自己紹介
西原 雨天(さいばら うてん)と申します。
ASD・ADHDを持つ発達障害者であり、普段からとにかく障害者の社会的立場や差別などのことについて思考をめぐらしております。
また、絵やアニメーションを通じて新種の妖怪を生み出す活動を行うアーティストでもあります。
(これまでの実績はこちら)
新種の妖怪を1日1体ずつ描く『毎日妖怪』というプロジェクトを2020年から2025年まで行い、途中休憩期間もありながら合計1500体以上の妖怪を描いてきました。
普段描いている新種の妖怪たち
2020年から2024年の約4年にわたり、オンラインの発達障害当事者会『超発達会』を主催した経験があります。「胸を張って生きるための当事者会」というコンセプトで、「自分たちは社会を前に萎縮せず、堂々と生きて良いのだ」という価値観のもとに集う場づくりを行いました。
(超発達会についてのnote記事)
『超発達会』は、いわば社会の生きづらさから避難するシェルターのような機能を持っていましたが、今回はそこからさらに一歩踏み込んで、社会の側を障害者が生きやすいように作り変える取り組みをしたいと思います。
このプロジェクトで実現したいこと
オンラインコミュニティ『百奇夜行』を立ち上げます。
このコミュニティでは、障害者と呼ばれる人たちの存在を、様々な怪奇現象(その人ならではのありかたを貫くことで起きる不思議な出来事)を起こす力を持った『妖怪』として軽快かつポジティブにとらえ直します。そしてその『妖怪』たちが主役となって積極的に怪奇現象を起こしながら、共に自分らしく生きる文化圏・経済圏を作る実験を行います。

「障害」という言葉は深刻に響きすぎ、何か不断の努力によって克服を目指さなければ、その人の価値を損なうかのように思えてしまいます。それに対し「妖怪」と言い換えることで、「そういう種族ですが何か?」というようにカジュアルに受容可能なものとすることを狙っています。
『百奇夜行』は、障害者だけに門戸を開くのではなく、いわゆる健常者やグレーゾーンの方も参加し一緒になって活動するコミュニティを想定しております。障害者・健常者の垣根なく、対等な仲間として、ごくふつうの友としてまぜこぜになる事こそ、今必要とされているロールモデルだと思うためです。理想を言えば障害者と健常者の比率がちょうど半々くらいになると良いと思います。
コミュニティへのかかわり方は、コアメンバーから幽霊部員まで大歓迎ですので、どうぞ気軽な気持ちでご参加ください。
コミュニティ名『百奇夜行』の由来
古くから多くの絵画や説話などで語られてきた、多種多様な妖怪たちの大行進『百鬼夜行』がもとになっています。百鬼夜行の「鬼」の字を、「常識では計り知れない存在」という意味を込めた「奇」の字に変えて『百奇夜行』としています。
「妖怪としてとらえ直す」とは
例えばこんな感じです。

【西原雨天の妖怪】
能力:空想をため込む
今ここへの注意力を食べつくして、今ここに実在しないものへの想いに変換し膨らんでいく妖怪。「好きなゲームのオリキャラ」「パラレルワールドを行き来する就労支援」「タイムマシンを使った精神医療」など、そういう空想が詰まっている。ごくたまに爆発を起こし、中から何かしらの作品が出てくるので期待して待っていよう。
プロジェクト立ち上げの背景
現状の社会では、障害者は隅へ隅へと追いやられてしまいます。
誰かの悪意のせいでそうなっているわけではありませんが、世の中の多くの文化が「健常者であること」を前提に形成されている中で、障害者は得てして「居させてもらっている」立場に収まりがちです。
仕事一つをとっても、障害者向け求人の職種は例えばゲーム会社でいうデバッガー、レストランでいう皿洗いのような仕事ばかりです。ゲームクリエイターやシェフのようなポジションにはなれず、障害をオープンにしたまま組織の花形として活躍できる機会はほとんどありません。
世間の風潮としても、「障害者とは社会の隅の方で申し訳なさそうに生きているものである」というイメージが無意識のうちに内面化されており、そのイメージから逸脱する障害者への反感という形で表出することがあります。
そのような社会のあり方が変わり、障害者の存在がもっとポジティブな形で組み込まれるようになってほしいと思っております。その実現のための第一歩として、障害者と健常者が当たり前に対等に手を組んで、当たり前に機能する共同体を築けることを証明する機会を作りたいと考えました。
そのような共同体は、現在の主流社会からすると人の世ならざる一種の異界のように見えるかもしれません。しかし、活動を続けることでその「異界」を社会全体にじわじわと侵食させ、最終的にごくありふれた光景にしていきたいです。障害者が社会のど真ん中で堂々と活躍できる時代が来るためには、それが必要だと思っております。
具体的な活動内容
現在予定している『百奇夜行』の活動内容は以下の通りです。
①参加者同士の相互扶助
悩み相談や、人手が必要なタスクの協力等、コミュニティ内部で参加者の課題を解決しあいます。
②ZINE『百奇夜行図鑑』の制作
コミュニティに集った妖怪たちひとりひとりの特徴をイラストとともに紹介するZINE『百奇夜行図鑑』を制作します。完成後は様々な人に見ていただき、さらなる仲間づくりや仕事づくりのきっかけとしたいと思います。
③イベントの開催
障害者の存在をポジティブにとらえ直すためのリアルイベントを定期開催します。
【例】
・障害特性を妖怪の能力に再解釈するワークショップ
・ASD特性解放イベント『なんでも唐突に話す会』
④仕事づくり
経済圏づくりの第一歩として、妖怪のための小さな仕事をコミュニティ内外から募ります。
⑤外部との連携
他コミュニティや営利組織との横の繋がりを作り、知見を交換し合うとともに、『百奇夜行』の世界観・価値観を侵食させていきます。
まずはファーストステップとして、9月から11月にかけてZINE『百奇夜行図鑑』の制作に取り組む予定です。ZINEの編集については、コミュニティに集ったメンバーと共同で行っていきます。
お金の使い道(目標金額:50,000円)
イベント会場代:約30,000円
ZINE『百奇夜行図鑑』製作費:約10,000円
CAMPFIRE手数料:約10,000円
リターンについて
すべてのリターンで、ZINE『百奇夜行図鑑』をお届けします。
【異界通信プラン】1,500円
ZINE『百奇夜行図鑑』をお送りする、最もシンプルなリターンです。
コミュニティには入らないけど応援したい方向けです。
【妖怪プラン】2,500円
『妖怪』としてコミュニティに参加したい人向けのリターンです。
障害当事者やグレーゾーンの方が対象になります。
『百奇夜行』のオンラインコミュニティにご招待します。
【妖術師プラン】2,500円
『妖怪』ではないけどコミュニティに参加し、妖怪達の友になりたい人向けのリターンです。
妖怪プランと同じく、『百奇夜行』のオンラインコミュニティにご招待します。
【召喚術プラン】5,000円
私、西原雨天が、オーダーメイドであなたのための妖怪イラストを描きます。
出来上がった妖怪イラストは、商用を除くあらゆる媒体でお使いいただけます。
今後の予定
2026年9月20日 クラウドファンディング終了
2026年9月最終週 オンラインコミュニティ開始・ZINE編集開始
2026年11月下旬~12月上旬 ZINE制作完了
2026年12月下旬 ZINE発送
最後に
生きやすさ、共にガチで目指しましょう。「生きづらいけど耐え抜こう」とかじゃなくて。

このプロジェクトは、『しょぼいクラファン』のひとつです。
しょぼいクラファンとは、CAMPFIRE公式パートナーのさおりさんと、合同会社モテアソブ三軒茶屋のカズキタさんが主導する、「小さい夢をかなえる仲間づくりのための少額クラファンを、みんなで100個立ち上げよう」という取り組みです。
『しょぼいクラファン100』企画本体はこちら
https://camp-fire.jp/projects/966789/view




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