松本怜を大分トリニータに加入した頃から取材してきたスタップの一人です。選手としてピッチを走る姿を追い、話を聞き、記事を書いてきました。長く彼を見てきた一人のライターとして、今回のクラウドファンディングは単に「元Jリーガーが始めた新しい商売」ではないと思っています。そして今、私は取材する側だけではなく、この挑戦を支えるスタッフの一人として松本怜のそばにいます。 だからこそ、以前より近い距離で感じています。この挑戦は本気です。松本怜は今も現役のサッカー選手です。しかし現在、試合中の脳震とうをきっかけに続く、原因のはっきりしないめまいに苦しんでいます。思うようにサッカーができない日々。それでも本人から出てくる言葉は「もうサッカーはいい」ではありません。「何とか治して、もう一度サッカー選手として復帰したい」その思いは変わっていません。そして、その一方で農業にも本気で向き合っています。サッカーができないから、農業をするのではない。農業を始めたから、サッカーを諦めるのでもない。サッカーも農業も本気です。スタッフとして一緒に動くようになり、それが以前よりはっきり分かるようになりました。畑に立つ。商品を考える。販売する。キッチンカーの未来を考える。決して名前だけを貸しているプロジェクトではありません。松本怜自身が考え、悩み、動きながら、一つずつ形にしようとしています。だからこそ今回のクラウドファンディングにも本気です。最初の目標だった100万円を達成し、次に掲げたのはNEXT GOAL 500万円。本格的なキッチンカーをつくり、大分県内18市町村すべてを巡る。その先には大分で育てたさつまいもを積んで九州へ、全国のJ60クラブへ。そしていつか祖父母が農業を営み、自身の農業の原風景となった故郷・北海道まで走る夢を描いています。文字にすると途方もない夢に見えるかもしれません。でも、大分トリニータに加入した頃から彼を取材し、走り続けてきた姿を見てきたからこそ、私は簡単に「無理だろう」とは思えません。松本怜という人は、目の前の状況を言い訳にして止まるのではなく、「今、自分に何ができるのか」を探し続ける人だからです。今はまず、体を治し、もう一度ピッチに戻るために。そして同時にピッチの外にも自分の手で新しい道をつくるために。松本怜は、止まっていません。このクラウドファンディングはキッチンカーを買うことだけが目的ではありません。サッカーと農業をつなぐ。人と人をつなぐ。大分と全国をつなぐ。そしていつか、松本怜自身の挑戦が現役を終えたアスリートたちにとって「こんな生き方もある」と思える一つの道になればいい。かつて私はライターとして松本怜の挑戦を外側から伝えていました。今はスタッフとしてその挑戦を実現する側にいます。だから、最後はライターとしてではなく、松本怜と一緒にこのプロジェクトを進めている一人としてお願いしたいです。もし、この挑戦に少しでも心を動かされた方がいれば、ぜひ力を貸してください。支援金額の大きさではありません。一人でも多くの人がこのプロジェクトを知り、応援し、「一緒に走る仲間」になってくれることが、次の一歩を動かす力になります。そして何より今は――。もう一度、松本怜がピッチを走る姿を見たい。その先で、大分のさつまいもを積んだキッチンカーが18市町村を走り、九州を走り、全国を走り、いつか北海道までたどり着く。その景色を今度は取材するだけではなく、同じチームの一員として見たいと思っています。この挑戦を一緒に走ってください。松本怜の新しい挑戦に、ぜひご支援をお願いします。



