旺旺ちゃんたちを、忘れないで
8月13日〜16日に福岡・天神で上映した旺旺ちゃん追悼映像の一場面(映像提供:台湾のクリエイター/掲載許可取得済み)
今年6月28日、中国で起きた痛ましい事件をご存じでしょうか。
中国・広東省掲陽市の村で、側溝を住処に静かに暮らしていた、まだ1歳ほどの母犬「旺旺(ワンワン)」。温厚で人懐っこく、誰にも危害を加えることなく、3匹の子犬を懸命に育てていました。しかし、生後わずか2週間ほどの子犬たちとともに、14歳未満の少年たちによる想像を絶する長時間の虐待の末、命を奪われました。(詳しい内容はこちらの追悼サイトを)
この親子に起きたことを、ただ「遠い国で起きた悲しい事件」として終わらせたくない。
この事件は日本のメディアではほとんど報道されておらず、今も知らない方が大勢います。
そこで今年8月、まず福岡・天神の街頭ビジョンで、旺旺ちゃん親子の追悼・啓発映像を4日間・計20回プレ上映しました。
旺旺ちゃん追悼映像をお盆期間中に上映した際の実際の様子(※掲載写真はすべて、プロジェクトオーナー本人が撮影したものです。) そして今回、その経験を次の一歩につなげます。
20回から、1,100回へ。
プレ上映で見えてきた課題を改善し、より伝わる映像へと仕上げ、福岡・天神の大型街頭ビジョンで約1か月間・計1,100回の本上映を目指します。
この事件を「遠い国の出来事」で終わらせない
旺旺ちゃん親子への虐待は長時間にわたり、その様子は撮影され、SNS上に公開されました。注目を集めることや、虐待動画によって金銭を得ることが目的だったと伝えられています。
何の罪もない母犬と、生まれて間もない子犬たちの苦しみまでもが「見せるためのコンテンツ」にされたこと。
命が、注目や娯楽、利益のために消費されてしまう。
しかし、このプロジェクトで伝えたいのは、特定の国や人々への批判ではありません。
日本にも、世界にも、人間の都合によって苦しめられている動物たちがいます。
旺旺ちゃん親子の事件をきっかけに、
「私たちは、動物の命とどう向き合っているのか」
を自分自身にも問いかける。
誰かだけを責めて終わるのではなく、まず現実を知り、自分にできることを考え、行動する。
知らなければ、変えられない。
この活動の原点は、そこにあります。
このプロジェクトへの思い
振り返れば、幼い頃から、動物が傷つけられることに強く心を痛めてきました。
2歳の頃に見た『フランダースの犬』で、少年と犬が大人たちに冷たく扱われる姿が悲しくて仕方なかったことを、今でも覚えています。
私は福岡で約20年間、ヨガスタジオ「YOGA BREEZE」を拠点に、国内外でヨガを教えてきました。
日本、バルセロナ、上海でヨガを指導した際の様子 ※掲載写真はすべて、撮影者より掲載許可を得ています。
長年学び、指導してきたNY発のJivamukti Yoga(ジヴァムクティ・ヨガ)は、生きとし生けるものへの思いやりを実践することを通して、悟りを目指すヨガです。
人間も動物も、すべての命はつながっている。自分が平和で幸せな世界に生きたいなら、他の命のためにも、自分にできることをする。
だからこそ、旺旺ちゃん親子に起きたことを「遠い国の、自分とは関係のない出来事」として見過ごすことができませんでした。
東京・渋谷で有志の方々が旺旺ちゃん親子の映像を街頭ビジョンで放映されたのを見て、心動かされました。悲しんでいるだけでは何も変わらない。
「福岡でも、街頭ビジョンやるか!」とSNSに投稿しました。
同じ頃、SNSで福岡県在住の方が「お小遣いで街頭ビジョン放映するから動画作成助けて」と書かれたのを目にし、メッセージを送りこのプロジェクトが始まりました。
さらに台湾の映像クリエイター、日本の音楽提供者が無償で協力してくださり、国や言葉を越えて思いがつながっていきました。
クラウドファンディングの公開を待つ間にも、匿名希望の主婦の方が費用を負担し8月13日〜16日の4日間、福岡・天神の街頭ビジョンで追悼・啓発映像を計20回プレ上映。
上映期間中は、ビジョンから徒歩5分のYOGA BREEZEに祭壇とメッセージボードを設置。福岡市内だけでなく県外からも多くの方が訪れ、4日間で花やメッセージ、お供え物がいっぱいになりました。
4日間で、祭壇もメッセージボードも、皆様の思いでいっぱいになりました。
さらに、啓発ポスター約800枚を制作し、全国の掲示を希望してくださった方々へ届けました。
私にとって、これは新しく始めた「活動」ではなく、ヨガマットの上で学んできた思いやりを、マットの外で行動に移す、ヨガの実践そのものだと考えています。
デザイン・印刷したポスター800枚は約1週間ですべて配布され、
現在は全国のセブン‐イレブンでどなたでもプリントできるよう登録しています。
事件そのものは、あまりにも悲しい出来事です。
しかし、このプロジェクトを通して、動物たちの痛みに心を寄せ、「何かしたい」と行動する人がたくさんいることを知りました。
旺旺ちゃんたちの命を無駄にしたくない。同じように苦しむ動物を、これ以上増やしたくない。
国や言葉を越えてつながった一人ひとりの思いやりを、さらに多くの人へ届けるため、このクラウドファンディングを立ち上げました。
プレ上映で見えた課題を、本上映へ
20回のプレ上映を実際に街頭で見たからこそ、改善したい点も見えてきました。
プレ上映では、虐待そのものを見せるのではなく、旺旺ちゃん親子の姿とメッセージを、映像内の文字とBGMを中心に伝えました。
しかし、人通りの多い天神では周囲の音が大きく、BGMだけでは映像に集中しづらいことや、隣接する街頭ビジョンの音に埋もれてしまう場面がありました。
そこで本上映では、ナレーションを新たにレコーディングスタジオで収録し、街中で偶然目にした人にも、短い時間で内容がより伝わる1分間の映像へ仕上げます。
上映場所には、プレ上映を行ったCSビジョンのすぐ隣にある、より大きな大型街頭ビジョンを予定しています。
より大きく鮮明な画面、より音が届きやすい環境、そして、より伝わる映像へ。
CSビジョンのすぐ左にあるより大きい画面です
今回実現したいこと
【プレ上映/実施済み】2026年8月13日〜16日福岡・天神 CSビジョン4日間・計20回
【本上映/今回のクラウドファンディング】福岡・天神 大型街頭ビジョン約1か月間計1,100回放映予定
※放映スケジュール等の都合により、期間・回数が多少前後する場合があります。
SNSだけでは、この事件をまだ知らない人にはなかなか届きません。
だからこそ、多くの人が行き交う街の中で繰り返し伝え、
「旺旺ちゃんって?」
と知るきっかけを、1か月間、福岡の街につくりたいと思っています。
目標金額75万円と、その使い道
今回のクラウドファンディングの目標金額は、750,000円です。
皆さまからいただいたご支援は、主に以下の費用に使用します。
・街頭ビジョン放映費: 約46万円
・リターン制作費: 約10万円
・送料・梱包費: 約3万円
・ナレーション収録費: 約2万円
・CAMPFIRE手数料: 約14万円
・合計: 約75万円
CAMPFIREの通常手数料は、利用手数料12%+決済手数料5%=17%(税別)、税込で実質18.7%です。目標金額75万円の場合、約14万円を見込んでいます。
※リターン物品制作費・送料等は、選択されるリターン数によって変動します。
プロジェクト終了後には、実際の放映の様子と支援金の使途をご報告します。
また、目標金額を上回るご支援をいただいた場合は、放映回数の追加、又は別の街頭ビジョンでの放映なども検討し、さらに多くの方へ届けるために活用します。
リターンにも「伝える役割」を
今回のリターンには、旺旺ちゃん親子をイメージしたオリジナルデザインのステッカーや缶バッジ、Tシャツなどをご用意しています。
日常の中で使うことで、「旺旺ちゃんって?」と知る人が一人でも増えてほしい。リターンにも、そんな「伝える役割」を込めています。
また、「体験」という形でも支援していただけるよう、YOGA BREEZEからヨガレッスンチケットを提供します。
この活動の根底には、ヨガを実践し伝える中で大切にしてきた
“Lokah Samastah Sukhino Bhavantu”
「すべての存在が幸せで自由でありますように。そして、自分の行動・言葉・考えが、その自由と幸せに少しでも貢献できますように」
という祈りがあります。
最後に…

この写真は、旺旺ちゃん親子が命を奪われる前夜の姿という噂のものです。
1回目の出産で生まれた子「ライフー」を里親の家まで送り届けたあと、幼い3匹の子犬たちが待つ側溝へ、足早に帰っていく旺旺ちゃん。
まだ1歳ほどの若い母犬でしたが、子どもたちを大切に守り、懸命に生きていました。
その翌日、旺旺ちゃんと3匹の子犬たちの命は奪われました。
もう、旺旺ちゃんたちを生き返らせることはできません。
でも、その命をただ「悲しい事件の犠牲」として終わらせたくありません。
今この瞬間にも、人間によって苦しめられている動物たちが世界のどこかに沢山います。
一つの命を忘れないことを、これからの命を守ることにつなげたい。
同じ思いを持つ人たちとつながり、福岡・天神で20回のプレ上映まで実現することができました。
最初の20回は、普通の人たちの思いから実現しました。次の1,100回は、皆さまと一緒に実現したいと思っています。
旺旺ちゃんたちを、忘れない。そして、「次の旺旺」を生まないために。
どうか、このプロジェクトに力を貸してください。
より多くの方へ届けるために、このページをシェアしていただけたら嬉しいです。
皆さまの温かいご支援とご協力を、心よりお願いいたします。
※本プロジェクトでは、動物の販売・保管・展示・譲受飼養など、動物取扱業に該当する活動を行う予定はありません。




コメント
もっと見る