子どもも大人も、専門家でなくても。
人と社会課題をつなぐ、持ち運び可能な組立式スタンドを地域へ。
*小児がん支援の「レモネードスタンド」は、アメリカの少女が「同じ病気の子どもたちの治療研究費を集めたい」と自宅でレモネードを売ったことから始まったチャリティ活動です。売上や募金は小児がんの治療研究や患者家族の支援に寄付されます。
はじめに――今回実現したいこと

はじめまして。Yusuke Nakataniと申します。茨城県つくば市を拠点に、システム開発の仕事をしながら、スタートアップ体験ワークショップの運営や、小児がん支援のためのレモネードスタンド活動に取り組んでいます。
今回、地域のさまざまな会場へ持ち運べる、木製の組立式レモネードスタンドを制作するため、クラウドファンディングに挑戦します。
制作するのは、木製スタンド本体だけではありません。レモネードを提供するためのドリンクサーバー、クロス、看板、装飾用のオブジェ、衛生用品など、活動に必要な備品一式をそろえます。
屋外のイベントや、ある程度の広さがある屋内会場で使用でき、必要であれば一人でも設営できる規模を想定しています。キッチンカーのような車両型ではなく、車などで会場まで運び、その場で組み立てて使用するスタンドです。
目標金額は100,000円です。
今回のクラウドファンディングでお預かりする資金は、小児がん研究への直接の寄付金ではなく、継続的な活動に必要なスタンド本体と備品の制作・購入に使用します。
完成後は、最低でも2か月に1回程度の活動を目標にしながら、地域からお声がけをいただいた際には、可能な範囲で追加開催にも対応します。また、趣旨や使用条件が合う場合には、スタンドの貸し出しについても相談を受けたいと考えています。
小児がん支援のためのレモネードスタンド活動とは?

この活動の原点は、アメリカで小児がんと闘っていた少女、アレックスさんの行動にあります。
アレックスさんは、同じ病気と闘う子どもたちの治療法を見つけてもらうため、自宅の庭でレモネードを販売し、その収益を病院へ寄付しました。
その思いは、アレックスさんが亡くなった後も受け継がれ、レモネードスタンドによる小児がん支援の活動は世界各地へ広がっていきました。
つくば市でも、年に1回の全国一斉レモネードスタンドをはじめ、地域のイベントなどで小児がん支援のための活動が行われています。活動を通して、小児がん治療の研究支援だけでなく、患者や付き添い家族への支援、小児がんについて知ってもらうための啓発にもつながっています。
なぜ、私がこの活動に取り組むのか~研究学園都市・つくばで感じた可能性~
大学を卒業して10年以上が経った後、子育ての環境を考え、家族でつくば市へ引っ越しました。
つくば市には多くの研究機関があり、一般向けに公開されるイベントや、科学に触れられる機会も数多くあります。科学が好きな人にとって、好奇心をかき立てられる街だと感じています。
ここで育てば、娘は私が子どもの頃には触れられなかったような研究や開発の世界に、より身近に接することができるかもしれない。そう考えたことも、つくばへ移った理由の一つでした。

「参加すること」と「当事者になること」の間で

StartupWeekendつくばでオーガナイザーを行いました
つくばへ移ってから、私はさまざまなカンファレンスやワークショップに参加し、Startup Weekendつくばではオーガナイザーとして運営にも携わりました。
こうした場は、現代の研究やスタートアップについて学び、人とのつながりを作るうえで、とても貴重でした。
一方で、何度そのような場へ参加しても、自分自身は新しい研究や事業を生み出す側ではなく、外から眺めているだけなのではないか、という感覚も強くなっていきました。
研究や開発のための設備や環境には、誰もが自由にアクセスできるわけではありません。学生として大学に所属する、研究機関や企業に入る、自ら事業を立ち上げるなど、一定の立場や大きな決断が必要になることもあります。
行動力のある人なら、大学院へ入り直したり、思い切って転職したりするのかもしれません。しかし、家族を持ち、現在の仕事や生活がある中で、そのような決断をすることは簡単ではありません。
そこで私は、次第にこう考えるようになりました。
社会課題の解決に関わるためには、本当に人生を賭けるほどの覚悟や、特別な肩書が必要なのだろうか。
専門家ではなくても、今いる場所から、支援する側として参加できる方法があるのではないか。
娘の夢が、私自身の関わり方を問い直すきっかけになった

ある日、つくば駅前広場で、小児がん支援のためのレモネードスタンド活動が行われていました。当時5歳だった娘は、「大きくなったら小児科のお医者さんになって、病気の赤ちゃんを助けたい」と話していました。
私は親として、その夢を応援したいと思いました。
同時に、夢を応援するとは、将来の受験や進学を支えることだけなのだろうか、と考えるようになりました。病気と向き合う人たちの存在を知ること。自分に何ができるのかを考えること。周囲の人と協力し、実際に行動してみること。そうした経験もまた、娘の将来にとって大切なのではないかと思いました。
そして、娘に経験を与えるだけではなく、私自身も医療や社会課題を外から眺めるのではなく、今できる方法で関わりたいと考えるようになりました。
娘の夢を聞いたことが、私自身の医療や社会課題への関わり方を考え直す、大きなきっかけになったのです。その後、レモネードスタンドを実施していた主催者へ連絡を取り、親子で活動に関わるようになりました。
2024年から活動に参加してきました

私は2024年から、年間3~4回ほどレモネードスタンド活動に関わってきました。
これまでは、地域団体などが主催する活動に、ボランティアやスポットの運営メンバーとして参加することが中心でした。
マルシェへ出店したり、駅前のスペースを借りて開催したりと、会場の規模や形はさまざまです。
これまで参加した大規模なレモネードスタンドでは、主催者や多くのボランティアの協力により、1回で約36万円の寄付が集まったこともあります。小規模なブースであっても、数万円程度の寄付につながっています。
金額だけが活動の価値ではありません。
レモネードを一杯買う人、短い時間だけ準備を手伝う人、会場を提供する人、活動について誰かに伝える人。それぞれが無理のない形で関われることに、この活動の大きな意義があると感じています。
活動を通して感じた三つの意義
1.専門家でなくても、支援する側として関われる

私は、小児がんを経験した本人や家族ではありません。医師でも、創薬や治療法の研究を行う研究者でもありません。
それでも、レモネードスタンド活動を通して、小児がんの研究や患者家族を支える活動に、わずかでも関わることができました。
社会課題の当事者本人でなくても、その課題を知り、支援する側として参加することはできます。
レモネードスタンドには、その入口があります。
2.子どもたちの学びと実践の場になる

レモネードスタンドの活動では、子どもや学生も、準備、設営、接客、片付けなどに関わることができます。
医療や福祉について知るだけでなく、周囲の人と協力すること、目上の人と話をすること、誰かに活動の趣旨を伝えること、自分の行動が社会とつながることを、実際の経験から学べます。
将来、医療関係者を目指す子どもにとっても、受験勉強だけでは得られない学びがあります。また、将来どの道へ進むとしても、誰かの困りごとに関心を持ち、自分にできることを考えた経験は残るはずです。
3.人と人がいたわり合える、温かい場所が生まれる


レモネードスタンドには、普段は仕事、学業、子育てなど、それぞれの日常を過ごしている人たちが集まります。
レモネードを囲みながら、小児がんについて知り、誰かのことを思い、互いの活動をねぎらう。そこには、単に寄付を集めるだけではない、温かい空間が生まれます。
その場でできたつながりが、後に互いに支え合う関係へ育っていくこともあります。
もっと地域のさまざまな場所へ届けたい

活動を続ける中で、イベント主催者や地域の方から、
「今度、うちのイベントでもやりませんか」
と声をかけていただくことが増えてきました。しかし、これまでは会場ごとに机や看板、提供用の備品を借りたり、個別に準備したりする必要がありました。開催のお声がけをいただいても、会場の条件や準備の負担によって、すぐに対応できない場合があります。
自分たちで持ち運べるスタンドと必要な備品一式があれば、地域のマルシェ、駅前広場、企業や団体のイベント、広めの屋内会場など、これまで以上に多くの場所へ活動を届けられるようになります。
これまでは、既存の団体が主催する活動に参加することが中心でした。
今回、自分たちで使用できるスタンドを準備することで、必要なときに自分たちで開催し、地域からの相談にも応じられる体制を作りたいと考えています。
この活動が目指すもの
私たちが目指しているのは、一度だけ寄付を集めて終わる活動ではありません。
地域の中で、支援が循環する小さなエコシステムを作ることです。
地域のイベントにレモネードスタンドが出る。
子どもや大人が、運営や購入を通して活動に参加する。
小児がんや患者家族を取り巻く課題について知る人が増える。
集まった寄付が、研究や支援へ届けられる。
活動を知った別の人や団体から、次の開催の声がかかる。
この循環を、少しずつ地域に根づかせていきたいと考えています。
レモネードスタンドは、人と社会課題をつなぐインターフェースです。
難しく表現すればそのような言葉になりますが、実際には、
「一杯買ってみよう」
「少しだけ手伝ってみよう」
「自分たちのイベントにも呼んでみよう」
と思える、小さくて参加しやすい入口です。
大きな覚悟や特別な資格がなくても、誰もが支援する側として関われる。その入口を、地域の中に増やしていきます。
完成後の活動方針

完成したスタンドは、最低でも2か月に1回程度の開催を目標に活用します。また、地域のイベント主催者や団体から相談があった場合には、日程や運営体制を確認しながら、追加の開催にも対応します。
趣旨や使用条件が合う場合には、スタンドの貸し出しについても相談を受ける予定です。現時点では、私個人を活動主体として運営します。活動の規模が大きくなった場合には、継続的かつ透明性のある運営ができるよう、団体化を含めた運営体制も検討します。
現在予定している出店計画
9月13日(日)10時~ つくば駅前広場
(随時更新中)
開催時に集まるお金について
レモネードスタンド開催時には、レモネードの販売収入と会場でお預かりした募金から、その回の材料費、出店料などの必要経費を差し引いた金額を寄付します。その他、共催或いは他団体の下で開催する場合は責任者のレギュレーションに従います。
寄付先は、原則としてJCCG(日本小児がん研究グループ)を予定しています。
イベントの目的などに応じて、レモネードスタンド活動の趣旨から外れない別の支援先や用途を設定する場合があります。その場合は、開催前に支援先と資金の用途を必ず明示します。
今回のクラウドファンディングで集める資金と、完成後のレモネードスタンド活動で集まる寄付金は、明確に分けて管理します。
資金の使い道
目標金額:100,000円
・木製スタンド本体のDIY材料 25,000円
・テーブル、折りたたみ備品 15,000円
・看板、バナー、クロス、装飾物 20,000円
・ドリンクサーバー、衛生用品など 20,000円
・初回運営用の備品、消耗品 10,000円
・材料費の調整、予備費 10,000円
目標金額には、CAMPFIREの手数料が含まれています。
手数料や材料価格の変動により、制作・購入費に不足が生じた場合は、自己資金で補います。反対に、想定より多くのご支援をいただいた場合は、追加の備品、装飾、衛生用品、今後の開催に必要な運営資材など、レモネードスタンド活動の継続と拡大のために使用し、活動報告の中で使途をお知らせします。
今回、筑波大学芸術専門学群の学生たちが運営しているモノづくり団体の「ペデきち」さんの御協力の下でレモネードスタンドを作成することが決まりました。よろしくお願いします。

リターン
リターンは以下のようになります。すべてのリターンに、会場で引き換えできるスペシャルレモネードのチケット1枚をお送りします。
1.お礼のメッセージ(3000円、5000円、10000円)
ご支援いただいた皆様へ。心を込めたお礼のメッセージをお届けします。プロジェクトにかける想いや今後の展望など、感謝の気持ちを丁寧にお伝えします。
2.レセプションパーティー参加権(8000円)
レモネードスタンドの想いや未来を共有しながら、笑顔でつながる特別なレセプションパーティーへご招待します。詳細は追ってお知らせします。
3.一日店長体験プラン(8000円)
接客や販売を体験しながら、優しい応援の輪の中で特別な思い出をつくれるプランです。
4.イベント共催の相談(10000円)
レモネードスタンドを通じたイベント共催について、一緒に相談できる機会です。地域や想いを繋ぎながら、新しい一歩を形にします。
5.イベントでお名前・団体名を掲載(10000円)
ご支援いただいた方々のお名前・団体名を、イベント会場の各種掲示物にてご紹介させていただきます。想いをカタチに、みんなでつくるあたたかいイベントに。
6.レモネードスタンド本体にお名前・団体名を掘ります(30000円)
ご支援いただいた方のお名前や団体名を、レモネードスタンド本体に彫刻します。想いがカタチとして残り、未来へつながる特別な応援になります。
最後に

私は、レモネードスタンドを一台作ることだけを目的にしているわけではありません。
地域の中に、
「誰もが、支援する側として社会課題に関われる入口」
を増やしたいと考えています。
その入口では、子どもも、大人も、地域の企業も、イベント主催者も、
「自分にもできることがある」
と思えるはずです。
娘が「小児科医になりたい」と話したことは、私自身が医療や社会課題への関わり方を考え直すきっかけになりました。
娘の将来を応援するだけではなく、まず私自身が、今いる場所でできることから始めたい。
今回制作するレモネードスタンドは、その最初の一歩です。
大きな負担や覚悟を求める活動ではありません。
一杯のレモネードを買うこと、活動を誰かに伝えること、短い時間だけ準備を手伝うこと、開催できる場所を紹介すること。
それぞれができる方法で、無理なく関わっていただければうれしいです。
ぜひ、このプロジェクトを一緒に育ててください。






コメント
もっと見る