佐渡・小平窯復活プロジェクト 人間国宝が愛した無名異焼きの火を、もう一度。

2026年、佐渡市にある人間国宝・三浦小平二先生の工房「小平窯」を修繕・再生します。再び無名異焼きの器が生まれる場所として開き、佐渡の伝統を次の世代へつなぐことを目指します。   

現在の支援総額

101,000

33%

目標金額は300,000円

支援者数

8

募集終了まで残り

30

佐渡・小平窯復活プロジェクト 人間国宝が愛した無名異焼きの火を、もう一度。

現在の支援総額

101,000

33%達成

あと 30

目標金額300,000

支援者数8

2026年、佐渡市にある人間国宝・三浦小平二先生の工房「小平窯」を修繕・再生します。再び無名異焼きの器が生まれる場所として開き、佐渡の伝統を次の世代へつなぐことを目指します。   

はじめまして。北日本工芸の北村と申します。

新潟県で伝統工芸品の仕入れ・販売・企画を行っています。


今回、人間国宝・三浦小平二先生が生涯をかけて守り続けた佐渡の工房「小平窯」を修繕し、リニューアルオープンさせるために、皆さんのお力をお借りしたいと思っています。



先生が亡くなって、今年で20年。

この節目に、眠り続けていた窯の扉をもう一度開けたい、それが、このプロジェクトです。



なぜ今、動き出したのか

三浦小平二先生が亡くなった後、先生が佐渡に構えた工房「小平窯」は、誰も手をつけられないまま時が止まっていました。

床はカビと湿気でぶよぶよになり、段ボールの下には黒カビが広がり、冬場の湿気でブレーカーが落ちる電気系統。先生がろくろを回し、土をこね、作品を生み出したあの場所が、長年、朽ちるままになっていたのです。

「このままにしてはいけない」と思い続けながらも、なかなか動けずにいました。

しかし先生の没後20年という節目が近づいてきた今、決断しました。


小平窯の火を、もう一度灯す。

北日本工芸は大正8年(1919年)創業。漆器の取り扱いから始まり、長い歴史の中で新潟県内外の伝統工芸品を扱ってきた会社です。


私は先代のもとで工芸品の営業を学び、各種小売店への飛び込み営業から百貨店の物産展出張まで、工芸品の価値を伝える仕事に携わりました。

その後リフォーム業を10年以上経験しましたが、先代が急逝し、事業を引き継ぐことになりました。

代表に就任して3年。この仕事を続ける理由はひとつです。


「伝統の火を、絶やしてはいけない」


この思いは、経営者向け月刊誌「マスターズ」(2024年6月号)の取材でも語らせていただきました。


無名異焼とは

「無名異(むみょうい)」とは、もともと漢方薬の名前です。佐渡の金山で採れる赤土が止血剤などの漢方として使われ、中国の中国の古い漢方文献にもその名が記されていました。

この土を焼き物に使い始めたのが無名異焼の始まりで、「無名異焼」という名称を与えたのは勝海舟だったといういわれもあります。


新潟県は、実は全国3位の伝統的工芸品指定品目数を誇ります。東京・京都に次ぐ、知られざる工芸大国。

その新潟を代表する焼き物のひとつが、この無名異焼です。


無名異焼には、他の焼き物にはない際立った2つの特徴があります。


① 陶器でありながら、磁器のような硬さ 通常の陶器は焼成時に約10%収縮しますが、無名異焼はなんと最大30%近く収縮します。

これほど凝縮されるため、土物でありながら磁器のような硬さを持ち、指で弾くと金属のような澄んだ音が響きます。割れにくく丈夫で、毎日使える器です。


② 発泡酒が、生ビールのように変わる 無名異焼のカップにビールを注ぐと、泡立ちがきめ細かくなります。クリーミーな泡がふわりと立ち、なかなか消えない。

「発泡酒が生ビールのように感じた」「水がまろやかになった」「コーヒーが美味しい」——そんな声をお客様から何度もいただいてきました。



▼【動画】無名異焼の泡立ちを見てください▼

左が通常のコップ、右が無名異焼のフリーカップ


同じビールを同じ量注いでも、泡立ちの違いは一目瞭然。

クリーミーな泡がなかなか消えないのが、無名異焼ならではの特徴です。


もともと漢方薬として使われていた特別な土が、液体にわずかな変化をもたらすのかもしれません。

このカップで飲む一杯を、ぜひ体験してみてください。





佐渡に生まれ、東京藝術大学教授にもなられ、生涯にわたって青磁と向き合い続けた陶芸家。

1997年、青磁の分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

先生の作品は、中国官窯青磁の復刻にとどまらず、青磁に絵付けや彫刻的な施しをされ、その独創性や比類なき色合いから「三浦青磁」、「三浦ブルー」と国内外から高い評価を受けておりました。


又、先生の作品には無名異土が使われていることも特徴です。

官窯青磁の胎土が無名異土と同質と気付かれ、青磁が完成しました。

無名異土が無くては先生の青磁は完成しなかったわけです。

更に、世界中を旅された現地の風物をスケッチし、絵画的、彫刻的な施しで新たな青磁の境地を確立しました。

北日本工芸は先代の代から先生・ご家族と深いご縁があり、「遠方での管理を任せたい」という先生からの信頼もいただいてきました。


その先生の生家である工房が、小平窯です。



今回のプロジェクトで実現したいことは、大きく3つです。

① 作業場の修繕 カビと老朽化が進む作業場を清掃・修繕し、ろくろが回せる環境を整えます。
床の修繕、壁や天井の修繕、黒カビの除去、雨漏り箇所の補修、電気系統の整備(湿気によるブレーカー落ち対策)が主な内容です。


② 無名異焼の新作の制作・販売再開 三浦小平二先生が描いた絵を転写した絵付けを施したマグカップ・フリーカップ・パン皿など、日常使いできる器をこの窯から世に送り出します。


③ 小平窯リニューアルオープン(2026年9月25日) 20年の眠りから覚め、再び作品が生まれる場所として。
佐渡の伝統を次の世代へつなぐ、新たなスタートの日にします。














(掲載予定) 現在、佐渡市長をはじめ地元関係者・ゆかりの方々から応援メッセージを募集中です。




伝統工芸品の担い手は、全国で急速に減っています。

新潟県は指定品目数が全国3位でありながら、その数は今まさに減少の一途をたどっています。


小平窯も長い間、誰にも手をつけられないまま眠り続けていました。

しかし先生の作品は今も生きています。先生がこの窯で生み出した無名異焼は、今も多くの人の手に渡り、日々の暮らしに寄り添っています。

その火を、絶やしてはいけない。先生が亡くなって20年というこの節目に、窯の扉をもう一度開けたいと思っています。


一口の支援が、その扉を開く力になります。

どうか、一緒に佐渡の伝統をつなぎましょう。


北日本工芸株式会社 北村 勇人




支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 修繕費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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