以前、福島県で介護付有料老人ホーム施設にて、「認知症予防プログラム そろばん式脳トレーニング」講座を開催させていただきました。
その時は午前中の1時間、80~100歳の男女入居者10名の方にご参加いただきました。
入居者方の通常ティータイム時間帯に伺い、右手や指先が思うように動かない方もいたため、そろばんを使わない「そろばん式脳トレーニング」メニューでおこないました。
施設スタッフの方がティータイムの介助をしながら脳トレの補助にはいってくださいました。通常10名の参加者に対して1名補助をお願いしますが、その時は3名補助ではいっていただき助かりました。
参加者は、上は100歳と高齢な方々ばかりで、始まる前に「そろばんは、下の玉(1玉)が5個ある昔のそろばんしか使ったことがないから、今の4個の玉のそろばんは、わかんない」という方もおりましたが、そろばんを使わない脳トレだったので、安心してトレーニングをおこなっていただけました。
参加された方から、
「何十年ぶりに花丸もらえて嬉しい」
「先生、これもできたからみて」
など
嬉しいお言葉をいただきました。
貴重なティータイムの時間をお茶を飲むのも忘れて、脳トレを楽しんでやっていた方
講座前に「頭悪くなったから、私にはできない」と言っていた方も最後は楽しそうに脳トレをしてくださった方もいて、嬉しかったです。
帰り際スタッフの方から
「入居者の方がこんなに計算や脳トレーニングができると思っていなかった。今まで、入居者の方には、歌を歌うなど簡単なできそうと思うことをしてきました。○○さんがこんなこともできるんだということが気づけて感動しました。知るきっかけになりました。ありがとうございました」
「講座終了後も入居者の皆さんが机で取り組んだ脳トレーニング問題を見返しています」
など嬉しいお言葉をいただきました。
そろばんを使わない「そろばん式脳トレーニング」は、高齢者の方で指が思うように動かなくなった、右手が不自由でそろばんができないという方にも実施できます。
少しでも高齢者の方にできる自信と喜びを持ってもらえたら嬉しいです。