本日はいよいよオープンスタジオ開催です!アーティスト3名の滞在拠点を地域にひらき、マルシェを楽しんでいただきながら、活動の一端に触れていただきます。あいにくの雨模様ですが、屋内での実施となりましたので、旧山東幼稚園のかつての姿に想いを馳せる時間にもなればと思っています。さて、オープンスタジオに先駆け、上田洋平さんより応援メッセージを寄せていただきましたので、ご紹介いたします。///願いの足し算――北の近江アーティストインレジデンス クラウドファンディング応援メッセージ 桜の花芽は前年の夏に作られ、秋から冬にかけて成長を止めて休眠状態に入ります。冬の十分な寒さ(低温刺激)を経験したあと、春になって気温が上がると休眠から目覚めます。このプロセスを「休眠打破」と呼び、2月1日がその起算日として設定されます。この日以降の日平均気温を毎日足し算し、合計(積算温度)が400℃(日最高気温で計算する場合は600℃)に達する頃に桜は開花するのです。これが桜の「春の数えかた」。 米原市の山東地域に、しばらく休眠状態にあった幼稚園の園舎がありました。そこに通う子供たちだけでなく、多くの大人の市民にとっても自慢に思うような素敵な幼稚園だったので、みんなは、いつかふたたびこの場所に灯りがともり、子供や大人のにぎやかな声が聞こえるようになったらいいなと願っていました。 夏が終わるころ、全国で活躍するとても素晴らしい3人のアーティストの滞在が始まって、この園舎にひさしぶりに灯りがともり、人びとのにぎやかな声が聞こえるようになりました。 そして、このことをきっかけに、この園舎を愛する人たちもしばしばここを訪れるようになり、みんなの思いがあつまり、だんだん積み重なっています――あたかも旧山東幼稚園の「休眠打破」のプロセスが始まったかのように。 400、500、600と、この場所でいま起きている出来事や、これから始まる出来事に関心のあるたくさんの人のあたたかな願いや期待が積みかさなって、この場所が冬から目覚め、そのあたらしい可能性が花ひらき、ここでふたたびみんなの笑顔がほころぶようになったらいいなと思います。上田洋平(滋賀県立大学地域共生センター特任講師/米原市ルッチまちづく大学コーディネーター、滋賀移住交流促進協議会会長/滋賀県社会教員委員会議副議長)



