よーいドン!
キッカケは一本の動画と一枚の写真でした。
大正時代から昭和40年代まで、津島天王川公園でオートバイレースが開催されていたのを知りました。
実は当時は日本各地で草レースが盛んに行われていたようですが、太平洋戦争や戦後の高度経済成長をへて、全国各地にあったその舞台は、失われてしまいました。
しかし津島天王川公園は奇跡的に当時の面影を色濃く残しつつ、現代にオーバル(楕円)路が残る、ほとんど随一の場所となっているのです(ちなみにユネスコの世界無形文化遺産・尾張津島天王祭の舞台でもある)。
そこで、いまも現役で疾走するというビンテージバイクの愛好家に声をかけ、
この風景の中に、往時1920〜1930年代のバイクを集めてみたい。往時の街に想いを馳せてみたい。
(名付けて、「ビンテージバイク・ラン in TSUSHIMA 00th !! by わっかプロジェクト。有志」
00は、キックオフというか、本格イベントへの準備回というか、二輪駄洒落というか…)
とにかく!この地にそんな時代があったことを、もっともっと多くの皆さんに周知したい。
そして、古いこの街の歴史を、新しい活力にかえて展望したいんです“わ”!
あの織田信長、豊臣秀吉から江戸幕府にいたるまで崇敬した津島神社、
日本全国に約3千社といわれる津島信仰の総本社・津島神社。
隣りの天王川公園は、ユネスコの世界無形文化遺産・尾張津島天王祭の舞台でもある。
その直近に古くから続く老舗写真館の協力のもと、
当時・大正から昭和初期にかけてと同じ光景で、同じツーリング衣服で、同じ天王川公園のほとりで、同じ津島神社で、
100年以上前の古典的撮影法であるダゲレオタイプやコロディオン写真の乾板に、
(ロンドン芸術大学院の写真科を卒業した俊英に撮ってもらいます。正直、この国で今回の技法でいま撮れる人は数人!)、
いまなお現役で疾走するというビンテージバイク達の勇姿を、収めてみたい。
(できれば津島神社に、その乾板写真もあわせて寄進したい!)
そんな思いでこの企画を立ち上げました。
※撮影は、日本で最も晴れる可能性が高いといわれる日どり、10月10日(の輪が2つの日!)、とも思ったのですが、ビンテージバイクでの参加者とボランティアスタッフ(実行委員)の都合もあり、連休最終日10月8日(輪が3つ…)を予定しています。それでも天候予測等の理由により変更する場合があります(その場合など、追って随時こちらでも告知致します。こちら、または我々wacca_proの説明中にあるアジトのリンク先SNSのプロフィールにてご確認ください。なお、日程は変わっても実施自体は必ず致します)。
※津島神社での撮影は、関係各所の協力によって行いますが、当日の撮影環境等により、掲示の戦前の写真とは異なる構図などでの撮影になる場合があります。(また現在、天王川公園の池端ではバイクの通行は認められていません)
クラウドファンディングの活用
戦前から戦後にかけて各地で開催された草オートレースだが、
津島天王川レースは、他の開催地と異なり一貫して観覧料を取らずレースを続けた。
当時まだ、この地の尾州繊維産業がたいへん盛んであったせいもあるが、
何より地域全体としての大きな楽しみの一つであったことは想像できる。
無料ゆえに、親の手に引かれて、あるいは子供だけで、レースを観戦できた人たちが
実は高齢ながらいまだ存命であり(そしてレースを実走した人までもご存命!)、
その記憶を繋ぐことが、まだなんとか可能であることは大変ありがたい事である。
私たちも、そんな当時の主催者・津島MC同士会の心意気を受け継ぎ、
参加する者、観る者の負担を減らし、より広く多くの人に楽しく周知いただけるよう、
クラウドファンディングを活用したい。
資金の用途
主に
・開催のための連絡通信費・交通費等
・リターン記念品の制作&製作費と送料
・撮影場所が公園と神社に市道も含まれるため、安全に撮影するための人件費用
・津島神社でのバイク安全祈願代
・古典的撮影技法のための特殊な薬品代など諸コスト
(以下、余裕ができた場合)
・津島神社への奉納金
・屋外での古典的撮影技法のため準備から丸一日以上かかるため撮影薄謝を
・円滑な駆動自体に手間とコストのかかるビンテージバイクで参集協力してもらった皆さんの稼働諸コスト
・次回開催の立ち上げ資金
など、津島神社と門前通りと天王川公園での活動資金に充てます。
※(残念ながら、津島市HP内にあるように天王川公園の「維持管理には限界がきて」いるとのことです。
https://www.city.tsushima.lg.jp/smph/kurashi/koutsuudourokasen/kouen/160010a.html
ささやかな一部であろうとは思いますが、本件でいただいたプロジェクト支援金額からも、天王川公園の整備費として寄付したいと考えています。
ところで、ビンテージバイクの魅力(ちょっとオーバーラン)
「なんで、そんな手間の掛かるもの…」
よく聞く言葉。
バイク、ましてやビンテージ、
これほど“アナログ”なものもそうそうない。(バイクも写真もデジタルばかりの昨今…)
確かに手がかかる。暑ければ暑いなりに、寒ければ寒いなりに、
ある時は、なだめすかし、ある時は励まし、そして裏切られ。
しかし、手の掛かるコほど可愛いのもまた真実。
一緒に過ごす時間は何者にも換え難い。
苦労が多ければ多いほど、想い出もまた多く出来る。
それらがいつしかバイクの「愛着」「味」となり、それを見る者へもまた温かい鼓動が伝わる…
ビンテージバイクのそんな魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたい。
バイクの魅力はバイカーだけの特権ではない。
たとえば、サッカー・野球が上手くなくても、サッカー・野球ができなくても、それらを愛する人は山ほどいる。
バイクも同様に、
たとえ乗らなくても、バイクを愛してくれる人が増えますように。
バイクの原初的な姿であるビンテージバイクだからこそ鮮明に伝わるバイクの魅力があります。
デジタルも便利だけど、アナログも大事にしたい。というか、いまや新鮮!
この企画がキッカケでそんな人が一人でも増えてくれることも願っています。
(ところで、こうしたビンテージバイクやアナログ写真の魅力、古い街の魅力と似ていませんか?)
少しでもビンテージバイク、(あるいは歴史的写真技法に)興味を持ってくれた人が増えて、
一台でも多くのビンテージバイクが、(そして歴史的写真技法の継承にも)繋がっていきますように。
(そうして、この街の、古い街の魅力も、新らしく鮮やかに蘇り、次代へと繋がっていきますように…)
お願い
★消えゆくビンテージバイクや、津島天王川はじめ往時のバイクレースに関する情報がありましたらなんでもかまいません。
遠慮なくお伝え下さい。
★今後の参考に、「こんなリターンがあったら」等の希望など、何かありましたらご意見お願いいたします。
★天候予測等の理由により変更する場合があります(その場合など、追って随時こちらでも告知致します。こちら、または我々wacca_proの説明中にあるアジトのリンク先SNSのプロフィールにてご確認ください。なお、日程は変わっても実施自体は必ず致します)。
https://www.facebook.com/Queenbee-NY-JAZZ-Cafebar-ateliergallery-1640793932817788/
https://www.instagram.com/queenbee.n.y.t.t/
画像資料協力
東本昌平氏
名古屋郷土二輪館 冨成一也氏
「名古屋オートバイ王国」
津島市立図書館
「歴史写真集 津島」
「大正の津島風物」
「昭和初期の津島と飯田毛織」
イトウ寫真館×MATERIALISM 伊藤悠吾氏
GOODY MOTORCYCLE
最新の活動報告
もっと見る発送しました。
2018/11/26 23:20こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
ありがとうございました。
2018/10/10 17:12この企画にご賛同頂き、ありがとうございました。 おかげさまで、無事に開催することが出来ました。 ポスター、カードも素晴らしいモノになりそうです。 いま暫くお待ちください。 イベントの様子もSNS等で順次アップしていきます。 (想像以上に素適なバイクばかりで撮影枚数が増えてしまい、 作業に時間がかかっていますが・・・(^_^;)) 参加者、来場者、地域住民、皆様から賛辞を頂いております。 ご協力下さいました関係者様には、厚く御礼申し上げます。 スタッフ一同、次回はさらに充実したイベントになるよう 気持ちも新たに、挑戦を続けていく所存です。 今後とも、よろしくお願い致します。 もっと見る
開催目前!参加予定のマシンがほぼ決まりました!
2018/10/07 18:25明日のイベントに参加してくださる方々のマシンは ・ハーレー ・インディアン ・ツバサ号 ・キャブトン などなど往年のレアマシンが続々と決まりつつあります。 台数は5〜10台とまだ揺れています。 開催直前となりましたが、ぎりぎりまで詰めて 参加者様全員が楽しめるように努めたいと思います。 もっと見る
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