このプロジェクトについて
昔の家は、その土地にある土や木などを使い、地域の人たちが「結」のように力を寄せ合いながらつくられていました。今の家づくりは、石油由来の材料や合板、断熱材など、多くのものを遠くから運んでくることが当たり前になっています。
世界情勢や資源の価格、物流に左右されることなく、自分たちの暮らしを自分たちの手でつくる。そんな昔の知恵を、これからの時代にもう一度取り戻せないかと思ったことが、このプロジェクトのきっかけです。
なぜ今このプロジェクトが必要なのか
古い民家や町並みは、その地域の歴史そのもの。けれど時代とともに、古いものは壊されていきます。壊される家から出る土も、多くの場合は廃棄物として処理されてしまいます。でも、その土には昔の職人たちの知恵が詰まっているんです。呼吸する壁、季節に合わせた温度調整、自然素材のぬくもり。そうした昔からあるものの価値を、もう一度未来のために活かしたいのです。
古い街並みが残る江津市都野津町
築100年を超える家々が、町の記憶を今に伝える
かつての国道として町を行き交う人々を迎えてきた、旧国道沿い
今も町のメインストリートとして人が集うこの場所にアトリエができます。
プロジェクトが目指す未来
古い町並みをただ残すのではなく、そこに新しい人、新しいものづくりが生まれる場所をつくりたい。自分たちの手でアトリエをつくり、そこを印刷やシルクスクリーン、ワークショップの場にします。地域の人、学生、地域留学で訪れる人たちが、ここで【やってみたい】を形にできる。そんな場所をつくります。

古川恵美・アトリエMIXCHU(みっくちゅ)について
私は、この町で印刷やものづくりを通じた表現活動を続けています。アトリエMIXCHUでは、今まで埋もれていた「もの」「こと」「ひと」に光をあて、それらをつないで日常にワクワクが生み出します。ここに住む人がこの町をもっと好きになってほしい。自分が好きなこの町をみんなにも好きになってもらえたら嬉しいなと思って活動をしています。私の挑戦が、誰かの「やってみよう」のきっかけになっていく。そんな未来を思い描いています。

昔からあるものを、未来のために
このプロジェクトで大切にしていることは【循環】です。捨てられるはずの土をもう一度使い、古い知恵を新しい形で表現する。そしてそこに集まった人たちが、また新しいものを生み出していく。そうした循環が、この町から始まることを願っています。
プロジェクトの実現内容
昔ながらの土壁づくりの技法を用いて、アトリエの壁を仕上げます。完成後は、印刷工房、シルクスクリーン工房、ワークショップスペースとして活用。定期的に制作教室やイベントを開催し、誰もが【やってみたい】を実現できる場にしていきます。

土壁になる熟成土をつくる土踏み
土壁をつくるワークショップ(イメージ)
リターンについて
ご支援いただく皆さんへは、プロジェクトの進捗を随時報告するほか、完成後のイベントご招待、制作ワークショップへの優待参加、プロジェクトに関わった作品のお渡しなど、段階的なリターンをご用意しています。このプロジェクトに関わってくださる方々とのつながりを、何より大切にしたいと考えています。

実行計画とスケジュール
現在、土壁に使う熟成土を作っています。熟成士は、藁(ワラ)と土と水を踏んで混ぜ合わせて作ります。秋には、竹を取りに行き、竹を組んで地元の左官職人の指導のもと土壁づくりを進めます。小屋の完成は来年春を目指しています。その後、段階的にワークショップやイベントをスタート。地域の人たちと一緒に、この場を育てていきたいと思っています。
最後に
昔からあるものを捨てるのではなく、もう一度未来のために使う。そんな循環を、この町から始めたいです。皆さんのご支援が、古い町並みに新しい息吹をもたらし、世代を超えて知恵がつながる場をつくります。一緒にこのプロジェクトを実現させていただけたら幸いです。
アトリエMIXCHU 古川恵美




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