はじめに~私たちの想い~
軽度外傷性脳損傷(mTBI)や持続性脳震盪症候群(PPCS)という病気をご存知でしょうか。これは交通事故やスポーツ、転倒などで起こり、見逃されやすいけれど深刻な障害を残すことのある病気です。【軽度】という言葉が付いていますが、これは意識消失が30分以下という意味であり、実際には脳組織そのものが損傷する深刻な状態です。患者や家族の生活は大きく変化し苦しみは計り知れません。私たち「軽度外傷性脳損傷友の会」や「MTBI仲間の会」には、この病気と向き合い、毎日を必死に生きている仲間たちがいます。

(故石橋医師がおられる時の軽度外傷性脳損傷友の会の患者の集まり)
世界と日本の現状
WHOは2004年・2007年にmTBIを勧告し、アメリカでは改良したICD-10-CM導入によって、高次脳機能障害や身体障害など脳の損傷部位により様々な症状や経過を認識し、医学的・社会的支援が進んでいます。20年の歳月で新たな症状の論文(EDや造精機能障害や錐体路障害など)が出ており、mTBIはキッカケで持続性脳震盪後症状(PPCS)か脳震盪後遷延症状(PSaC)と呼ばれる方向のようです。一方日本ではICD-10の適用ままで、2022年にWHOからICD-11が発効されましたが、2027年も厚労省では採用しないと伺っており、mTBIやPPCS/PSaCといった呼称も普及していません。10年前から国会や行政へ繰り返し陳情してきましたが、支援はおろか周知さえも遅れています。
患者が直面する現実
日本では、画像検査で異常が見つからない脳損傷について「むちうち」などと誤診され、正しい治療や補償を受けられないケースが多くあります。
患者は詐病扱いや怠け者扱いされ家族も医師や周囲から理解されず、社会的な孤立に悩まされることも少なくありません。経済的・精神的な困難もあります。
更に、多くの場合、ひとつの診療科(例えば脳外科や整形外科)だけで診断・判断されてしまい、他の専門科への紹介が行われないのが現状です。そのため、患者自身が複数の病院に足を運び、自力で症状を訴えなければなりません。
《軽度外傷性脳損傷は、損傷部位によって多様な症状が現れます。》
(例:高次脳機能障害・身体障害・めまい・神経因性膀胱など)
それにもかかわらず、長年の経過や複数の症状を総合的に評価せず、一時的な検査結果だけで判断されてしまうことがほとんどです。
私自身も、見た目には健常者に思われることが多いですが、実際には精神と身体の障害者手帳2級を取得しています。
症状のコントロールのために、1日15錠以上の薬を服用しながら生活しています。
それでも、長年の経過や多様な症状が正しく評価されず、裁判所鑑定医には20年分のカルテを十分に考慮してもらえず、症状を否定されてしまった経験があります。
同じような悩みや苦しみを抱える患者はたくさんいます。だからこそ、正しい理解と支援が社会全体に広がってほしいと切に願っています。
今回のプロジェクトについて
今回、「軽度外傷性脳損傷友の会」の事務局長:斎藤さんの尽力で、労災裁判を行い最終的に最高裁への上告という大きな挑戦に踏み切りました。地裁にて裁判所鑑定医(費用は私持ち)が選任され、その鑑定内容が実態を十分に反映していないと感じた事からの判断です。私中井伸治(プロジェクトオーナー)は「MTBI仲間の会」の前身の会の発足メンバーでもあります。各団体が力を合わせて、日本社会の認識・制度改革に繋げるための一大プロジェクトです。
「軽度外傷性脳損傷友の会」のHP
「MTBI仲間の会」のHP(尚、「MTBI仲間の会」はURLも含め今後国際動向を踏まえて名称変更も検討されています。)
### 担当弁護士について
・所属事務所:ナンバ合同法律事務所(https://namba-goudou.com)
・担当弁護士:原弁護士、奥山弁護士
・プロフィールと担当案件(連名)
2001年弁護士登録(同期)、現在の事務所(2010年に原弁護士が合流)では、
一般民事事件などを中心に幅広く活動中。その中で交通事故被害及び労災被害の案件(高次脳機能障害やアスベスト被害の件を含む)も多数。
・本プロジェクトへのコメント
「軽度」外傷性脳損傷という、外からはわかりにくい、見えにくい被害がゆえ、救済がされにくい現状が、改められ正当に補償される世の中となってほしい、そのために中井さんは「鑑定費用」の拠出も含め奮闘を余儀なくされています。その少しでも後押しとなり、さらにはご本人の救済につながればと願っています。
⭐︎⭐︎⭐︎これまでの闘いと今後のスケジュール⭐︎⭐︎⭐︎
#### これまでの闘い(過去の経緯)
2007年〜2009年:【自賠責・むちうちに対して】に関する名古屋地裁での裁判
2013年~2015年:【自賠責・mTBIに対して】に関する奈良地裁、大阪高裁での裁判
2019年~2026年:【労災】に関する大阪地裁、大阪高裁での裁判
2026年6月:労災認定を求め、最高裁判所へ上告・上告受理申立て
#### 今後のスケジュール(プロジェクトの予定)
2026年6月〜8月:最高裁へ上告理由書・証拠資料等の提出
2026年10月〜12月6日:クラウドファンディング実施
2026年10月下旬:リターン(活動報告等)の初回配信・発送
2026年10月~未定:最高裁での審理・決定
※最高裁判所の審理期間は明確に決まっておらず、数ヶ月~1年以上かかることもあります。
進捗があり次第、活動報告を通じて支援者の皆様に随時お知らせいたします。
10年の地道な活動
友の会と仲間の会では、テレビ出演や自治体への陳情、国会議員への働きかけなど、一貫して【mTBIの周知】に取り組んできました。患者本人として、そしてご家族として、この病気が正しく理解される社会を目指してきたのです。(私自身も母校の小中学校にアポをとりmTBIの説明を行いました。)
病気の件ですので与野党関係なく、議員会館などで議員や議員秘書に陳情を行いました。
※院内集会も行いました。
※厚労省官僚にもお会いし話をしています。
(写真は議員会館から撮った国会議事堂です)
一部の自治体はリーフレットを作成して市民への周知に協力してくれています。
最高裁への上告という選択
「軽度外傷性脳損傷友の会」の会員だけでなく「MTBI仲間の会」や私自身も軽度外傷性脳損傷と診断されながら、国から十分な対応が得られない状況と向き合ってきました。むちうちではなく、この病気であることを認めてもらうため、自賠責や労災の裁判に何度も挑みました。敗北が続きましたが、今、最高裁への上告という大きな挑戦を迎えています。体調が悪い状態ですが周知の為にもこの闘いを続けています。これは個人の問題ではなく、全ての患者さんの人生をかけた闘いです。そして出来るだけ多くの皆さんに知って頂くための行動です。
あなたの支援が変える未来
このクラウドファンディングで集めたご寄付は、最高裁における裁判費用として使われます。同時に、この募集を通じて、より多くの人に軽度外傷性脳損傷や持続性脳震盪後症状を知ってもらうことができます。
私は新聞の取材をされており(記事掲載については未定です)、メディアを通じた啓発活動も実現しようとしています。医師が正しく診断できる社会へ、一歩前に進むことができるのです。
医師の知識向上と社会全体の認知が必須
最高裁での勝訴は、単なる法的勝利ではありません。医師が軽度外傷性脳損傷や持続性脳震盪後症状を正しく診断できるようになり、系統的な検査と医師間の連携が進むきっかけになります。そして企業や社会全体が認知することで、患者さんが苦しまず希望を持って生きられる環境が整うのです。
続く患者たちのために
100万円以上の目標額には、理由があります。この裁判に勝つことで、後に続く多くの患者さんたちが正しい診断と支援を受けられる道が開けるからです。また、他の患者さんたちも同様の裁判を起こす可能性があり、その時の道筋を作ることになります。あなたのご支援は、今この瞬間の患者だけでなく、これからこの病気に直面する人たちへの希望となります。
ご支援いただくみなさまへ
ご支援いただいた皆さんには、プロジェクトの進捗報告、裁判結果のご報告、そして友の会の活動レポートなどをお送りします。このコミュニティを通じて、軽度外傷性脳損傷や持続性脳震盪後症状への理解を深める情報も共有させていただきます。
尚、私自身は仕事も出来ず生活が苦しいです(自賠責で数百万円、今回の労災でも数百万円(特に裁判所鑑定医の高額費用も))。なので、報告でしかお返しができない事をお許しください。






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