITクリエイター〕
監事 長藤 寿昭
〔株式会社リニカル グローバルCTO 薬学博士〕
顧問 廣田 𠮷紀
〔元 千葉県高校教員主幹教諭〕
顧問 森田 武彦
〔森武建築設計事務所 代表〕
顧問 古賀 一浩
〔元 AGC株式会社 化学品C人事シニアマネージャー〕
顧問 杉村 清二
〔少年野球島根県選抜総監督〕
現在の準備状況
2026年7月にNPO法人のとしての設立総会を開催し、横浜市内にオフィスを構え、8月にNPO法人の設立申請を行いました。
既に、ケアリーバーに理解のある20を超える事業所 よりパートナーとして内諾頂き、就労マッチングに向け、企業紹介資料の準備も進んでいます。
更に、キャリア支援施策として、若者たちが人生の模擬体験を通じて気づきを得るゲームの制作に着手しています。
今後の活動ロードマップ
キャリア形成支援における独自教材の開発と展開をドメイン全体のKFS(Key Factor for Success)と位置づけます。この独自教材の開発・展開により、組織運営の安定基盤を築くとともに、就労マッチング事業、コミュニティ創出支援事、住宅確保支援事業のドライビングフォースすることを目指します。
キャリア形成支援の具体策
キャリア形成支援で目指すものは、社会的養護下の子どもたちが、育った環境にかかわらず、社会に出る前から仕事・生活・お金・人間関係等について具体的に考え、選択し、失敗から学び、困った時には助けを求められる状態です。さらに、施設等を巣立った後も学びが途切れず、必要に応じて就労支援や相談支援へつながり、自ら将来を選び取る力を持てる状態を目指します。これを実現するため、次の三つのアプローチを行います。
1)独創的な教材開発
就労、収入・支出、住居、契約、人間関係、資格取得、予期せぬリスクやチャンスなど、若者が社会生活で直面し得る場面をゲーム上で疑似体験する独自教材を開発します。正解を一方的に教えるのではなく、複数の選択肢から自ら選び、その結果を体験することで、知識を判断力・自己決定力へ変える教育プログラムを独自開発します。
2)ファシリテーター育成・認定制度
体験を単なるゲームで終わらせず、「なぜその選択をしたか」「別の方法はあったか」「誰に相談できるか」等を問いかけ、気づきを深めるファシリテーターを育成し、その認定制度によって教育の質と再現性を担保します。
3)教育展開の事業モデル開発
児童養護施設、支援団体、企業、地域団体、行政等と連携し、教育を継続的に実施できる事業モデルを構築します。既に獲得している就労支援パートナー20事業所とのネットワークも活かし、企業等のスポンサーシップや行政委託等を組み合わせ、子どもや施設側の費用負担を防ぎながら、持続的に実施できる仕組みを目指します。また、当事者の声を反映した試作、実証、評価、改良を繰り返し、参加前後の意識変化や振り返りから教育効果を確認します。さらに実施ノウハウを標準化し、認定ファシリテーターを増やすことで、特定の人や地域に依存しない展開を可能にします。「教材」「人材」「継続展開」を一体化し、他地域にも応用可能なキャリア形成教育モデルへ育てます。
リターンについて
10万円以上で、ケアリーバーの実情に関する講演会を開催させて頂きます。内容はご要望により調整させて頂きます。
代表者からのメッセージ
私たちは、このクラウドファンディングで「お金」を集めたいだけではありません。
集めたいのは、児童養護施設を巣立つ若者を「ひとりにしない」という社会の意思です。
施設を退所したその日から、誰にも頼れず、進学や就職、住まい、人間関係など、多くの不安を一人で抱えながら歩んでいる若者がいます。夢や努力が足りないからではありません。ただ、頼れる大人や応援してくれる人との出会いが少なかっただけなのです。支えることは、日本の未来を支えることにつながると、私たちは本気で信じています。
この挑戦は、私たちだけでは実現できません。
皆さまお一人おひとりのご支援が、若者に「あなたを応援してくれる人がいる」という何より大きな希望を届けます。そして、その希望は、新しい未来への勇気になります。
どうか、この挑戦の仲間になってください。
誰もが、生まれ育った環境によって未来をあきらめることのない社会へ。
その第一歩を、皆さまと一緒に踏み出したいと願っています。
温かいご支援と応援を、心よりお願いいたします。
応援メッセージ

宮地 伸二様
前 AGC株式会社 副社長
現 ボストンコンサルティンググループ シニアアドバイザー
企業の競争力を支えるのは、設備や技術ではなく「人」です。しかし、能力があっても育つ機会に恵まれない若者が少なくありません。児童養護施設を巣立つ若者が、自らの可能性を信じ、社会で力を発揮できる環境をつくることは、日本の未来への投資でもあります。この挑戦を心から応援しています。
大橋 大樹様
株式会社ソルコム 代表取締役社長
会社を経営する中で、人は「能力」だけではなく「応援してくれる人」、「自分を認めてくれる人」の存在によって成長することを何度も見てきました。児童養護施設を巣立つ若者にも、社会には自分を信じてくれる大人がいると感じてもらいたい。この基金は、その出会いを生み出す大切な活動です。皆さまもぜひ、この挑戦を応援してください。
高田 勝様
元 前田建設工業株式会社 執行役員
現 フジミ工研株式会社 代表取締役社長
道路や橋などの社会インフラは、人々の暮らしを支える土台です。同じように、児童養護施設を巣立つ若者が安心して未来へ踏み出せる環境も、社会が築くべき大切な基盤だと思います。日本ケアリーバーサポート基金の挑戦は、未来への「人づくり」のインフラです。この活動が全国へ広がることを心から応援しています。
山根聖子様
松江記念病院小児科医師
人は生涯、手を差し伸べ合い、支え合いながら生きていくものだと思います。差し伸べる手が増えるほど、若者にとって心強い支えとなるだけでなく、支援する側も多くの学びや喜びを得て、人生がより豊かになります。すべての子ども・若者が、人とのつながりを絶やすことなく社会へ巣立てるよう、この活動がさらに広がることを心から応援しています。

東狐光俊様
北日本物産株式会社
代表取締役社長
エネルギーは暮らしを支える力です。そして、未来を支える力は「人」です。児童養護施設を巣立つ若者が希望を持って働き、安心して生活できる社会をつくることは、日本の未来への大切な投資だと思います。日本ケアリーバーサポート基金の活動が全国へ広がり、多くの若者の力となることを心より期待し、応援しています。




