以前受講されている方で数名「病気して指が動きづらくてね…昔のようにそろばんがうまくできなくなってしまって…」とかなしそうに、何度も言われている方がおりました。そのたびに、「大丈夫です。できなくても楽しみながらやることで脳トレになります」とお話させていただいていました。
指がおもうように動かず、玉を上にあげる時に、横の別な玉をあげてしまう。
そのことでかなしんでいました。
「そろばん大好きなんだけどね…指がね…」と言う受講者の方。
そろばん式脳トレーニングは、そろばんを使わなくてもできます。
でも、そろばん大好きな方は、特にそろばんをつかった脳トレーニングを楽しみながらしてもらいたい。そんな思いを持ったまま、宮城県仙台市へ移住。
最近、知り合いの先生が、
「雲州堂そろばんに、玉が大きくて高齢者の方がラクにできるそろばんがあるよ」と教えてくださり、早速1丁注文してみました。
それがこの写真上のそろばん(下のそろばんが通常そろばん)です。
玉の体積は通常の玉の2倍強で弾きやすく、明るい黄色なので「位」の位置がよくわかり間違えにくくなっています。プラスチックの玉ですが、パチパチと弾く音も本格そろばんの音に近く、そろばん玉を通している棒(ケタ)も通常のそろばんと同じく竹でできているので、プラスチックそろばんのような玉の弾きがよすぎることがなく、しっかりはじくことができました。
このそろばんでしたら、指の動きにくい方でも楽しんでできそうです。
皆様からのご賛同で、指がおもうように動かない高齢者の方に、このそろばんを使って楽しく認知症予防ができるようしていきます。