滋賀県・米原市で閉園に
なった幼稚園の施設を使った
「アート×まちづくり」の挑戦
その裏側を伝える
ドキュメントZINEをつくりたい!
数あるプロジェクトの中からこのページをご覧いただきありがとうございます。
はじめに、このプロジェクトについて1分で知っていただけるようにまとめました。
興味を持っていただけた方は、ぜひ続きもご覧ください。
1分で分かる!プロジェクトのこと
▼「北の近江アーティスト・イン・レジデンス(北の近江AiR)」って?
滋賀県の「北の近江振興プロジェクト」の一環として、アーティスト3名が滋賀県米原市の旧山東幼稚園に約3か月滞在し、創作・表現活動を行います。アーティストの滞在制作を通じて滋賀県北部地域の課題と魅力を可視化し、そのプロセス自体を発信・共有するものです。
▼旧山東幼稚園ってどんなところ?
米原市に合併する前の坂田郡山東町内にあった4つの幼稚園を統合する形で2003年に新設され、2025年の閉園まで22年間、地域の幼児教育の場として親しまれてきた元・幼稚園です。地元の杉の木を使い、伝統的な建築技術を取り入れて作られた木造平屋建ての園舎には、木の香りと温もりに包まれた開放的で明るい空間が広がっています。
▼なぜZINEをつくるの?
ZINEは手に取り、人に渡すことのできるメディアだからです。地域/アーティスト/事務局それぞれの視点からの「北の近江AiR」をZINEにまとめることで、この取り組みの裏側を人から人へつなぐ形で知っていただき、地域のこれからについて一緒に考えていただける仲間を増やしていきたいと考えています。
3つの視点から語られる「北の近江AiR」
※画像はイメージです
私たちが作るZINEは、
・拠点となる旧山東幼稚園や地域を見守ってきた住民の方々
・レジデンスに参加するアーティストたち
・事業の立ち上げから関わってきた事務局
それぞれの視点から「北の近江AiR」事業を切り取った三部構成となる予定です。
ここからは、ZINEの構成(地域・アーティスト・事務局)に沿って「北の近江AiR」事業をご紹介します。
地域の方々から見た「北の近江AiR」

滋賀県北東部に位置する米原市は、豊かな自然と歴史が息づくまちです。
日本百名山のひとつである伊吹山、その南にそびえる霊仙山を源に、姉川や天野川が琵琶湖に注ぎ、中山道の宿場町として栄えた柏原や醒井には趣のある街並みが残っています。

アーティストの滞在制作の拠点となる旧山東幼稚園は、園庭から伊吹山が見え、周囲には田園風景が広がる素晴らしいロケーション。
木造平屋建ての園舎には、木の香りと温もりに包まれた開放的で明るい空間が広がっています。
一般的な幼稚園のスケールを超える広さがあり、アーティストの創作活動にもぴったりの環境です。

地域住民からは、幼稚園の閉園後も地域の子どもたちのための施設として活用してほしいという声が寄せられているそうですが、今はまだ明確な方針が決まっていません。
「北の近江AiR」で滞在するアーティストは、ここでどう過ごし、何を受け取り、どのような表現を生み出すのか。
この取り組みを通じて滞在アーティストの活動に触れたり、関連するイベントに参加していただくことで、地域の方々があらためて集い、これからのこの場所・この地域の可能性についてともに考える場になればと思っています。
アーティストから見た「北の近江AiR」
この事業に参画してもらうアーティストには、滞在制作を通じて、地域の魅力や課題を可視化・ 発信してくれることを期待し、選考を行いました。
24名の応募者の中から審査を経て選ばれたのはこちらの3名。

岡田 真由美さん / @_a_b_h_r.s
東京都出身。2025年に京都市立芸術大学大学院を修了し、現在は京都を拠点に活動する現代美術家。社会の中で消失していくものへのまなざしを「収集」という行為を起点に捉え、作品を制作している。近年の主な活動に、「神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond」や京都芸術センター開設25周年記念展、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2026」などがある。

神里 雄大さん / @kamisatoy
ペルー生まれ、神奈川育ちの劇作家・舞台演出家。2003年に「岡崎藝術座」を結成、主宰を務める。特定の拠点を持たず、「移動」「移民」「観光」をテーマに、国内外を旅して集めた体験から作品を創作しているのが特徴。2018年に『バルパライソの長い坂をくだる話』で第62回岸田國士戯曲賞を受賞。近年は展示やパフォーマンスなど多岐にわたり活躍。

園部 惠永子さん / @eeko_sonobe
岐阜県出身の美術家。「絵を描くこと」や絵と身体の関係について探究している。描きたいままに描けない手製の描画道具「グングニル」を用いた参加型の作品を展開。時には自身の身体も他者の道具として共有しながら、作者と鑑賞者の境界を超えた共同制作に取り組む。第24回岡本太郎現代芸術賞入選、第4回公募アートハウスおやべ現代造形展大賞受賞。
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3人は、2026年9月から11月までの約3ヶ月間、旧山東幼稚園に滞在しています。
彼らがどのように地域のことを知り、何を感じ、どんな表現に至ったのか。
現地に来られない方にもZINEを通して知っていただけたらと考えています。
事務局から見た「北の近江AiR」
滞在アーティストはもちろん、拠点となる地域が決まるよりももっと前からこの取り組みについて検討してきたのは、滋賀県 北の近江振興事務所の中村さんです。
事務局業務を受託している一般社団法人シガーシガは、県の事業としてAiRを立ち上げるに至った経緯を含め、中村さんの北の近江AiRへの思いをお伺いしました。
▼Podcast「北の近江準備室」
#04 なぜ県庁がAIRを?仕掛け人・中村さんに聞く、ゼロからはじめる「北の近江」ドキュメンタリー
アーティスト・イン・レジデンスの事業は全国各地で行われていますが、自治体が直営するのは珍しいケース。
何を発端に、滋賀県でAiRを行うことになったのか。
どのようにして関係者がAiRを形にしてきたのか。
みなさまからのご支援を得てつくるZINEも、北の近江AiRをゼロから立ち上げるプロセスを知っていただけるものにしたいと思っています。
ZINEを手に取ってくださったみなさまには、この地域・この取り組みのことを周りの方にご紹介いただき、人から人へと関心の輪を広げるお手伝いをしていただけたら幸いです。
お届けする ZINE について
※画像はイメージです
本プロジェクトでは元々、行政報告用として10ページのZINEを納品することになっていました。
しかし、AiR立ち上げからの試行錯誤、アーティストの思考の痕跡、地域との化学反応は、10 ページには到底収まりきらない熱量を持っています。
そこで、クラウドファンディングを利用して、さらに内容を深く掘り下げた「全 30 ページのドキュメンタリーZINE」を制作したいと考えました。
このZINEは、基本的に一般配布を行わず、ご支援いただいたみなさまだけにお届けする限定版。
アーティストたちが滞在制作する中で生じた「作品制作のかけら」も綴じ込みます。
【仕様】※予定
・A5 判
・全 30 ページ程度
・「作品制作のかけら」を収録
【構成】※予定
01|ARTIST アーティストから見た AiR
アーティストは、この場所で何を見たのか。
3 名のアーティストの滞在制作の様子を記録する。
・アーティストへのインタビュー
・滞在中の活動や地域の人との出会い
・制作のプロセスと完成した作品
・「作品制作のかけら」
02|PROJECT 事務局から見た AiR
北の近江AiR は、どうやってつくられたのか。
事務局・関係者の視点から、AiR の運営やプロジェクトの裏側を見せる。
・米原市・旧山東幼稚園でAiRをすることになった経緯
・アーティスト選考のプロセス
・拠点整備と運営の様子
・県担当者と事務局メンバーの思い
03|PLACE 米原・旧山東幼稚園から見た AiR
この幼稚園には、どんな記憶が残っているのか。
旧山東幼稚園と米原という「場所」を主役に構成する。
・旧山東幼稚園の建物・風景
・地域の人が持つ旧山東幼稚園の記憶
・アーティストから見た旧山東幼稚園
・北の近江AiRをきっかけに生まれた出来事
その他リターンについて
▼北の近江AiR滞在アーティストとつくったグッズ3点セット
旧山東幼稚園に滞在しているアーティストたちも、このZINE制作に協力してくれています。
3名のアーティストとつくった以下のグッズを、ZINEとセットにしてお送りします。

※画像はイメージです
- 岡田真由美さんとつくるTシャツ
- 神里雄大さんとつくるキーホルダー
- 園部惠永子さんとつくるトートバッグ
(TシャツのサイズはS・M・L・XLからお選びいただけます)
▼ZINEへお名前または企業ロゴ掲載
応援していただいたみなさまのお名前または企業ロゴをZINEの巻末に掲載させていただきます。
現地でのイベント
アーティストの滞在期間中には、オープンスタジオと成果発表会を行います。
同日にはマルシェを開催し、拠点である旧山東幼稚園を開放する予定です。
現地に来られる方は、ぜひアーティストの制作の場に直に触れていただくとともに、北の近江の魅力を感じていただければと思います。
■北の近江AiR オープンスタジオ / 山東マルシェ
2026年10月24日(土) 10:00〜15:00
■北の近江AiR 成果発表会 / 山東マルシェ
2026年11月29日(日) 10:00〜15:00
会場:いずれも 旧山東幼稚園(〒521-0221 滋賀県米原市池下91)
※画像はマルシェ開催時の園庭のイメージです。
今後の予定
9月初旬 アーティスト滞在制作開始
10月24日(土) オープンスタジオ/マルシェ
11月29日(日) 北の近江AiR成果発表会/マルシェ
12月初旬 クラウドファンディング終了
2027年2月頃 滋賀県立美術館での特別展示
2027年4月 リターン発送
最後に
この ZINE を、単なる「報告書」にしたくない。
完成したものだけを記録するのではなく、
「やってみたら、こうなった。」
「思っていたより、うまくいかなかった。」
「思いがけない人と出会った。」
「ここから何かが始まりそうだ。」
そんな、プロジェクトの途中にあるリアルまで残したい。
この ZINE は、北の近江AiRの活動記録であると同時に、 この挑戦に関わってくださるみなさんと一緒につくる一冊です。
この場所・この地域のこれからを、一緒に見届けてもらいたいです。




